わたしはかもめ2015年鴎の便り(10月)

便

10月15日

CSファイナルS:福岡ソフトバンク6−1千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ソフトバンクが同点の6回2死走者なしから1死球を挟む6連打で5点を勝ち越した。一、二塁として内川が2点二塁打。さらに李大浩、吉村の適時打で畳み掛けた。バンデンハークは尻上がりに調子を上げて6回1失点と好投した。ロッテは一回無死二、三塁を生かせないなど序盤の拙攻が目立ち、粘る古谷を援護できなかった。5回以降は無安打。

123456789R
千葉ロッテ0001000001
福岡ソフトバンク01000500x6

◇田村、バットで好結果

千葉ロッテの田村が1点を追う4回2死二塁で適時打を放った。「僕はストレートしか打てないので」。スライダーを見極めたりファウルでカットすると、6球目の150キロを中前に運んだ。前の打席も150キロを右前打しており、2打席連続で9番打者は相手武器の速球を仕留めた。

14日の第1戦。チームは延長10回サヨナラ負けを喫したが、決勝点の起点は振り逃げで先頭打者を出したこと。記録は暴投だったものの、捕手の田村は試合後ベンチでうな垂れた。それだけに「自分に求められているのは打つことではなく守り」とコメントした。

◇1回の好機生かせず

千葉ロッテ打線は1点止まり。「先に主導権を取れたら(展開は)違ったかもしれない」と伊東監督は振り返った。

1回が悔やまれた。先頭打者の伊志嶺が右前打すると、続く角中は右二塁打。いきなり無死二、三塁の好機。しかし、得点ならず。4番デスパイネはバットを一振りもすることなく、見逃し三振に倒れた。最後は153キロが外角に決まったが「ベンチの士気が下がった」と監督。デスパイネは3回の第2打席も見逃し三振だった。

前日は再三の好機を生かせなかった。一方、ソフトバンクは中軸がしっかり働いている。伊東監督は「真ん中が打ってくれないと勝てない」と奮起を促した。

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伊東監督苦虫、デスパイネの三振に「士気下がる」[ニッカン]

前夜のリプレーだった。1回無死二、三塁の絶好機でロッテ清田育宏外野手(29)が三ゴロ。続く4番アルフレド・デスパイネ外野手(29)は全球直球に1度もバットを振らず、見逃し三振に倒れた。第1戦の5回も無死二、三塁から清田の三ゴロ、デスパイネの三振で勝ち越し機を逸した。反省を生かせず、伊東監督は「真ん中(中軸)が打ってくれないと勝てない。(デスパイネの三振で)ベンチの士気が下がった」と苦虫をかみつぶした。

1本が出ない。3番から6番まで無安打。3回まで毎回走者を出しながら得点できなかった。清田は「初回に点が取れなかったのが1番響いた。追い込まれる前に、前に(打球を)飛ばせなかったのが敗因」と悔いた。

16日に敗れるか引き分けで、CS敗退が決まる。伊東監督は「開き直るしかない。崖っぷちで違う力が出るかも。悔いを残したくない」と大胆起用も示唆。土壇場の底力を見せるしかない。

◇古谷、力投も2死から暗転

普段は物静かな男だ。それが6回途中で交代を告げられると、拳でベンチをたたきつけストレートに感情を爆発させた。先発した千葉ロッテの古谷は「途中まで良くても、打たれたら何も残らない」と言い切った。

球速は、せいぜい130キロ半ば。カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球をコーナーに散らすのが真骨頂。2回に李大浩に右越え本塁打を打たれたが、3〜5回は完璧に抑えた。四死球もなし。のらりくらりの投球で、強力打線を術中にはめた。

暗転したのは6回。2死からだった。今宮に中前打を許すと、続く柳田は打ち取った当たりが遊内野安打に。一、二塁の窮地を背負って、前日にサヨナラ打の4番内川を迎えた。その1ストライクからの2球目、カーブは「(バットに)届く所にいってしまった。ボールでよかった」。打球は左中間を破り、勝ち越しの2点二塁打を浴びた。後を継いだ益田も流れを止められず、あっという間に試合の大勢が決まった。

9月21日の楽天戦以来となる久々の登板で、左腕は6回途中4失点。「今年1番のピッチングをしてくれた」と伊東監督はねぎらった。内川は右打者。救援陣を送ることも考えられるが「代えたら申し訳なかった」とさえ言う出来だった。しかし、本人は結果が全てと分かっていた。

チームは2連敗。優勝したソフトバンクには1勝のアドバンテージがあるため、ロッテはもう負けられなくなった。レギュラーシーズンでは最終盤に白星を積み上げて、逆転CSをつかんだ。反発力を見せ、崖っぷちから逆襲できるか。

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ロッテ5年周期伝説も風前の灯、好投古谷報われず[ニッカン]

ロッテ古谷拓哉投手(34)は感情を抑えられなかった。1−1の6回2死走者なしから、ソフトバンク打線につかまった。3連打で2点を失い降板。ベンチに下がると、利き腕の左手で自分の太ももを力いっぱいたたいた。伊東監督が近寄り、握手してくれた。だが、試合後も「悔しいというレベルの話じゃない。打たれたら何も残らない。みんなに申し訳ない」と高ぶっていた。

報われなかった。2回1死で李大浩に先制ソロを許したが、崩れない。変化球を低めに集め、時に直球で内角をえぐった。最速は140キロに届かないが、打たせて取る投球で、150キロ超のバンデンハークと渡り合った。6回2死一、二塁での内川の勝ち越し2点打は、低いカーブをうまく拾われたもの。前寄りに守っていた左翼手の頭を越された。悪い球ではなかったが「打てない球を投げないといけなかった」と、自らを責め続けた。

9月21日以来と間隔が空いたが、気持ちを切らさずに来た。3週間ぶりの実戦も「問題なかった」。ただ、結果は無情だった。伊東監督の「今年1番の投球。代えて申し訳なかった」の言葉が全て。チーム最年長投手は「勝つことを信じてやるしかない」と、日本シリーズでの登板を念じて球場を去った。

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ロッテ古谷、不運な黒星「途中まで良くても、結果」[ニッカン]

ロッテ先発の古谷拓哉投手(34)は、5回2/3、6安打4失点で負け投手となった。

黒星は付いたが、無四球の好投だった。2回に李大浩に先制ソロを許すも、追加点は与えなかった。援護が限られる中、3回からは3イニング連続で3者凡退。だが、6回2死走者無しから3連打で2点を勝ち越され、降板した。その3連打も、打ち取った当たりの内野安打という不運もあった。

試合後は「途中まで良くても、結果、チームは勝てなかった。みんなに申し訳ない」と厳しい表情を崩さなかった。

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ロッテ香月良がCS初登板完璧救援「内角えぐった」[ニッカン]

ロッテ香月良仁投手(31)がCS初登板で好投した。

1−6の6回2死一、二塁で、3番手で登板。代打長谷川を空振り三振に仕留めた。7回は本多、今宮、柳田を3者凡退に抑え、計1回1/3を完璧に抑えた。

ファーストステージから前日まで、出番がなかった。「自分の持っているものは出せたと思います。内角をえぐってやろうと。僕は球は速くないので、相手の嫌がることをできました」と話した。

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ロッテ連敗、伊東監督「いよいよ、追い込まれた」[ニッカン]

ロッテがCS敗退の王手をかけられた。2連敗を喫し、アドバンテージを含めると対戦成績は0勝3敗。1敗もできない状況となった。

1回無死二、三塁の先制チャンスで、清田が三ゴロ、デスパイネが見逃し三振と1点も取れなかった。先発古谷は好投を続けたが、1−1の6回2死走者無しから3連打で2点を勝ち越された。2番手の益田も相手の勢いを止められず、この回だけで5点を失った。

伊東勤監督(53)は「いよいよ、追い込まれた。明日で終わるのか、また次に延ばすことができるのか。やることをやるだけ」と話した。初回の拙攻については「昨日もそう。言ってもしょうがない」と、短期決戦だけに、強いて触れることはしなかった。

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ロッテ田村、直球待ち適時打「ストレートしか…」[ニッカン]

ロッテが4回に同点に追いついた。

1点ビハインドの2死二塁、9番田村龍弘捕手(21)が150キロの直球を中前へはじき返した。6球目まで直球を待って粘った。「何とかストレートがくるまで、変化球をカットすることができました。僕はストレートしか打てないので…。まず同点に追いつくことができて良かったです」とコメント。

田村は2回の第1打席も右前打で、2打席連続安打となったが「自分に求められているのは打つのではなく守り。しっかり守っていきます」。前日の初戦では延長10回に暴投をキャッチできずサヨナラの走者を出しており、本職での貢献を約束した。

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ロッテ、CSファイナル第2戦PVに1617人[ニッカン]

ロッテは15日、QVCマリンでソフトバンクとのクライマックスリーズファイナルステージ第2戦のPV(パブリックビューイング)を行い、1617人の観衆が集まったと発表した。

天気は曇りで、午後6時の試合開始時の気温は20.9度だった。

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第3戦先発ロッテ石川、李大浩&内川に警戒警報[ニッカン]

16日の第3戦に先発予定のロッテ石川歩投手(27)は、今季初めて登板日の前日ブルペンに入った。

軽めに20球を投げて調整。第2戦の結果試合では、アドバンテージを含めて崖っぷちの0勝3敗で迎える可能性もある。

プロ入りしてからヤフオクドームでは未勝利で「李大浩と内川さんに打たれているイメージがある。そこだけ気をつけたい。取りたいです」と意気込んだ。

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まさかの連敗…ロッテ、早くも史上最大の下克上崖っぷち[サンスポ]

2連敗で、早くも後がなくなった。伊東監督の怒りの矛先は4番・デスパイネに向けられた。

「どういう考えで打席に入ったのか分からない。打ちに行けなかったのか、手が出なかったのか…。あれで、ベンチの士気が下がった」。

1回無死二、三塁の先制機を作ったが、3番・清田は三ゴロ。続くキューバの至宝は、バンデンハークが投じた153キロの外角低めの直球を見逃し三振。ベンチに下がると、「ボール球だと思ったから」と主張した。しかし、3回1死一塁でも見逃し三振。4番がバットを振らなければ、流れは呼び込めない。

この日はクリーンアップが無安打。清田は「初回に点を取れなかったのが1番痛かった」と唇をかんだ。

とはいえ、まだ諦めてはいない。リーグ3位から日本一になった2010年は第6戦までもつれ、ソフトバンクを破った。チームの合言葉は5年周期で日本一になる「ゴールデンイヤー」。伊東監督は「崖っぷちに追い込まれると違う力が出る。それに期待したい」と強調した。“下克上”はここから始まる?!

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ロッテ・古谷、無念の6回途中4失点KO…「負けては駄目」[サンスポ]

先発の左腕・古谷は6回途中につかまり、4失点で降板した。2回の李大浩(イ・デホ)の一発だけでしのいできたが、「負けては駄目。悔しいレベルの話じゃない」と無念の表情。6回に浴びた内川の二塁打はカウント0−1からの低めのカーブ。明らかなボール球も、「もっとボール球でよかった。打たれたらストライクと一緒」と最後まで自分を責めた。

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あるぞ涌井登板!背水ロッテ、第3戦は投手“総動員”だ[サンスポ]

王手をかけられ、後がなくなった落合投手コーチは「(先発の)古谷は自分の仕事をしてくれた」と左腕をねぎらった。そして迎える第3戦は石川に託すが、状況によっては第4戦先発見込みのチェン以外は総動員の態勢。「涌井(第5戦先発予定)の投入?まだ考えていない」としながらも、含みを残した。

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ロッテ・石川、ヤフオク初白星だ「いいイメージはないけど…」[サンスポ]

2年目右腕のロッテ・石川が15日、ブルペンに入り、約20球を投げた。これまでは先発の2日前に入っていたが、理由について「特にありません。何となくです」と明かさず。ヤフオクドームでは過去5度登板し、白星なし。「いいイメージはないけど、頑張ります」と前を向いた。

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ロッテ・古谷、粘投実らず「悔しいとかそんなレベルじゃない」[サンスポ]

序盤から粘りの投球を続けていたロッテの古谷は1−1の6回につかまった。2死までは簡単に取ったが、今宮と柳田に安打を許して一、二塁とされると、前夜にサヨナラ打を放っている内川に二塁打を浴びた。2点を勝ち越されたところでマウンドを降りた。

9月21日以来の登板で、5回まではソロ本塁打による1失点と打たせて取る投球が光った左腕は「結果的にチームが勝てなかった。悔しいとかそんなレベルじゃない」と険しい表情。伊東監督は「今年1番の投球をしてくれた」とかばった。

落合投手コーチ
「自分の仕事はできたので、よく投げたと思う。」
田村
「仕方ない。内川さんに投げたのも甘い球じゃなかった。コースにはいっていた。」(6回につかまった古谷に)
鈴木
「分かりやすくていい。3連敗で終わるのは悔しい。何とか意地を見せたい。それだけ。」(2連敗で追い込まれ)

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ロッテ、崖っぷち連敗…鷹キラー古谷の続投判断が裏目に[スポニチ]

ロッテの「鷹キラー」古谷が踏ん張り切れなかった。1−1の6回。2死からこの試合初の連打で一、二塁のピンチを招く。続く内川に1ストライクからの低めのカーブを左中間に運ばれた。「ちゃんとボール球を投げないといけなかったのに、打てる球を投げてしまった」。決して甘い球ではなかったが、決勝の2点適時二塁打とされた。

ここで降板し、ベンチに戻ると椅子を叩いて悔しがった。伊東監督に握手でねぎらわれたが、目を真っ赤にしてぼう然とグラウンドを見つめるしかなかった。「途中まで良くても結果的にチームが勝てなかった。悔しいとかそういうレベルじゃない」。ソフトバンクには10年9月14日(千葉マリン)から6連勝中で、5回までは相性の良さを発揮していたが、2死からのほころびを止めきれなかった。2番手・益田も連打を食い、古谷には4失点の記録が残った。

難しい交代判断だった。古谷は2回に李大浩に先制ソロを許したが、3回から5回までは完全に抑え、球数は5回終了時点で57。伊東監督は「内川を(2打席連続で)うまく料理していた。球数も余裕があったし、今年1番の投球をしてくれていて、あそこで代えるのは申し訳なかった」と言った。右打者の内川に対して右投手を送る選択肢もあったが、結果として続投判断が裏目に出た。

第1戦のサヨナラ負けに続いて連敗を喫し、一気に王手をかけられた。「追い込まれたね。崖っ縁から力が出てくることに期待したい。悔いが残らないように策は考える」と指揮官。5年ぶりの下克上実現を信じて、最後まで抵抗を続ける。

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デスパイネ“無気力”に伊東監督おかんむり「士気下がった」[スポニチ]

ロッテは4番の差で連敗を喫した。初回1死二、三塁の先制機で、デスパイネが全5球のストレートに1度もバットを振らず見逃し三振。ソフトバンクは二遊間が定位置に守り、ゴロを打てば1点が入る場面だっただけに、伊東監督は「ベンチの士気が下がった」とおかんむり。これで第1戦の福浦と合わせて、2戦で4番が計5三振の8打数無安打となった。

無言の助っ人の胸中を代弁するかのように、主将の鈴木は「もう勝つしかないんだから分かりやすくていい。日本ハムとあれだけの試合をしたんだから、3連敗で終わるのはさすがに悔しい」と話した。

清田
「昨日と今日は全然違う。追い込まれていたし三振だけはしないようにした結果。」(第1戦の5回無死二、三塁で三ゴロ。この日も初回無死二、三塁で三ゴロ)

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下克上どころか崖っ縁…4番デスパ4の0、2三振[報知]

崖っ縁に立たされ、口を真一文字に結んだ。ソフトバンクに連敗し、王手をかけられた伊東監督は「いよいよ追い込まれた。明日で終わるのか次に伸ばすのか、開き直ってやるしかない」と努めて前を向いた。

4番が明暗を分けた。初回無死二、三塁の好機を得るが、清田が三ゴロ。続く4番・デスパイネは1球もスイングすることなく見逃し三振。後続も倒れて無得点に終わった。CS第1S初戦以来の4番に起用された助っ人だったが、3回にも見逃し三振を喫するなど4打数無安打2三振に終わった。指揮官は「打ちに行けなかったのか、手が出なかったのか。あれで少し、ベンチの士気が下がった」と嘆いた。

5回以降は相手投手陣に無安打に封じられた。前日の第1戦は福浦を今季初の4番に起用したが無安打。4番の内川が2日連続決勝打を放ったソフトバンクとはあまりにも対照的で、伊東監督は「中軸が打ってくれないと勝てない」とうなだれた。

日本シリーズ進出には4連勝するしかない。「崖っ縁で、違う力が出るのを期待したい。悔いは残したくないので、策をまた考える」と指揮官は打線の組み替えも示唆した。16日の第3戦先発は石川に託し、17日の第4戦には涌井を中4日で起用する可能性もある。エースまでつなぎ、再び下克上の流れを持ってこられるか。2005、10年と5年周期の日本一を狙う下克上を、簡単に終わらせる訳にはいかない。

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石川、CS最終S第3戦先発へ「やることは変わらない」[報知]

ロッテの石川歩投手(27)が16日のCS最終S第3戦に先発する。チームは初戦に続き、15日の第2戦も敗れ、アドバンテージを含めて0勝3敗。崖っぷちの試合で先発を託された2年目右腕は「やることは変わらない。頑張ります」と短い言葉に決意を込めた。

第2戦は6回2死から先発の古谷、2番手の益田がソフトバンク打線につかまり、一挙5失点。攻撃陣は5回以降は無安打に抑えられた。1敗も許されない状況となった伊東監督は「言ってもきりがない。点が取れない時は仕方ない」と気持ちを切り替えた。

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田村、同点の中前適時打「追いつくことが出来てよかった」[報知]

ロッテの田村龍弘捕手(21)が15日、CS最終ステージ・ソフトバンク第2戦(ヤフオクD)で同点の中前適時打を放った。

1点を追う4回2死二塁で、甘く入った150キロ直球をはじき返した。「何とか直球が来るまで変化球をカットすることができた。僕は直球しか打てないので…。まず同点に追いつくことが出来てよかった。自分に求められているのは打つのではなく守り。しっかり守っていきます」とコメントした。

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石川が調整、内川と李大浩を警戒「しっかり抑えたい」[報知]

ロッテの石川歩投手(27)が15日、CS最終ステージ第3戦のソフトバンク戦(16日・ヤフオクD)の先発に向けてヤフオクDで調整した。

ブルペンでは約20球を投じた。今季はソフトバンク戦に3戦3敗、いずれもヤフオクDで敗れている。「入ってから1回も勝ったことがない球場なので、いい印象はない。内川さんと李大浩にやられているので、そこをしっかり抑えたい」と話した。

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伊東ロッテ崖っぷち「追い込まれたね」[デイリー]

後がなくなった。伊東ロッテが、土俵際に追い込まれた。「5年に1度のゴールデンイヤー」の合言葉を引っ提げ、下克上を勝ち取るべく博多に乗り込んできたが、王者の厚い壁の前に、窮地に立たされた。

「いよいよ追い込まれたね」。伊東監督はそう言って大きく息を吐き出した。悔いが残るのは初回だ。伊志嶺、角中の連打で無死二、三塁と先制の絶好機を迎えたが、3番・清田は三ゴロで走者は動けず。4番・デスパイネは1度もバットを振ることなく見逃し三振に倒れた。その後、井口の四球で満塁としたが、続くクルーズが凡退。本塁が遠かった。

前夜に続き、無死から伊志嶺と角中がつくった好機を生かせなかった。「明日で終わるかもしれないから、言ってもキリがないが…。中軸が打ってくれないと勝てない」。指揮官はこみ上げる歯がゆさを必死に押し殺した。

不利にはなったが、可能性がある限り諦めない。「開き直ってやるしかない。シーズン中も、ここで負けたら終わるというところから勝ち上がってきた。崖っぷちになって、また違う力が出てくるかもしれない」。チームの持つ逆境からの底力に期待を込めた。

負けられない第3戦。「思い切った起用?明日でもう終わりとは思いたくないが、その辺の策は考えます」と伊東監督。総力戦で挑む。

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ロッテ田村、前日ミスを取り返す同点打[デイリー]

14日の第1戦に敗れ、アドバンテージを含め対戦成績が0勝2敗となったロッテが、田村の適時打で同点に追いついた。

0−1で迎えた4回、1死から鈴木が右中間への二塁打で出塁。2死二塁となった後、田村がバンデンハークの真ん中に入った150キロ直球を中前にはじき返して同点とした。

田村は14日の第1戦でも先発マスクを被ったが、延長10回、先頭の上林を三振に封じながらボールを弾いて振り逃げを許し、結果的にサヨナラのホームを踏まれた。終了後はベンチで涙を流して悔しがっていただけに、早くもバットで屈辱を晴らし、「ストレートが来るまで変化球をカットすることができた。ストレートしか打てないので。まず同点に追いつくことができてよかった」と喜んだ。

ロッテ先発の古谷は2回、李大浩に右越えの先制弾を打たれたが、その後はテンポ良い投球で強打のソフトバンク打線に的を絞らせず。4回を1失点でしのいだ。

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