ロッテが今季最多12得点で3カード連続勝ち越し。3−3の6回にクルーズのソロと5連続適時打などで7得点し、7、8回も1点ずつを加えた。野村が10失点の広島は今季ワーストに並ぶ12失点。8回に7点を返したが及ばなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 1 | 0 | 12 |
広島 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 10 |
ロッテは28日、広島最終戦(マツダ)に12−10で勝利し、3カード連続で勝ち越した。「1番・中堅」で出場した清田育宏外野手(29)が、3打数3安打2打点に3得点と大暴れ。打率を.368に跳ね上げ、8回の第5打席で規定打席にも到達。一気に打率争いのトップに躍り出た。
隠れ首位打者がついに表舞台に現れた。清田が3安打を放ち打率.368に上昇。観衆2万7263人で真っ赤に染まった鯉党のため息を誘った。
「記録のことは知らなかった。首位打者を狙いたいけど、シーズンは長い。毎打席、大切にしていく」。
6回までに猛打賞を達成し、迎えた8回の5打席目(四球)で規定打席に達した。昨年59打席、8安打で打率.170に終わった男が、この日も2安打で打率トップを快走中だったソフトバンク・柳田を一気に抜き去った。
今季からすり足、ノーステップ、左足を少し上げるなどタイミングの取り方を臨機応変にした。スイングの軸にブレがなくなり、迷いなく振り抜けるようになった。
「去年までは外角スライダーを追いかけていたけど、今年はない。見逃せるようになったし、思い切って打てる」。
9日の西武戦(QVCマリン)の1回、三走として本塁で憤死し右足首を捻挫。それまでの打率は.250も、脱力(!?)できたのか、そこから7試合連続複数安打を含む14試合連続安打。「もう治ったんだからその話はやめましょうよ」とけむに巻くが、したり顔だ。
ロッテの外野陣は俊足揃い。「足では勝てないから、打撃でみせると思ってやってきた」。決意を固めた6年目の男は、ひと味もふた味も違う。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)が28日、広島市内の病院で検査を受け、右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷と診断された。前日27日の広島2回戦(マツダ)の4回、走塁時に痛めた。全治は未定。
ロッテの先発の唐川は5回3失点で2勝目。「打たれた初回は単調になった。しっかり反省しないといけない」と淡々と話した。ベンチは1点を勝ち越した直後の6回2死一、二塁で唐川に代打を送り、そこから5連打でさらに6点。伊東監督は「唐川も余力があって、まだ投げさせてあげたかったけど、勝負で早めに動いた」と振り返った。
ロッテ・清田が規定打席に到達し、打率3割6分8厘でトップに立った。「(首位打者を)狙いたいけどシーズンは長い。一打席一打席、大事にいきます」と気を引き締め直した。
この日も3安打2打点をマークし、打線を引っ張った。「外のボール球を見逃せている。(甘い球を)一振りで決められている」と好調の要因を挙げた。
ロッテは効果的に2本塁打が出た。1−3の2回に根元が追い上げの1号ソロ。ちょうど1年前、この日と同じマツダスタジアムでの広島戦で放って以来の本塁打に「点を取られた後、すぐに返すことができて良かった」と言った。
3−3の6回はクルーズが甘い変化球を捉え、左越えに12号ソロ。「自分のポイントに来てくれた。いい場面でいいホームランが打てた」と喜んだ。
ロッテは28日、アルフレド・デスパイネ外野手(28)が、広島市内の病院で精密検査を受け、「右膝内側側副靭帯(じんたい)損傷」と診断されたことを発表した。
27日の広島戦(マツダ)の4回、走塁時に右膝を痛めて途中交代していた。全治は未定で、伊東監督は「思ったよりひどかったようで、しばらく(出場選手)登録を外すことになると思う」と説明した。
146打席目。規定打席到達は四球だったがロッテ・清田に笑顔がこぼれた。「試合前に聞いていたけど忘れてました」。3安打2四球2打点。ロッテの清田がソフトバンク・柳田らを抑えてプロ6年目で初めてリーグ首位打者に躍り出た。
初回の先頭打席。0ボール2ストライクになって両脚のスタンスを広げた。今季から追い込まれるとノーステップ打法に切り替える。「ボールを長く見られる感覚がある」と余裕を持って、野村の外角スライダーを中前にはじき返した。
初回に14試合連続安打を達成すると2回の2打席目は逆に2ボール0ストライクから外角のカットボールを右前適時打。「外のスライダーを追いかけない」と意識し、ストライクゾーンだけを捉えるからヒットになる。4打席目も強いスイングが名手・菊池の頭を越え、試合前の打率.354を368まで伸ばした。
デスパイネが左翼で固定されていたチームの外野陣は角中、荻野、岡田、サブローら12球団一の層を誇る。清田は「みんな足は速い。僕はバットで人に見せる」と個性を磨いてレギュラーを奪い取った。疲労をためないようにゴム製の器具で試合前は入念にストレッチ。試合後はホテルの浴槽でもお湯を張り、ファンからプレゼントされた入浴剤で体を癒やす日々の心掛けが安打を生む。
デスパイネの戦線離脱が判明した危機感を清田のバットではね返し、チームは2試合連続2桁15安打で今季最多12得点。清田が規定打席に到達したシーズンはない。「6年目でこれだけ打席に立たせてもらっている。1打席を大切にしたい」。真摯な態度で安打を量産し続ける。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)が28日、広島市内の病院で精密検査を受けて右膝内側側副じん帯損傷と診断された。
全治は未定で30日に登録抹消される。デスパイネは前日の広島2回戦(マツダ)の4回、走塁の際に同箇所を痛め、途中交代していた。来日2年目の今季は4月中旬にキューバから来日し、ここまで32試合で打率.279、8本塁打、22打点。伊東監督は「簡単に治るようなケガではない。(交流戦中の復帰は)無理でしょう」と話した。
同点の6回だった。ロッテはクルーズのソロで勝ち越し、さらに2死走者なしから二塁打、四球で好機をつくる。伊東監督は「唐川も余力があって、まだ投げさせてあげたかったけど、勝負で早めに動いた」。9番の唐川に代打福浦を送る積極策が功を奏した。
福浦の右前打でこの回2点目を奪うと、一気に打線が勢いづき、その後も4者連続で適時打。一挙7点を奪って主導権を握り、3カード連続の勝ち越しを決めた。指名打者制のないセ・リーグ主催試合で、伊東監督は投手を入れる9番を打順の鍵と見ていた。その分岐点で采配が当たった。
福浦は「投手の打順のところで何があるか分からない。(パ・リーグの試合の時よりも)早めに準備を始めている。大量点につながって良かった」とベテランらしく、さらりと言った。
ロッテは28日、アルフレド・デスパイネ外野手が広島市内の病院で「右膝内側側副靱帯損傷」と診断されたと発表した。27日の広島戦の走塁中に痛めた。全治は未定。29日に出場選手登録を外れる見込みだが、その後もチームに同行して様子を見る。
伊東監督は「簡単に治るようなけがではない。(交流戦中の復帰は)無理でしょう」と話した。来日2年目の今季はここまで32試合で打率2割7分9厘、8本塁打、22打点。
ロッテは30日のDeNA戦(QVCマリン)の指定席券が28日時点で完売し、当日販売を行わないと発表した。なお、自由席券も残りわずかという。
当日は「スポニチスペシャルデー」として開催され、来場者全員に日本一となった05年のビジターユニホームをモチーフにしたTシャツとタオルをプレゼント。また、その05年に“勝利の方程式”として活躍したOBの薮田安彦氏、藤田宗一氏、現投手コーチの小林雅英コーチの「YFK」3人による始球式が行われる。試合前の午後0時10分からは正面ステージで薮田、藤田両氏によるトークショーも予定。4月29日の西武戦以来の観衆3万人越えの大入り満員が予想される。
荻野は「当日はQVCマリンフィールドを来場者全員に配られるTシャツとタオルで真っ黒に染めていただき熱く応援していただけるのを楽しみにしています。一緒に熱く燃えましょう!」。中村は「自分はホームでビジターユニホームでプレーをするのは初めてで、ブラックブラックデーも初めてなので、当日、満員のマリーンズファンで真っ黒に染まったマリンがどのような雰囲気になるのか今から楽しみです」とコメントした。
いきなり、首位打者で登場だ。ロッテ清田育宏外野手(29)が「日本生命セ・パ交流戦」広島3回戦で5打席に立ち、規定打席に到達。3安打2四球で打率を3割6分8厘に伸ばし、ソフトバンク柳田を抑えリーグトップに躍り出た。右膝靱帯を痛めたアルフレド・デスパイネ外野手(28)が離脱。暗いムードになりかけたが、1番として打線を引っ張り、今季最多12得点の勝利に導いた。
乗ってる男は、ツキもある。5−3の6回2死一、二塁。清田は、広島野村のスライダーを待っていた。ところが、初球のシュートに「思わず手が出てしまった」。どん詰まりでフラフラと上がった当たりが中前にぽとりと落ちた。「ヒットはヒット。ラッキーでした」と素直に喜んだ。前打者の代打福浦に続く適時打を放ち、リードを3点に広げた。この回は、清田を含め5者連続適時打の猛攻だった。その中で、絶好調のバットマンも仕事をした。
勢いが止まらない。1回は中前打で出塁し、先制ホームを踏んだ。2回は同点の右前打。最後は8回に四球を選び、ちょうど規定打席に到達した。その時点で打率3割6分8厘。前日から1分4厘も上乗せした。リーグトップだったソフトバンク柳田も2本塁打で1厘、伸ばしたが、それを上回る伸びだった。いきなり、首位打者に躍り出た。
肩の力が抜けているのが、いいのかも知れない。ヒットを量産し、にわかに注目を集め始めたこの2週間。取材が一気に増えたが「ピンと来ないですね。ボールが止まって見えるなんてこともない。全然、動いてるし、ストライクゾーンも一緒」と笑い飛ばす。この日もそう。残り5打席で規定到達を知ったのは、試合直前だった。「ヒーローインタビューの人から聞きました。試合中は忘れてましたよ」。だから、首位打者に立っても「狙いたいけど、まだまだシーズンは長い。1打席を大事に」と言うだけだった。
大事にしているのは、試合前の練習からだ。「来たコースを打てるのがベスト。基本はセンター返し」と、この日も中堅中心に打った。デスパイネが離脱し、攻撃力が大きく低下しかねないが「みんなでカバーできたら」と全員の気持ちを代弁した。つなぎのロッテ打線。その先頭に立つ。
ロッテが2連勝でカード勝ち越しを決めた。
伊東勤監督(52)の代打策が的中した。6回にクルーズのソロで勝ち越し、なお2死一、二塁。ここで、先発の唐川に代え、福浦を代打で送った。福浦が右前に適時打を放ち、そこから5者連続適時打。6回だけで7点を奪った。
唐川は1回こそ3点を失ったが、2回からは立ち直り、5回まで3失点に抑えていた。
伊東監督は「難しいところ。余力を残して唐川を生かして、早めに動きました」と説明した。
ロッテは28日、アルフレド・デスパイネ外野手(28)が広島市内の病院で精密検査を受け、右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷と診断されたことを発表した。
27日の広島2回戦(マツダスタジアム)の4回、二塁走者として三塁に滑り込んだ際に痛めた。全治等は未定だが、出場選手登録は抹消される。今後は、チームに同行しながら様子を見る。
伊東勤監督(52)は「思ったよりひどかったみたい。少しずつ調子が上がっていただけに、交流戦云々ではなく、今後の態勢に影響はあるかなと思う。他の人で頑張っていく」と話した。
ロッテ清田育宏外野手(29)が首位打者に立った。
5打席に立ち、規定打席に到達。3安打2四球で打率を3割6分8厘に上げ、ソフトバンク柳田を抑え、いきなりリーグトップに躍り出た。
清田は「チームが勝ったことが、とても嬉しいです。(首位打者については)6年目で、こうやって1軍に出させてもらって、狙いたいですけど、まだまだシーズンは長い。1打席を大事にしていきたいです」と話した。
ロッテ打線が6回、広島野村を攻め、7安打7得点と爆発した。
ルイス・クルーズ内野手(31)のソロで勝ち越し。さらに2死から、代打福浦和也内野手(39)、清田育宏外野手(29)、鈴木大地内野手(25)、角中勝也外野手(28)、今江敏晃内野手(31)と、5者連続適時打が飛び出した。
中前適時打の鈴木は「みんなの勢いで打たせてもらいました。ありがとうございます」と感謝した。
右翼線に適時二塁打の角中は「自分で止めなくて良かったです」。
同じ6回の先頭で空振り三振を喫していた今江は「1イニングに2つアウトはね。(2死走者無しから安打を打った)サブさん、福浦さん、みんなの流れに乗れました」と話した。
ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が勝ち越しの12号ソロを放った。
3−3の6回1死で、広島野村のスライダーを引っ張ると、左翼席へライナーで放り込んだ。「自分のポイントに来てくれた。良い場面で良いホームランが打てたね」と喜んだ。
ロッテ福浦和也内野手(39)が、代打で適時打を放った。
4−3の2死一、二塁で登場。広島野村の低めのカーブをすくい上げ、右前に落とした。1点を加え「緩いカーブに自然とバットが出てくれた。2死からサブ(サブロー)が久しぶりのヒットで作ってくれたチャンスだったからね。何とか得点に結びつけたかった」と話した。
ロッテ根元俊一内野手(31)が1号ソロを放った。
1−3の2回先頭で、広島野村のカーブをすくい上げた。バックスクリーン右横へ、大きな放物線で放り込んだ。
初回に1点を先取したが、その裏に3点を失った。直後に、また1点を返す1発となり「こういう展開なので、取られた後、すぐに点を返すことができてよかった。ホームランは結果としてよかったのですが、どんどん塁に出て、みんなにつないでいきたいです」と話した。
ロッテ・清田の2文字がトップに並んだ。5打席立った8回、規定打席に到達。3安打猛打賞で打率.368とし、ソフトバンク・柳田らを抑え、リーグトップに躍り出た。
「規定打席?全然ピンと来なかったです」。はにかみながら振り返った清田。2回に野村のカットボールを右前にはじき返し同点打。6回には、詰まらされながらも中前にポトリと落とし、打者一巡の猛攻を演じた。
9日の西武戦(QVCマリン)から14試合連続安打。「ストライクゾーンに来た球をしっかり打てている。外のスライダーのボール球を追いかけなくなったのが強み」。表情は控えめながらも、自信を深めつつある。
この日、前夜の試合中に右膝じん帯を痛めたデスパイネが、長期離脱を余儀なくされることが判明。主砲不在の中でも、絶好調男が打線を牽引した。
遠征中は、ファンから贈られた入浴剤をお供に長風呂で故障防止に努める。これまで、2012年の87試合出場が自己最高の清田は、「ケガなく1年間戦えるようにしたい」と頼もしそうに話した。
27日の広島戦(マツダ)で右膝のじん帯を痛めたロッテのアルフレド・デスパイネ外野手が28日、広島市内の病院で精密検査を受け、右膝内側副じん帯損傷と診断された。29日に出場選手登録を抹消する方向。
全治は未定だが、少なくとも3〜4週間はかかるとみられる。伊東監督は「思ったよりひどかった。すぐに治るようなケガではない。しばらく登録を外すことになる」と説明し、長期離脱を示唆した。
ロッテが両軍合わせて31安打22得点の乱打戦を制し、カード勝ち越しを決めた。
3−3で迎えた6回、クルーズの12号ソロで勝ち越すと、この回一気に7得点。8回にリリーフ陣が打たれて7点を失ったが、なんとか逃げ切った。
この日5打席すべて出塁して規定打席に到達し、3安打を放って打率.368でリーグトップに躍り出た清田は「初球からどんどん打っていけた結果です。シーズンはまだ長いんで、1打席1打席しっかりやっていきたいと思います」と淡々と話した。
ロッテは28日、アルフレド・デスパイネ外野手が広島市内の病院で「右膝内側側副靱帯損傷」と診断されたと発表した。27日の広島戦の走塁中に痛めた。全治は未定。29日に出場選手登録を外れる見込みだが、その後もチームに同行して様子を見る。
伊東監督は「簡単に治るようなけがではない。(交流戦中の復帰は)無理でしょう」と話した。来日2年目の今季はここまで32試合で打率2割7分9厘、8本塁打、22打点。
ロッテは広島との乱打戦を制した。1番の清田は3打数3安打2打点でチームを勝利に導き、規定打席に到達、打率3割6分8厘で首位打者に躍り出た。ソフトバンクは中日に快勝。27日まで打率トップだった柳田は本塁打2発を放ったが、4厘差の2位に転落した。パのハイレベルなバットマンレースが、熱を帯びてきた。
気づかぬうちに、頂点へ躍り出た。清田は3打数3安打、2四球を選んで全打席出塁の大暴れ。この試合で規定打席に到達し、打率3割6分8厘で首位打者に浮上した。「(規定打席は)試合中は忘れていました。言われてもピンと来なかった」。6年目の外野手は、素直な言葉を笑顔で並べた。
一挙7点のビッグイニングに絡んだ。6回、2点を勝ち越し、なおも2死一、二塁。初球のシュートを狙った。打球は詰まりながらも、二塁手・菊池のグラブをかすめてポトリと落ちた。中前タイムリーで6点目を叩きだし、5者連続適時打の一翼を担った。「どん詰まりですが、安打は安打。ラッキーでした」。そう苦笑いしたが、14試合連続安打の実力は、本物だ。
「外のスライダーを追いかけなくなったのは、強みだと思う」と好調の秘訣(ひけつ)を語る。これまではボールになる外角のスライダーで三振する場面が多かったが、打撃練習からストライクを一振りで打ち返せるように意識を持った。ボール球は見極められ、ストライクは逆らわずに右方向へ打てている。
昨年9月、2軍調整していたロッテ浦和で、現役引退を表明した里崎智也氏(現球団SA)が2軍選手へ挨拶した。
「思うところは色々あるかもしれない。でも、首脳陣が1軍で使わざるを得ないくらいの成績を残せ。努力を怠れば、結局最後は、自分に降りかかる」。
ファームでは好成績を収めながら、プロ入り後最少の24試合の出場にとどまった自らの胸に、響いた。「試合に(開幕して)最初は出られなかったが、その頃の練習を、試合でぶつけられている」。先輩の言葉を信じ、決して努力は怠らなかった。
チームは今季最多の12得点で、3カード連続勝ち越し。デスパイネが離脱し、背番号1には攻撃の柱としてさらに期待がかかる。「シーズンは長いので、1打席ずつを大切にしたい」。目前の白球を全力で打ち返す。それだけだ。
ロッテの伊東勤監督(52)が28日、中継ぎ陣に不満を爆発させた。
広島戦(マツダ)は9点リードの8回、3番手の金森が会沢に3ランを浴びるなど、5安打で1死しか取れず降板。後を受けた松永も菊池に3ランを浴び、この回一挙に7失点した。
26日の広島戦(尾道)で乱れた中継ぎ陣に、試合後カツを入れていた指揮官は「(カツが)ためになってない。逃げて逃げて、あんな投球をしていたら投げさせられない」と怒った。
デスパイネを欠いた打線が奮起して勝利したが「こんな試合を落としていたら、えらいことになっていた」とうな垂れた。
ロッテの唐川侑己投手(25)が28日、広島戦(マツダ)で2勝目を挙げた。
「初回にバタバタしすぎた」と話すように、1回に4安打で3点を奪われた。2回以降は100キロ前後のカーブでアクセントを付け、5回5安打3失点にまとめた。「打たれた初回は単調になった。しっかり反省しないと」と話した。
球数は82球と余力はあったが、6回はチャンスで打順が回ってきたため代打を出された。「次のイニングに備えて準備していた。これが打席に立つという難しさなのかなと思う」と話した。
ロッテの清田育宏外野手(29)が28日、規定打席に到達して首位打者に躍り出た。
広島戦(マツダ)で5打席に立ち、3打数3安打2四球と全打席出塁。2回に同点の右前適時打を放つと、6回にも中前適時打を放ち、この回の7得点に貢献。14試合連続安打となり「(6回は)みんなが安打をつないで取った点数。こういう攻撃ができれば」と話した。
この日に規定打席に達することは、試合前に報道陣に聞かされて初めて知ったという。打率3割6分8厘で首位打者となったが、規定打席に達したことには「(試合中は)忘れていました。言われても、ピンと来なかった」と苦笑いだった。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(28)が28日、広島市内の病院で右膝内側側副靱帯損傷と診断された。全治は未定で、29日にも登録を抹消される予定。今後はチームに帯同して様子を見る。
デスパイネは27日の広島戦(マツダ)の走塁中に右膝を痛めた。精密検査を受けた大砲に、伊東監督は「思ったよりもひどかった。少しずつ調子が上がってきていただけに、大勢に影響があると思う」と深刻なトーンで話した。
代役として入れ替える選手に関しては「ハフマンになるか、あるいは状態の良い選手になるか」と話した。
ロッテは5月30日のDeNA戦(QVC)の指定席券が、28日までに完売したと発表した。当日の指定席券販売は行わない予定で、自由席券も残りわずかとなっている。
この日は「ブラックブラックデー」として、来場者全員に、05年のビジターユニホームをモチーフにした黒いTシャツとタオルがプレゼントされる。また、日本一となった05年に勝利の方程式として活躍したOB、藪田安彦氏、藤田宗一氏、現投手コーチの小林雅英コーチの3名が始球式を務める。試合前の12時10分からは正面ステージで藪田氏、藤田氏のトークショーも行われる。
当日は4月29日以来の3万人超え大入り満員が予想される。来場者に配布されるTシャツとタオルを見た荻野は「当日はQVCを真っ黒に染めていただき、熱く応援していただけるのを楽しみにしています」とコメント。初めてのブラックブラックデーを経験するドラフト1位・中村は「真っ黒に染まったマリンがどのような雰囲気になるのか、今から楽しみです」と話した。
5月30日の千葉ロッテマリーンズ対横浜DeNAの交流戦(QVCマリン、14:00試合開始)は5月28日時点で指定席券が完売となった。指定席券の当日販売は行わない予定。なお、自由席券も残りわずかとなっている。
伝え聞いた荻野外野手は「当日はQVCマリンフィールドを来場者全員に配られるTシャツとタオルで真っ黒に染めていただき熱く応援していただけるのを楽しみにしています。一緒に熱く燃えましょう!」とコメント。ルーキーの中村内野手も「自分はホームでビジターユニホームでプレーをするのは初めてで、ブラックブラックデーも初めてなので、当日、満員のマリーンズファンで真っ黒に染まったマリンがどのような雰囲気になるか今から楽しみです」と笑顔を見せた。
5月30日の横浜DeNA戦では選手は現在のビジターユニホームでプレー。来場者全員に日本一となった05年のビジターユニホームをモチーフにしたTシャツとタオルがプレゼントされる。また、日本一となった05年に勝利の方程式として活躍したOBの薮田安彦氏、藤田宗一氏、現投手コーチの小林雅英コーチの3名が始球式を務め、試合前の12:10からは正面ステージにて薮田氏、藤田氏によるトークショーも行われるなどイベント盛り沢山となっている。