10月1日10月1日ロッテが4連勝で3位浮上。0−1の4回に福浦が押し出し四球を選んで同点、内野ゴロで勝ち越した。5回は清田、6回は伊志嶺がともに2点打を放った。涌井は14勝目。7回を投げ、日本ハム・中田の30号ソロによる1点に抑えた。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 4 | 10 |
| 北海道日本ハム | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
ロッテが、敗れた西武に代わり3位に浮上した。CS進出へ、大きな1勝だ。残り5試合を2勝3敗で3位が決まる。
伊東勤監督（53）は「向こう（西武）は残り試合がないからといって、うちのCSが決まった訳じゃない。余計なことは考えずに、目先の勝利にこだわっていきたい。明日からは本拠地。お客さんも盛り上がってくれると思う」と、落ち着いた様子で話した。
ロッテのルイス・クルーズ内野手（31）が負傷交代した。
1−1の4回1死満塁で遊ゴロを放ち、一塁へ全力疾走。併殺崩れで勝ち越し点を奪ったが、直後に右太ももに痛みを訴え代走を送られた。札幌市内の病院で右太もも裏肉離れと診断された。全治10日の見込み。
ロッテが4連勝で貯金1。敗れた西武に代わり、3位に浮上した。
涌井秀章投手（29）が7回3安打1失点で14勝目を挙げた。残り5試合を2勝3敗でCS進出が決まるが、涌井は「あと5試合、全部勝って終わるつもりで行きます」と力強く話した。また、リーグトップ15勝の日本ハム大谷に1勝差と迫った。最多勝のタイトルにも望みをつないだが、「それは11月になってからでいい」と気にかけなかった。
ロッテ清田育宏外野手（29）が2点適時打を放った。
2−1の5回2死二、三塁で、日本ハム有原の真っ直ぐを中前に運び、2人をかえした。貴重な追加点を奪い「インコースのボールでしたが、しっかり自分のスイングができました。追加点も早く欲しかったし、みんなでつないで作ったチャンスでもあったので、打つことができて良かったです。僕らは負けられないですから、この後もしっかり集中してやっていきたい」と話した。
ロッテのチェン投手（24）が1日、憧れの人からねぎらわれた。
9月30日の日本ハム戦（札幌ドーム）で、7回2安打無失点と好投。5勝目を挙げた。
同じ台湾出身の先輩、陽岱鋼は2三振を含む3打席凡退に抑えた。この日の練習前、その陽と会話を交わした。「陽さんに『すごい。球がキレてた』と言われました」と、嬉しそうに話した。
ロッテは1日、日本ハム23回戦（札幌ドーム）に10−2で大勝し、単独3位に浮上。クライマックスシリーズ（CS）進出へ残り5戦であと2勝とした。先発した涌井秀章投手（29）が、7回3安打1失点で14勝目（9敗）を挙げて、チームの4連勝に貢献した。
クルーズが、1−1で迎えた4回一死満塁で遊ゴロ。一塁に激走して併殺崩れで勝ち越し点を奪ったが、その際に右足を痛めて札幌市内の病院へ直行した。検査の結果、右太もも裏の肉離れで全治10日と診断され、伊東監督は「（併殺阻止のために）体を張ったプレー」とたたえる一方、残り5試合の出場に「おそらく無理だろう」と話した。
ロッテは1日、藤岡貴裕投手（26）の夫人、繭さん（31）が29日に東京都内の病院で第2子となる長女を出産したと発表した。体重3208グラムで、母子ともに健康。
ロッテのクルーズが4回の攻撃で右脚を痛め、代走を送られた。札幌市内の病院で検査を受け、右太もも裏の肉離れと診断された。全治10日の見込みで、今後の出場は様子を見て決めるという。
ロッテが主力の負傷離脱と引き換えに3位に再浮上した。4回1死満塁から福浦が押し出し四球を選んで1−1の同点に。続くクルーズが遊ゴロ併殺に打ち取られたかと思われたが、一塁はセーフの判定となり、勝ち越しに成功した。懸命に走った代償としてクルーズは右太腿を痛め、そのままベンチへと退いた。
助っ人の姿にチーム全体が奮い立った。「体を張ってくれたプレーで点が入り、あれでベンチは盛り上がった」と伊東監督。5回と6回に2点ずつを奪うと、9回には一挙4点を奪って勝負を決めた。野手だけじゃない。先発のエース・涌井の闘争心にも火が付いた。「負けられない試合だし、必死で点を取ってくれたというのは感じた」。2回に中田にソロを浴びたが、3回以降は失点を許さなかった。7回3安打1失点で14勝目。チームを4連勝に導いた。
クルーズは札幌市内の病院で「右太腿裏の軽度の肉離れで全治10日」と診断され、早ければCS中にも復帰する見込みだ。チームは残り5試合で2勝すればCS進出が決まる有利な状況となったが、誰1人として気を緩めてはない。清田は「2連勝で決めたい。1つも落とさないつもりで戦う」と言い切った。
左手薬指と小指の骨折で離脱している角中もCS中の復帰を視野に入れてリハビリに励んでいる。負傷した仲間を再び迎え入れるためにも、3日の楽天戦（QVCマリン）で最短で2年ぶりのCS切符をつかむ。
ロッテのクルーズが1日の日本ハム戦で走塁中に足を痛め、途中交代した。
「6番・二塁」でスタメン出場のクルーズは4回の第2打席、1死満塁の場面で遊撃への併殺コースとなるゴロを放ったが、懸命の走塁で一塁はセーフ。
しかし、ベースを駆け抜けたクルーズは右足ハムストリング（太腿裏側）に違和感を覚え、その場で中腰姿勢に。結局、トレーナーとともにベンチへと退き、代走には今江が送られた。病院へは行かずに、アイシングで様子を見るという。
ロッテが4連勝で9月3日以来の3位に浮上。西武をかわして、CS進出に大きく近づいた。伊東監督は「いい集中力を持ってやってくれている」とたたえた。
思い描いた通りの戦いだった。試合前に「最少失点で抑えていって欲しい。打線が打って、楽な展開に持ち込んで欲しいね」と話した指揮官。先発の涌井が7回3安打1失点、無四球6奪三振で14勝目を挙げれば、打線も効率よく加点。14安打で10得点を挙げた。
残り5試合。2勝3敗なら、全日程を終えた西武と勝率5割で並び、直接対決で勝ち越したロッテが3位となる。「西武が負けたからと言って、（CSが）決まった訳じゃない。残り試合を切り替えていく」と指揮官。アクセル全開で、シーズンを走り抜ける。
エースの力投が、大きな1勝を呼んだ。涌井は黙々と目の前の打者と対峙した。7回1失点で14勝目を挙げ、ロッテは3位に浮上。CS進出へ、一気に視界が開けてきた。
「先制されたけど、すぐに逆転してもらった。調子が良くなくてどうなるかと思ったけど、すぐに修正できた」。中5日での登板が続き、本来の調子ではなかった。それでも修正し、無四球でしのいだのはさすが。抑えるべき人が抑え、味方が援護した。
この日の勝利で、Aクラス入りにグッと近づいた。残り5試合を2勝3敗でも、勝率5割で並ぶうえ、西武との対戦カードで勝ち越しているため、CS進出が決まる。
14勝は、リーグトップの日本ハム・大谷に1勝差。タイトルを目指し、中4日で6日の楽天戦に臨むプランもある。一方で10日に始まるCSファーストSも考えなければならない。落合投手コーチは「チームの目標もあるし、個人の目標もあるし、あとは涌井と監督で決めてもらう」と話した。