CSファイナルステージで敗退したロッテは17日、遠征先の福岡を離れ、帰京した。
伊東勤監督(53)は福岡市内のチーム宿舎で報道陣に対応した。「意外とさっぱりした気持ち。新聞を見たら悔しい思いが出たけどね。達成感はないけど、安堵感はある。でも、1つぐらい勝ちたかったな」と、3連敗で終わったファイナルステージを振り返っていた。
指揮官は、サヨナラ負けした第1戦をポイントに挙げた。「ノーアウト二、三塁で勝ち越せなかった。ここぞで点が入らなかったのが、第2戦、第3戦まで同じ展開になってしまった。Bクラスのチームの投手は打てても、日本ハム、ソフトバンクの投手は打てなかった。そこが、見えない差だったね」と話した。
宮崎で行われているフェニックスリーグに出場する一部若手をのぞき、27日まで休養期間に入る。28日から、QVCマリンで秋季練習の予定だ。
ロッテは17日、千葉県鴨川市の鴨川市営球場で行う秋季キャンプの概要を発表した。10月31日に現地入りし、11月1日から20日まで行う。休日は、5日、10日、16日。参加選手は未発表だが、30人ほどとなる見込み。
巨人が、マイルズ・マイコラス投手(27)に2年契約を提示し、全力で引き留めを図る。来日1年目の今季は11連勝を含む13勝、防御率1・92と抜群の安定感を誇った。
今季8勝のアーロン・ポレダ投手(29)、63試合に登板のスコット・マシソン投手(31)、レスリー・アンダーソン外野手(33)、エクトル・メンドーサ投手(21)、育成選手のカルロス・ペレス投手(23)には残留オファーを出すことが濃厚。フレデリク・セペダ外野手(35)、ホアン・フランシスコ内野手(28)、アレックス・カステヤーノス外野手(29)は退団するとみられる。ロッテのルイス・クルーズ内野手(31)の獲得調査を進める方針で、同時に強打の野手獲得も視野に入れる。
ロッテ・伊東勤監督(53)が17日、福岡市内で取材に応じ、球団側からの続投要請を既に受諾したことを明らかにした。来季、監督4年目に入ることが正式に決定し「要望はいくつかある。これから話をしていく」と説明。今後、球団側と条件面を話し合い、契約を結ぶ意向を示した。
海外フリーエージェント(FA)権を保有しているロッテ・今江敏晃内野手(32)が今オフの権利行使を検討していることが17日、分かった。
14年目の今江は、今季で2年契約が満了する。CSファイナルステージでの敗退から一夜明け、福岡空港で「1度きりの野球人生なので、今年は大いに悩みます。ロッテでやることが1番ですが、全くの白紙。来季のことは何も決まっていません」と権利行使に含みを持たせた。球団が残留を要請することは確実で、交渉の行方が注目される。
ロッテの伊東監督が、「打倒ソフトバンク」を掲げる来季に向けてエディーJAPAN流のチーム強化を打ち出した。
CSファイナルSでの敗退から一夜明け、「世界一厳しいキャンプ」でチームを鍛え上げることを宣言。11月1日からの秋季キャンプ(千葉県鴨川市)について「ラグビー日本代表のように日本一の練習量にしたい。少人数で徹底的に鍛え上げる」と話した。フィジカル強化を目的としたメニューが中心となる見込み。1日4部練習を課したラグビー日本代表のように「練習を2回か3回に分けたり、色々なプランがある」。キャンプでは各選手が自分の抱えている課題を全員の前で発表させるという。
この日は、球団からの続投要請を受諾したことを明かした上で「(ソフトバンクとの)差を埋めていかないと。ドラフトは即戦力が中心になる」と明言。午後には重光昭夫オーナー代行と面会し、シーズンの報告を行った。
ロッテは17日、千葉県鴨川市で行う秋季キャンプの日程が11月1日から20日に決まったと発表した。休日は5日、10日、16日で、参加メンバーは未定。
ロッテの伊東勤監督(53)が4年目となる来季も続投することが決まった。17日、福岡市内で取材に応じ、球団から受けていた続投要請を既に受諾したことを明らかにした。「要望もいくつかある。これから話をしていく」とし、球団との話し合いを経て契約を結ぶ意向を示した。チームは16日にクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージで敗退し、全日程を終えた。
伊東監督は就任した2013年と今年にチームをCSに導いた。西武とAクラスを激しく争った今季は、130試合目以降に12勝2敗と圧倒的な強さを見せて進出を決め、4日に続投要請を受けていた。
ロッテの3年目捕手・田村のあんな表情は初めて目の当たりにした。ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)初戦(14日、ヤフオクドーム)。延長10回、先頭の代打・上林を空振り三振に抑えたかのようにみえた。ところが、ワンバウンドした球は田村の後ろのファウルグラウンドに転がり、振り逃げで出塁を許した。このプレーがきっかけで痛恨のサヨナラ負けを喫し、試合後に田村はベンチでタオルで顔を覆って号泣した。
「僕のせいで負けてしまった…」。
吉鶴バッテリーコーチがチーム宿舎の田村の部屋を訪ねると、まだベッドの上で泣いていた。「お前は幸せだよ。この舞台に立てているからこそ、経験できた失敗なんだから。これはお前がもっと成長するための大事な経験。この悔しさを次に生かしていけばいい」。コーチの言葉にじっと聞き入りながら、田村は静かにうなずいた。
田村を初めて取材したのは5年前だ。青森の光星学院(現八戸学院光星)の1年生捕手で、当時から強打に注目が集まっていた。高校通算37本塁打、2年夏から3季連続で甲子園準優勝という輝かしい経歴を引っさげてプロの世界に飛び込んできた。性格はふてぶてしくて、人なつっこい。この印象は初対面の頃から変わっていない。先輩選手にも物おじすることはない。だが、決して生意気ではなくかわいがられるキャラクターで、大物感たっぷりの“プロ向き”の性格。個人的にも思い入れがある選手の1人だ。
そんな田村が初めて人前で見せた涙。伊東監督はシリーズ敗退が決まった夜、こんな話をしていた。「田村はだいぶ成長したよ。まだまだなところも多いけど、いい経験を積んでいる」。今季はレギュラー捕手として投手陣を引っ張り、盗塁阻止率.429は堂々の12球団トップ。球界を代表する名捕手だった指揮官も田村の才能を高く評価しており、大きな期待を寄せている。
CSファイナルSは3連敗で「下克上」の夢が終わった。今季の戦いを終えてヤフオクドームからバスに乗り込む田村は少しすっきりした表情で言った。「初戦であんなミスをしたのに、伊東監督は2戦目、3戦目もスタメンで使ってくれた。この経験を生かさないと監督に恩返しができないじゃないですか。もっとたくましい捕手になってみせます」。涙から芽生えた決意が、きっと「やんちゃな田村」を「大人の田村」に成長させるはずだ。
ロッテ・伊東勤監督(53)が17日、今秋の鴨川キャンプ(11月1日〜20日)で、ラグビー日本代表に倣い、「世界一の練習量」を課すプランを明らかにした。CSファイナルS敗退から一夜明け、福岡市内の宿舎で取材に応じた指揮官は、来季の続投要請を受諾したことを明かすとともに、確固たる強さを身につけるため、ハードワークの敢行を説いた。
「朝5時からとは言わないけど(1日を)2〜3回に分けて練習したり」。エディージャパンは1日3〜4部の練習をこなし、世界に通用する組織となった。ソフトバンクの厚いカベに屈し、過酷に体をいじめ抜くことこそが、来季につながると力説した。
「来年は『下克上』じゃなく、下位チームが来るのを待ち受けたい」と指揮官。日本一に輝いた10年は3位、05年はプレーオフを制したチームが優勝扱いだったものの、シーズン2位。「1位」は、後期優勝を経て日本シリーズを制覇した74年が最後だ。
目指すは「脱・下克上」。歴史を変えたエディージャパンのように、長らく遠ざかる快挙をもたらす。
ロッテの伊東勤監督(53)が4年目となる来季も続投することが決まった。17日、福岡市内で取材に応じ、球団から受けていた続投要請を既に受諾したことを明らかにした。「要望もいくつかある。これから話をしていく」とし、球団との話し合いを経て契約を結ぶ意向を示した。チームは16日にクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージで敗退し、全日程を終えた。
伊東監督は就任した2013年と今年にチームをCSに導いた。西武とAクラスを激しく争った今季は、130試合目以降に12勝2敗と圧倒的な強さを見せて進出を決め、4日に続投要請を受けていた。