西武が5連勝で3位に浮上した。3回に秋山、中村の適時二塁打などで4点を先行。7回に中村の2点二塁打などで3点を加えた。十亀が6回1失点で8勝目。ロッテは9回に5点を返したが反撃が遅く、4連敗を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 6 |
埼玉西武 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | x | 7 |
千葉ロッテのクルーズが5回、7月11日以来となる本塁打を放った。
外角に構えた捕手の要求とは逆にきた西武・十亀の内角の変化球を捉えると、打球は左翼ポールを直撃した。最近はバットが湿りがち。「久々の感触だったね。飛んだコースがコースだけに切れないでくれと願いながら走っていたよ。緩いボールにしっかりタイミングを合わすことができた」。しかし、6回2死一、二塁の好機では遊ゴロ。悔しそうな表情を浮かべていた。
クライマックスシリーズを争う西武との直接対決の初戦。千葉ロッテは6点を追う9回に6安打を集めて打者一巡の猛攻で追い上げたが、あと1点が届かなかった。7月30日以来の4位転落。伊東監督は「最後に見せ場はつくったが、バッテリーミスが多すぎる」と口を開いた。
先発涌井は3回に一挙4失点した。1死から外崎、秋山の連続二塁打で先制点を献上し、なお二塁。続く渡辺に対して、手痛いプレーが出た。四球となったフルカウントからの外角低め変化球がワンバウンド。捕手の田村がそらし、ボールは後方へ転がった。二走の生還を許し2点目を失うと、中村と浅村に連続適時二塁打を浴びた。
記録は暴投だったが、ピンチで投手は低めに投げる。捕手出身の監督は「あれは止めないと」と捕手に苦言を呈した。7回にもチームは3点を失ったが、同じシーンが繰り広げられた。無死満塁のピンチでマウンドに上がった2番手益田が暴投で失点し、そこから中村に左越えの2点二塁打を打たれてしまった。
これで4連敗。振り返れば7回の失点のきっかけは、三塁手中村が悪送球で走者を出したこと。ミスが絡めば勝機が逃げていくのは当然。指揮官は「隙を見せた方が負け」と最近よく話す。終盤戦。「重圧を乗り越えていかないと」とナインの奮起を促す。
西武との直接対決に敗れて、4位に転落した。9回、6安打を集めて5点を奪ったが1点及ばずに4連敗を喫した。伊東監督は「最後は見せ場を作ったが、バッテリーのミスが多すぎる。キャッチャーに余裕がない。まだ重圧に耐えられる強さがない」と3年目で21歳の田村に厳しい言葉を並べた。
ロッテは1−7の9回に集中打で1点差まで追い上げたが、わずかに及ばなかった。高橋朋から四球を挟んでの4連打で3点を奪い、代わった武隈からも鈴木と福浦が適時打を放ったが、最後は角中が左飛に倒れた。
4連敗で西武と入れ替わり4位に転落した。暴投や失策が絡む失点が目立ち、伊東監督は「最後に見せ場はつくったけど、負けは負け。重圧に耐えられるメンタルの強さがない」と指摘した。
ロッテは9回の怒涛の追い上げもあと一歩及ばず、4連敗で4位に転落した。1−7の9回、打者10人の猛攻で一挙5点を奪った。トータル15安打を放ったものの、序盤の失点が響いた。
先発の涌井が3回に4本の2塁打を浴び、さらに四球に暴投も絡んで4失点。7回も無死満塁として降板し、6回0/3で7安打7失点(自責6)で8敗目を喫した。CS進出圏内生き残りを懸けた直接対決とあり、伊東監督は「見せ場はつくったけど、負けは負けだから。3回の4失点が重たかったね」。
試合前に選手に呼びかけ緊急ミーティングを開いた主将の鈴木は「切り替えて残り試合を取りにいく」と前を向いた。
ロッテが4連敗で、4位に後退した。
先発の涌井秀章投手(29)は、6回0/3、7安打7失点(自責6)。バッテリーミスや味方の失策もあり、失点を重ねた。
打線は1−7の9回に5点を奪い、1点差まで追い上げたが、あと1歩、届かなかった。
伊東勤監督(52)は「最後に追い上げたけど、負けは負け。前を向くしかない」と、敗戦を受け止めていた。
ロッテ木村優太投手(30)が21日、西武プリンスドームで練習した。まだ出場選手登録はされていないが、22日の西武戦で先発する。
4月22日以来の1軍登板に「ファームでやってきたことを、そのまま出せれば。気負いすぎずに、自分のできることをやりたいですね」と話した。
ロッテの涌井が6回0/3を7失点の大誤算。
打線は6点を追う9回、打者一巡の猛攻で1点差まで迫ったが、CS進出争いの直接対決に惜敗し、7月30日以来の4位に転落した。伊東監督は「A、Bクラスの境目で今までにないプレッシャーがある。それを乗り越えないとAクラスにいけない」と語気を強めた。