オリックスが5位に浮上した。1回にT−岡田の適時打と安達の2点三塁打で先制し、4回には安達がソロ、9回には糸井が2点二塁打を放った。西は6回を10安打1失点と粘り7勝目。ロッテは14安打しながら2得点にとどまった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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オリックス | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 |
ジャブを打つが、ストレートが決まらない。ボクシングになぞらえたら、そんな試合。千葉ロッテは14安打を放ちながら、12残塁。ホームに生還できたのは2度だった。
8月29日に2季ぶりの勝利をもぎ取ったが、今季2度完封負けを喫している西との対戦。試合前、堀打撃コーチは「引っ張りにいかないで基本通りにセンター返しをしっかりやれるか」と語った。言葉通り右腕からの10安打中、センターから逆方向に9本。確かに塁上をにぎわせたが、走者をかえせたのは今江が左前適時打を放った1回だけだった。
リリーフ陣からも同じ展開。7回に無死一、三塁とするも、今江の内野ゴロ間の1点だけ。極めつきは九回。無死満塁で4番デスパイネが外に逃げるボール球に手を出し空振り三振。続く今江は二ゴロ併殺打に倒れた。
「最後の攻撃が、今のチームを物語っている」と伊東監督。10日の初戦は13残塁で1点しか奪えず。鈴木が八回に決勝打を放った前日も再三の得点機を生かせなかった。ここぞの1本が出ず、打線の歯車がうまく回っていない。
クライマックスシリーズを争う3位西武とは、これで3ゲーム差。13日は直接対決。監督は「投手陣の駒もいっぱいいっぱい。打撃陣が盛り上げてくれないと勝てない。打つべき人が打つしかない」と語気を強めた。
千葉ロッテ先発の古谷は5回途中4失点で降板。対オリックス戦は今季3試合に登板し防御率は2.45だったが、1回に3安打を集められて重い3失点。4回には第1打席で2点三塁打を浴びていた安達に本塁打を許した。
内角を突くなど厳しい攻めもみせたが、甘く入った球を捉えられた。「初回に先制点を与えてしまい、悪い流れをつくってしまい申し訳ない。大事な試合でチームに貢献できる投球ができなくて悔しい」と肩を落とした。
ロッテは西武とのCS直接対決を前に痛い敗戦となった。
14安打を放ちながら得点はわずか2点。9回は無死満塁のチャンスを作ったが、デスパイネが三振、今江が二ゴロ併殺で1点も奪えずゲームセットとなった。
伊東勤監督(53)も疲労感いっぱいだ。「点を取れない野球をやっている。14安打で2点しか取れない。最後の攻撃が今のうちを物語っている。打つべき人が打たないと点は入らない。こうも打てないと若い選手が多いからね、テンションが下がってしまう。直接対決の明日ぐらい勝ってくれないと、ズルズルいってしまう」と嘆いた。
9回無死満塁でデスパイネが三振、今江が併殺打に倒れるなど14安打12残塁の拙攻。伊東監督は「最後の攻撃が今のチームを物語っている。打つべき人が打たないと勝てない」と嘆いた。13日に3位・西武との直接対決(西武プリンスドーム)に敗れると、自力でのクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅する。
ロッテは相手を上回る14安打を放ちながら、12残塁とあと1本が出なかった。2得点に終わり敗れた伊東監督は「点が取れない野球をやっている。投手陣もいっぱい、いっぱい。打撃陣が何とか盛り上げてくれないと」と嘆いた。
「今のうちのチームを物語っている」と指摘したのが、9回無死満塁から4番デスパイネが空振り三振、5番今江が併殺打に倒れた場面。中軸が好機で打てず「打つべき人が打たないと、点は入らない」と奮起を促した。
ロッテは12日、本拠地・QVCマリンでの「おもてなしプロジェクト」の月間表彰(8月度)を発表し、山室晋也球団社長(55)から該当者に表彰状などが手渡された。
ロッテは今季より、おもてなしプロジェクトチームを発足。球場内の案内スタッフから警備員、飲食業者、球団職員まで、接客に関する指導を再徹底し、ファンサービスへの意識改革に取り組んできた。
インフォメーションセンターに届く、ファンの声などを反映しながら毎月のベストクルーを選定。山室球団社長は、「お客さまのかゆいところに手が届くようなサービスを提供していただいたと聞いています。引き続き、このおもてなしの活動を広げていき、来場者の方々を少しでも幸せな気持ちにしていただけるように努力していけたらと思います」とコメントした。
2015年シーズンの主催試合59試合の観客動員数は、107万1194人で、前年比(同59試合目終了時点)と比べて5.46%アップした。
ロッテ・伊東監督は「最後の攻撃が今のチームを物語っている」と嘆いた。
4点を追う9回、無死満塁から4番デスパイネが三振、続く今江が二ゴロ併殺打で無得点。結局、14安打で2得点、12残塁の拙攻で3位西武に3ゲーム差。
「明日(13日)は勝ってくれないとズルズルいく」と、西武との直接対決に気を引き締めた。
ロッテは14安打で2点しか奪えず、CS進出が一歩遠のいた。得点力不足を象徴したのが4点を追う9回だ。無死満塁の絶好機も、デスパイネが空振り三振、続く今江は二ゴロ併殺でゲームセット。
伊東監督は「これだけチャンスで打てないと勝てない」と嘆いた。13日に敵地で対戦する3位・西武とのゲーム差は3に広がった。4安打と気を吐いた清田は「どこかでかみ合えば(打線は)一気に勢いに乗るはず。次は西武が相手なので、勝つつもりで戦うだけ」と気合を入れ直していた。
ロッテは12日、「8月度QVCマリンおもてなしプロジェクト月間表彰」を行った。山室球団社長から該当者に表彰状が手渡され、観戦チケット、中村のサイン色紙が贈呈された。
今季から「おもてなしプロジェクトチーム」を立ち上げ、球場内の案内スタッフ、警備員、飲食業者、球団職員が接客サービスの向上を目指して意識改革に取り組んできた。球場内を巡回する「おもてなしプロジェクトチーム」が調査を行い、インフォメーションセンターに届く声などを反映しながら毎月のベストクルーを決めて、表彰する仕組み。
今回は警備員1人、案内クルー2人、ファンサービスクルー1人、インターン1人、ファンクラブ担当1人、飲食クルー1人、飲食立ち売りクルー1人、サンプリング担当者1人が表彰された。山室社長は「お客様のかゆいところに手が届くようなサービスを提供して頂いたと聞いています。引き続き、このおもてなしの活動を広げて行き、来場者の方々を少しでも幸せな気持ちにしていただけるように努力していけたらと思います」と話した。
表彰式でプレゼンターを務めた中村は「いつも、色々とありがとうございます。残り試合は少ないですが、ファンの方々のために、一緒に熱く燃えて行きましょう!」とメッセージを送った。
ロッテの福浦和也内野手(39)が、プロ23年目となる来季も現役を続けることが11日、分かった。残り97本としている通算2000安打の記録達成に意欲を見せており、球団側もロッテ一筋22年の功労者を戦力として評価している。
「幕張の安打製造機」は来季への強い思いを口にした。「まだまだ体は動く。球団がやらせてくれるのであれば、来季も頑張るつもりでいる」。今季は60試合に出場し、打率.264。先発出場したこの日は6回に同点の中前適時打を放ち、勝利に貢献した。01年に首位打者を獲得した打撃技術はまだまだ健在で、後半戦では先発起用される試合も増えている。林信平球団本部長も「最近の福浦の活躍は皆さん見ての通り。(打撃の)勝負強さもそうだし、(一塁の)守備でもチームに貢献してくれている」と高く評価し、来季の構想に入っているのは確実だ。
プロの世界で「名打者」の証とされる大記録が現役続行の原動力になっている。「プロに入って22年間、多くの人の支えのおかげでここまでやってこられた。ファンの熱い声援にもいつも感謝している。2000安打を達成できれば恩返しになると思う」。地元・千葉県出身ということもあり、ファンからの人気も絶大。来季も「福浦コール」を力に変えて、球団の生え抜き選手としては85年の有藤通世(スポニチ本紙評論家)以来となる2000安打の金字塔を目指す。
ロッテは12日、接客態度が優れたQVCのスタッフを表彰する「おもてなしプロジェクト」の月間表彰式を行った。選手からは中村奨吾内野手(23)が練習前に出席。受賞者に直筆サインを手渡した。
同プロジェクトは今季から実施。球場内の案内スタッフ、警備員、飲食業者、球団職員まで幅広く、接客に関する指導を再徹底してきた。ベストクルーに選ばれた9人に対し、中村は「いつもQVCを盛り上げてくださり、ありがとうございます。レギュラーシーズンは残り1ヶ月ですので、一緒に頑張りましょう」と激励の言葉を送った。
ロッテが福浦和也内野手(39)と来季も契約する方針であることが11日、分かった。福浦も現役続行を希望しており、プロ23年目のシーズンもロッテでプレーすることが確実となった。
この日のオリックス戦は「5番・一塁」でスタメン出場し、1点を追う6回1死一、二塁から中前に同点打。外角の地面すれすれに逃げるチェンジアップを巧みに打ち返した。「何とか拾えた感じだね」と振り返った通算1903安打。12月に40歳を迎えるベテランだが、得点圏打率は3割1分8厘と相変わらずの勝負強さを発揮している。
これ以上ない若手の手本でもあり、ファンからも絶大な人気を誇る。球団幹部も「いい仕事をしてくれているし、欠かせない戦力」と評価。当然来季の戦力としても計算しており、現役続行に何の支障もない。
同点打でチームをもり立てた背番号9は、2000本安打まで残り97本と迫っているが「今はCSに出ることが何より大事。安打を打つより、全打席出塁することが1番の貢献」とAクラス進出へ全力をささげる。不惑のシーズンとなる来季も、強い気持ちでチームに貢献するつもりだ。