わたしはかもめ2015年鴎の便り(10月)

便

10月16日

CSファイナルS:福岡ソフトバンク3−1千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ソフトバンクは3回2死二塁から内川の3戦連続の適時打で先制し、李大浩が2戦連発の2ランで続いた。中田は球の切れが抜群で、7回途中まで1失点の力投。7回無死一、二塁のピンチは代わった千賀がわずか3球で切り抜けた。ロッテは2回無死二塁の先制機を逃すと、3点を追う5回も1死一、三塁から内野ゴロの間に奪った1点止まりだった。

123456789R
千葉ロッテ0000100001
福岡ソフトバンク00300000x3
伊東監督
「選手達は一生懸命やってくれた。点差以上に力の差を感じたのが正直な感想。いい勢いで(ファイナルステージに)きたが、力で勢いを止められた。」

◇ファイナル象徴する拙攻

2点を追う7回。千葉ロッテは角中が右前打を放ち、福浦が四球を選んだ。無死一、二塁。ここで相手は中田を交代させ、千賀を送った。互いの勝負どころの決着は早かった。クルーズは2球目を遊ゴロ併殺。続く今江は初球を打って、遊ゴロに倒れた。CSファイナルステージを象徴する拙攻だった。

2回は先頭角中が二塁で出塁するも、無得点。5回にクルーズと今江の連打で築いた1死一、三塁は鈴木の内野ゴロによる1点だけだった。剣が峰の第3戦で挙げた得点は、それだけ。伊東監督は「やっぱり1点が遠かった」と口を開いた。

過去2戦の得点は2、1。残塁は計16を数えた。もどかしい展開に、監督も手を打った。「コンパクトに打つ選手がヒットになっている」と、主砲のデスパイネをスタメンから外した。しかし打線が振るわないまま、2005、10年に続く“下克上”への道は閉ざされた。

レギュラーシーズン残り2試合でCS出場を決めた。最後は12勝2敗の快進撃で戦い抜き、CSファーストステージでは2位日本ハムを破った。だが、ファイナルステージではシーズンで18.5ゲームをつけられた王者に完全な力負けだった。延長10回の末に第1戦はサヨナラ負け。2、3戦、相手打線は2死から得点して勝利をもぎ取った。

「頑張ってチームが1つになってCSに立てた」と主将の鈴木は確かな成長をつかんでいる。その上で「(ソフトバンクは)勝負強かった。チャンスがなかった訳じゃないが」。貴重な経験を胸に、その差をここから埋めていく。

◇警戒打者に打たれる、石川

「デホ(李大浩)と内川さんに打たれている」。千葉ロッテの先発石川は前日、そう口にしていた。しかし、3回。思いとは一転、警戒していた打者にやられてしまった。

先頭明石に右前打され、送りバントで1死二塁。3番柳田を左飛に仕留めて2死までこぎ着けたが、内川に左前打で先制点を献上。そして、続く李大浩には右越えに一発を食らった。

打たれたのはいずれもカーブ。石川といえばシンカーが代名詞だが、この日はカーブを効果的に織り交ぜていた。1回2死一、二塁のピンチでは142キロを見せた後、114キロのそれで李大浩から見逃し三振を奪っていた。

ヤフオクドームで、2年目右腕は入団から5試合4敗と勝ちがなかった。「投げにくいことはない」と話すが、今季も3戦3敗、防御率5.50と結果を残せていなかった。 6回途中まで投げて失点は3回だけ。しかし、またも悔しい福岡のマウンドとなった。

ページトップ

ロッテ、大砲外しスモールスモール野球実らず終戦[ニッカン]

ロッテの下克上の野望は、王者の圧倒的な力の前に破れた。CSファイナルステージは3連敗で終了。05年、10年に続く5年周期の下位からの日本一はかなわなかった。伊東勤監督(53)は「ファイナルに入って、ずっと同じ展開。やっぱり1点が遠かった。選手たちは一生懸命、やってくれた。その分は満足だけど、監督としては負けたことは悔しくてしょうがない」と、どこかさっぱりした表情で振り返った。

大胆策は不発だった。不振のデスパイネを先発から外した。代わりの4番に巧打の角中を入れ、1番荻野、2番伊志嶺と俊足コンビを並べた。試合前「(長打力で)3、4点を取れないなら、1、2点を取りにいく。確率論」と説明。「スモールのスモールのベースボールです」と、大砲を外して臨んだ。

成功したようにみえた。2回、先頭角中が二塁打。福浦の右飛で1死三塁の先制チャンスを作った。だが、クルーズ、今江と連続で空振り三振。4回は盗塁死と三振による併殺で、足も絡められず。結局、5回の併殺崩れの1点のみで、スモールベースボールでも点は取れなかった。

この3試合は、2点、1点、1点。再三のチャンスで1本が出なかった。ファーストステージ初戦で日本ハム大谷を打ち崩した面影はなかった。伊東監督は「良い流れで乗り込んだが、力で完全に止められた」と脱帽した。「点差以上の力の差を感じたのが正直な感想。歯が立たない」と認め、今後は補強で選手層を厚くする必要を訴えた。来季4年目。巻き返しへ向けた準備を始める。

ページトップ

クルーズ来季残留微妙、ロッテ以外も選択肢に[ニッカン]

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)は来季残留が微妙となっている。2年目の今季は正二塁手として守備で大きく貢献。打率2割5分5厘、16本塁打、73打点で打線も引っ張った。球団は今後、残留を打診する見込み。ただ、クルーズ本人は日本球界を第1希望としながらも「評価を大事にしたい」と話しており、ロッテ以外も選択肢に入れている。

推定年俸8500万円と高額ではなく、他球団との争奪戦となる可能性がある。なお、アルフレド・デスパイネ外野手(29)は来季まで契約が残っている。イ・デウン投手(26)、チェン・グァンユウ投手(24)も残留が濃厚だ。

ページトップ

ロッテ3連敗下克上ならず「1点遠かった」伊東監督[ニッカン]

ロッテは3連敗で、アドバンテージ含め0勝4敗となり、CS敗退が決まった。

第1戦、第2戦同様に1点が遠かった。2回1死三塁からの連続三振や、7回無死一、二塁での併殺など、あと1本が出なかった。今季初めて角中勝也外野手(28)を4番に置いたが1、2番が出塁できず、狙いどおりには機能しなかった。

伊東勤監督(53)は「ファイナルステージに入ってから同じような展開が続いて、1点が遠かった。選手は一生懸命やってくれた。でも監督としては、負けたことが悔しくて仕方ない」と話し、就任4年目となる来季を見据えた。

ページトップ

ロッテ雨中声援、QVCマリンPVに1336人集結[ニッカン]

ロッテは16日、QVCマリンでソフトバンクとのクライマックスリーズファイナルステージ第3戦のPV(パブリックビューイング)を行い、1336人の観衆が集まったと発表した。

天気は雨で、午後6時の試合開始時の気温は18.8度だった。

ページトップ

ロッテ・ハフマン一時帰国、右足の治療専念[ニッカン]

ロッテは16日、チャッド・ハフマン外野手(30)が右足(右足母趾球痛)の治療専念のため、成田発航空機で米国に一時帰国したことを発表した。再来日や来季契約については未定。

来日2年目の今季は、6試合の出場にとどまった。11打数1安打の打率9分1厘で、本塁打、打点はなかった。

ページトップ

ロッテ、3連敗で下克上ならず…角中「単純に力の差です」[サンスポ]

打線のテコ入れも実らず、4安打で1点のみ。“下克上”はならなかった。今季初めて4番に座り、2安打と気を吐いた角中は「単純に力の差です」。伊東監督も「いい流れ、勢いで乗り込んだが、力で止められた。壁は厚かった」と完敗を受け入れた。そして「ドラフトや補強でチームを肉厚にしないといけない」と、就任4年目となる来季を見据えた。

主将・鈴木
「一波乱起こしたかったけど、できなくて悔しい。」(ファイナルステージを振り返って)

ページトップ

ロッテ・クルーズ、移籍濃厚、日本球界残留希望で争奪戦必至[サンスポ]

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が来季、他球団に移籍する可能性が高いことが16日、分かった。クルーズはサンケイスポーツの取材に「優勝できなかったことは残念だが、個人的にはいい成績を残せた。ロッテに残るかどうかは分からない。他にいいオファーがあれば考えたい。米球界復帰?それは100%ない」と明かした。

来日前は米大リーグのドジャース、ヤンキースなどでプレー。米球界から「グラブだけでメジャーに上がった」と評された一流の内野守備は今回のCSでも発揮された。

課題だった打撃も2年目の今季は4番を任された試合もあり、73打点(133試合出場)をマークするなど勝負強さを発揮した。ロッテの球団幹部は「残留交渉は行う」と年俸8500万円からの上積みだけでなく、複数年契約を提示する構えだが、他球団もクルーズに関心を寄せる。

クルーズの獲得調査に乗り出しているのは現時点でDeNA、楽天、オリックスなどで、今後も増えそう。ロッテを含めれば、6球団程度による争奪戦が予想される。

ルイス・クルーズ(Luis Cruz)
1984年2月10日生まれ、31歳。メキシコ出身。2000年にレッドソックス入団し、08年にパイレーツでメジャーデビュー。ヤンキースなどを経て14年からロッテ。日本通算成績は259試合に出場、打率.247、32本塁打、134打点。06、13年WBCメキシコ代表。1メートル83、95キロ。右投げ右打ち。年俸8500万円。背番号47。

ページトップ

移籍濃厚のロッテ・クルーズ「伊東監督はナイスガイだ」[サンスポ]

日本の他球団へ移籍する可能性が高まったロッテの助っ人、ルイス・クルーズ内野手(31)が17日、サンケイスポーツの取材に、改めて来日2年目のシーズンを終えた胸中を明かした。同選手は18日に母国のメキシコへ帰国する。一問一答は以下の通り。

≫ロッテでの2年間を振り返って。
クルーズ
「1年目は戸惑うことが多く、慣れるのに必死だったが、2年目の今季は、いいパフォーマンスができた。」
≫来季については。
クルーズ
「2年契約を終え、フリーエージェントになった。改めていうが、他球団からいいオファーがあれば考える。」
≫繰り返し聞くが、米大リーグ復帰も選択肢にあるのか。
クルーズ
「ない。あくまで日本だ。」
≫ロッテは残留を希望しているが、複数の他球団が獲得に興味を示している。
クルーズ
「光栄だ。特にロッテには感謝している。また、これからをどう考えているのかにも興味がある。そして、何より伊東監督がナイスガイだ。気分よくプレーさせてもらった。他球団の印象?個人的に好感を持てるチームがあり、逆にそうでないところもある。それが具体的にどこかは、言える立場にない。」
≫条件闘争か。
クルーズ
「誤解だ。評価が年俸だとは思わない。まずは試合に出られることだ。そして、内野の守備はどこでも守れる自信はあるが、1つに固定して欲しい。条件というなら、それが条件だ。」
≫決断には家族(夫人と2男)の意向も影響するのか。
クルーズ
「重要だ。家族は千葉を気に入っている。ただ、最後に決めるのは自分だし、家族も賛成してくれると思う。タマリンド!!(3度の飯よりも愛するメキシコB級菓子…特に意味はない)。」

ページトップ

ロッテ、デスパイネ残留、チェン&イ・デウンとは再契約の見込み[サンスポ]

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が来季、他球団に移籍する可能性が高いことが16日、分かった。

クルーズ以外の外国人では、今季から2年契約(総額5億円)を結んでいるデスパイネは残留。チェン、イ・デウンとは再契約する見込み。ロサとハフマン(米国)は今後の補強次第で解雇の可能性もある。

ページトップ

ロッテ・石川、6回途中3失点…苦手ヤフオク攻略できず[サンスポ]

ロッテの石川は6回途中に3失点で降板し、日本シリーズ進出へ後がないチームを勝利に導けなかった。今季この球場では3度の登板で3敗し、防御率は5.50だった。「いいイメージはない」と話していた不安が的中した。

3回は内川に先制打を許した後がまずかった。今季7打数4安打で2本塁打を喫していた李大浩に2ランを浴び、傷口を広げた。「デホ(李大浩)と内川さんに打たれている。そこだけ」と警戒して臨んだだけに悔やまれる一発となり、試合後は言葉少なに引き揚げた。

ページトップ

ロッテ“下克上ならず”…伊東監督「点差以上に実力差あった」[サンスポ]

ソフトバンクに3連勝を許しCS敗退が決まったロッテの伊東監督は「(ソフトバンクとは)点差以上に実力差があった。ファーストステージを勝ち上がってきた勢いを完全に止められた」と、完敗を認めるしかなかった。

試合は先発した石川が3回に先制を許し、3点を追いかける展開。2回には1死三塁、7回には無死一、二塁のチャンスを作ったが、得点は5回に鈴木のニゴロの間に入れた1点のみ。あと1本が出ず、「ファイナルステージに入ってから同じような試合展開。1点が遠かった」と嘆いた。

清田
「3連敗で終わってしまった。力の差は感じた。」(無安打)
デスパイネ
「1勝もできなかったのは本当に残念。僕らができるのは来年に向けて準備すること。」(9回に代打で三直)
鈴木(主将)
「何とか勝ちたかった。それができなかったのは悔しい。勢いはあったが、生かせなかった。」
落合投手コーチ
「まだ成長段階の選手が多い。負けたけど、経験したことが次につながる。」(投手陣に)
荻野
「結果を出したかったけど、駄目だった。得たものはあるので来年につなげたい。」(ファイナルステージ初の先発出場も無安打)

ページトップ

ロッテ・清田、実は重傷だった右肩捻挫…最後のもう一踏ん張りを期待[サンスポ]

ロッテ・清田育宏外野手(29)が、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで歯を食いしばってプレーしている。

体はボロボロだ。10月2日の楽天戦(QVCマリン)の5回、守備でダイビングキャッチを試みて右肩を負傷した。翌日3日に千葉市内の病院で右肩関節捻挫と診断され、患部に腫れと痛みを抑える注射を2本打たれた。しかし、表情は冴えなかった。

「打球を捕ろうとして突っ込んだ際に、右肘を地面に強く打ってしびれた感じなんです。様子をみなくてはいけないけど、送球はできないですね…。痛くて投げられないです…」。

数日たっても回復の兆しは見えなかった。Aクラス入りを果たし、ファイナルステージまで進んだ今だからこそ明かせる。右肩は思った以上に深刻な状態だった。

「痛みが全然取れなくて、右肩がまったく上がらなかった。右手で支えて、ベッドから起き上がるのもやっと。リュックを背負うのも痛みが走った。試合で負傷してから、本当に厳しかったです。試合に出られるかな…と考えたこともありました」。

いつもの人なつっこい清田はどこかに行っていた。無理もない。9月22日の楽天戦(QVCマリン)でも、3回に2点二塁打を放ち、送球間に三塁を狙ってスライディングした際に、背中を痛めていた。シーズンも大詰めに差し掛かり、レギュラーを張ってきた選手であれば、ケガをしていない選手はいないが、清田はダブルパンチを食らっていた。

「シーズンを通して試合で使ってもらった。そして、CSにも出場させてもらっている。チームにはCSに出られない選手もいるから、自分が結果を出さないといけない。その選手達から『俺が出たら』と思われないようにしたい」。

負けん気が強い男ならではのセリフを吐いた。

逆境をはね返し、日本ハムとのCSファーストステージ(札幌ドーム)第1戦では左前2点打と左越えソロ。ソフトバンクとのファイナルステージ第1戦(ヤフオクドーム)でも、右翼フェンス直撃の先制2点二塁打を放った。

新人だった2010年の日本シリーズは、全7試合にフル出場し、打率.300、1本塁打、新人最多タイの6打点を稼ぎ、優秀選手賞を獲得した。13年のクライマックスシリーズ(7試合)も、打率.313と暴れた。2015年のCS−。ロッテ党は“お祭り男”の、最後のもう一踏ん張りを期待している。

ページトップ

ロッテ完敗…3戦わずか4点 伊東監督「今のままでは歯が立たない」[スポニチ]

完全な力負け。5年ぶりの「下克上」の再現を狙ったロッテは3連敗で散った。CSファーストSでレギュラーシーズン2位の日本ハムに2勝1敗。勢いをつけて福岡に乗り込んできたが、リーグ王者の壁は厚く高かった。

「勢いを力で抑え込まれた。監督としては悔しくてしょうがないが、個人的には選手達は最後までよく戦ってくれたと思う」。伊東監督は完敗を認めた。「1、2点を取りにいくならどうすればいいか」と指揮官は打線を組み替え、デスパイネではなく角中に今季初めて4番を任せた。その角中は2安打と気を吐いたが、打線はつながらず。3戦で計4点と打線が完全に抑え込まれた。

レギュラーシーズン終盤には怒涛の快進撃をみせて3位。CSファーストSも突破した。05、10年に日本一を経験している福浦は「得たものは大きい。特に若い選手達にとってはいい経験になったはず」と振り返る。3年目でCS全6試合で先発マスクをかぶった田村も「僕のせいで負けた試合もある。この経験を生かして、たくましい捕手になりたい」とさらなる成長を誓った。

就任4年目となる来季に向けて伊東監督は「今のままでは(ソフトバンクに)歯が立たない。選手層を厚くしてチームを肉厚にしていかないと」と話した。リベンジに向けた戦いはもう始まっている。

ページトップ

ロッテ石川、鬼門ヤフオクDで0勝5敗「来年また頑張ります」[スポニチ]

6回途中3失点で無念の降板となったロッテ・石川は「来年また頑張ります」と言葉少なに球場を後にした。

ヤフオクドームはレギュラーシーズンを含めて通算6試合で0勝5敗。打者1巡目はカーブを多投するCS仕様の配球で抑えたが、2巡目となった3回にカーブを狙い打たれて、内川に先制打、李大浩(イ・デホ)に2ランを浴びた。捕手の田村は「何とかワクさん(涌井)まで回したかったが…」と早過ぎる終戦を悔やんだ。

ページトップ

ロッテ角中、今季初4番も“不発”「単純に力が足りなかった」[スポニチ]

レギュラーシーズンを含めて今季初の4番に座ったロッテ・角中は2、7回に先頭で安打を放ったが、ポイントゲッターにはなれなかった。

「4番といっても違うところは何もない」とした上で、CS敗退には「単純に力が足りなかったということ。チーム全員がパワーアップするしかない」と結んだ。一方、4番から一転してスタメンを外れたデスパイネは9回に代打で三直。今シリーズは無安打に終わり、「残念。僕らができるのは来年に向けて準備すること」と話した。

ページトップ

ロッテ・クルーズ、退団濃厚…残留打診も楽天など複数球団が興味[スポニチ]

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)が今季限りで退団する可能性があることが16日、分かった。

内野のスペシャリストとしてチームの2年ぶりCS進出に大きく貢献したクルーズだが、今季で2年契約が終了。球団は残留に向けた打診を行っているが、楽天など複数球団が獲得に興味を示しており、条件面で折り合わなければ流出の可能性も出てきた。

2年目の今季は133試合で打率.255、16本塁打で73打点。伊東監督は「内野の守備の要になっている。欠かせない戦力」と来季の残留を望んでいるが、球団関係者は「条件面で折り合わない可能性がある」と明かす。来季以降も日本球界でのプレーを望んでいるクルーズは、複数年契約を条件としているが、来季については「まだ分からない」と具体的な明言は避けており、今後の動向が注目される。

また、デスパイネは2年契約のため来季残留は基本線。チェンとイ・デウンも残留が濃厚だ。一方でロサ、ハフマンは今季限りでの退団が確実な情勢だ。また、井口、福浦、サブローのベテラン勢は来季も現役を続行する。

ページトップ

ロッテ、ハフマン右足治療で帰国、来季契約は未定[スポニチ]

ロッテのチャッド・ハフマン外野手が16日、右足(右足母趾球痛)の治療に専念するため、成田空港初の航空機で米国に一時帰国した。再来日、来季の契約については未定という。

ハフマンは14年にロッテに加入。今年は6試合出場で打率.167、0本塁打2打点にとどまった。

ページトップ

海外FA保有の今江に残留要請[報知]

ロッテが、海外FA権を保有する今江敏晃内野手(32)に残留を要請することが16日、分かった。球団は今季で2年契約が切れるロッテ一筋14年の三塁手を必要不可欠な戦力と判断。10月中にも交渉を行い、引き留めを図る。今江は前回2年契約した際、「ロッテでやることが1番」と愛着を口にしていた。

また、8月に国内FA権を取得した大松尚逸内野手(33)にも残留要請する見通し。外国人では、チェンと来季2年契約2年目のデスパイネの残留は確実。クルーズとイ・デウンには残留オファーを出し、カルロス・ロサ、ハフマン、ベクは退団が濃厚だ。

ページトップ

3度目の最多勝・涌井に複数年用意[報知]

ロッテが今オフ、涌井秀章投手(29)に複数年契約を用意することが16日、分かった。今季年俸2億2000万円からのアップは確実で、2年5億円以上の条件を提示するとみられる。来季はチーム最高年俸2億5000万円のデスパイネを上回る可能性が高い。

13年オフに西武からFA宣言した涌井は年俸2億2000万円の2年契約でロッテ入団。移籍1年目の昨季こそ8勝12敗だったが、今季は15勝9敗で6年ぶり3度目の最多勝を獲得した。後半戦は9勝3敗と白星を積み上げ、逆転Aクラスに貢献。シーズン終盤からCS第1ステージにかけては中4日や中5日で好投を繰り返し、鉄腕ぶりがクローズアップされた。

球団幹部は「今季の投手陣では1番の評価」と明言。まだ29歳という若さに加え、早くて17年オフにFA権を再取得するため、交渉次第では3年以上の大型契約に発展する可能性もありそうだ。

ページトップ

伊東監督、下克上ならずも来季見据え「俺は泣かない」[報知]

歓喜の輪をぼう然と見つめるしかなかった。ロッテ、痛恨の3連敗で敗退。伊東監督は「負けたことは悔しくて仕方ない。チームを肉厚にしていかないと、歯が立たない」。日本一になった05、10年に続く5年周期での下克上は幻に終わった。

17日に中4日で先発する可能性もあったエース・涌井につなぐことが、最終S突破の糸口になるはずだった。過去2戦、打線が好機を生かせず連敗したため、この日は角中を今季初の4番に据えるなど打順を変更。だが4安打1得点に終わり、指揮官は「点差以上の力の差を感じた。勢いを力で止められた」と悔やんだ。

今季は3位に最大7ゲーム差をつけられた時期もあった。それでも最後の20戦を14勝6敗で終え、10月1日に西武をかわして3位浮上。前半戦チーム防御率は12球団ワーストの4.28だったが、大嶺祐やチェンら新しい力が先発で躍動し、中継ぎ陣も盤石になった後半戦は、12球団トップの2.95を記録した。来季に向けて、明るい材料は多い。

4年目の続投が決まっている指揮官は「俺は泣かない。泣く暇があったら、来年にこの悔しさをぶつけてくれたら」。ゴールデンイヤーではなくても、優勝を成し遂げてみせる。

ページトップ

東武百貨店船橋店、17日から4日間CS応援感謝セール[報知]

ロッテとパートナーシップを結ぶ東武百貨店船橋店は、17日からの4日間、「クライマックスシリーズ応援感謝セール」を開催することを発表した。クライマックスシリーズ(CS)は、この日の最終ステージで敗れたが、応援したファンへの感謝を込めて、人気の食料品のほか、婦人・紳士・子供服、リビング用品など、全館でお買い得品を取りそろえる。

さらに初日の17日には球団マスコット「マーくん」が来場。10時の開店時に本拠地の千葉にちなみ、成田「なごみの米屋」の銘菓「ぴーなっつ最中」を1階2番地正面入り口で先着250人に配布する。

ページトップ

ハフマン、右足拇指球痛治療のため一時帰国[報知]

ロッテは16日、チャッド・ハフマン外野手(30)が右足拇指球(ぼしきゅう)痛の治療専念のため、成田空港発の航空機で一時帰国したと発表した。再来日、来季については未定だという。来日2年目の今季は6試合出場、打率9分1厘にとどまっていた。

ページトップ

ロッテ・クルーズに他球団移籍の可能性[デイリー]

ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)に、他球団流出の可能性があることが16日、明らかになった。来日2年目の今季は1年契約。国内の複数球団が水面下で獲得調査に動いているが、球団は今後、残留を要請する。

メジャー仕込みの守備は一級品。打撃もレギュラーシーズンで打率.255ながら、73打点、16本塁打で、4番に座ったこともあった。本人の希望している複数年に加え、好条件を整えて流出阻止に全力を尽くす方針だ。

またアルフレド・デスパイネ外野手(29)は来季が2年契約の2年目。イ・デウン投手(26)、チェン・グァンユウ投手(24)は残留が確実。チャッド・ハフマン外野手(30)は退団の方向。

ページトップ

ロッテ終戦…王者に完敗 下克上ならず[デイリー]

一矢報いることすらできなかった。ロッテの下克上は夢と消えた。歓喜に沸く覇者を、無念の表情で見つめるしかなかった。

「勝ち上がって、いい流れで乗り込んでは来たが、その勢いを力で完全に抑えられた。チャンスはあっても、簡単には勝たせてくれない」と伊東監督。リーグ覇者の力を思い知らされた。

勝つしかない第3戦。腹をくくって打線を組み替えた。「1点を確実に取りに行く。スモールのスモールのベースボールで臨む」。前夜に無安打2三振の主砲デスパイネを外し、4番に角中を起用。だがこの日も、何度も得点圏に走者を進めながら1点を奪うのが精一杯だった。

涙に暮れる選手たちを見て、伊東監督は言った。「個人としては、選手たちが最後まで一生懸命やってくれて満足している。でも、監督としては負けたことが悔しくてしょうがない」。主将・鈴木は「一波乱起こしたかったが、それができず悔しい」と唇をかみ締めた。

伊東監督体制は、来季で4年目を迎える。「来年に向けて課題はいっぱいあるが、(最大の課題は)選手の層の厚さ。もっと肉厚にしていかないと歯が立たない」と、2016年へと視線を向けた。この敗戦を、財産とする。

ページトップ