わたしはかもめ2015年鴎の便り(8月)

便

8月4日

千葉ロッテ0−2オリックス(QVCマリン)

オリックスの金子が4連勝で6勝目を挙げた。制球が安定し、1回に1安打を許したのみで7回無失点。毎回の10三振を奪った。打線は6回に駿太の1号ソロと糸井の適時打で2点を奪った。ロッテは3投手に計15三振を喫し零敗。

123456789R
オリックス0000020002
千葉ロッテ0000000000

◇金子からわずか1安打

千葉ロッテ打線は金子から1安打しか打てなかった。1回に角中が放った中前打が唯一で、マウンドに立った7回まで毎回の10三振を喫した。6回に2死から3連続四球で満塁としたが、クルーズが三邪飛に倒れた。

2番手の岸田を攻めた8回2死一、二塁では、デスパイネが空振り三振。結局、3投手の前に15三振を積み上げてしまった。伊東監督は「追い込まれてからの一工夫、ファウルで粘ることができていない」と注文を付けた。

◇試合つくるも援護なし、石川

石川と金子。互いにチームを代表する二人の投げ合いは見応えのある投手戦で進んでいった。5回までスコアボードにぎっしりと続いた「0」。そんな緊張の糸は、後半に突入した矢先に、プツリと途切れた。

6回。千葉ロッテの石川が、駿太に投じた3球目だった。直球が真ん中に入った。舞い上がった打球は右中間席へ。今季本塁打のなかった9番打者に均衡を破られると、続く岩崎に右前打。送りバントで得点圏に走者を進められ、糸井の中前打でさらに1点を失った。

「初回からスピードも出ているし、いい調整をしてくれたと思う」と落合投手コーチは見ていた。最速147キロをマークし、持ち味のシンカーの切れ味も十分。5回までは散発2安打で三塁を踏ませていなかった。ただ、駿太は133キロ。糸井には132キロの真っ直ぐと、球威が落ちたところを仕留められてしまった。

チームは球宴後、試合前まで8勝3敗と巻き返しに成功している。大きな要因が先発投手の安定。7月3日以来となる貯金には導けなかったが、この日の石川も7回2失点。先発投手の役目はしっかりと果たした。

「ピッチャーはゲームをつくったが、それ以上に向こう(金子)がどのボールでもストライクが取れて良かった。真ん中(中軸)が打てなかったからしょうがない」。伊東監督は振り返った。

ページトップ

ロッテ打線低調15三振、角中2安打だけ…オリ金子にお手上げ[スポニチ]

ロッテは角中の2安打だけで、今季ワーストタイの15三振を喫し、零敗を喫した。連続試合安打が10で止まった清田は「風で(金子の)カーブとスライダーの曲がりが大きかった。直球も手元で伸びてくる感じだった」と金子にお手上げ。

7回2失点と好投した先発・石川を援護できず、チームは再び借金1となった。伊東監督は「調子が落ちてきている選手もいるので、入れ替えを考える」と打線のテコ入れを示唆していた。

ページトップ

ロッテ、ベク・チャスンがイースタン巨人戦で初登板も6回途中5失点[スポニチ]

ルートインBCリーグの武蔵からロッテに新加入した韓国人右腕のベク・チャスン投手が4日、イースタンリーグの巨人戦(東京D)で先発登板。MAX144キロをマークしたものの、5回2/3で打者28人に94球を投げ、10安打5失点(自責5)と打ち込まれた。3三振を奪い、与えた四死球は4つだった。

ベクは球団を通じ「最初の登板の感覚としては全体的にしっかりと投げられたと思っている。ただやはり、失投を打たれ失点したことは深く反省しないといけない。初めてバッテリーを組んだ吉田はいいリードをしてくれた。今回の登板の反省をしっかりと生かし、次回の登板に向けてしっかりと調整をしていきたい」とコメントしている。

ページトップ

ロッテ・涌井8月先発登場曲に620通の応募[スポニチ]

ロッテは4日、涌井秀章投手(29)のQVCマリンフィールドでの8月先発登板時の登場曲を一般募集した結果、620通の応募があったとと発表した。

アーチスト別ではMr.childrenが最も多く22件。ZARDが14件、TUBEが10件と続いた。

選ばれた曲は、涌井のQVCマリンフィールドでの先発登板前日予告先発発表後に球団HPで発表される。

ページトップ

ロッテ、5年ぶり屈辱9イニングで15三振[サンスポ]

6回2死から金子から3連続四球で満塁としたが、5番クルーズが三邪飛に倒れた。3投手の継投の前に、2010年4月23日のソフトバンク戦(千葉マリン)以来となる15三振(延長は含まず)。伊東監督は「真ん中(中軸)が打てなければ仕方がない」と脱帽し、7回2失点の石川を「試合をつくってくれた。それ以上に相手がよかった」とねぎらった。

ページトップ

ロッテ、2安打で15三振…伊東監督は金子に脱帽[サンスポ]

ロッテは毎回の15三振を喫した。今季最少に並ぶ2安打しか打てず、零敗。伊東監督は「どの球でもストライクが取れる。ここという時にいい投球をする」と相手先発の金子に脱帽だった。

1回2死二塁はデスパイネが三振し、6回2死満塁ではクルーズが三邪飛。岸田に代わった8回2死一、二塁も、デスパイネが三振に倒れた。少ない好機で中軸が凡退し「(打線の)真ん中が打てなかったらしょうがない」と伊東監督は淡々と話した。

清田
「お互い同じ条件だけど、風で変化球の曲がりが大きかった。」(金子に2打数無安打)

ページトップ

ロッテ借金1、伊東監督0封負け「チャンスあった」[ニッカン]

ロッテは打線が2安打無得点に抑えられ、連勝を逃した。再び借金1となった。

先発石川は金子と投げ合い、7回8安打2失点と踏ん張ったが、打線が援護できなかった。

伊東勤監督(52)は「(石川は)2点に抑えて試合を作ったけど、それ以上に向こうが良かった。どの球種でもストライクが取れるし、チャンスはあったけど、ここぞの場面で良い投球をされた」と、相手の好投を認めるしかなかった。

ページトップ

ロッテ・ベク反省、2軍戦で初登板も6回途中5失点[ニッカン]

ロッテの新外国人ベク・チャスン投手(35)が先発で移籍後、初めて登板した。

5回2/3を投げ、打者28人に94球、被安打10、3三振、3四球、1死球、5失点(自責5)だった。最速は144キロ。

ベクは「最初の登板の感覚としては全体的にしっかりと投げられたと思っている。ただやはり、失投を打たれ失点したことは深く反省しないといけない。初めてバッテリーを組んだ吉田はいいリードをしてくれた。今回の登板の反省を生かし、次回の登板に向けて調整していきたい」と話した。

ページトップ

ロッテ涌井、8月登場曲公募しミスチルが最多22件[ニッカン]

ロッテは4日、涌井秀章投手(29)がQVCマリンで先発登板をする際の登場曲8月分を一般募集をした結果、620通の応募があったことを発表した。

アーティスト別では、Mr.childrenが22件。ZARDが14件。TUBEが10件だった。選ばれた曲は、QVCマリンでの先発登板前日の予告先発発表後に球団ホームページで発表する。

涌井は「毎月、沢山のご応募ありがとうございます。今月は8月なので夏の曲が多いなあという印象を受けました」とコメント。

9月分の募集は、8月10日より開始。8月30日まで行う。

ページトップ

ロッテ打線、金子にお手上げ10三振[デイリー]

金子から7回までに10三振を喫し、伊東ロッテは今季ワーストタイの計15三振で完敗。安打も角中ひとりが放った2安打のみだった。

伊東監督は「投手(先発・石川)がゲームをつくってくれたが、向こうがそれ以上に良かった。どんなボールでもストライクが取れる」と、無敵の投球を見せた金子にお手上げ状態だった。

6回に2死から角中、清田、デスパイネが連続で四球を選び満塁まで追い詰めたが、続く5番・クルーズは三邪飛。指揮官は「ここってところでいい投球をされた。真ん中(主軸)が打てなかったからしょうがない。いい投手はそんなにチャンスはくれない。それをものにできなかった」と厳しい表情だった。

清田は、この日の金子について、「風の影響もあったのか、手元でふあっと来た」と振り返ると、「でも、僕達は、この球場で試合を多くやっている訳ですから」と悔しそうに話した。6回に四球を選びチャンスメークはしたが、「フォアボールはいらないです。打ちたかった」と自らを責めていた。

ページトップ

涌井「夏の曲が多い」8月登場曲に620通応募[報知]

ロッテは4日、今季からQVCでの登場曲を一般公募しているロッテの涌井秀章投手(29)に、8月は620通の応募があったと発表した。内訳はアーティスト別で「Mr.children」が22件、「ZARD」14件、「TUBE」10件の順に多かった。

選ばれた曲は予告先発された後、球団公式サイトで発表される。7日ソフトバンク戦(QVC)の先発が有力な涌井は「今月は8月なので夏の曲が多いなあという印象を受けました」と話した。

9月分の募集は8月10日より開始し、同30日まで受け付ける。

また、これまでの登場曲は次の通り。

ページトップ

新外国人ベクがイースタン巨人戦で初登板![千葉日報]

7月30日にマリーンズに入団した新外国人投手のベク・チャスン投手が8月4日、イースタンリーグ・巨人戦(東京D)にて先発登板した。登板結果は5回3分の2を投げて、打者28人、94球、被安打10、3三振、3四球、1死球、5失点(自責5)。自慢のストレートはMAX144キロを計測した。

ベクは「最初の登板の感覚としては全体的にしっかりと投げられたと思っている。ただやはり、失投を打たれ失点したことは深く反省しないといけない。初めてバッテリーを組んだ吉田はいいリードをしてくれた。今回の登板の反省をしっかりと生かし、次回の登板に向けてしっかりと調整をしていきたい」とコメントした。

米国ではメジャー通算(04、06、07、08年)で、59試合(44試合に先発)に登板をして、279回3分の2を投げて16勝18敗 防御率4.83 184奪三振 被安打294、被本塁打35、与四死球91、161失点(自責150)と実績十分。今季、ここまで所属をしていたBC武蔵でも13試合(11試合に先発)で3勝4敗 防御率2.86 35奪三振 被安打44、被本塁打2、与四死球16、20失点(自責16)と好調を維持していた。今後は、2軍で調整を続け、1軍デビューを目指すことになる。

ページトップ

[千葉魂]涌井、恩師の言葉忘れない、学んだ目標を持つ大事さ[千葉日報]

試合前のロッカールーム。テレビで最後の瞬間を見届けた。涌井秀章投手は、ちょっと、寂しそうな顔をしながらグラウンドに現れると待ち構えていた報道陣からの質問に答えた。

「高校時代はポイント、ポイントでアドバイスをいただきました。野球だけではなく将来のこと、人生のことを教えてくれた」。

7月28日、母校・横浜高校が神奈川大会決勝で敗れた。そして恩師である横浜高校・渡辺元智監督がこの試合を最後に、勇退することになった。高校時代の3年間、色々な事を学び、叱咤激励された。今、振り返ると学んだことのほとんどは野球の技術論ではない。人生哲学ばかりだったように思える。それが今のマリーンズのエースの原点であり、礎となっている。

「人生の指導者ですね。1番、僕を支えてくれた言葉は『目標がその人を支配するよ』という言葉。目標がその日その日を支配するとおっしゃっていた。それがすごく当時の僕の胸に響いた。それがあって、プロでは常に目標を立ててやっている。大事な言葉です」。

涌井を見ていると、黙々とトレーニングをする姿を見る。決められた練習メニューを終えると、1人で走り出す。休むことなくライトポール付近からレフトポール付近までの中距離を何度も往復する。炎天下の中、それを何周も、ひたすら繰り返す。その後はウエート場にこもり、また下半身を中心に体と向き合う。誰とも話をすることもなく、涌井だけの静かな空間がそこには広がっている。その姿を落合英二投手コーチは絶賛する。「投手はマウンドでは孤独。だから本来、トレーニングも1人で黙々とこなせる人ではないとダメ。涌井は本当に1人で自分と向き合い、トレーニングしている。投手にとってそれは大事な才能」。評価されるその原点は『目標を持つ事』の大事さを教えてくれた名将の存在がある。日々、何かに向かい、そこに向かって突き進んでいく事の尊さ。目標をつくり、それを達成し、新たなゴールをつくり、またそこに向かう。その繰り返しが人生。それを日々、繰り返し、達成することで気が付くと、人は成長している。それを多感な高校時代に恩師は諭すように教えてくれた。

7月24日の楽天戦(コボスタ)、涌井はプロ通算100勝を達成した。大小の目標を積み重ねた結果、ここまでたどり着いた。ルーキー時代からトレーニングコーチという立場から涌井を見ている大迫幸一コーチは笑顔で祝福の声をかけた。「通過点だけど、100勝はすごい。喜ぶべきことだよ。次は101勝、102勝という気持ちではなくて、1からの再スタート。その気持ちでやればいい。また、1勝から100勝まで積み重ねて、そしたら、足したら200勝だ」。涌井は表情を変えず、コクリとうなずいた。誰よりも目標を積み重ねて、ここまで来た男は、コーチの言葉の意味を、その経験と感性からしっかりと受け止めていたように見えた。

「甲子園に行って欲しかったけど、それは仕方がない。長い間、横浜高校と高校野球を引っ張って来てくれた人。これからは少しゆっくりと休んで欲しいと思います」。

恩師との思い出に関する報道陣の質問を一通り、答え終ると、いつもクールな男は、やはり何だか切ない表情でポツリとつぶやき、ねぎらった。高校野球界を牽引してきた名将がグラウンドから去る。しかし、数々の教え子達の胸にはいつもその教えが残り、今もそれぞれが必死に生きている。涌井もまた目標を設定し、登板日までの日々を逆算し、体を調整しマウンドに上がる毎日を繰り返している。

「今はチームの順位を1つ1つあげていきたいという思い。そのために投げる試合はしっかりと勝ちたい。それが大事な目標」。

背番号「16」は、これからも黙々とマウンドに上がる。名将の教えを胸にマリーンズのために投げる。今季、残り52試合。渡辺元智監督からバトンを受けるようにルーキー時代から見守り、温かく指導をしてくれている伊東監督を男にするため、勝利を積み重ねて行く。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

ページトップ