DeNAは1−1の7回2死一、三塁から代打下園の適時打で勝ち越し、9回には石川の適時打、桑原の三塁打などで3点を加えた。井納は7回2死満塁など要所で粘り、8回1失点で4勝目。ロッテは連勝が3で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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横浜DeNA | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
約3万人が詰めかけたQVCマリンフィールド。満員のスタンドからは大声援が送られ続けたが、凡退のたびに大きなため息が響いた。8安打を放ちながら10残塁の拙攻で連勝は3で止まった。
「2死に追い込まれても得点できるか」。セ・リーグ首位を走るDeNAとの違いを、伊東監督は指摘した。得点圏に走者を進めるシーンは何度もあったが、低めの変化球やインコースの速球を打ち損じ、攻めきれなかった。一方相手は2死から適時打で得点を重ね、勝負強さが光った。
3試合連続で4番に座った今江も、1、3回のチャンスに凡退。勝ち越された直後の7回も満塁で打席に入ったが、力のない内野フライに終わった。「自分のスイングができていれば、結果は変わっていたかもしれない」と悔しさをにじませた。
指揮官は「最後に糸は切れてしまったが、いい粘りは出てきている。これで相手との対決は五分」と、4カード連続の勝ち越しに向け、最終戦に気持ちを切り替えた。
千葉ロッテの石川は7回に決勝点を許した。2死一、三塁から代打下園に外角低めのシンカーを左前に落とされた。それでも「いいところに投げられたと思うが…」と表情は暗くなかった。
8回は無死一、三塁のピンチを背負ったが、後続を3人でピシャリと封じた。最後は、高城を空振り三振に。中盤は130キロ台後半だった直球が142キロを計測。「疲れていたが、気合で何とか」と振り返った。
25日に結婚したばかりの妻が観戦する中、3敗目を喫したが、8回2失点は責められない。「丁寧に投げてくれた」と伊東監督。右腕も「悪くはなかった。次に向けてやっていくだけ」。
ロッテは連勝が3で止まり、再び借金1となった。
先発の石川歩投手(27)は8回10安打2失点。129球を投げる力投だったが、援護がなく、3敗目を喫した。「内野安打も結構あった。悪くはなかった。次に向けてやっていきます」と話した。
伊東勤監督(52)は「石川は丁寧に投げていた」と評価した。連勝が止まったが、DeNA戦は1勝1敗の五分。「また、明日」と、カード勝ち越しへ向けて気持ちを切り替えていた。
ロッテ荻野貴司外野手(29)が同点打を放った。
0−1の4回1死二塁で、DeNA井納のフォークを捉えた。左翼線二塁打で1点を返し「早いうちに同点に追い付きたいと思っていたので、いいところで打てて良かった。積極的にいけているのがいい結果につながっていると思うので、次も打てるボールを最初から振っていきたいです」と話した。
05年のロッテ日本一を支えた救援陣「YFK」こと、薮田安彦氏(41)、藤田宗一氏(42)、小林雅英投手コーチ(41)の3人が、試合前にメモリアル・ピッチを行った。
薮田氏、藤田氏、小林コーチの順に登板。「マリーンズのピッチャー、薮田」といったように場内アナウンスで紹介された後、右翼ポールそばからリリーフカーに乗って登場。本番さながらの演出で1人1球ずつ、捕手の田村に投げ込んだ。
3人の共演に、満員のロッテファンからは歓声が起きた。
3人のコメントは次の通り。
先発の石川が8回2失点の粘投も3敗目(4勝)を喫した。3安打された2回の失点を「もったいなかった。(球種の)選択ミス。失点する過程がよくなかった」と反省。伊東監督は「石川は丁寧に投げた」とねぎらい「これでDeNAとは五分だから最後は勝つ」と、4カード連続の勝ち越しに向けて気持ちを切り替えた。
ロッテの石川は8回2失点と粘ったが、3敗目を喫した。1−1の7回に先頭打者の二塁打などで2死一、三塁とされ、下園には外角低めのシンカーをうまく左前に運ばれた。
25日に結婚したばかりで、妻も球場で観戦していたという。白星を贈ることはできなかったが、8回無死一、三塁のピンチをしのぐなど次回につながる投球も見せ「今日の反省を生かして、次に向けてやるだけ」と力を込めた。
ロッテは好機であと1本が出ず、連勝が3で止まって再び勝率5割を切った。DeNAの井納を攻めあぐね、伊東監督は「向こうが上だった。要所でのフォークボールやスライダーの低めへの制球が良かった」と率直に認めた。
このカードは1勝1敗となり、3戦目に4カード連続の勝ち越しが懸かる。伊東監督は「これで五分か。最後勝ちましょう」と、自らを奮い立たせるように口にした。
ロッテ先発の石川が、勝利で自身の結婚を祝うことはできなかった。25日に結婚したばかりの愛妻と両親の前で、粘りの投球を披露した。
10安打を浴び何度もピンチを迎えながら2、7回の最少失点で切り抜けて8回2失点。今季最多の129球を投げるも打線の援護に恵まれず、3敗目を喫した。「調子はそんなに悪くなかったけど、もったいない失点もあった」。チームの連勝も3で止まり再び借金を抱えたが、伊東監督は「石川は丁寧に投げてくれた。相手が上でした」とさばさばとしていた。
ロッテの勝利の方程式「YFK」が1日限定で復活した。05年日本一を支えた薮田、藤田、小林雅の鉄壁の救援陣が始球式に登場。当時の背番号のユニホームで1球ずつ投じた。
13年限りで引退した薮田氏は「たくさんの声援の中で投げられて幸せだった」と笑顔。「幕張の防波堤」こと小林ブルペンコーチは127キロをマークして球場を沸かせたが「130キロを目指していたので不本意です」と悔しそうだった。
ロッテとエイベックスの共同企画で、QVCマリンのビールの売り子がアイドルとして活動する6人組グループ「マリーンズ カンパイガールズ」が30日、2万9804人の大入り満員となった中で計1131杯を売った。
売り子歴8年のリーダー・今井さやか(25)は305杯。QVCマリンで1日370杯を売り上げた経験を持つ大宮愛香(23)は202杯。現役大学生で高校時代はやり投げの選手として活躍した前田美里(20)は206杯。ミュージカルや舞台に出演経験のある平山美沙樹(22)は135杯。現役大学生で秋葉原でアイドルとして活動していた朝倉なおこ(21)は141杯。関西の2球場で売り子だった外塚歩(22)は142杯で、平均188.5杯。一般の売り子の平均は約90杯なので、2倍以上売り上げたことになる。
6人は8月30日までに合計3万杯を売り上げれば、写真集を発売できる。リーダーの今井は「今日は天気も良く沢山のお客様が入っていただいたので、好調にビールを売る事が出来ました。今日で活動3試合目ですが1番、数字はよかったと思います。暑い日が続きますが明日も6人力を合わせて写真目指して頑張ります」とコメントした。
好機であと1本が出ず、ロッテは連勝が3で止まって再び勝率5割を切った。DeNAの井納を攻めあぐね、伊東監督は「向こうが上だった。要所でのフォークボールやスライダーの低めへの制球が良かった」と白旗。
このカードは1勝1敗となり、3戦目に4カード連続の勝ち越しが懸かるが「これで五分か。最後勝ちましょう」と自らを奮い立たせた。
ロッテは30日、DeNA戦(QVC)における売り子アイドル「カンパイガールズ」のビール売り上げ杯数を発表した。
この日の試合は2万9804人の超満員となったが、売り上げトップは今井さやかの305杯。以下、前田美里206杯、大宮愛香202杯、外塚歩142杯、朝倉なおこ141杯、平山美紗樹135杯と続き、この日の合計は1131杯だった。
リーダーの今井は「天気もよく、お客さまもたくさん入っていただいていたので、好調にビールを売ることができました。活動3試合目ですが、1番、数字はよかったと思います」とコメント。
6人組の売り子アイドル「カンパイガールズ」は、8月30日までに計3万杯の売り上げを達成すると写真集を出せることになっている。
ロッテは連勝が3で止まり再び勝率5割を切った。DeNA先発の井納を攻めあぐね、伊東監督は「向こうが上だった。要所でのフォークボールやスライダーの低めへの制球が良かった」と率直に認めた。
このカードは1勝1敗となり、3戦目に4カード連続の勝ち越しが懸かる。伊東監督は「これで五分か。最後勝ちましょう」と、自らを奮い立たせるように話した。
ロッテは30日、今季から結成した6人組売り子アイドル「マリーンズ カンパイガールズ」の、同日のDeNA戦(QVC)での売り上げ杯数を発表した。
2万9804人の大入り満員となったこの日は、リーダーの今井さやかが305杯で最多の売り上げだった。以降は前田美里206杯、大宮愛香202杯、外塚歩142杯、朝倉なおこ141杯、平山美紗樹135杯。計1131杯、1人平均188.5杯だった。なお、一般の売り子の平均は約90杯だという。
6人は8月30日までの主催試合で、合計3万杯を達成すれば写真集を出せる、という企画にチャレンジしている。リーダーの今井は「今日は天気もよく、たくさんのお客様が入っていただいたので、好調にビールを売ることができました。今日で活動3試合目ですが、1番数字はよかったと思います。暑い日が続きますが、明日も6人力を合わせて、写真集を目指して頑張ります」とコメントした。
05年に日本一に輝いたロッテの勝利の方程式「YFK」の3人が30日、DeNA戦(QVC)前に始球式を行った。
藪田安彦氏、藤田宗一氏、現ロッテ投手コーチ・小林雅英コーチの3人が順にリリーフカーで登場。31年ぶりのリーグ優勝を果たした05年当時に、勝利の方程式を結成した3人は、それぞれ捕手の田村に向けて投球。小林コーチは127キロを計測するなど、満員のスタンドを湧かせた。
千葉ロッテマリーンズは、試合前に日本一となった05年の勝利の方程式として「YFK」の愛称で親しまれた薮田安彦氏、藤田宗一氏、小林雅英現投手コーチが始球式イベントに登場。満員のファンの前で久々の投球を披露し、盛り上げた。
薮田安彦氏は「ボールがミットまで届いてホッとしています。引退セレモニー以来のマウンドでしたが、沢山の方の前で沢山の声援の中で投げる事が出来て幸せでした。ただ、めちゃくちゃ緊張しました」とコメント。藤田宗一氏も「ストライクが入らなかったけど、ボールには満足しています。引退試合がなかったので、今日、引退のセレモニーをしていただいたような幸せな気持ちになりました。やっぱりマリーンズファンの声援、そしてマリンのマウンドは最高でした。また、今日は久しぶりに一塁側のブルペンでキャッチボールをさせてもらいました。ずっと、ここで戦ってきたので本当に懐かしかった。色々な思い出が蘇ってきました」と懐かしそうに振り返った。小林雅英投手コーチは「130キロストレートを目指していたので127キロは不本意です。薮田さん、藤田さんと3人でYFKと言われた時代は私の中の誇りです。これから、次の世代にあの時の熱い想いを伝えて行きたいと考えています」と今後、時代の「YFK」を育て上げる事を目標に掲げた。
05年、薮田氏は51試合に登板。防御率3.07で7勝4敗2セーブ。藤田氏は45試合に登板。防御率2.56で1勝4敗。小林雅氏が46試合に登板。防御率2.58で2勝2敗29セーブだった。