わたしはかもめ2015年鴎の便り(10月)

便

10月6日

東北楽天3−9千葉ロッテ(コボスタ宮城)

ロッテが4連勝を飾った。涌井が10回6安打3失点でリーグ最多に並ぶ15勝目を挙げた。7回以降は1人の走者も出さない力投だった。打線は延長11回に鈴木の2点二塁打などで6点を勝ち越した。楽天は粘ったが、最後は力尽きた。

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千葉ロッテ000100200069
東北楽天001002000003

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ロッテ涌井137球、執念の15勝目で最多勝を獲得[ニッカン]

執念を実らせた。ロッテ涌井秀章投手(29)が今季最終戦で延長10回を6安打3失点に抑え、15勝目で日本ハム大谷と並ぶ最多勝を手にした。自身6年ぶり3度目だが、ロッテでは移籍2年目で初めて。ただ、137球を投げた。当初は、中4日で11日の日本ハムとのCS第1ステージ第2戦に先発予定だったが、登板日程が変更される可能性が出てきた。

勝ち越しを見届け、涌井はようやくベンチに下がった。3−3の延長11回。1死一、三塁となり、裏の登板に備え、キャッチボールを始めた。そこから2者連続四球で決勝点が入った。緊張を解くように、口元にかすかな笑みをたたえた。結局、11回だけで6得点。「本当は、すんなり終われば良かったけど、たくさん点を取ってくれた。最後の最後、感謝、感謝の最多勝です」と、素直に喜んだ。

予想だにせぬ展開だった。6回に2点を勝ち越され、降板のつもりだった。ところが、直後の7回、味方が2点を奪い追いついた。再び、続投態勢。そこからは、伊東監督も「勝ち越せば交代」と決めたが、両軍無得点が続いた。落合投手コーチからも「ここまで来たら絶対代わるな」とハッパをかけられ、交代機がないまま137球を投げ抜いた。

前回1日の日本ハム戦で14勝目。その3日後、チームはCS進出を決めた。その時点で、中4日のこの日を回避し、10日の第1ステージ初戦に備えることもできた。だが、伊東監督の打診に、自ら最多勝を狙うことを志願。1年の労に報いる意味も込め、伊東監督は受け入れた。

137球をどう見るか。落合投手コーチは、CSローテを「白紙です」と明言。疲労を考慮し、第2戦ではなく、中5日で第3戦に待機させる可能性はある。

ただ、涌井本人は涼しげだった。「順位が決まらない中、ここに合わせて調整してきた。投げずにCSに行くのと、投げて行くのとあるけど、試合感覚は投げないと分からない」。力投タイプではない。投げるスタミナもある。「FAで来て、先発にこだわってやってきた。(最多勝は)先発の栄冠」とも言った。中4日の第2戦も「直訴しようかな」と、当たり前のように言った。周囲の想定を超えたところにいる。CSで打たれれば、最多勝を優先したからと言われかねない。ビシッと抑えて、雑音を封じる。

涌井が15勝目を挙げ、日本ハム大谷と並び最多勝を獲得した。涌井の最多勝は西武時代の07年(17勝)09年(16勝)に次ぎ3度目。2球団で最多勝は08年のグライシンガー(巨人)岩隈(楽天)以来7人目。最多勝を通算3度は松坂(西武)らに並ぶ5位タイになる。涌井は延長10回まで投げる執念が実ったが、ロッテの先発投手が延長まで投げたのは10年9月4日日本ハム戦でペンが10回まで投げて以来5年ぶり。

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最多勝のロッテ涌井「CSでもしっかり投げる」[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(29)が、自身6年ぶり3度目となる最多勝のタイトルを手にした。

今季最終戦で、延長10回を6安打3失点。11回表に味方が6点を勝ち越し、15勝目を挙げた。日本ハム大谷と並ぶリーグトップタイとした。

137球を投げた。試合中も、味方の野手から励まされ続けたという。次は、10日から日本ハムとのCS第1ステージ。球数が多かったことで、影響を心配する声も出かねないが、「今日、投げても投げなくても、CSでもしっかり投げるつもりでいた。チームは勢いがある。勝ち抜ける自信はあります」と力強く話した。

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ロッテ伊志嶺が涌井援護打「勝ちを付けられるよう」[ニッカン]

ロッテ伊志嶺翔大外野手(27)が同点打を放った。

0−1の4回1死一、二塁で、楽天則本のフォークを中前に打ち返し、二塁走者をかえした。

「CSに良い形で入るためにも今日勝って札幌に入りたいですし、涌井さんの最多勝もかかっているので、まずは追いつくことができて良かったです。何とかみんなでつないで点を取って勝ちを付けられるように頑張ります」と、先発涌井を援護できたことを喜んだ。

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ロッテ角中、フェニックス・リーグで実戦復帰[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(28)が6日、宮崎のフェニックス・リーグで実戦復帰した。9月3日の日本ハム戦で死球を受け、左手第4指、第5指の骨折と診断されていた。

韓国のハンファ・イーグルス戦(サンマリン)に3番DHでスタメン出場し、3打数無安打(一ゴロ、一ゴロ、二ゴロ)だった。

角中は「今日は1ヶ月ぶりの実戦だったので指の動きを確かめながら打席に入った。まだこれからだが試合で感覚を取り戻して早くチームの役に立ちたい」と話した。10日からの日本ハムとのCS第1ステージで、1軍復帰の見通しだ。

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ロッテ石川9月4勝で月間MVP「すごい嬉しい」[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(27)が6日、9月度の「日本生命月間MVP賞」を受賞した。

9月中に5試合に登板し、リーグトップの4勝(1敗)を記録。28日のCS進出争いの直接対決となった西武戦では6回2失点と好投し、勝利。CS進出に大きく貢献した。「チームがCS争いをしている中でこういう結果は自信にもなるし、すごい嬉しい。負けられないという状況で1試合1試合全力でやれたのが良かったと思う」と喜んだ。

ロッテの投手部門での月間MVP受賞者は07年9月度の成瀬以来、8年ぶりとなった。

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ロッテ涌井最多勝!執念で大谷に並んだ[デイリー]

仲間が勝ち越すまで、ロッテ・涌井はマウンドに立ち続けた。執念の137球は実った。「感謝、感謝の最多勝です」。日本ハム・大谷の15勝に並び、6年ぶり自身3度目のタイトルをもぎ取った。

「ここまで来たら、最後まで投げるつもりでした」。気力がみなぎっていた。目の前の打者を、ただ一心に退けた。延長11回。次のイニングに向けてキャッチボールを始めた右腕は、清田の押し出し四球で勝ち越したのを見届けると、安堵の笑みを浮かべ、ベンチに下がった。

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パ・リーグが全日程終了[デイリー]

パ・リーグは6日、ロッテが楽天に9−3で勝ち、レギュラーシーズンの全日程が終了した。10日からは日本シリーズ進出を懸けて上位3チームによるクライマックスシリーズ(CS)が開幕する。セ・リーグは7日に最終戦を迎える。

パは10日に札幌ドームで始まるファーストステージ(3試合制)で2位日本ハムと3位ロッテが顔を合わせる。勝者が14日からのファイナルステージ(6試合制)でリーグ優勝のソフトバンクと対戦する。

タイトルを諦め、10日のCSファーストS第1戦の先発に回るプランもあった。1度はその案に対し、伊東監督に「分かりました」と返事した。だが、「やっぱり行かせてください」と、この日の先発を志願。西武時代の07、09年と2度の最多勝を獲得。その後、抑え転向を経て、先発機会を求めてFA移籍した右腕は、復活の2文字を証明するため、勲章にこだわった。

次はCS。中4日で第2戦での先発に「まだまだ投げられそう。直訴してみようかなと思います」と涌井。大車輪のエースは事もなげに笑った。

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ロッテ・角中が実戦復帰[デイリー]

左手骨折で戦列を離れているロッテの角中が6日、秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」での韓国プロ野球ハンファ戦に「3番・指名打者」で実戦復帰し、3打数無安打だった。

角中は9月3日の日本ハム戦で死球により左手の薬指と小指を骨折した。球団を通じ「指の動きを確かめながら打席に入った。まだこれからだが、試合で感覚を取り戻して早くチームの役に立ちたい」とコメントした。

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左手指骨折のロッテ角中が実戦復帰[デイリー]

左手指の骨折で戦列を離れていたロッテ・角中勝也外野手(28)が、実戦復帰した。みやざきフェニックス・リーグのハンファ・イーグルス戦に「3番・指名打者」でスタメン出場。3打数無安打だった。

角中は9月3日の日本ハム戦で死球を受け、左手薬指、指を骨折し戦線離脱。「今日は1ヶ月ぶりの実戦だったので、指の動きを確かめながら打席に入った。まだこれからだが、試合で感覚を取り戻して早くチームの役に立ちたい」とコメントした。

10日開幕のCSには1軍合流する見込み。

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ロッテ・涌井、大谷に並んだ15勝で最多勝「先発投手の栄冠です」[サンスポ]

先発した涌井は志願の中4日登板で10回137球を投げ、6安打3失点で15勝目。日本ハム・大谷に追いつき、2007、09年に続き自身3度目の最多勝を獲得した。「先発投手の栄冠ですね。久しぶりに嬉しいです」と喜んだ。回復が順調ならば中4日で、CSファーストステージ第2戦、11日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発する。

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骨折のロッテ・角中、約1ヶ月ぶりの実戦復帰[サンスポ]

左手の薬指と小指を骨折していたロッテ・角中勝也外野手(28)が6日、フェニックス・リーグのハンファ戦に「3番・DH」で出場。約1カ月ぶりの実戦で3打数無安打に終わった。

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ロッテ、4連勝で締める!伊東監督「次につながる」[サンスポ]

ロッテは延長11回を制して、4連勝でレギュラーシーズンを締めくくった。伊東監督は「終盤はずっといい戦いをしてくれた。勝って終われたのは次につながる」とたたえた。

10日からは札幌ドームで2位日本ハムとクライマックスシリーズのファーストステージを戦う。「いいものを出してくれると信じてやる。うちは挑戦者なので」と表情を引き締めた。

清田
「1年間の最後だと思って打席に入った。もっと早く点を取ってあげたかったけど、ワク(涌井)もCSに向けて頑張ってくれると思う。」(延長11回に勝ち越しの押し出し四球)
鈴木
「開幕投手もやった涌井さんにタイトルを取ってもらえたのは喜ばしい。後はCSで思い切りやるだけ。」(延長11回に2点二塁打)

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ロッテ・涌井が15勝で最多勝、延長10回まで137球の熱投[サンスポ]

ロッテ・涌井秀章投手(29)が10回3失点、137球の熱投で15勝目(9敗)を挙げ、最多勝のタイトルを獲得した。

14勝で今季の最終戦を迎えた涌井は勝てば日本ハム・大谷に並ぶ大事な試合。しかし、3回、岡島の左犠飛で先制される。4回に同点に追いつくが、6回に2本の適時打で勝ち越される。それでも涌井の最多勝を援護しようと7回に相手のエラーなどでノーヒットで同点に追いつく。

3−3の同点のまま延長に突入し、ロッテは11回に一気に6点を挙げ突き放し、その裏を2番手の内がしっかりと抑え、涌井が15勝目をつかんだ。

伊志嶺
「涌井さんの最多勝も懸かっていたので、追い付くことができて良かった。」(0−1の4回に適時打)

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ロッテ・石川、3位に貢献し初受賞「結果を出せたのは自信になる」[サンスポ]

ロッテ・石川は、チームの投手として2007年9月の成瀬以来、8年ぶりの受賞となった。4勝を挙げてクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献し「負けられない状況で、1試合1試合全力でやれたことが良かった。こういう結果を出せたのは自信になる」と笑みを浮かべた。

9月28日には敵地でCS進出を争った西武との最後の直接対決に先発。6回2失点で12勝目をマークした。10月10日から始まる初経験のポストシーズンに向け「緊張すると思うけど、その中で自分の力を発揮できるように」と意気込みを語った。

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ロッテ涌井「自信がある」最多勝弾みに、再び中4日でCS第2戦へ[スポニチ]

ロッテの涌井秀章投手(29)は6日、シーズン最終戦で執念の最多勝に輝いた。中4日で楽天戦に先発し、延長10回まで今季最多137球の熱投。11回に味方が勝ち越し、15勝目を手にし、日本ハム・大谷翔平投手(21)に並んだ。チーム一丸で6年ぶり3度目の勲章を獲得したエースは、10日開幕の日本ハムとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは再び中4日で第2戦に先発する予定だ。パ・リーグはこの日で全日程が終了した。

疲れはない。球数の分だけ喜びは大きかった。143試合目でつかんだ自身3度目となる最多勝。涌井は「まさか延長になるとは思ってなかった。最後の最後で感謝、感謝の最多賞。もちろんまだまだ全然投げられましたよ」と涼しい顔で言った。エースとしてチームを支えた「鉄腕」は最高のご褒美を手にした。

志願して中4日で上がったシーズン最終戦のマウンド。1−1の6回、2本の適時打を浴びて2点を勝ち越された。10日からは大事なCSも始まる。ベンチに下がると伊東監督に「もう代わります」と告げた。ところが、7回に打線が奮起して同点に。「みんなが自分のために頑張ってくれた。それに応えようと投げた」。仲間を信じて7回以降は楽天打線を無安打抑えた。すると、11回に打線が一挙6点。最多勝を確定させ、その裏は内にマウンドを譲った。

2年ぶりのCS進出を決めた4日の日本ハム戦(QVCマリン)の試合後、伊東監督に「最終戦で投げさせてもらえませんか?(最多勝は)そうはないチャンスなので。CSは中4日で(11日の第2戦に)投げます」と直談判した。元々、最終戦までCS進出が決まっていなければエースを投入する予定だった。だが、3位以上が確定したことで10日のCSファーストS初戦で登板させる方針だったが、首脳陣は涌井のタイトルへの執念を受け入れた。

個人タイトルだけを優先した訳ではない。伊東監督は「最後にワクが勝って終われたのは、次につながる」。エースの最多勝獲得はチームの願いでもあった。試合中もベンチ内では「何としても勝ちをつけるぞ!」と声が飛び交い、CSを前にチームの結束力はさらに強くなった。

涌井は中4日で第2戦に先発する予定だ。「元々最終戦に合わせて調整してきた。CSで投げられない球数じゃない」。チームは4連勝でシーズンを締めくくり、最高の形でCSへと突入する。「(ロッテが)1番勢いがある。勝ち抜ける自信もある」と言い切った背番号16は、5年ぶりの「下克上」を狙うチームを日本一に導く。

6年ぶり3度目、2球団では7人目
涌井(ロ)が今季15勝目。大谷(日)の勝ち星に並び、西武時代の07、09年以来自身3度目の最多勝に輝いた。同タイトルを3度以上は、スタルヒン(巨、大映)の6度を筆頭に史上13人目。また、2球団での獲得は、スタルヒン、別所毅彦(南海、巨)、川崎徳次(巨、西鉄)、金田留広(東映、ロ)、岩隈久志(近鉄、楽)、グライシンガー(ヤ、巨)に次ぎ7人目だ。

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11回やっと援護!ロッテ打線、涌井の好投に報いる一挙6点[スポニチ]

3−3の延長11回、ロッテ打線がようやく涌井の好投に報いた

1死満塁から途中出場の清田の押し出し四球で勝ち越し。続く主将の鈴木が「あそこまで引っ張らせてしまったので、絶対に得点を取りたかった」と右中間2点二塁打するなど打者10人で一挙6点を奪って勝負を決めた。「開幕からずっとチームを支えてくれた中心選手。ワクさんのタイトルはチームに勢いを与えてくれた」と鈴木。勢いづいた「マリンガン打線」が、CSでも日本ハム投手陣に襲いかかる。

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パの観客動員数、過去最多の1072万人に[スポニチ]

パ・リーグはレギュラーシーズンが終了した6日、交流戦を含む今季の観客動員数を発表した。総観客数は1072万6020人で最多となり、1試合平均は5.5%増の2万5002人だった。

球団別の1試合平均観客数は、2連覇を果たしたソフトバンクが3万5221人でトップとなり、日本ハムが2万7221人で続いた。全6球団で昨年より増え、ソフトバンク、オリックス、西武、楽天の4球団が実数発表となって以降の最多観客数を更新した。 平均試合時間は3時間21分で、昨季より2分短くなった。

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角中、CSに向け8日から1軍合流へ、9月に左手骨折[スポニチ]

左手骨折で戦列を離れているロッテの角中が6日、秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」での韓国プロ野球ハンファ戦に「3番・指名打者」で実戦復帰し、3打数無安打だった。伊東監督はクライマックスシリーズのファーストステージに向けて8日から1軍に合流させる見通しを示した。

角中は9月3日の日本ハム戦で死球により左手の薬指と小指を骨折した。球団を通じ「指の動きを確かめながら打席に入った。まだこれからだが、試合で感覚を取り戻して早くチームの役に立ちたい」とコメントした。

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ロッテ涌井、大谷に並んだ最多勝!今季最終戦で執念137球15勝目[スポニチ]

ロッテの涌井秀章投手(29)が延長10回を投げ、137球の熱投で15勝目をマーク。今季レギュラーシーズン最終戦で大谷(日本ハム)に並び、西武時代の09年以来、6年ぶり自身3度目の最多勝を獲得した。2球団での最多勝は史上7人目。「毎年目指していた。久しぶりに取れて嬉しい」と笑顔を見せた。

執念だった。10日のCSファーストS初戦の先発が検討されていたが、「そんなにないチャンスなので、もう1度投げさせてください」と伊東監督に直談判し、中4日で登板した。打者37人を6安打3失点に抑えると延長11回に打線が6点を勝ち越した。西武時代の07年(17勝)、09年(16勝)に続く自身3度目の最多勝は、ロッテ移籍後は2年目で初めて手にしたタイトルだった。

涌井は最多勝の称号を手にし、CSは中4日で11日のファーストS第2戦に先発する見込みだ。

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涌井最多勝!最終戦執念10回137球、同点追いつき腹くくった[報知]

意地でも腕を振り続けた。涌井は自己最長の10回、実に137球を投げて6安打3失点。中4日の熱投で日本ハム・大谷に並ぶ15勝目を挙げ、自身6年ぶり3度目の最多勝に輝いた。2球団での最多勝は、史上7人目だ。「久々に取れて嬉しい。(最多勝は)先発投手の栄冠かな、と思う」。試合後は味方と握手を交わし、笑顔を見せた。

「どこまで投げるか、中継ぎはどこで誰に投げさせるかも決めていい」と、この日は落合投手コーチから"采配"を託された。6回に2点を勝ち越され「代わります」と伝えたが、その裏に味方が同点に追いつき続投。終盤は落合コーチに「ここまで来たら、代わるな」と背中を押された。「円陣とかで、自分のことを言ってくれて嬉しかった」と味方の声にも励まされ、7回以降は1人の走者も許さなかった。

CS進出が決まった4日、涌井は10日の日本ハム第1戦(札幌D)の先発をQVCでの練習前に告げられた。1度は了承したが、同時にこの日の楽天戦で登板できなくなり、最多勝も不可能になるため「やっぱり(コボスタで)投げたい」と直訴した。「(松坂)大輔とワクは『代われ』と言っても代わらない」と西武時代から貪欲さを知っている伊東監督は「執念が実ったね」と笑った。

次回は11日の日本ハムとのCS第1ステージ2戦目(札幌D)に中4日で登板予定だったが、落合投手コーチは「白紙に戻す」と3戦目に変更する可能性も示唆。それでも涌井は「(中4日で)行けと言われても行ける。優勝するために(FAで)来た。期待に応えられるような投球をしたい」と頼もしい。ポストシーズンでも、チームを鼓舞し続ける。

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涌井、6年ぶり3度目の最多勝獲得!延長10回まで137球[報知]

ロッテの涌井秀章投手(29)は延長10回まで1人で投げぬき137球の力投。6安打3失点で15勝目を挙げ、日本ハム・大谷に並びハーラートップとなり、最多勝のタイトルを獲得した。今季最終戦を飾り自身3連勝、09年以来6年ぶり3度目の最多勝となった。

涌井は6回まで3失点、7回には打線の援護で同点に追いついた。すると10回まで走者を1人も許さず3者凡退と圧巻の投球を見せた。

何とか白星を付けたい打線は3−3の11回、四球と安打に暴投も絡み1死一、三塁の好機。今江は四球を選びで満塁とし、清田の押し出し四球で逆転。さらに鈴木の右中間適時二塁打などで5点追加し、引き離した。

西武から移籍した昨季は、史上13人目となる全球団勝利を達成。2軍落ちを経験するなど調子を落としたが、後半戦は巻き返し8勝12敗。防御率は4点台に終わるなど、移籍1年目は悔しいシーズンを過ごした。

今季は開幕投手も務めるなど、投手陣の柱として活躍。8月14日のオリックス戦(ほっともっと神戸)では5年ぶりの2ケタ勝利を挙げるなど、勝ち星を積み重ねた。

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石川、初月間MVP受賞「自信になる」[報知]

ロッテの石川歩投手(27)が6日、自身初となる月間MVPを受賞した。コボスタで会見し、「CS争いの中、こういう結果が出せたのは自信になる」と喜んだ。

9月はリーグ最多の4勝(1敗)、防御率2.18とチームのCS進出に貢献。ロッテの投手では07年9月の成瀬以来8年ぶりの受賞となった。「8月も調子は悪くなかったので、それを維持できたのがよかったと思う」と振り返った。

今季は12勝12敗で、入団から2年連続の2ケタ勝利もマーク。だが「自分としてはすごく悔しい。負け数をもう少し減らしてチームに貢献できたらと思う」と負け数を反省した。自身初のCSでの登板に向け「緊張すると思うが、最初から飛ばして行ければ」と意気込んだ。

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石川が初受賞、9月の月間MVP[千葉日報]

セ、パ両リーグは6日、9月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セは石川投手と山田内野手(とも にヤクルト)、パは石川投手(ロッテ)と柳田外野手(ソフトバンク)が受賞した。山田は2007年のラ ミレス(ヤクルト)、13年の田中(楽天)に続き、両リーグで史上3人目の3ヶ月連続受賞となった。

山田はリーグトップの打率3割4分7厘、8盗塁を記録し、4度目の受賞。3度目となる石川は5試合に登板 してリーグ唯一の5勝を挙げ、防御率は1.21。ヤクルトの優勝に貢献した。

千葉ロッテのクライマックスシリーズ進出の原動力となった石川はリーグ最多の4勝(1敗)をマークし、初受賞。柳田は打率3割9分5厘、6盗塁がともにリーグ1位で7本塁打、15打点の活躍。2ヶ月連続3度目 の受賞となった。

◇「1試合を全力で」

千葉ロッテの石川は、チームの投手として2007年9月の成瀬以来、8年ぶりの受賞となった。4勝を挙げ てクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献し「負けられない状況で、1試合1試合全力でやれたことが 良かった。こういう結果を出せたのは自信になる」と笑みを浮かべた。

9月28日には敵地でCS進出を争った西武との最後の直接対決に先発。6回2失点で12勝目をマークした。 10月10日から始まる初経験のポストシーズンに向け「緊張すると思うけど、その中で自分の力を発揮で きるように」と意気込みを語った。

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角中、1ヶ月ぶり実戦[千葉日報]

左指骨折で戦線離脱している千葉ロッテの角中が6日、宮崎県で行われている秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」のハンファイーグルス(韓国)戦に「3番・指名打者」で出場し、3打数無安打(一ゴロ、一ゴロ、二ゴロ)だった。「1ヶ月ぶりの実戦だったので指の動きを確かめながら打席に入った。

まだこれからだが試合で感覚を取り戻して早くチームの役に立ちたい」と球団を通じてコメントした。

角中は9月3日の日本ハム戦(東京ドーム)で死球を受け、左手第4指、第5指の骨折と診断された。

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熊崎コミ、"間接的勝敗関与"究明へ、福田は今季1軍出場なしも…[スポニチ]

熊崎勝彦コミッショナーは、巨人・福田が野球賭博に関与していた問題で野球協約の177条と180条の解釈について説明。1953年までさかのぼり規定の背景や文言の変遷を確認したことを明かし「1953年を見ると"関係試合"と"無関係試合"に分かれていた。その流れは明確」とし、個人が勝敗に関与できたかどうかで適用は分かれるとの見方を示した。

福田は今季1軍での出場はなく、直接、勝敗に関われなかったとされている点については「出場選手との共謀の可能性があるから分からない」と間接的な勝敗の関与も調査委員会で究明する。賭博を持ちかけたとされるA氏へのヒアリングも「極力やらなければならないでしょう。関係者には全面的に協力してもらわないと」と話した。調査委員会の処分案の提出を受けた上で、厳正な処分を下すことになる。

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熊崎コミッショナー慎重な調査行う[デイリー]

巨人・福田の野球賭博問題を受けて、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(73)は6日、改めて慎重な調査を行う姿勢を示した。調査委員会が予定するヒアリングに「(賭博勧誘の)A氏も極力やらなければいけない。関係者には協力してもらいたい」とし、1ヶ月半までをめどに調査委員会の処分案を受け、熊崎コミッショナーが裁定を下す。

またこの日、NPBには約40件の電話があり「しっかり調査して欲しい」などの意見が寄せられた。

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