ロッテが4連勝。1回にクルーズの適時二塁打とデスパイネの3ランで4点を先制。4回にも2点を加えた。涌井は柳田にソロ2本を浴びたが7回3失点にまとめて13勝目。ソフトバンクはウルフが打たれ、約5ヶ月ぶりの3連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
福岡ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 6 |
千葉ロッテの先発涌井は7回3失点。三者凡退は一度もなし。9安打を許し柳田には2本の本塁打を許したが、援護を背に13勝目を手にした。伊東監督は「丁寧に投げていた。(雨が降り)集中力が散漫になりがちな天気だが、しっかりゲームをつくってくれた」とねぎらった。
現在、パ・リーグの勝ち頭は14勝の大谷(日本ハム)。1勝差とし、2009年以来、自身3度目の最多勝も視野に入る。
冗談を飛ばして自画自賛したくなるほど、完璧な一打だった。球場の外には東京湾がある。「海まで行くんじゃないかと思ったよ」。千葉ロッテのデスパイネが1回に3ラン。飛距離、そして試合の流れでも大きな本塁打を放った。
クルーズの左前二塁打で先制し、福浦が四球を選んでなお2死一、二塁。畳み掛けたい局面で、外寄りのツーシームを迷わず振り抜いた。「これが本当に会心の当たりという感じで、打った感触が全くなかったよ」。16試合ぶりの17号は、バックスクリーン左の壁まで飛んでいった。
7番・指名打者で出場した20日のソフトバンク戦は代打を送られた。21、22日の楽天戦はスタメンを外れた。低めや外角に逃げる変化球に対応できず、低空飛行が続いていた。それでも一発が多くないチームで、一振りで魅せられるのがデスパイネ。19、20日には零敗を喫しており「ホークス相手にいきなり4点を取るのは簡単ではないからね」と胸を張った。
この日、抑えの西野が出場選手登録を外れた。守護神を欠き、伊東監督は「打線が点を取って楽な展開にして、後ろにつなぐのが理想」と話す。チームは4回に2点を加え逃げ切った。試合のない3位西武とは0.5ゲーム差に。こんな試合を積み重ねていけば、クライマックスシリーズ進出への道も開ける。
CSまで届け、特大弾! ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(29)が推定飛距離140メートル弾で勝利をもたらした。1−0の1回2死一、二塁でソフトバンク・ウルフから17号3ラン。QVCマリン左中間スタンド後方壁面の看板を直撃した。守護神西野の離脱という危機的状況で、心強い1発だった。チームは4連勝で、試合のなかった3位西武に0.5ゲーム差と迫った。
滞空時間は5秒半を超えた。1回、クルーズの二塁打で1点先制し、なお2死一、二塁。デスパイネは、ソフトバンク・ウルフのツーシームを振り切った。高く、高く、上がった打球はなかなか落ちてこなかった。左中間スタンド後方壁面の京葉銀行の看板を直撃した。推定飛距離140メートル。「海まで行くんじゃないかと思ったよ」とジョークもさえた。さすがに東京湾まで届くことはなかったが、文句なしの当たりだった。
力みが抜けた、けれん味のないスイングだった。本人のコメントが示している。本塁打直後「本当に会心の当たりという感じで、打った感触が全くなかったよ」と言った。感触がないとは?試合後に言い足した。「打者なら分かると思う。本当に会心の当たりなら、手に何も残らないんだ。まあ、ホームランの時は、大体そうなんだけどね」。来日2年目の通算29号。ド芯を食った最高の“感触”だった。
大砲が3週間も1発がなかった。4番を外され、ベンチスタートもあった。試合前のフリー打撃では、右に、左に、放り込む。だが、試合では力みまくり凡打が続いた。伊東監督に「練習で満足してるんじゃないか」とボヤかれたほど。そう言われても「力の抜き方が分からないんだよ」と苦笑いするしかなかった。
ただ、控えでも「自分のことはいい。チャンスが来たら活躍する」と腐らなかった。それが、西野離脱の日に勝利を呼び込む特大弾につながった。守護神がいない中、伊東監督が「打線が点を取って楽な展開で後ろにつなぐのが理想」と期待していた通りの働きだ。その指揮官に「完璧だった」と褒められると「CSに行きたい」と力強く言った。大放物線の先に、Aクラスを捉えた。
ロッテが4連勝で、3位西武に0.5ゲーム差に詰め寄った。
主砲が初回に決めた。1点を先取し、なおも2死一、二塁。アルフレド・デスパイネ外野手(29)が左中間スタンド上段へ、推定飛距離140メートルの特大3ランを放り込んだ。9月4日の西武戦以来の本塁打だった。
負けられない試合が続く中で、優勝チームとの3連戦初戦を取った。伊東勤監督(53)は「初回、いい形でした。1発だね。久々によく飛びました」とたたえた。
ロッテの先発、涌井秀章投手(29)がリーグ単独2位となる13勝目を挙げた。
7回まで9安打3失点。初回に4点の援護をもらい「比較的らくに投げられました」と余裕があった。ただ5回と7回は、ともに2死から柳田にソロを被弾。「あの2発が余計だった」と反省も忘れなかった。
13勝のうち、この日を含む5勝がソフトバンクと、王者に好相性を誇っている。
ロッテが初回に一挙4点を先取した。
1回2死三塁、まず4番ルイス・クルーズ内野手(31)の左翼への二塁打で1点。四球を挟み、なおも一、二塁からアルフレド・デスパイネ外野手(29)が推定飛距離140メートルの特大3ランを左中間スタンド上段にたたき込んだ。
先制点のクルーズは「打ったのはチェンジアップ。バットの先だったのでレフトの前に落ちてくれ、打点につながったのはよかったよ。先制できてよかった。あとはこの天気(雨)だから、試合が成立することを願うよ」。
今季17号だったデスパイネは「打ったのはツーシームかな。会心の当たりだった。これが本当に会心の当たりという感じで、打った感触が全くなかったよ。海まで行くんじゃないかと思ったよ(笑)。ホークス相手にいきなり4点を取るのは簡単ではないからね。このまま、最後までいって欲しいね。今の気持ち?それは試合が成立してチームが勝ってからだよ」とコメントした。
ロッテが3点リードの4回に、2点を追加した。
4回表に1点を返された直後だった。2死二塁から荻野貴司外野手(29)のセンターへの三塁打で再び4点差とすると、伊志嶺翔大外野手(27)が遊撃内野安打で6点目を挙げた。
荻野は「打ったのはストレートです。ラッキーです。形はどうあれ追加点に結びつくヒットが打ててよかったです」。
7月25日以来の楽天戦以来の適時打となった伊志嶺は「打ったのはストレートです。チャンスだったので積極的にいきました。絶対に負けられないので、とにかく点が入ってくれてよかったです。1点でも多く取っていきたい」とコメントした。
ロッテが10月4日の日本ハム戦(QVCマリン、午後1時試合開始)で、焼きはまぐりの無料ふるまいを行う。当初は9月22日に実施予定だったが、台風の影響で漁が出来ずに中止となっていた。
配布時間は、午前10時半〜午後3時で、なくなり次第終了。配布場所は、球場正面特設テント。対象は、当日の観戦チケットを持っている先着3000人。九十九里漁業協同組合の強力で行われる。
また、7回裏終了後から試合終了後30分まで球場正面特設テントにて、はまぐりの販売も行う。価格は、1袋(10個入り)2000円(税込み)。なお、本企画は台風などの影響により漁に出られずに新鮮ははまぐりが確保が出来ない場合は中止となる。
選手会長の岡田幸文外野手(31)は「前回残念ながら中止となっていた企画がこのように再度、実施されることが決まり、とても嬉しく思います。地元・千葉は九十九里の地はまぐりをぜひ、食べてみてください。そして当日は千葉ロッテマリーンズへの熱い応援の方も、よろしくお願いします」と呼び掛けた。
ロッテは25日、西野勇士投手(24)が前日24日に都内の病院で左足の再検査を受けた結果、左足第二中足骨基部亀裂骨折と診断されたことを発表した。全治6週間の見込みのため、この日、出場選手登録を抹消された。
西野は23日の楽天戦に登板した際、打球を左足に受けた。試合後に千葉・習志野市内の病院で検査した際には、左足甲打撲と診断されていた。
報告を受けた伊東勤監督(53)は「確かに痛い。今年はケガ人が多く、最後の最後まで苦しめられている。でも、あとはいる人達で埋めていくしかない。逆に予想以上の力が出たり、良い目が出るかもしれない。そっちに期待したい」と話した。
左手の薬指と小指を骨折しリハビリ中のロッテ角中勝也外野手(28)が25日、埼玉のロッテ浦和球場で打撃練習を再開した。右手だけでバットを握った。「軽くですよ。左手は使っていないので」と控えめに話したが、1歩前進に表情は明るかった。
4位・ロッテは25日、ソフトバンク23回戦(QVCマリン)に6−3で勝ち、4連勝を飾った。試合のなかった3位・西武に0.5ゲーム差と肉薄したが、清田育宏外野手(29)が4回に自打球を当て、左すね付近の打撲と診断された。抑えの西野勇士投手(24)に続いて主力が戦線離脱の危機。クライマックスシリーズ進出を目指す中、試練が待ち受ける。
投打の歯車がかみ合った。王者ソフトバンクに完勝して4連勝。しかし、会見に臨んだ伊東監督の歯切れは悪かった。
「初回の本塁打は大きかった。涌井も丁寧に投げた。清田?左ふくらはぎの肉の薄いところがかなり腫れたようだ。非常に痛かったみたい」。
1−0の1回、デスパイネが左中間席に17号3ランを放ち、大きな追加点を挙げた。キューバの至宝に一発が出れば、これで15勝1敗。一気に流れを引き寄せた。
しかし、悪夢のシーンは4回に待っていた。清田がウルフの3球目に自打球を当てて、最後は空振り三振。その後、守備にはつかずに千葉・習志野市内の病院に直行。検査を受けて左脛骨(けいこつ)の打撲と診断されたのだ。
試合後、球団広報は清田について「明日(26日)からは様子をみながらです」と説明。故障者が続出するチーム内には、不穏なムードが漂った。角中は左手薬指と小指を骨折し、シーズン中の復帰は厳しい状況。抑えの西野も全治6週間で、投打の主力が戦線離脱。新たにチーム1位の打率.322を誇る、清田の回復が長引けば…。
「チームが1つになって、みんなで協力してクライマックスシリーズに行きたい」とデスパイネは熱弁をふるう。残りは10試合。3位・西武に0.5ゲーム差に迫った伊東ロッテが、一枚岩となって立ち向かう。
ロッテ・西野勇士投手(24)が25日、左足甲の亀裂骨折で出場選手登録を外れた。全治6週間の見込み。
23日の楽天戦(QVCマリン)で打球を受けた。試合当日の検査では打撲とされていたが、24日の再検査で左足第二中足骨基部(左足甲)の亀裂骨折と診断された。
西野は今季54試合に登板して1勝2敗34セーブ、防御率1.83。11月の国際大会「プレミア12」の日本代表1次登録選手にも入っている。抑えの離脱は3位・西武とのクライマックスシリーズ進出争いで大きな痛手となる。伊東監督は「みんなで穴を埋めていくしかない」と話した。
涌井が7回9安打3失点の粘投で13勝目(9敗)を飾った。今季ソフトバンクから5勝目(3敗)を挙げ「もともと苦手意識はないので、変な不安もない」と胸を張った。抑えの西野が故障離脱し、セットアッパーの大谷は復帰したばかり。「できるだけ中継ぎに負担はかけたくなかった」とエースの意地をのぞかせた。
ロッテの清田が4回の第3打席で左脚に自打球を当て、5回の守備から退いた。千葉県習志野市内の病院で検査を受け、左脛骨打撲と診断された。26日以降の出場については当日の様子を見て判断するという。
ロッテは先発した涌井秀章投手(29)が、7回9安打3失点で、今季13勝(9敗)目を挙げた。これでチームは4連勝とし、クライマックスシリーズ(CS)出場圏内の3位西武と0.5差とした。
ロッテはエース・涌井が力投を見せた。ソフトバンク打線に安打を許しながら、要所を締める投球で7回3失点。直球をコーナーに散らし、低めを丁寧についた。テンポの良い投球で打線へリズムをもたらし、デスパイネの3ランなどで4回までに6点。序盤から涌井を援護した。
これで勝利数はリーグトップの日本ハム・大谷と1差の13勝。2009年以来6年ぶりとなる自身3度目の最多勝とCS進出へ、右腕を振り続ける。
ロッテのデスパイネが16試合ぶりの17号3ランを放った。1回、1点を先取してなお2死一、二塁。外寄りの速球を鋭く振り抜き、左中間席後方の壁を直撃する一打とした。序盤で試合の流れをつくり「状態は悪くなかったし、勝利に貢献したかった」と胸を張った。
「これが本当に会心の当たりという感じで、打った感触が全くなかった」と言うほど、完璧な一発だった。球場を出れば東京湾が広がっており「海まで行くんじゃないかと思ったよ」と冗談を口にするほどの飛距離だった。
ロッテは、10月4日の日本ハム戦(QVCマリン、午後1時開始)で、焼きはまぐりの無料振る舞いを行うと発表した。当初は9月22日に実施予定だったが、台風の影響ではまぐり漁ができずに中止になっていた。
当日は球場正面の特設テントで、午前10時半〜午後3時まで配布予定(無くなり次第終了)。対象者は、当日の観戦チケットを持参した先着3000人(合計約300kg)。 7回裏終了時から試合終了後30分まで同テントにて、新鮮なはまぐりも販売予定。価格は1袋10個入りで2000円(税込)。なお、天候により新鮮なはまぐりが確保ができない場合は中止となる。
岡田幸文選手会長(31)は「前回残念ながら中止となっていた企画がこのように再度、実施されることが決まり、とても嬉しく思います。地元・千葉の九十九里のはまぐりを、ぜひ食べてみてください。そして当日は千葉ロッテマリーンズへの熱い応援の方も、宜しくお願いします」とコメントした。
ロッテは25日、抑えの西野勇士投手が左足骨折で出場選手登録を外れたと発表した。全治6週間の見込み。23日の楽天戦で打球を受けた。試合当日の検査では打撲とされていたが、24日の再検査で左足第二中足骨基部の亀裂骨折と診断された。
4位のロッテは3位西武とクライマックスシリーズ進出を争っている。抑えの離脱に伊東監督は「みんなで穴を埋めていくしかない。予想以上の力を出してくれることを期待する」と話した。
西野は今季54試合に登板して1勝2敗34セーブ、防御率1.83。11月の国際大会「プレミア12」に出場する日本代表の1次登録選手にも入っている。
パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)進出争いで4位のロッテが3位・西武に0.5ゲーム差に接近した。25日のソフトバンク戦で涌井秀章投手(29)が7回3失点で13勝目。抑えの西野勇士投手(24)が左足骨折で戦線離脱した危機の中、チームを4連勝に導き、自身もハーラートップの日本ハム・大谷に1勝差に迫った。
1イニングでも長く投げたかった。その一心で先発した涌井は7回を終えて9安打3失点。球数は102球で、まだ余力はあった。「西野のこともあったし、できるだけ中継ぎに負担をかけたくなかった。いけるところまでいきたかった」と、8回も続投すると志願。点差と今後の登板を考慮した首脳陣が交代を決めるとベンチで勝利を待った。内が試合を締めくくった瞬間、いつものポーカーフェースを少し崩した涌井の笑顔があった。
3者凡退は1度もなかったが、打線の援護をもらいながら試合をつくった。柳田に浴びた2打席連続ソロには「余計な失点だった」と反省しつつ、降りしきる雨でぬかるんだマウンドでも集中力を切らさなかった。「初回の4点の援護が大きかった。チームが勝ったのがよかった」。自身の13勝目よりもチームの勝利を心から喜んだ。
し烈なCS進出争いの行方は、その右腕に懸かっている。次は10月1日の日本ハム戦(札幌ドーム)で先発予定。その後は中4日で今季最終戦の楽天戦(コボスタ宮城)に先発するプランが浮上している。チームの命運を託されるエースは、短くなる登板間隔にも「準備をしなくてもいける。任される試合でしっかり結果を出す」と言い切った。
全ては逆転3位のため。西武は試合がなかったためゲーム差は0.5に縮まった。自身の6年ぶりの最多勝の可能性もあるが今は個人タイトルに興味はない。「0.5ゲームに縮まったのは大きい。あと10試合で10連勝するつもり。(最多勝が)いるかいらないかと言われればいるけど」。負傷者が相次ぐ中、涌井の存在はあまりにも頼もしい。
ロッテ・西野が25日、左足第2中足骨基部亀裂骨折で出場選手登録を抹消された。23日の楽天戦(QVCマリン)で左足に打球が直撃。同日は打撲と診断されたが、24日に都内の病院で再検査を受け、骨折が判明した。
全治6週間で、34セーブ、防御率1.83と抜群の安定感を誇った守護神の今季中の復帰は絶望的となった。
また、この日のソフトバンク戦では、清田が4回の第3打席で左足に自打球を当てて5回の守備から交代。習志野市内の病院へ向かい、左脛骨(けいこつ)打撲と診断された。相次ぐ主力のアクシデントに、伊東監督は「呪われているな」と顔をしかめた。
ロッテは離脱した西野に代わって9回を任された内が3者凡退で締めくくり、13年10月3日の楽天戦(Kスタ宮城)以来となるセーブを挙げた。
「どのイニングで投げても点を与えないというのは一緒ですから。“西野がいない”と言われないように頑張ります」。当面は主にクローザーを務めることになりそうで、伊東監督は「(西野の不在は)簡単に埋められる穴ではないが、みんなで埋めていくしかない」と話した。
ロッテのデスパイネが16試合ぶりの17号3ランを放った。初回、1点を先取してなお2死一、二塁。外寄りの速球を鋭く振り抜き、左中間席後方の壁にぶち当てた。
「これが本当に会心の当たりという感じで、打った感触が全くなかった」と言うほど、完璧な一発。球場を出れば東京湾が広がっており「海まで行くんじゃないかと思ったよ」と冗談を口にするほどの飛距離だった。
ロッテの清田が4回の第3打席で左脚に自打球を当て、5回の守備から退いた。千葉県習志野市内の病院で検査を受け、左脛(けい)骨打撲と診断された。26日以降の出場については当日の様子を見て判断するという。
ロッテの守護神・西野勇士投手(24)が24日、都内の病院にて左足の再検査を受け、左足第二中足骨基部亀裂骨折で全治6週間と診断された。23日の楽天戦(QVCマリン)で打球を受け、当時は打撲と見られていたが、再検査で骨折と判明。CS争いに大きな痛手となりそうだ。
ロッテは、10月4日の日本ハム戦(QVCマリン)の試合前に焼きはまぐりの無料ふるまいを実施する。元々9月22日に実施予定だったが、台風の影響もあって漁ではまぐりを確保できなかっために中止となった。
今回も地元・千葉の九十九里漁協の協力のもと、当日の観戦チケット保有者を対象に先着3000人(計約300キロ)に無料でふるまわれる。悪天候により新鮮なはまぐりが確保ができない場合は中止となるが、球団関係者は「リベンジ焼きはまぐり」に燃えている。
選手会長の岡田は「前回残念ながら中止となっていた企画がこのように再度、実施されることが決まり、とても嬉しく思います。地元・千葉は九十九里の地はまぐりをぜひ、食べてみてください。そして当日は千葉ロッテマリーンズへの熱い応援もお願いします」とコメントした。
パ・リーグ王者を、涌井は恐れない。雨の中、集中力を切らさず7回9安打3失点。今季13勝目で、3位・西武に0.5ゲーム差に迫り「(ゲーム差を)縮められたのはでかいと思う」と安堵の表情だった。
柳田に2発を浴びるなど、本調子ではなかった。3者凡退は1度もなかったが「連打にだけ気をつけよう」と後続を断った。これで今季の対ソフトバンク戦は5勝。パ・リーグの投手でNO.1の数字だ。「元々苦手なチームじゃないので、要因はないです」と勝ち上がればCS第2ステージで戦う相手にも強さを見せた。
最多勝を争う大谷に1勝差と迫ったが「(タイトルが)いるかいらないかで言えばいるけど、チームが勝つのが1番」と勝ち数は二の次だ。19日のソフトバンク戦(ヤフオクD)では6回2失点。役割を果たしたが、チームが敗れ「この時期は役割とか関係ない。勝たないと意味がない」と唇をかんでいた。リベンジを果たした右腕は、誰よりもCS進出を望んでいる。
チームは4連勝。今後は中5日、中4日で登板の可能性もあるが「しっかり結果を残すだけ」と力強い。エースは背中で、ロッテを引っ張る。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(29)が25日、ソフトバンク戦(QVC)で左中間席最上部の看板を直撃する特大17号3ランを放った。推定140メートル弾に「(場外の)海まで行くんじゃないかと思ったよ」と上機嫌だ。
1点を先取した初回2死一、二塁から、真ん中に入った144キロを強振。打球は左翼席の上部にある「京葉銀行」の看板に当たった。
出場16試合、55打席ぶりの一打に「会心の当たりだった。これが本当に会心の当たりと言う感じ。(芯でとらえたため)打った感触が全くなかったよ」とうなずいた。
ロッテは10月4日の日本ハム戦(QVC)で焼きハマグリ無料ふるまいを行うことを25日、発表した。九十九里漁業協同組合の協力のもと、合計で約300キログラムが配られる。対象は当日観戦チケットを持っている人で、先着3000名。
同イベントは22日の楽天戦(QVC)で実施予定だったが、台風の影響で漁ができず中止になっていた。配布時間は午前10時30分から午後3時までで、無くなり次第終了となる。配布場所は球場正面特設テント。
また7回裏終了後から試合終了30分後まで、球場正面特設テントでハマグリの販売も行われる。価格は1袋10個入りで2000円(税込み)。岡田選手会長は「前回残念ながら中止となっていた企画が、再度実施されることに決まってとても嬉しく思います。地元・千葉は九十九里の地ハマグリをぜひ食べてみてください。そして当日はマリーンズへの熱い応援の方もよろしくお願いします」とコメントした。
ロッテの伊東勤監督(53)が25日、チームの結束力に期待した。守護神の西野が左足甲の骨折で今季絶望となったことが判明。「今いる人で(穴を)埋めていくしかない。逆にいい面が出るかも。団結力、予想以上の力を出したり。それに期待したい」と話した。
今季34セーブを挙げている右腕の代役は、内、大谷、益田らを臨機応変に起用する方針。現在は角中も左手薬指、小指の骨折で離脱しており、今江、大谷もけがから復帰したばかりだった。
CS争い中のロッテには大きな痛手だが、「ケガ人が多くて最後の最後まで苦しめられる。今年は試練の年だが、やりがいがあっていい」と必死に前を向いていた。
ロッテの西野勇士投手(24)が25日、左足第二中足骨基部亀裂骨折のため登録を抹消された。全治は6週間の見込みで、今季中の復帰は絶望となった。
西野は23日の楽天戦(QVC)の9回に左足に打球を受け、習志野市内の病院で左足甲打撲と診断されていた。24日に都内の病院で再検査をした結果、骨折が判明した。
今季34セーブを挙げている守護神の離脱は、CS争い中のロッテに大きな痛手となりそうだ。
エースは黙々と腕を振った。ロッテ・涌井が7回3失点で、リーグトップの日本ハム・大谷に1勝差に迫る13勝目。チームは試合のなかった3位・西武に0.5ゲーム差に肉薄した。
「勝てたことが良かった。まず0.5差に縮められたのは大きいですね」。5、7回に柳田に打たれたソロを「2死からの柳田の2発が余計だった」と反省したが、負けられない戦いでエースらしい投球が光った。
102球で降板したが、左足甲の骨折が判明した西野が離脱したことから、首脳陣には「自分がまだ行きます」志願した。伊東監督には「投げる試合は全部勝ちます」と宣言している。指揮官は「表には出さないけど、内に秘めた闘志は、かなり強いものを持っているよ」とうなずいた。
今後、中5日で10月1日の日本ハム戦、中4日で今季最終戦の楽天戦に先発予定。ただ自身6年ぶりとなる最多勝のタイトルには「全部終わった後にあればいい」。まずはチームの逆転CS進出を目指す。
ロッテは25日、西野勇士投手(24)が、24日に都内の病院で検査を行った結果、「左足第二中足骨基部亀裂骨折」と診断されたことを発表した。全治6週間の見込みで、今季中の復帰は絶望。同投手は、23日の楽天戦で打球を左足に受け、試合後に左足甲打撲の診断を受けていたが、痛みが引かないため24日に再検査を受けていた。
西野はこの日、出場選手登録を抹消。今季は左手手首骨折の今江(現在は復帰)や、左手指骨折で離脱中の角中ら、主力のケガに悩まされてきただけに、伊東監督は「最後の最後まで苦しめられていますが、いる人で埋めていくしかない」と話し、「こういう時に、団結力というか、予想以上の力が出たりもする。それに期待したい」と、あくまで前を向いた。
ロッテは、実施予定だった22日・楽天戦(QVCマリン)で台風の影響により漁ができずに中止になった「九十九里の焼きハマグリ」の無料振る舞いを、10月4日の日本ハム戦(QVCマリン、午後1時開始)で行うことになったと発表した。
当日は午前10時30分〜午後3時(なくなり次第終了)に、球場正面特設テントで、先着3000人に無料で振る舞う。また、7回裏終了後から試合終了後30分まで、球場正面特設テントで、ハマグリの販売も行う。価格は1袋(10個入り)2000円。
なお、台風などの影響で漁に出られず、新鮮なハマグリが確保できない場合は中止となる。
選手会長の岡田は「前回は残念ながら中止となっていた企画が、このように再度、実施されることが決まり、とても嬉しく思います。地元・千葉は九十九里のハマグリを、ぜひ、食べてみて下さい。そして、当日は、千葉ロッテマリーンズへの熱い応援の方も、宜しくお願いします」とコメントした。
誰もいなくなったロッカールームに荻野貴司外野手の姿があった。本拠地で行われた東北楽天イーグルス戦で3連勝。歓喜に沸いたロッカーには、すでに人影はなく静寂に包まれていた。荻野は入念なストレッチと治療から戻ってくると1人、中央に位置するソファーに深く腰を掛け、黙々とグラブを磨き出した。
「クライマックスに行きたいです。ボクは入団して6年間、1度もその舞台に立てていない。何とかチームに貢献して、行きたいです」。
自分に言い聞かせるように話し出した。それは心からの叫びのようだった。思えば、入団1年目の2010年。開幕スタメンをもぎとると46試合で25盗塁。その快足を存分に発揮し、チームを牽引した。しかし、5月21日の東京ヤクルト戦(マリン)で盗塁を試みた際に右膝を負傷。半月板損傷と診断された。シーズン中の復帰を目指し懸命なリハビリを続けたが、その思いはかなわなかった。
ただ、その足で勢いづかせたチームはCSを勝ち抜いた。荻野はその瞬間を寮の自室で1人、見届けた。そして13年。自己最多の102試合に出場して打率2割7分5厘、チーム最多の26盗塁と機動力で大きく貢献。激しい上位争いを繰り広げる中で迎えた9月30日の日本ハム戦(マリン)。延長10回に先頭として四球で出塁するとその後、一、三塁とチャンスが広がり、福浦の左翼への浅い飛球にホームに飛び込んだ。その足でもぎとったサヨナラ犠飛。しかし、この前の走塁で、すでに足に違和感があった。それでも三塁に到達した荻野は、痛みを訴えることなく、そのまま出場を続けると浅い当たりに躊躇なく突っ込んで勝利に導いた。翌10月1日に行われた診断結果は右大腿二頭筋肉離れ。全治まで3週間以上。チームは仙台でのCSファイナルステージまで勝ち進んだが、またもやテレビで観戦をすることになった。
「あの年は自分の中では1番、試合に出ていて、今年こそは最後までいけると思っていただけに悔しかったですね。ただ、全力で走った結果なので後悔はしていない。後悔はしていないけど、クライマックスシリーズに出られなかったことはやっぱり悔しかったし、うらやましいし、情けなかった」。
今も、はっきりと覚えている。13年の楽天とのCSは第4戦までもつれる激戦となった。楽天が王手で迎えた試合日、外出先で知人と夕食をとっていた。それでもやはりチームのことが気になって仕方がない。スマートフォンのインターネット生中継番組に加入し、テーブルに置いて食事をしながら応援をした。画面に見える仲間達が輝いて見えた。何か違う世界にいる人達と思えるほど、自分との距離を感じた。何とも言えぬ感情が渦巻いた。
「緊迫感が伝わってきましたね。自分もあの雰囲気の中でプレーをしてみたいと思いました。だから、今年は絶対に出たいです。あの舞台で、暴れたい。今までの思いをぶつけたい」。
9月18日のソフトバンク戦(ヤフオクD)。3−3の同点で迎えた6回。2死三塁の初球。一塁方向へのセーフティーバントを成功させ、貴重な勝ち越し点をつかみとった。サインではなく独自の判断。背番号「4」の真骨頂だった。
「一塁手も二塁手も後ろに下がっていたので、転がせたら何とかなるかと思い、勝負しました。意表をつけたのはよかった。ここぞの場面で監督やファンが求めているのはああいうプレーだったと思うし、自分自身も自分がやるべきことを再認識できた」。
指揮官のげきを実践してみせたプレーでもあった。本拠地で北海道日本ハムに敗れた9月16日の試合後、伊東監督に呼ばれ、厳しい口調でアドバイスを受けた。「もっと強い意識を持って打席に立て。向かっていく姿勢を見せろ」。その言葉に自分のスタイルを見つめ直した。直後の試合で早速、歩むべき姿勢を打ち出した。
ライオンズとの3位争いは一歩も譲らない状態が続く。その中で背番号「4」の存在は欠かせない。今度こその舞台。必ず、立ってみせる。暴れてみせる。グラブを磨く荻野の目はゲーム中のように鋭さを保っていた。相棒に語りかけるように、自分に言い聞かせるようにその作業は遅くまで続いた。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)