わたしはかもめ2015年鴎の便り(10月)

便

10月23日

ロッテ1位平沢、3位成田とみちのくイケメンタッグ[ニッカン]

ロッテのドラフト1位仙台育英・平沢大河内野手(17)が23日、宮城・多賀城市内の同校で、伊東勤監督(53)直々の指名挨拶を受けた。平沢は、U18(18歳以下)W杯のチームメートで、同じロッテに3位指名された秋田商・成田翔投手(17)から前夜に連絡が来たことを明かした。今夏甲子園で、女性ファンの視線を集めた高校屈指のイケメンタッグで、千葉を熱くする。

伊東監督が初対面した平沢の“スター性”に太鼓判を押した。平沢の手を握り「すごい選手になる」と確信。「顔もキリッとしていて男前」とルックスも褒め「ファンに愛される魅力ある選手に成長して欲しい」と期待を口にした。

熱い挨拶を受けた平沢も嬉しそうだった。正遊撃手の鈴木大地とポジション争いすることになるが「年齢は関係ない」ときっぱり宣言。「開幕1軍を目指して、しっかり努力していきたい」と話した。

生まれ育った宮城を離れても、同じ東北の高卒ルーキー秋田商・成田という心強い存在がいる。ドラフト直後の22日夜には、成田から「よろしく」とメールが届き、「こちらこそ」と返したという。甲子園では準々決勝で対戦し、平沢が右翼へソロアーチをかけ勝利したが、U18W杯ではチームメートとして準優勝をともに経験した。

2人はこの夏、最も女性ファンを引きつけた高校球児といえる。甲子園で勝つ度にネット上で「イケメン」と騒がれ、日本開催だったU18W杯では、全国から集まったファンから黄色い声援を浴び、宿舎にファンレターも届いた。「みちのく男前コンビ」として「マリーンズ女子」の心をつかむのも時間の問題だろう。

実は、高校時代の平沢の応援歌は、かつてロッテで使われていたチャンステーマ「スキンヘッドランニング」が原曲だ。期待のルーキー入団を機に、その名物応援の復活もあるかもしれない。「ファンの方々が熱い応援をするチーム」と、平沢も既にQVCマリンで大声援を浴びる日を夢見ている。

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伊東監督ドラ1平沢に“手”応え「練習している手」[ニッカン]

手に手応えがあった。ロッテのドラフト1位、仙台育英・平沢大河内野手(17)が23日、伊東勤監督(53)の指名挨拶を受けた。宮城・多賀城の同校キャンパス。がっちり握手を交わし、かけられた最初の言葉が「(手が)でかいなあ」だった。「監督の方も大きくて、優しそうな手でした。力強く握ってもらいました」と、嬉しそうに話した。

伊東監督の目をくぎ付けにしたのは、じかに触れることで伝わる“たくましさ”だった。「練習している手。厚い。強さを感じる。僕も小さい方じゃないけど、ごついなと。こんな手の人は、あまりいない」と、かつての名捕手を驚かせた。高校野球を引退後も、ランニング、ウエート、さらに木製バットでのスイングを欠かさない。マメは、プロに挑む決意の表れでもある。

伊東監督には「打撃は(西武)秋山ぐらい、なるかも」と、216安打を重ねた打者にたとえられ、開幕1軍を期待された。「200安打はすごいこと。多くヒットを打てるよう、目指したい」と、丁寧に両手を体の前に重ね合わせ、言い切った。

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ロッテ1位平沢に伊東監督くじ見せ「印字あります」[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(53)が23日、ドラフト1位の仙台育英・平沢大河内野手(17)の指名挨拶のため、宮城・多賀城市内の同校を訪れた。

伊東監督は「一緒に優勝目指して頑張りましょう」と書き入れた当たりくじを持参し、平沢にプレゼント。明大・高山俊外野手(22)の1位交渉権をめぐりヤクルト・真中監督と阪神・金本監督が、くじの勘違いをしたアクシデントになぞらえ「間違いなく、(交渉権確定の印字が)あります」と話し、笑わせた。

熱い挨拶を受けた平沢は「開幕1軍を目指して、しっかりと努力していきたい」と力強く宣言した。

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伊東監督の期待大!ロッテD1・平沢「年間200安打目指す」[サンスポ]

ロッテは23日、伊東勤監督(53)らが宮城・多賀城市内で、ドラフト1位指名・平沢大河内野手(17)=仙台育英高=に指名挨拶をした。

「握手をしたら手が厚くて、たくましかった。顔もキリッとしてすごい選手になるなと感じた」。

西武監督時代を含め、伊東監督が挨拶に同行するのは初めて。同じ左打者で、今季216本を放ってシーズン最多安打を更新した西武・秋山を引き合いに出して「同じぐらいになる可能性はある」と期待。平沢も「ヒットを多く打てるバッターになりたい。年間200安打を目指します」と力を込めた。

平沢の両親や同校の佐々木監督を交えての話し合いでは、背番号が話題になったが、「彼(平沢)は『何番でもいい』と、勝ち取る強い姿勢を感じた」と伊東監督。楽天との競合の末に交渉権を得た高校ナンバーワン内野手に、ほれ直していた。

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ロッテ・伊東監督、平沢に挨拶「自分で勝ち取る姿勢を感じた」[サンスポ]

ロッテは23日、伊東監督らが宮城県多賀城市の仙台育英高を訪れ、ドラフト1位指名した平沢大河内野手に挨拶した。ドラフト会議から一夜明け、平沢は「1位で指名していただいた実感が湧いた。しっかり準備して、1日でも早く1軍に上がれるように頑張りたい」と決意を込めた。

伊東監督は西武を率いた時代も含め、指名挨拶に出向いたのは初めてという。言葉を交わし「甘い世界じゃないというのを(平沢が)自覚している。背番号も何番でもいいと。自分で勝ち取るという姿勢をすごく感じた」と頼もしそうに語った。

高校生ながら即戦力と期待されている。平沢は「上位打線は打ってみたい。今のままでは通用しないと思うので、全てにおいてレベルアップしたい」と意欲を示した。

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ロッテ、伊東監督“予言”ドラ1・平沢は「秋山のようになる」[スポニチ]

ロッテ・伊東監督が、宮城県多賀城市の仙台育英を訪れ、1位指名し、楽天との競合の末に獲得した平沢に指名挨拶を行った。西武の監督時代を含めて自ら挨拶に足を運ぶのは初めて。走攻守そろった高校生No.1内野手と固い握手を交わすと「一緒に優勝を目指して頑張りましょう」との直筆メッセージ入りの抽選クジを手渡した。

即戦力との評価で「遊撃のレギュラーになる可能性を秘めている。速球に打ち負けないし、左も苦にしない。(西武の)秋山のような打者になるかもしれない」と安打製造機になると予言。さらに「開幕1軍の可能性はある」と1年目からの大抜てきも示唆した。これには平沢も大喜び。「年齢は関係ない」と正遊撃手の鈴木との定位置争いに挑む覚悟を口にし「200安打を目指したい」とビッグな目標もぶち上げた。

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ロッテ、2位・関谷、コンビ復活熱望!4位・東條は筒香に挑戦状[スポニチ]

JR東日本柏野球場で林信平球団本部長、永野、諸積両スカウトから指名挨拶を受けたロッテ2位・関谷は、日大三時代にバッテリーを組んだ吉田と再び同じチームになり「あいつも喜んでくれた。組んでみたい」と話した。

午後からは同球場で行われた日本通運との練習試合に登板。9回に救援して1イニングを1安打無失点に抑えた。

また、4位・東條は桐光学園1年秋に当時横浜高の筒香(DeNA)に本塁打を打たれているだけに「プロでは抑えたい」と交流戦での再戦を心待ちにしていた。

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平沢大河&佐藤世那、仙台育英コンビの絆の強さ感じさせた2時間[スポニチ]

絆の強さを感じさせる2時間だった。22日に行われたドラフト会議。今年、指名された全116選手の中で真っ先に名前を呼ばれたのが仙台育英・平沢大河内野手(17)だった。

午後5時15分。事前に1位指名を公表していた楽天から「平沢大河」の名前が読み上げられた。そして、ウェーバー順にDeNA、オリックス、中日…と1位指名した選手の名前が読み上げられる。

午後5時18分。楽天に続き、ロッテも平沢を1位指名した。わずか3分の間に2球団から指名を受けた。

そして、午後5時21分。抽選の結果、ロッテの伊東監督が当たりくじを引き当て、交渉権を獲得した。平沢のプロへの扉は、6分足らずで開いた。

会見場に仙台育英の佐々木順一朗監督が姿を見せ、平沢とともに記者会見が始まった。終わるとすぐに野球部員による胴上げ。あちらこちらから、歓声が沸き上がり、祝福の声が飛ぶ。

一方、その隣の会場で静かにテレビ画面を見つめていたのが、佐藤世那投手(18)。今夏の甲子園で同校を準優勝に導いたエースである。

しかし、なかなか名前が読み上げられない。3位、4位、5位…。各球団から次々と他の選手の名前が挙がる。指名されるのだろうか−。不安を押し殺しながら、佐藤はテレビ画面を見続けた。

午後7時20分。ついにオリックスの6位で指名を受けた。その瞬間、どこからともなく「オォー!」の雄叫び。野球部員達の声だった。仲間の歓声に佐藤の目は潤んだ。そこからは祝福の嵐。84キロの体が何度も宙を舞った。

平沢の指名から遅れること2時間。そして、部員達にとっては“2度目”である。それでも平沢と同じくらい喜び、祝い、褒め称えた。ともに汗を流した仲間の晴れ舞台。順位も待ち時間も関係なかった。

平沢と佐藤は会見を終えると、がっちりと握手を交わし、カメラに収まった。佐藤が「平沢と同じパ・リーグで嬉しい。同じプロの舞台で勝負したい」とライバル宣言をすれば、平沢も「世那のフォークは打てない。ストレートを狙います」と語った。1軍の舞台での対戦が、プロ入りを祝ってくれたナインへの最大の恩返しとなる。

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楽天、ロッテ戦力外の川本を調査、捕手の底上げ急務[スポニチ]

楽天が今季限りでロッテを戦力外となった川本良平捕手(33)を獲得に向けて調査することが23日、明らかになった。11月10日に行われる12球団合同トライアウト(静岡)でも熱視線を送る。

川本は04年ドラフト4巡目でヤクルトに入団。自己最多出場数は08年の65試合ながら、勝負強い打撃と堅実なリードには定評がある。13年にロッテに移籍後も正捕手の里崎(現野球評論家)をバックアップしてきた。

楽天は正捕手の嶋が故障などで離脱した際の戦力ダウンが顕著で、捕手の底上げは補強のテーマの1つ。ドラフト会議でも2人の捕手を指名した。川本は今季は若手の台頭もあり1軍出場はなかったが、球団は守備面を高く評価している。

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ロッテ伊東監督ら指名挨拶、仙台育英・平沢「実感湧いた」[スポニチ]

ロッテは23日、伊東監督らが宮城県多賀城市の仙台育英高を訪れ、ドラフト1位指名した平沢大河内野手にあいさつした。ドラフト会議から一夜明け、平沢は「1位で指名していただいた実感が湧いた。しっかり準備して、1日でも早く1軍に上がれるように頑張りたい」と決意を込めた。

伊東監督は西武を率いた時代も含め、指名挨拶に出向いたのは初めてという。言葉を交わし「甘い世界じゃないというのを(平沢が)自覚している。背番号も何番でもいいと。自分で勝ち取るという姿勢をすごく感じた」と頼もしそうに語った。

高校生ながら即戦力と期待されている。平沢は「上位打線は打ってみたい。今のままでは通用しないと思うので、全てにおいてレベルアップしたい」と意欲を示した。

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1位指名の仙台育英・平沢が3位の成田と東北にパワー届ける[報知]

千葉から東北にパワーを送る!プロ野球のドラフト会議でロッテから1位指名された仙台育英・平沢大河内野手(17)が23日、宮城・多賀城市内の同校でロッテの伊東勤監督(53)らから指名挨拶を受けた。3位指名の秋田商・成田翔投手(17)との“U−18代表コンビ”で活躍し、東北に元気を届けると誓った。

ロッテの伊東監督と固い握手を交わした平沢は「改めて1位の実感が湧いてきました」と表情を引き締めた。指名挨拶では、伊東監督から「一緒に優勝目指して頑張りましょう」と書き込まれた当たりくじをプレゼントされた。指揮官が「これは間違いない(当たりくじ)ですから」と、ヤクルトの真中監督が外れくじを勘違いしたことを引き合いに出すと、思わず平沢も爆笑。緊張気味だった顔が一気にほぐれた。

ドラフト指名された22日には、友人や先輩から約50通の祝福メールなどが届いた。その中に「おめでとう」ではなく「よろしくな」というメッセージがあった。送り主は今夏の甲子園準々決勝で対戦した、秋田商のエース・成田だった。

その後のU−18W杯では日本代表の一員として共に戦い、準優勝も経験した144キロ左腕はロッテから3位指名を受けており、再びチームメートとなる。「こちらこそ」と短く答えたという平沢は「これから2人で頑張っていきたいと思います」と“みちのくコンビ結成”で、東北に明るい話題を届けていくつもりだ。

プロでは「(本職の)ショートで勝負したいが、どこのポジションでも、できるようにしたい」と話す平沢。今季、ロッテの遊撃は26歳の鈴木大地が守り、打率は2割6分3厘。伊東監督の頭には、平沢の“開幕1軍ショート”というプランも浮かんでいる。「もちろん、(チーム内で)勝負しないといけないけど、その可能性は秘めている」と、高卒ながら即戦力としての期待も高い。平沢も「走攻守全てで貢献したい。1日も早く1軍に上がりたい」と期待に胸を膨らませて、夢の舞台への一歩を踏み出した。

平沢大河(ひらさわ・たいが)
1997年12月24日、宮城・多賀城市生まれ。17歳。小1で野球を始め、高崎中では七ケ浜シニアに所属。仙台育英では3年春夏と甲子園出場し、今夏は準優勝。U−18日本代表に選ばれて、W杯で準優勝した。176センチ、76キロ。右投左打。家族は両親と兄、妹、弟。

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日大国際・柿沼、育成2位指名「静岡に来て良かった」[報知]

プロ野球ドラフト会議から一夜明けた23日、ロッテから育成2位で指名を受けた日大国際・柿沼友哉捕手(誠恵高出)は同大の御園グラウンドで練習を行った。会議当日は岐阜で東海選手権を戦っており、会見などは行われなかったが、「指名はないと思っていたので本当に嬉しい。興奮して昨夜は眠れませんでした」と笑顔で振り返った。

日大国際の選手が指名されるのは2009年の松井淳外野手と麻生知史内野手(ともにヤクルト)以来6年ぶりで、誠恵高OBでは初。出身は茨城で、当時の監督に誘われたのがきっかけだが「日大国際に進んで、プロ入りにつながった。静岡に来てよかったです」。

31日には神宮切符を懸けた3連盟王座決定戦が始まる。「自分には実績がないので、神宮に出て名前を覚えてもらわないと」。バットとリードと持ち味の強肩で、チームの勝利に貢献する。

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ドラ2関谷、同4位・東條「即戦力」林球団本部長が太鼓判[報知]

ロッテのドラフト2位指名を受けたJR東日本の関谷亮太投手(24)と、同4位指名を受けた東條大樹投手(24)が23日、千葉・柏市内で指名挨拶を受けた。

右腕の関谷は、日大三高時代にバッテリーを組んだ吉田がロッテに在籍。「バッテリーを組みたい気持ちはありますが、捕手は吉田だけじゃありませんので、そこははき違えないようにしたい。先発としてチームに貢献できるように」と話した。リリーフ右腕の東條は「ピンチでも臆せず、攻めの投球ができるようにしたい」と意気込んだ。

2月の石垣キャンプは両者1軍スタートが有力。林球団本部長は「2人とも即戦力。先発でも中継ぎでも行けると思う」と期待した。

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教官から6位指名・信楽「20勝」へアクセル全開[報知]

自動車学校の教官が、プロの世界へアクセルを踏んだ。ロッテからドラフト6位指名を受けた宮崎梅田学園・信楽(しがらき)晃史投手(23)は、宮崎市内の同学園のテレビで自身の名前を呼ばれたのを聞いた瞬間、ホッと息をついた。「早く選ばれないかなと思っていた。初教習と同じくらい緊張した」。自動車学校が母体の社会人チームで、普段は普通自動車の教習指導員を務める最速147キロ右腕が、創部10年目で初めて指名された。

平日の午前は野球に打ち込み、午後5時から9時までは教官に早変わり。専用の球場はなく、県内の練習場を借りて転々とする毎日だ。繁忙期の2、3月は1日2時間しか練習できない。そんな厳しい環境でもプロ入りを諦めなかった。斉藤秀史監督(46)は「ピンチで三振が取れる。いざって時にギアを上げられるんですよ」と直球にツーシームを織り交ぜた“操縦テクニック”を評価した。

福岡大では現阪神の梅野とバッテリーを組んだが、リーグ戦未勝利に終わるなど、中央球界では無名の存在。それでも入社2年目に才能が開花し、6月の都市対抗九州地区予選で創部初の4勝。JR九州の補強選手として本戦に出場。プロのスカウトの目にとまった。

教官としては、分かりやすい教え方と甘いマスクで、教習に通う女子高生の人気はNO.1。“教官兼投手”に指名した伊東監督は「自分を磨いて先発に入ってくれたら」と期待を込めた。「20勝を挙げられる投手になりたい。これからストップせずに突き進んでいきたい」。苦労人がプロの道をエンジン全開で走り回る。

信楽晃史(しがらき・あきふみ)
1991年12月26日、宮崎市生まれ。23歳。宮崎南小2年時に「宮崎バッファロー」で野球を始め、赤江中まで軟式。宮崎・日南学園高2年時に捕手から投手に転向。甲子園出場はなし。宮崎梅田学園では今年のJR九州の補強選手として都市対抗に出場したが、1回戦の日本新薬戦で1回2/3を2安打2失点で敗れた。180センチ、84キロ。右投右打。家族は両親、兄、弟。

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平沢「コボスタで応援を」1年目からプロでの活躍誓う[報知]

プロ野球ドラフト会議が22日、都内で行われ、仙台育英(宮城)の平沢大河遊撃手(3年)はロッテと楽天から1位指名を受け、抽選の末ロッテが交渉権を引き当てた。地元球団でのプレーはかなわなかったが、1年目からプロでの活躍を誓った。チームメートの佐藤世那投手(3年)はオリックスから6位指名された。

最初は驚きや戸惑いが胸を駆けめぐったが、少しずつプロ野球の世界への実感が湧いてきた。記者会見を終えてチームメートから胴上げされると、満面の笑みを浮かべた。「東北は離れますけど、1軍に上がれば、コボスタにも来られる。また引き続き、応援してもらえたらと思う」と、新天地での活躍に思いをはせた。

準優勝を果たした今夏の甲子園をはじめ、これまでの野球人生は周囲からの温かい応援に支えられてきた。今も宮城・多賀城市の実家から通学しており、ふるさとへの思いは人一倍強い。「ずっと宮城にいたので、離れるのは少し寂しいし、不安もあります」と、“地元愛”を口にした。

同級生でチームメートの佐藤世は、オリックスから6位指名を受けた。同校から2人が同時にドラフト指名を受けるのは10年の佐藤貴規外野手(現福島ホープス)、木村謙吾投手(元楽天)以来5年ぶりだ。同じパ・リーグの舞台で対戦することを思い描き、「(世那の)フォークは打てないので、真っ直ぐを狙っていきたい」と胸を躍らせた。

ご当地球団の楽天でプレーする夢はかなわなかったが、早くもロッテで活躍する未来をイメージする。「毎年、コンスタントに3割打てるようなバッターになりたい。まずは開幕1軍を目指したい」と、具体的な目標を定めた。ロッテ・伊東監督からは、「(コボスタへ)行くたびに故郷に錦を飾って欲しい」と熱いメッセージを受け取った。杜の都から新たに旅立ち、プロでの活躍で恩返しする。

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ロッテ1位・平沢大河、開幕スタメンも[デイリー]

ロッテ・伊東勤監督(53)は23日、宮城県多賀城市の仙台育英高を訪れ、ドラフト1位指名した平沢大河内野手(17)と初対面し、来季開幕1軍の可能性を示唆した。

評価は即戦力。「開幕1軍?それを望んで指名したつもり」。今季遊撃を守った鈴木を二塁、平沢を遊撃に据えるプランも膨らむが「もちろんチーム内の競争に勝っていかないといけないが、それくらいの可能性を秘めている」と期待を込めた。

さらに「タイプとしては秋山(西武)みたいな感じ。踏み込んで打てるし、追い込まれても対応できる」と安打製造機に重ね合わせた。平沢も「200安打を打てるのはすごいこと。自分もヒットを多く打てるようなバッターになりたい」と夢を描いた。

過去に開幕スタメンを果たした球団高卒野手は、55年の榎本喜八と65年の山崎裕之の2人だけ。平沢は「年齢とか考えず、自分のできることをしっかりやりたい」とクールに誓った。

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平沢大河、指名挨拶に1位指名実感[デイリー]

ロッテは23日、伊東勤監督(53)らが宮城県多賀城市の仙台育英高を訪れ、ドラフト1位指名した平沢大河内野手(17)に指名挨拶を行った。

運命のドラフト会議から一夜明け、伊東監督と初めて対面した平沢は「一緒に優勝目指して頑張りましょう」という指揮官の直筆メッセージとサインが添えられた「交渉権確定」のくじをプレゼントされた。「あらためて、1位指名していただいたと実感がわいてきました」と端正なマスクをほころばせた。

前夜、友人らから届いた祝福メールは約50件にも及んだ。同じくロッテから3位指名され、ともにU−18のメンバーだった秋田商・成田翔投手から「よろしく」とメールがあったといい、「『こちらこそ』と返信しました。ずっと仙台に住んでいたので不安はあるが、同じ東北出身の2人で頑張っていきたい」と話した。

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ロッテ、ドラ1平沢に挨拶[デイリー]

ロッテは23日、伊東監督らが宮城県多賀城市の仙台育英高を訪れ、ドラフト1位指名した平沢大河内野手に挨拶した。ドラフト会議から一夜明け、平沢は「1位で指名していただいた実感が湧いた。しっかり準備して、1日でも早く1軍に上がれるように頑張りたい」と決意を込めた。

伊東監督は西武を率いた時代も含め、指名挨拶に出向いたのは初めてという。言葉を交わし「甘い世界じゃないというのを(平沢が)自覚している。背番号も何番でもいいと。自分で勝ち取るという姿勢をすごく感じた」と頼もしそうに語った。

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