ロッテが17安打10得点と打ち勝った。0−1の1回に清田、クルーズの連続適時打で逆転し、2回にも失策などで2点。6回には6安打で4点を奪い、8回にも加点した。2番手阿部が2年ぶりの白星。楽天は戸村が序盤で崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 2 | x | 10 |
0−1の1回。千葉ロッテの先頭荻野は中堅左へ安打を放つと、ためらいなく二塁を狙った。「(捕った中堅手の)体勢も悪かったので、いけるかなと思った」。最後は滑り込み、持ち味の足で二塁打を奪ってみせた。
ソフトバンクに連日の零敗。打線が低調な上、相手先発の戸村には今季4勝を献上している。いきなり先制点を取られ漂いだした重い空気を払うように、リードオフマンが披露した快走だった。続く伊志嶺がきっちり送って1死三塁へ。清田とクルーズの中軸に連続適時打が飛び出し、早々と試合をひっくり返した。
背番号4の活躍は、これだけではなかった。「思い切ってバットを振っていった」。8月22日の西武戦以来となる、今季最多タイの4安打をマーク。17安打を放って7月26日の楽天戦以来の2桁得点を挙げた打線の中で、ひときわ輝いた。
毎年けがに泣かされ、6年目の今季も5月末に左太もも裏を痛めて2ヶ月半にわたって1軍を離れた。それでも、14盗塁はチームトップ。足というチームメートが、真似できない武器を持つ。
8回には一塁から岡田の右中間三塁打で生還し、この日は3得点。「出塁してくれたら得点の可能性が高くなる。打線に勇気を与える」と伊東監督。1点が重みを増す、シーズン最終盤。荻野の躍動はチームの大きな力になる。
ロッテが、鬱憤を晴らすかのように打ちまくった。6回、5連打で一気に4点を奪い試合の流れを引き込んだ。1死一、二塁から前進守備の右中間を割った鈴木は楽々の三塁打。それなのに「なんでホームまで来ないのかって、みんなから言われて恥ずかしかったです」。勝利の立役者を冷やかす好ムードが、ベンチに戻ってきた。
この日は不振のデスパイネがスタメンから外れた。「今のまま出続けても、どんどん悪くなる。外から見て勉強して欲しい」という伊東勤監督(53)の判断だった。6回、3点を奪った後に代打起用されたデスパイネは、中前打で結果を出した。重圧の少ない場面から、復調へのきっかけをつかんだ。
復調への工夫があった。4安打と打線を牽引した荻野は、試合前の練習で連続ティー打撃をするよう伊東監督から指示された。「たぶんキレがないように映ったのかと思う。でも、おかげで体が動いた」。6回の攻撃の口火を切った今江も「11年前にやっていた大きくタイミングを取る打ち方を試してみた」と不振から抜け出そうともがいた。2安打と結果につなげた。
西武との激しい3位争いが続く。残りが西武より6試合多いため、自力でのCS出場を決める権利は保持する。だが、1ゲーム差の今のまま西武が全日程を終えた場合、ロッテは、6戦を5勝1敗で切り抜けなければならない。復調気配の打線を武器に、勝ち進むしかない。
ロッテは、肘井竜蔵捕手(19)がイースタン・リーグ西武戦の2回に佐藤勇投手(21)から顔面に投球を受け、さいたま市内の病院で鼻骨と篩骨(しこつ)の骨折と診断されたと発表した。入院して22日に退院する予定。
ロッテが17安打で10得点を奪い、楽天に打ち勝った。
今季、0勝4敗と相性の悪かった楽天戸村をわずか2回で降板させると、6回には5連打の固め打ちを見せた。この日はスタメンからデスパイネを外す荒療治で臨んだ。
伊東勤監督(53)は「今日は久々に打線がつながった。デスパは力みもあった。今日はヒットも出て、気分転換になったんじゃないかと思う」。6回に代打で中前打を放ったキューバの至宝の完全復活を待ち望んでいた。
ロッテ今江敏晃内野手(32)が21日、石川ジェローム君(11)とその家族4人を試合に招待した。
白血病を患い、7月に退院したジェローム君は「入院してからは野球を見る機会がなかったけど、久しぶりにマリンに来ることが出来ました。ちょっと体調が悪い時期もあったけど、今日の観戦と今江選手と会えるのを楽しみに頑張りました。今江選手はすごく大きくて、カッコよかったです」と話した。試合前に対面した今江は「今日は暑いけど、試合観戦を楽しんでもらえたらと思います。いいところを見せてあげる事で彼の励みになることが出来れば幸せです。『頑張るので応援よろしく』と伝えました」と話した。
ロッテ清田育宏外野手(29)が1回、同点に追いつく左前適時打を放った。二塁打で出塁した荻野を伊志嶺が犠打で送り、1死三塁のチャンスだった。「福岡で2試合点を取ることができなかったので、最初の回に点を取ることができて良かった」と、2試合連続の無得点負けから脱したことを喜んだ。
ロッテは22日の「ALL for CHIBAデー」で予定していた地元千葉グルメ「九十九里の焼きはまぐり」の無料ふるまいを中止すると発表した。
台風20号の影響により漁に出られず、新鮮なはまぐりを確保出来ないため。岡田選手会長は「焼きはまぐりは私の子供達も楽しみにしていたので、とても残念ですが、仕方がないですね。とにかく明日は今年最後のALL for CHIBAデーなので、ファンの方と一緒に熱く盛り上がっていきたいと思います」とコメントした。22日はCHIBAユニホームで試合を行い、中学生以下の子供達にはオリジナルTシャツが配られる。
17安打を放ち、約2ヶ月ぶりの2桁得点で快勝。伊東監督は「久々に打線がつながって、大量点を取れた」と奮闘をたたえた。今季2度目の4安打で2打点3得点と暴れた荻野は「1番打者として出塁することが自分の仕事。積極的にプレーできた」と胸を張った。3位・西武を1ゲーム差で追走する。
ロッテは21日、肘井がイースタン・リーグの西武戦(ロッテ浦和)の2回に佐藤から顔面に投球を受け、さいたま市内の病院で鼻骨と篩骨の骨折と診断されたと発表した。入院して22日に退院する予定。
打撃不振が続いていたロッテのクルーズが2安打2打点で貢献した。19日のソフトバンク戦から、やはり不調のデスパイネに代わって4番を打つ。「2人とも疲れで状態が良くないが、シーズンで1番大事なところ」と役目を果たした。
メキシコ・リーグで外野手として活躍した父ルイスさんが16日から来日しており「落ち着いてやれば大丈夫」と精神面の助言を受けたという。体が前に突っ込みがちだった点も修正されつつあり「最近は右足に体重を乗せて、ボールがよく見えている」と手応えを口にした。
ロッテは、22日の楽天戦(QVCマリン、午後1時開始)の試合前に、予定していた地元千葉グルメ「九十九里の焼きはまぐり」の無料ふるまいを中止すると21日、発表した。台風20号の影響により漁に出られず、新鮮なはまぐりを確保できないため。
同22日は、イベントの一環で中学生以下の子供達に、オリジナルTシャツを無料配布。岡田選手会長は「焼きはまぐりは私の子供達も楽しみにしていたので、とても残念ですが、仕方がないですね。とにかく明日(22日)は今年最後のALL for CHIBAデーなので、ファンの方と一緒に熱く盛り上がっていきたいと思います」とコメントした。
ロッテは前日までの2試合で計3安打だった打線が久々に目覚めた。初回に先頭・荻野が快足を生かし、中堅左への二塁打で出塁すると、1死三塁から清田の左前適時打で21イニングぶりの得点。終わってみれば17安打で7月26日楽天戦(コボスタ宮城)以来の2桁得点だ。
4安打2打点3得点の荻野は「塁に出て、相手にプレッシャーを与えるのが自分の仕事」。3位・西武との1ゲーム差は変わらなかったが、連敗を2で止めた伊東監督は「初回の1点でいけるという雰囲気になった」と安堵していた。
ロッテは17安打10点と打線が爆発。3位・西武にゲーム差1で食らいついている。
初回1点先制されたものの、その裏清田、クルーズの連続適時打ですぐさま逆転。2回に荻野の犠飛などで2点奪いリードを広げると、1点リードの6回には鈴木の適時三塁打などで4点奪って再び突き放した。
19、20日はソフトバンクに0−2、0−1と打てずに連敗していただけに鈴木は「明日にとっておきたいくらい」と冗談めかして試合を振り返ったが、「でもまた明日頑張ります」と2日連続での猛打を誓った。
ロッテの今江が21日の楽天戦(QVCマリン)に、白血病を患って7月に退院した石川ジェローム君(11)と家族4人を招待した。
試合前には練習見学などで今江とふれ合ったジェローム君は「入院してからは野球を見る機会がなかったけど、久しぶりにQVCマリンに来ることが出来ました。ちょっと体調が悪い時期もあったけど、今日の観戦と今江選手と会えるのを楽しみに頑張りました。今江選手はすごく大きくて、カッコよかった」と元気をもらった様子。
今江も「試合を観戦を楽しんでもらい、いいところを見せてあげることで彼の励みになることが出来れば幸せです」と表情を引き締めていた。
ロッテは、22日の「ALL for CHIBAデー」の目玉企画として予定していた地元千葉グルメ「九十九里の焼きはまぐり」の無料ふるまいを中止すると発表した。
太平洋を北上する台風20号の影響で漁に出られず、新鮮なはまぐりを確できないため。九十九里漁業協同組合の協力で、試合前に球場外特設テントにて先着3000人に無料でふるまうはずだった。選手会長の岡田は「焼きはまぐりは私の子供達も楽しみにしていたので、とても残念ですが、仕方ないですね」とショックを隠しきれない様子だった。
球団関係者は「イチオシの企画だったので、残念でならない。ただ、はまぐり企画は消滅しても、CS進出は消滅させない!」と気持ちを切り替えていた。
ロッテ・今江敏晃内野手(32)が、21日の楽天戦(QVC)に千葉県在住の石川ジェローム君(11)と家族を球場に招待した。石川君は白血病を患い、7月に退院。この日は試合前練習からグラウンドで見学した。
石川君は「今日の観戦と今江選手に会えるのを楽しみに頑張りました。今江選手はすごく大きくて、カッコ良かった」とコメント。今江も「いいところを見せてあげることで、彼の励みになることができれば幸せ」と、今後の活躍を誓った。
ロッテは22日の楽天戦(QVC)で予定していた「九十九里の焼きはまぐり」の無料ふるまいイベントを中止すると21日、発表した。
台風20号の影響で漁に出られないという、まさかのアクシデントが発生。九十九里漁協の協力の元で先着3000人にふるまう予定だったが、新鮮なはまぐりが確保できなくなってしまったという。
選手会長の岡田は「とても残念ですが、明日は今年最後のALL for CHIBAデーなので、ファンの方と一緒に熱く盛り上がっていきたい」とコメント。22日はCHIBAユニホームで試合を行い、中学生以下にはオリジナルTシャツが配られる。
ロッテ・今江敏晃内野手(32)が21日、千葉県在住で白血病を患い、7月に退院した石川ジェローム君(11)と家族4人を、募金活動などを行っているミルフィーユ小児がんフロンティアーズの紹介で、グラウンドの練習見学と試合観戦に招待した。
ジェローム君は、練習後に今江と対面し、「入院してからは野球を見る機会がなかったけど、久しぶりにマリンに来ることができました。ちょっと体調が悪い時期もあったけど、今日の観戦と、今江選手と会えるのを楽しみに頑張りました。今江選手はすごく大きくて、カッコ良かったです」と感激。
今江はジェローム君に「頑張るので応援よろしくね」と伝え、「今日は暑いけど、試合観戦を楽しんでもらえたらと思います。いいところを見せてあげることで彼の励みになることができれば幸せです」と話した。
ロッテは、22日の楽天戦(QVCマリン)で予定されていた「九十九里の焼きハマグリ」の無料振る舞いのイベントが、中止となったことを21日、発表した。台風20号(現在は温帯低気圧)の影響で漁に出られず、新鮮なハマグリが確保できないため。
22日当日は、「ALL for CHIBAデー」として開催され、中学生以下の子供達に「CHIBA」のロゴ入りのオリジナルTシャツが配られるなどのイベントがある。選手会長の岡田は「焼きハマグリは私の子供達も楽しみにしていたので、とても残念ですが、仕方ないですね。とにかく明日は今年最後のALL for CHIBAデーなので、ファンの方と一緒に熱く盛り上がっていきたいと思います」とコメントした。