西武が3連勝で勝率5割に復帰した。0−2の2回に炭谷の1号3ランで逆転。3回に中村の適時二塁打などで3点を挙げ、その後も加点し、9回裏無死で降雨コールドゲームとなった。高橋光が5回2失点で5連勝。ロッテは3連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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埼玉西武 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 9 |
千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0x | 3 |
レプリカユニホームが配られ、雨の中でも2万5千人を超えるファンがQVCマリンに詰めかけた。3回。注がれる視線を拒むように、千葉ロッテ先発の大嶺祐はうつむいてベンチに下がった。
2−0の2回だった。1死から四球と安打でピンチを招き、対したのは炭谷。試合前まで打率1割9分3厘の8番打者だが、今季の対戦成績は6打数4安打と相性が悪かった。カーブが浮く。左中間席に打球は消え、逆転の3ランを浴びてしまった。
3回にも5安打を集められるなど3失点。球威はなく、変化球も高い。前回対戦(8月23日)は4回7失点。「リベンジしたい」と期するものもあったが、今季最短の2回2/3でKO。「先制点を取ってくれた次の回に四球から下位打線に一発。修正できずに早い回に降板してしまい、チーム、たくさんのファンに申し訳ない」と反省した。
クライマックスシリーズ進出を争う西武に、直接対決で痛恨の3連敗。初戦は延長10回の末に、競り負けた。伊東監督は「効いた。勝っとけば逆もあったかと思う」と悔しさをのみ込んだ。
2ゲーム差をつけられた。西武より8も残り試合が多く有利な面もありそうだが、監督は「連戦が残っている。投手のやりくりを含めて、しんどくなる」と激戦を覚悟するように話す。ここから地力が試される。
ロッテが3連敗を喫した。
クライマックスリーズ(CS)出場圏内の3位を巡る西武との3連戦だったが、同一カード3連敗となった。この日は、1回に2点を先取するも、先発大嶺祐が2回に3失点で逆転を許した。3回にも3点を失い、この回途中で降板した。打線は西武の継投に追い上げできず、一方的な展開となった。
大嶺祐は、西武高橋光との投げ合いは2回目。前回8月23日の対戦でも、4回7失点でKOされていた。
伊東勤監督(53)は「この間も西武打線にやられたので、仕返ししてくれるかと思ったが、若干、怯えたところがあった。相手が勢いづいている。いつもよりも振ってきた」と分析。3連敗で、3位西武に2ゲーム差をつけられたが、「現実に負けを認めて、前を向いていくしかない。またチャンスは来る。我慢しながらやっていきます」と前向きな言葉で締めた。
ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が先制打を放った。1回2死満塁で、西武高橋光の真っすぐを中前に打ち返し、2点を加えた。高橋光には、初対戦となった前回8月23日は6安打で完封負けを喫している。
クルーズは「先制の場面でしっかりストレートをたたくことができたね。前回はやられているから、最初の回に得点することができたのは良かった」と話した。
ロッテ先発の大嶺祐太投手(27)は、2回2/3、8安打6失点で降板した。
初回に2点の援護をもらったが、直後の2回に崩れた。1死から森に四球を与え、一、二塁となって炭谷に逆転3ランを打たれた。
「先制点を取ってくれた次の回に四球から下位打線に1発。修正できずに早い回に降板してしまい、チーム、そしてたくさんのファンに申し訳ないです」と話した。
ロッテ高浜卓也内野手(26)が今季初打点となる適時打を放った。
2−6の6回2死一、二塁で、西武野上のスライダーを中前に運び、二塁走者をかえした。
代打を送られなかったことに「チャンスでもそのまま行かせてくれたので何とかしたかった。これまで、チャンスの場面で見逃し三振が多々あったので、絶対に振っていこうと思っていました。その気持ちが良い結果につながりました」と話した。
CS出場を争う西武相手にロッテは本拠地で痛恨の3連敗。打線が初回に2点先制しながら、先発の大嶺祐が2回2/3で8安打6失点KOされて7敗目を喫する大誤算。
9回裏の攻撃前に豪雨で中断し、そのまま試合終了となり3位・西武とのゲーム差は2に広がった。それでも伊東監督は試合後、ロッカーに選手を集めて「諦める差じゃない。気持ちを切り替えて前を向こう」とカツを入れた。
ロッテは「第7回マリンフェスタ」のイベントの一環として、6日の西武戦前に、QVCマリンで選手が「かき氷」を販売をした。
ファン100人にブルーハワイ味のかき氷を300円で販売。清田は「とても蒸し暑かったので、かき氷が美味しそうでした。楽しかったです」と言えば、荻野も「ファンの方が喜んでもらえて、よかったです。終わってから3人にかき氷をいただきました。ちょっとキーンとしましたが、とても美味しかったです」と振り返った。また、イ・デウンも「暑かったですが、楽しかったです。(かき氷の味は)イイ〜デ!」と初の販売員経験を満喫していた。
ロッテは西武に3連敗を喫し、3位争いから一歩後退した。ただ、24試合を残しているだけに、伊東監督は「この3試合は1つも取れなかったけど、まだまだ諦めることはない。またチャンスは来る」と悲愴感はなかった。
8日からは6連戦、8連戦と試合が続く。敗戦後、選手を集め「明後日から頑張ろう」と気持ちを入れ直したという。伊東監督は「今日の負けをしっかり認めて、前を向いていくしかない」と結んだ。
ロッテ・大嶺祐が今季最短の2回2/3しか持たず、6点を失った。味方が2点を先取した直後の2回、8番炭谷に3ランを許し「四球から下位打線に一発。修正できずに早い回で降板してしまい、チーム、そしてたくさんのファンに申し訳ない」と頭を下げた。
西武には、8月23日に敵地で4回7失点と打ち込まれていた。「前回やられているので、次はリベンジしたい」と意気込んでいたが、再び屈辱を味わった。
ロッテは3位・西武との3連戦で3戦全敗。2ゲーム差と離された。
先発の大嶺祐が3回途中8安打6失点で降板。打線は、前回対戦で完封負けを喫した高橋光から初回に2点を奪ったが、その後は6回の1得点だけに終わった。試合は9回裏が始まる前に雨が強まり中断。27分後に雨天コールドゲームとなり、再開を待っていたファンからはブーイングが起きた。
ファン感謝イベントの「マリンフェスタ」実施日に敗戦。試合後、ナインを集めて鼓舞した伊東監督は「(延長の末1−2で敗れた)初戦の負けが利いた。あのゲームを勝っていたら、逆の目もあった。負けをしっかり認めて、前を向いて行く」と話した。
ロッテの大嶺祐太投手(27)が6日、西武戦(QVC)で3回途中8安打6失点で今季最短KOされた。 2点リードの2回、今季本塁打のなかった炭谷に1号逆転3ランを浴びると、3回にも5安打を浴びて3点を失った。
3位を争う西武に2連敗して迎えた一戦で2回2/3で降板し、「先制点を取ってくれた次の回に四球から下位打線に一発。修正できずに早い回に降板してしまい、チーム、そしてたくさんのファンの方に申し訳ないです」とコメントした。
ロッテは6日、第7回マリンフェスタのイベントの一環として、西武戦(QVC)前に清田、荻野、イ・デウンによる「かき氷販売」を行った。
ファン100名にブルーハワイ味のかき氷を300円で販売。清田は「とても蒸し暑かったので、かき氷が美味しそうでした。楽しかったです」と笑顔だった。
荻野は「ファンの方が喜んでもらえてよかったです。終わってから、かき氷をいただきました。ちょっとキーンとしましたが、とても美味しかったです」とコメント。イ・デウンも「暑かったですが、楽しかったです。(かき氷の味は)イイ〜デ!」とファンとのふれ合いを楽しんでいた。
西武に3連敗を喫し、ロッテが3位争いから一歩後退した。ただ24試合を残しているだけに、伊東監督は「まだまだ諦めることはない。またチャンスは来る」と悲愴感はなかった。敗戦後は、選手を集め「明後日から頑張ろう」と気持ちを入れ直した。