ロッテが3連勝で3位に浮上した。2回に中村の二塁打と田村の犠飛で2点を先取し、3回に4安打を集めて3点を加えた。6回途中で2失点の大嶺祐が7勝目。オリックスは13残塁の拙攻。4連敗で借金は今季ワーストの20。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
千葉ロッテの中村が2回に先制二塁打を放ち、3試合連続の適時打をマーク。1死からクルーズと鈴木の連打でつくった一、三塁の好機で打席に立つと、外角の直球を右翼線に運んだ。
逆らわず、反対方向への一打。「外野フライでいい場面だったので、三振だけはしないように、楽な気持ちでミートだけ心掛けました。自分らしい右へしっかり打つことができました」と満足そうだった。
3連敗後の3連勝。西武を追い越して、3位にも浮上した。しかし、試合後の千葉ロッテ・伊東監督の表情は実にさえなかった。序盤に5点リードしながら、追い上げられて1点差の辛勝。「勝って(素直に)喜べないのが、いまの気分」。
行き着く先は、6投手をつぎ込んだ投手陣。9回を三者凡退に切って取った西野を除き、ピリッとしなかった。3点リードの6回無死から連続四球で降板した先発の大嶺祐は「四球を2つ出して代わったことで、流れが変わったかもしれない。申し訳ない」と険しい表情を浮かべた。
7回は松永と益田が四球を出してピンチを招き、8回は内が先頭打者から3連打を献上。いずれも最少失点で乗り越えたが、オリックスが13残塁とまずい攻めを繰り返したのも事実だった。
さらに、懸念材料もある。8回のマウンドに、“勝利の方程式”を担うセットアッパー大谷の姿がなかった。31日に精密検査を行うが、前日の登板で右内転筋を痛めたという。監督は「西野と2人で(救援陣を)引っ張ってくれていた」と存在の大きさをにじませる。
9月1日からは2位日本ハムとの3連戦。その後には、クライマックスシリーズ進出を争う西武戦が続く。伊東監督は「(守備の)ミスも多かった。もう1回、気を引き締めてやらないといけない」−。
ライバル居ぬ間に3位浮上だ。ロッテが7月30日の西武戦以来1ヶ月ぶりとなる同一カード3連勝で、8日ぶりにAクラスに返り咲いた。3回までに先取した5点のリードを守り抜き、伊東勤監督(53)は「久しぶりのスイープ。明後日からの東京ドーム(日本ハム戦)にいい流れで入れる」と息を吐いた。
ゲーム差なしで3位を争っていた西武は、早々に楽天戦が雨天中止に。「勝てば3位」のシンプルな局面で、粘って粘って逃げ切った。6回途中2失点の先発大嶺祐は、3回2死満塁のピンチを落ち着いて外角スライダーで遊ゴロに打ち取り、無失点でしのいだ。「我慢強く投げることはできた」と、5回1死満塁も併殺に。5イニングで満塁とされながら、6回は松永が無失点で切り抜けるなど、いずれも大量失点につなげなかった。
危機感があった。今季28ホールドで、守護神西野とともに中継ぎ陣を牽引していた大谷が、前夜の登板で右内転筋を痛めた。伊東監督は「明日病院に行かせるけど、長引くなら先行きが不安」と吐露。大嶺には7勝目がついたが「知ってました。だからこそ任されたイニングは投げきりたかった」。先発の責任感から、2四球を出して降板した6回をしっかり反省した。
打線は上向きだ。4回までに2ケタ安打に到達。先制打の中村は3戦連続適時打。清田は4回で、「昨日満塁で三振したので今日こそは」と鈴木は5回で猛打賞となった。1日からは2位日本ハム、西武との6連戦。鈴木は「すごく大事な週になる」と、CS進出を占う1週間に気を引き締めた。
ロッテは30日、試合前にマリンフェスタのイベントの1つ「ミストマン」を球場外周で実施した。 井口資仁内野手(40)石川歩投手(27)イ・デウン投手(26)岡田幸文外野手(31)の4選手が、特設やぐらから約200人のファンにミストマシンで水を掛けた。
高圧機で放水した井口は「ファンの方が喜んでくれたなら何より。途中、岡田選手会長に水をかけられたのにはビックリしたけどね」と笑顔。水鉄砲を使った岡田は「初の試みでしたが、ファンの方が楽しんでもらえたのならよかったです。井口さん、スイマセン!」と楽しんだ。
この日はサイン会やハイタッチ、トークショーなど多くのイベントを行った。
プロ野球の千葉ロッテとエイベックスがタッグを組み、結成した6人組売り子アイドル「マリーンズカンパイガールズ」が、期限の8月30日まで3万543杯の売り上げを記録した。主催試合で3万杯のビールを販売するという目標を達成。特典の写真集を発売することが決まった。
今後は写真集の発売に向けた具体的な企画を進めていく。なお、メンバー6人は今後も売り子活動とアイドル活動を続けていく予定だ。
8086杯を売り上げたリーダーの今井さやかは「途中、悩んだこともありましたが、最後まで初心を大事に、ここまで来ました。達成できたのはお客様と支えてくれた周囲の皆様のおかげです。売上企画はこれで終わりですが、これからも売り子もアイドルも頑張っていきますので応援宜しくお願いします」と感謝のコメントを寄せた。
別のメンバーの売り上げは以下の通り。大宮愛香5755杯、前田美里4754杯、外塚歩4168杯、朝倉なお子3998杯、平山美紗樹3782杯。
ロッテは30日、オリックス22回戦(QVCマリン)に5−4で勝利。3連勝で西武と入れ替わり、22日以来の3位に浮上した。
「2連勝できていたこともあったのか、あの5点で気が抜けた感じだった。逆転されずによかったですよ」。 3回までに5点を挙げたが、敵の猛追で最後は1点差。伊東監督は胸をなで下ろした。
それでも2万2749人の観衆は、クライマックスシリーズ進出に向けた貴重な1勝に「カンパーイ」。総勢6人で結成された球界初の売り子アイドルグループ、ロッテの「カンパイガールズ」も奮闘した。
5月12日のデビュー以降37試合、ビールの累計売り上げが3万543杯を記録。ノルマの3万杯超えを果たし、念願の「写真集」を発売することが決まった。
「途中、何度も心が折れそうになりましたが、皆さんの応援で達成できました」とリーダーの今井さやかさん(25)は涙を流して快挙を喜んだ。
9月1日からは2位・日本ハム(東京ドーム)、4位・西武(QVCマリン)と6連戦。山場を乗り越えて、勝利の美酒に「カンパーイ」と酔いたい。
セットアッパーのロッテ・大谷が右内転筋を痛め、31日に病院で精密検査を受けることになった。伊東監督によると、29日のオリックス戦の登板で負傷したという。ここまで28ホールドを記録している右腕は守護神・西野と両輪。指揮官は30日、「勝っても喜べない。復帰までに長引くかもしれない」と表情を曇らせた。
ロッテは30日、オリックス22回戦(QVCマリン)の試合前、第6回マリンフェスタの目玉イベントの1つとして『ミストマン』を球場外周にて実施。井口、石川、イデウン、岡田の4選手が参加した。
設置された特設のやぐらから4選手がミストマシーンで来場者に“放霧”。生憎の天気で雨の勢いのほうが勝ったが、イベントに詰めかけた約200人のファンは大盛り上がり。
高圧機で水を放った井口は「ファンの方が喜んでくれたなら、何より!!途中、岡田に水をかけられたのにはビックリしたけどね」と掟破りの攻撃に驚いたが、大御所らしく“水(霧!?)”に流した。
総勢6人で結成された球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズ・カンパイガールズ」が5月12日のデビュー以降、29日までに36試合、ビール累計売り上げが2万9413杯を記録した。30日、ロッテ球団が公表した。
カンパイガールズの6人は、30日のオリックス22回戦(QVCマリン)までに、あと587杯を売り上げ、合計で3万杯を達成すれば、写真集を発売できることになっている。そのためには30日、1人平均98杯の売り上げが必要となる。
ただし、雨天中止となった場合は「アウト!!」。ルールが30日までとなっているためで、31日の同カード予備日はカウントされないという。午後2時現在、6人のメンバーは天に祈りを捧げている。
ロッテは毎月ファン感謝デーのようなファンサービスイベントをとのコンセプトの元、ホームゲーム8試合で青色の新ユニホームを着用するなど様々なイベントを行う「マリンフェスタ」の第6回目を、30日のオリックス22回戦(QVCマリン、午後5時開始)で行う。主なイベントは次の通り−。
なお、試合後には1000発の花火を打ち上げる予定で、その他にも多数イベントを用意している。
CS出場権は譲らない。ロッテが同一カード3連勝で西武を抜き、8日ぶりに3位に再浮上。立役者になったのが、「恐怖の8番打者」、ドラフト1位ルーキーの中村だった。
0−0で迎えた2回1死一、三塁から右翼線へ先制二塁打。そのまま決勝打となり「自分らしく(逆方向の)右方向へしっかり打つことができた。思い切りよくスイングできた結果です」と胸を張った。オリックスとの3連戦で9打数4安打。3試合連続となる6打点の大活躍だった。
いつか追いつきたい打者がいる。同じ92年生まれのヤクルト・山田だ。10年夏の甲子園。中村は天理(奈良)の3番で、3番の山田を擁する履正社(大阪)と初戦で対戦して敗れた。山田は同年のドラフト1位でヤクルトに入団し、中村は「高卒でプロに行きたい気持ちもあったけど、そんな力はなかった」と早大に進学した。そして4年間で着実に力をつけ、昨秋ドラフトで1位指名を受けるまでに成長した。
同じ右打ちの内野手。さらに同じ背番号「23」、身長1メートル80と共通点は多い。山田は今季3冠王を狙える球界を代表する打者に成長。それだけに「山田は凄いなと思う。自分も負けたくない」と刺激を受けている。
開幕から88試合に出場。左尺骨骨折で離脱した今江の代役として7月中旬から三塁で先発起用を続けており、伊東監督も「打撃面はだいぶ慣れてきた」と評価する。「今江さんが戻ってくるまでとは考えていない。その先も試合に出たいし、CSという舞台も経験できれば、もっと自分が成長できると思う」と中村。ルーキーが輝きを増せば、CS進出にも近づく。
23日に1軍昇格したばかりのロッテ・内が、8回から5番手でスクランブル登板。1回を3安打1失点に「点は取られたくなかったけど、とにかくチームが勝ったので救われました」。
これまで8回を任せていた大谷が29日のオリックス戦(QVCマリン)で右内転筋を痛めた。代役セットアッパーは「どこで投げても抑えるだけ」と表情を引き締めた。勝利の方程式の一角の離脱に伊東監督は「大谷はかなり(時間が)かかりそう。痛いね」と頭を抱えた。
ロッテの大嶺祐が苦しみながらも今季7勝目を手にした。
大嶺祐は4回まで4安打無失点という投球を見せていたが、5回に5安打を浴びて2失点。続く6回に先頭から2者連続で四球を与えると、ここでマウンドを降りた。
それでも、打線が序盤に5得点を挙げて大嶺祐を援護。6回途中、5回0/3を投げて9安打2失点と不本意な内容ながらも白星を積み重ねた。
「最後の2つの四球は申し訳なかった」と表情が冴えない大嶺祐。「明日から気持ちを切り替えて、次の登板で修正したい」とコメントを続けた。
その次の登板予定は9月6日の西武戦。23日の対戦では4回7失点で敗戦投手なっているが、「前回やられているので、次はリベンジしたい」と闘志を燃やしていた。
ロッテがプロデュースする球界初の売り子アイドルユニット「マリーンズ カンパイガールズ」6人による5月12日のデビューからのビールの累計売り上げは、2万9413杯(36試合)となった。
カンパイガールズは30日のオリックス戦(QVCマリン)までに、あと587杯を売り上げ、合計で3万杯を達成すれば、写真集を発売できることになっている。ノルマクリアのためには、30日だけで1人平均98杯の売り上げが必要となる。リーダー・今井さやかは「気がつけば、あっという間に運命の日を迎えてしまいました。何としても目標の3万杯を達成し、応援してくださる皆様や、写真集の発売を楽しみにしている皆様の期待に応えられるよう、メンバー全員で頑張ります!最後の1日、ラストぐびぐび!よろしくお願いします。それではみんなで、う〜、ぐびぐび!マリーンズ・カンパイガールズです!!!」と気合十分。果たして目標達成なるか!?
ロッテが3連勝で3位に再浮上した。
3回までに5点を奪うも、その後、4点を返される冷や汗勝利。伊東監督は「逃げ切ったね。久しぶりにスイープできた」と胸をなで下ろした。ただ、表情は曇りがち。中継ぎエースの大谷が前日に右足内転筋を負傷。指揮官は「31日に検査をするが長引きそうだ」と説明した。