ブルペンが「科学博物館」に―。ロッテは、ファン感謝デー(22日、QVCマリン)の目玉企画として、選手と子供達がともに宇宙や地球の魅力を学ぶ「カモメ科学館」を実施する。京大工学部卒の「理系右腕」田中と、球界きっての「宇宙マニア」古谷が登場し、千葉市科学館の職員から地球の構造や宇宙にまつわる講義を受ける。
球団は空前の「宇宙ブーム」を見逃さなかった。町工場が主要部品の供給を通してロケットエンジン開発に挑む姿を描いたドラマ「下町ロケット」(TBS系)が高視聴率をマークし、素粒子ニュートリノの研究の功績が認められた東大・梶田隆章教授が今年のノーベル物理学賞に輝いた。「今は宇宙に興味を持っている人が多い。野球と宇宙をコラボさせた企画を考えていた」と球団広報。千葉市科学館に協力を依頼したところ、同施設から田中と古谷に参加して欲しいと「逆指名」があった。中学生以下の40人限定の企画で、参加者が地球儀を作るコーナーも予定されている。
田中にとっては初体験のファン感謝デーで「太陽系や宇宙に関する話題が多い1年だった。子供達と一緒にしっかり話を聞いて知識を増やしたい」。古谷は科学雑誌「ニュートン」を愛読し、13年には千葉市科学館で1日館長を務めた。「プラネット左腕」の異名を持つほどで、マイブームはやはり「下町ロケット」だ。「地球はいまだ多くの謎と魅力にあふれている。下町ロケットのように若い世代が何かに対して夢や情熱を注ぐきっかけになれば」と当日を誰よりも心待ちにしている。
ロッテの高卒2年目・二木(ふたき)が来季の開幕ローテーション候補に急浮上した。千葉・鴨川での秋季キャンプに参加し、伊東監督は「これから出てくる投手で1番期待しているのが二木。ローテーションに入ってくる力はある」と評価し、来春のキャンプ1軍スタートを内定させた。
鹿児島情報から13年ドラフト6位で入団した1メートル87の長身右腕。2年目の今季は体重が入団時から10キロ増えて83キロになり、球速も130キロ台中盤から最速145キロまでアップした。フォークも落差があり、10月5日の日本ハム戦(QVCマリン)でデビューし、中継ぎで5回1失点と好投した。
制球力もあり、伊東監督は「腕が遅れて出てくるので打者がタイミングを取りづらい」と特徴を挙げた。来季の開幕ローテーション入りが決まっているのは涌井、石川、大嶺祐の3人だけで、二木は「1軍のローテーションに入ることが目標」と意気込む。目指すのは同じ長身右腕でフォークを武器に育成から守護神に上り詰めた西野。今はまだ無名の秘密兵器は「西野さんのようにブレークしたい」と誓った。
天体マニアのロッテ・古谷拓哉投手(34)と京大工学部出身のロッテ・田中英祐投手(23)が22日に開催されるロッテのファン感謝デー(QVCマリン)で、中学生以下を対象に宇宙関連のイベント「カモメ科学館」を実施することが16日までに分かった。
古谷は「はやりの下町ロケットのように、若い世代が何かに情熱を注ぐきっかけになれば」と意気込み十分。田中は「一緒に勉強して魅力を知ってもらえれば」とアピールした。
ロッテは16日、ファン感謝デー「スーパーマリンフェスタ2015」の概要を発表した。
22日にQVCマリンで行われる。午前は、ウエルカムハイタッチ、写真撮影、鬼ごっこ、トークショーなど、選手との触れ合いイベントを実施。午後はスポーツフェスタが開催される。アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」も出演するが、選手による「カンパイボーイズ」のお披露目もある!?
詳細は球団ホームページまで。FA宣言した今江敏晃内野手(32)も参加する。
選手会長の岡田幸文外野手(31)は「いよいよファン感謝デーの日が近づいてきました。入場無料ですので1人でも多くの方にご参加いただき、楽しい1日に出来ればと思っています。色々な一緒に楽しめるイベントを企画してお待ちしております!」と呼び掛けた。
ロッテは22日に開催されるファン感謝デー「スーパーマリンフェスタ2015」の詳細を16日、発表した。
午前は様々な選手ふれ合いイベントを実施。午後はスポーツフェスタを開催。さらに、新たに選手による「マリーンズカンパイボーイズ」のお披露目も準備を進めているという。
選手と鬼ごっこ、光るドロ団子作りなど、詳細は球団HPで確認できる。なおFA宣言している今江も参加予定となっている。
選手会長の岡田は「いよいよファン感謝デーの日が近づいてきました。入場無料ですので1人でも多くの方にご参加いただき、楽しい1日にできればと思っています。色々な一緒に楽しめるイベントを企画してお待ちしております!」とコメントした。
日本野球機構の12球団による実行委員会が16日、東京都内で開かれ、巨人の3選手が無期失格処分を受けた野球賭博問題について、再発防止策を検討するチームをつくり、12月の実行委員会までに具体的な実施案をまとめることを決めた。
検討チームはNPBの井原事務局長を中心に、セ、パ両リーグ統括、NPB職員、巨人、阪神、ソフトバンク、オリックスの4球団に加え、出席可能な球団の代表者で構成される。再発防止策の一つであるNPB主催の研修会について、同事務局長は「年に複数回実施した方がいい」との私見を示した。
また、本塁上での危険プレーを防止するため、来年1月中旬以降に12球団の監督、コーチへの説明会を開催することも決まった。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団の実行委員会が16日、都内で行われた。巨人の福田、笠原、松本竜(すでに解雇)が野球賭博に関与していた問題で、NPB事務局内に「再発防止対策チーム」を発足することを決めた。
NPBの井原敦事務局長を座長とし、セ・パ両リーグの統括、両リーグの理事長球団である阪神、ソフトバンクの他、巨人とオリックスの理事らが参加する。
野球賭博問題に関しては、10日にNPBの調査委員会が最終報告書を提出。熊崎勝彦コミッショナーが3選手に無期失格処分を科した。熊崎コミッショナーは、理事会で「速やかに対策を実施するように」とあらためて12球団に求めた。
プロ野球巨人の3投手が野球賭博に関与してコミッショナーから無期失格処分を受けたことを受け、12球団は再発防止対策チームを設置することを16日、実行委員会で決めた。12月14日の実行委までに具体的な防止策をまとめる。
日本野球機構(NPB)の調査委員会から10日に提案された再発防止策を実行に移すのが目的。NPBの井原敦事務局長がチームのトップとなり、NPBの法規室長や両リーグ理事長球団の阪神とソフトバンクなどからもメンバーが加わる。
熊崎勝彦コミッショナーは12球団にあらためて対策の早期実施を指示し、各球団でも選手の指導などの対策を進め、NPBに報告することになった。
プロ野球の12球団実行委員会が16日、都内で行われ、巨人の3投手が野球賭博に関与し無期失格処分を受けた問題を受け、対策防止チームを設立することが決まった。
NPBの井原事務局長をトップに、セ・リーグ理事長の阪神、パ・リーグ理事長のソフトバンクらの球団関係者で構成される。実行委員会では熊崎コミッショナーが12球団が結束し、速やかに対策するよう指示した。具体的な防止策をまとめるため、今週中にも第1回会合が開かれる予定。井原事務局長は「NPB主催の研修会なども考えている」と話した。
また、来季導入する本塁上のクロスプレーなど危険な衝突を防ぐルールについて、各球団の監督、コーチらへの説明会を来年1月中旬にも開催することを決めた。