得意の北九州から逆襲だ!ロッテの後半戦開幕となるソフトバンク戦は、04年からチーム4連勝中の北九州市民球場で開催される。
20日に先発予定の大嶺祐もプロ初完封を演じたのは同球場で、伊東監督は「相性はいい。狭いからすぐに大きいのを打たれる感じがするけど、攻めていって欲しい」と19日、期待した。3位西武とは6ゲーム差。上位叩きで巻き返す。
ロッテが、ルイス・クルーズ内野手(31)に来季も残留を要請する方針であることが19日、分かった。球団は高い守備力と日本野球への順応性を高く評価。シーズン終了後に契約延長のオファーを出し、具体的な条件面の交渉に入る。
来日2年目の今季はここまで78試合に出場し、打率.278、14本塁打、54打点と打線の中軸を担い、球宴にも監督推薦で初選出された。球団幹部が「二遊間が守れて打てる助っ人はなかなかいない。卓越した守備の技術はもちろん、打撃も勝負強さがある。来季もうちのユニホームを着て欲しいという希望を持っている」と明かした。クルーズもロッテに強い愛着を持っており、残留が決まればチームにとって来季も大きな戦力になる。
ロッテは19日、福岡の西戸崎室内練習場で全体練習を行い、20日からの後半戦に備えた。
首位を走るソフトバンクが相手。伊東勤監督(52)は「明日から『鷹の祭典』にならないように。前回、やられているからね」と、相手チーム主催のイベントに引っかけて意気込みを示した。11日、12日のソフトバンク2連戦では連敗しただけに、やり返したいところだ。
前半戦は4位で終えた。「後半戦は上がっていくしかない。(選手は)開幕と同じ気持ちでやってくれると思う。ただ、後半戦になると、もう取り返しがつかなくなっていく。目先の勝利にこだわりを見せないといけない」と、勝ちへの執着を強調した。