わたしはかもめ2015年鴎の便り(10月)

便

10月20日

ロッテ、ドラフト1位候補決定は当日まで持ち越し[ニッカン]

ロッテは20日、QVCマリンで伊東勤監督(53)を交えたスカウト会議を行った。

1位候補の最終決定は、22日のドラフト当日に持ち越された。伊東監督は具体的な選手名は避けたが、「うちのチーム事情を考えれば、即戦力が必要なのは間違いない」と話した。なお、1位指名が他球団と競合した場合は、伊東監督が抽選のクジを引くことが確認された。

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ロッテ清田が“再始動”室内練習場で打ち込み[ニッカン]

ロッテ清田育宏外野手(29)が20日、“再始動”した。チームは16日にソフトバンクに敗れ、CSファイナルステージを敗退。27日まで休養期間に入っている。清田はQVCマリンを訪れ、室内練習場で軽く打ち込みを行った。「ここ2、3日、体を動かしていないので」と話した。

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ロッテ、仙台育英・平沢1位も!競合なら伊東監督「引く」[スポニチ]

ロッテが、22日のドラフト会議で仙台育英の平沢大河内野手を1位指名する可能性が出てきた。最終のスカウト会議が20日にQVCマリンフィールド内で伊東勤監督(53)も出席して開かれ、13人前後に絞り込まれた1位指名候補の中で平沢の評価が急上昇した。指名に踏み切れば、すでに1位指名を公言している楽天との競合になる。

4時間半におよぶ長い会議を終えて報道陣の前に姿を見せた伊東監督は、穏やかな笑みを浮かべながら口を開いた。

「今の時点で誰とは決まっていないが、1位を投手でいくのか野手でいくのか半々。僕の中で欲しいと思う選手は3、4人いる。最終的には当日決めることになる」。

会議ではスカウト陣の報告を受けながら、指揮官が自らの目で30人以上の選手の映像を厳しくチェックした。具体的な名前は挙げなかったが「野手」の中で高い評価を集めたのが平沢だった。攻守にわたって今夏の甲子園準優勝の立役者となり、U−18ワールドカップでも活躍。球団関係者は「高校生だが守備はすでにプロでやれるレベルにある」と話し、伊東監督も「僕の中では高校生の中でも即戦力になる選手はいる」と話した。

正二塁手だったクルーズが今季限りで退団する可能性があり、守備力の高い内野手は重要な補強ポイントになっている。1位候補に残っている野手について伊東監督は「仮に外国人が残ってくれても、獲っても損はない野手だと思う」と説明した。平沢を獲得できれば、4年目の鈴木と昨年のドラフト1位の中村で将来的に安定した内野陣を形成できる。楽天との競合を覚悟で指名に踏み切った場合は「そうなれば(クジを)引くつもりでいる」と指揮官。2年前のドラフト会議は石川を1位指名して巨人と一騎打ちになったが、ゴッドハンドでクジを引き当てた「実績」もある。

1位候補には東海大相模・小笠原、仙台大・熊原といった即戦力と評価する投手らも名を連ねており、投手の指名へと切り替える可能性もある。「伊東ロッテ」4年目を占う運命のドラフトだけに、最後の最後まで熟慮を重ねて決断を下す。

平沢大河(ひらさわ・たいが)
1997年(平9)12月24日、宮城県生まれの17歳。小1から野球を始める。高崎中では七ケ浜シニアに所属し、2年夏に全国大会出場。仙台育英では1年春からベンチ入り。今夏甲子園では3本塁打を放ち準優勝に貢献。1メートル76、76キロ。右投げ左打ち。

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ロッテ・伊東監督、投手不足解消へドラフト1位候補は「即戦力」[サンスポ]

スカウト会議が20日、行われた。ロッテ・伊東監督はドラフト1位候補について「13人いた。野手と投手の割合は断然、投手が多かった。即戦力が欲しい」と説明。投手不足のチーム事情から、同候補は熊原(仙台大)、高橋(県岐阜商高)らが有力。球団からドラフト会議でのくじ引きを依頼され「引くつもりでいる」と言葉に力を込めた。

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ロッテのイ・デウンが帰国…来季も再契約の見込み[サンスポ]

ロッテの外国人、イ・デウン投手(26)が20日、羽田空港発の航空機で母国・韓国に帰国した。来日1年目の右腕は今季、37試合に登板して、9勝9敗、防御率3.84をマーク。来季は再契約の見込み。

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「NPB AWARDS 2015」11月25日に開催[サンスポ]

日本野球機構は2015年度の年間表彰式「NPB AWARDS 2015」を11月25日にグランドプリンスホテル新高輪で開催すると20日、発表した。大正製薬株式会社が特別協賛する。

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ロッテはドラ1指名を当日まで熟考[デイリー]

ロッテは20日、QVCマリンで伊東勤監督(53)を交え、スカウト会議を行った。1位候補を13人に絞り込んだが、最終決定には至らず、22日のドラフト会議当日、ぎりぎりまで熟考する可能性が出てきた。

約5時間近い話し合いを終え、林球団本部長は「決めかねている。即戦力をどの順位で行くか」と話した。今年は、高校生に県岐阜商・高橋、東海大相模・小笠原、関東第一・オコエら逸材が多く、最終リストに残っているとみられる。伊東監督は「今、うちのチームに即戦力が必要なのは間違いない。ただ高校生の中にも、即戦力と言える選手は僕の中にはいる。投手が多いが、野手になる可能性もある」と話した。

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ロッテのイケメン、イ・デウン帰国[デイリー]

ロッテのイ・デウン投手(26)が、羽田発の航空機で帰国した。

同投手は来日1年目の今季、開幕から先発ローテの一角を担い、9勝9敗、防御率3.84。韓国人投手として初の日本プロ野球での10勝にあと一歩届かなかったが、「来年も(ロッテで)プレーしたい。来年達成したい」と話した。

今季の課題は、四死球での自滅。チームはCSに進出したが、自身は10月2日の楽天戦登板を最後に登録抹消され、大舞台での登板はなかった。CS期間中は、宮崎フェニックスリーグに参加していた右腕は、「(CSを)テレビで見ていたが、すごく悔しかった。来年はもっとチームに貢献できる投手になりたい」と殊勝に話した。

韓流スターさながらのイケメンぶりに、羽田空港では待ち伏せしていた女性ファンから、サインや記念撮影を求められていた。

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フランコ監督兼選手、BCL・石川退団[デイリー]

BCリーグ石川は20日、フリオ・フランコ監督兼選手(57)が今季限りで退団し、来季から韓国ロッテの2軍打撃コーチに就任すると発表した。

米大リーグや日本のロッテで活躍したフランコ監督は今季、石川に選手兼任として就任。3割以上の打率を残した。来季はコーチ専任だというが、選手としての引退は表明していない。フランコ監督は「私の心には常に石川ミリオンスターズが人生で特別な存在となっています。また、お会いしましょう」とのコメントを出した。

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アジャ井上、打撃絶好調!来季へ手応え![千葉日報]

アジャのバットが止まらない!宮崎県で行われているフェニックスリーグに参加している井上晴哉内野手が絶好調だ。20日に行われた広島戦(天福)では4番一塁でスタメン出場。5回に中前適時打。7回には左前適時打。2安打2打点と活躍した。

試合後、井上は「甘い球を見逃さない打撃、1球の重要性を課題にして取り組んでいる。どんないい投手でも必ず失投はある。難しい球を打つ技術より、僕は失投を打ち損じない打者になれればいいと思っている」と手ごたえを口にした。

今季、1軍戦力として活躍できなかった悔しさを胸に宮崎でのフェニックスリーグで来季への確かな手応えを掴みつつある。

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[千葉魂]博多での悔しさ糧に、伊東監督「必ず強くなれる」[千葉日報]

突きつけられた現実を凝視した。試合が終わってもマリーンズナインはベンチから離れることはなかった。その先でホークスが喜びを爆発させていた。歓喜の胴上げが始まる。敵将は9度、宙に舞った。伊東勤監督は腕を組みながら、その光景を見ていた。ふとベンチを見渡した。1年間、チームを引っ張ってくれたキャプテンの鈴木大地内野手が泣いていた。英才教育を施し、厳しく接し続けた捕手の田村龍弘は目を真っ赤に充血させていた。シーズンを通して険しかった指揮官の表情が少し緩んだ。父親のような温かい眼差しで若い選手達が悔しそうにしている表情を見入っていた。

「泣いている選手がいたね。みんな、この悔しさを糧に来年、大きく成長してくれると思う。何が足りなかったか。どうすればよかったか。突き詰めて考えてくれたらと思う。そして、これからどう過ごせばいいかを見つけて欲しい。今年、このポストシーズンで経験したことは絶対にプラスになる。未来に生きる。だから、泣く暇があったら、練習をすることだ。悔しかったら次、晴らすしかない。人は悔しさ、失敗から何かを学ぶ。そして成長をするものだと信じている。だからオレは泣かないよ。絶対にね」。

福岡ヤフオク!ドームを離れる前、大勢の報道陣に囲まれた指揮官は強い口調で語った。CSファイナルステージは0勝3敗で幕を閉じた。シーズンで18.5ゲーム差を付けられたリーグ優勝チームとの力の差をまざまざと見せつけられた形となった。それでも指揮官には確かな手応えと未来への感触を手にしていた。だから、言葉を選びながらも前を向きながら、思いを口にした。宿舎に戻ると全選手、コーチ、スタッフをミーティングルームに集めた。帽子を取って、一呼吸を置くと、静かに語り出した。

「ここまでのシーズン、紆余曲折があった。でも、みんなで奇跡を起こそうと1つになって闘い、ここまで来た。オレはそれが嬉しかった。このクライマックスシリーズ、ベンチで見守りながら、みんなの成長をしている姿を見て頼もしくて仕方がなかった。これからキミ達が成長をしていく過程を想像するだけでワクワクする。キミ達のプレーを見ていて、成長を感じたし、気持ちの変化も感じた。みんな、もっともっと成長できる。そしてマリーンズは必ず強くなれる。今年1年間、ありがとう」。

思えば今シーズン、厳しい内容のミーティングが多かった。喝を入れ、ゲキをおくり、ここまで来た。しかし、その過程の中で若い芽は確実に伸びてきた。シーズン終盤、そしてCSの戦いの中でそれは確信に変わっていた。プレーだけではない。CS期間中のマリーンズのベンチは活気にあふれていた。誰からともなく声が飛び交い、ナイスプレーで盛り上がり、劣勢の場面では励まし合った。そのベンチでの光景が指揮官には何よりも嬉しく頼もしく感じた。だから、今年最後の集合では全員に「ありがとう」と伝え、頭を下げた。

10月17日、博多の空は晴れ渡っていた。チームは空路、福岡を後にした。指揮官は宿舎の裏側にあるうなぎ店で昼食をとった。「1戦目のお昼をここで食べさせてもらって、勝ったら毎日、来ようと決めていたんですけどね」。お店の大将からねぎらいの言葉を受けると、冗談交じりに笑った。昼食を取りながらふとQVCマリンフィールドのPV(パブリックビューイング)の話題になった。

「たくさんの方がマリンで応援をしてくれていたんだよね。そのニュースを見て本当に嬉しかったし、ありがたかった。雨の日もあったと聞いている。その中で声を届けてくれた人達のことを想像するだけで目頭が熱くなった。だからね。待ってくれている人達のために千葉で日本シリーズをしたかった。本当に申し訳ない思い。だからこそ来年。絶対にファンの気持ちに応えないといけない」。

戦いは終わった。しかし、すぐに次なる戦いは待っている。昼食を終え、店を出ると早くも来季への思いを口にした。一瞬、温和になっていた目つきはいつもの勝負師の目に戻っていた。「秋のキャンプは厳しくなるよ。練習の量も質もね。巻き返しはそこから始まる」。11月1日。マリーンズは鴨川市での秋季キャンプから新たな1年をスタートさせる。博多での悔しさを胸にまたグラウンドで汗を流す日々が始まる。マリーンズの新たな戦いが始まる。
(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

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