ロッテは3回にデスパイネの先制打と角中の2ランで3点を先取。清田が5回にソロ、7回に適時打の活躍だった。大嶺祐は自己最多の6勝目。オリックスは60敗目を喫し、クライマックスシリーズへ自力進出がなくなった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ先発の大嶺祐太投手(27)が、6回3分の1を5安打無失点に抑えて自己最多の6勝目(5敗)を挙げた。これまでは09年の5勝(6敗)が最多だった。
テンポよくストライクを先行させて、オリックス打線に主導権を握らせなかった。7回1死から安打と四球で降板したが、5回までは無四球と制球もさえた。「6勝目は嬉しいですけど、フォアボールを出して代わってしまった悔しさの方が大きい。ただ、変化球でストライクが取れたことは自信につながりました」と振り返った。
ロッテ清田育宏外野手(29)が、左翼5階席に飛び込む特大の12号ソロを放った。
5回2死走者なし。オリックス先発吉田一の真ん中高め142キロ直球を高々と打ち抜いた。
「打球が高く上がりすぎましたが、芯で捉えることが出来たのでホームランになってくれると思っていました。マリンだったら風で流されていますね(笑)」と振り返った。
ロッテ角中勝也外野手(28)が、5号2ランを放った。
3回2死一塁。オリックス先発吉田一の内角高め141キロ直球を、右翼席最前列へはじき返した。「バットの先で、感覚的にはスタンドに行かないかと思ったので何とかフェンスまでいってくれと願いながら走っていました。デスパイネが先制点を取ってくれた後だったので、気持ち的に楽に入れた結果だと思います」と振り返った。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(29)が先制の適時打を放った。
3回2死三塁。オリックス先発吉田一の内角144キロにバットを折ながらも、中前にしぶとくはじき返した。「打ったのはストレート。外の球がボールになったので、そろそろインコースに来ると思っていた。少々強引に打ちにいった。バットはやられたけど、いいヒットになってくれたね」と喜んだ。
ロッテの大嶺祐が7回途中まで無失点と好投し、自己最多の6勝目を挙げた。ただ、最後は四球を与えて降板し「嬉しいけど、四球で代わって悔しい気持ちの方が強いのが正直なところ」と喜びは控えめだった。
変化球が決まらなかった前回登板と異なり、カーブやスライダーでカウントを稼いで投球の幅を広げ「そこは自信を持っていきたい」とうなずいた。投球イニングも自己最高の98回となり「体が持つ限り投げたい。ケガだけは注意してやっていきたい」と残るシーズンを見据えた。
ロッテは前日の零敗を引きずらず、9安打で5点を奪った。3回、先制打のデスパイネに続いて5号2ランを放った角中は「今日は甘い球も結構あった。それを打てた」と息をついた。
無失点リレーの投手陣に応え、3安打2打点と活躍した清田も「うちは1人が流れをつくってくれれば乗れるチーム。祐太(大嶺)も頑張っていたので、早い回に点を取れて良かった」と笑みを浮かべた。
ロッテはクリーンアップで全5打点を叩き出した。3回2死三塁で4番・デスパイネの中前適時打で先制すると、続く角中が5号2ラン。3番・清田も5回に左越えに12号ソロ、7回には左前適時打でダメを押した。
前日は西の前に零敗を喫しただけに、三塁打が出ればサイクル安打達成だった清田は「昨日やられたので、絶対に打ってやろうと思っていた」と胸を張った。
ロッテの大嶺祐が7回途中、6回1/3を投げて5安打無失点と好投を見せて6勝目を手にした。
大嶺祐は「小谷さん(2軍投手コーチ)からアドバイスをもらった」というカーブを巧みに使い、オリックス打線を翻弄。全てのイニングで先頭打者に出塁を許さない安定した投球を見せた。
「先頭に四球だけは与えたくなかった。ストライク先行の気持ちが投球につながった」とこの日の125球に大嶺祐は納得の表情。それでも「もう少し長いイニングを投げたかった」と多い球数を反省することも忘れなかった。
ロッテ・大嶺祐が7回途中まで無失点と好投し、自己最多の6勝目を挙げた。ただ、最後は四球を与えて降板し「嬉しいけど、四球で代わって悔しい気持ちの方が強いのが正直なところ」と喜びは控えめだった。投球イニングも自己最高の98回となり「体が持つ限り投げたい。ケガだけは注意してやっていきたい」と残るシーズンを見据えた。
ロッテの大嶺祐太投手(27)が16日、オリックス戦(京セラD)に先発。7回途中5安打無失点で、自己最多となる6勝目をマークした。
先頭打者を1人も出さず、カーブ、フォークなど変化球の制球もよかった。それでも最後は四球を出して降板したことに「悔しい気持ちの方が強いです」と話した。この試合で防御率を2.66とするなど、先発陣でも随一の安定感を見せている。「去年のオフから、試しながら肩肘に負担がないフォームを作ってきた。それが結果に表れているのは自信になる」と話した。
この試合で投球回数を98回とし、こちらも過去最高を記録。「1イニング1イニングの積み重ねかなと思う。ここまで来たので、変なケガをしないように。そこだけは注意していきたい」と話した。