わたしはかもめ2015年鴎の便り(12月)

便

12月3日

2087打席0本塁打ロッテ岡田、増量バットでプロ1号[ニッカン]

来季こそ打つぞ!ロッテ岡田幸文外野手(31)が、プロ1号ホームランに向けて動きだした。今日4日、契約するスポーツメーカーのゼット大阪本社で来季の使用用具について話し合うが、飛距離アップも視野にバットの重量を上げる。岡田はプロ入りから2087打席本塁打がないというプロ野球記録を持つ。来季こそ1発を放ち、ダイヤモンドをゆっくりと回る。

6年にわたって続く本塁打なしの記録。岡田はそこからの脱却を図る。「記録とかはもういいんです。ホームランを打ちたい。じゃないと4割ぐらい打たない限り、給料も上がらないんでね」。言葉は冗談まじりだが、気持ちは本気だ。チームに有効な戦力となるべく自己改革に乗り出した。

まずはバットを変える。今季使用したバットは890グラムのもの。比較的軽く、こねてしまうミスが多く出た。その反省点もふまえて、来季については重さを930グラム前後に増量。バランスは変えずに、芯の部分が広くなるよう規定いっぱいの太さで発注する予定だ。

過去にも11年と12年に950グラムのバットを使った経験があり、11年には自己最多11本の長打を放っている。930グラムは岡田にとって無理のない重さ。これを上からたたきつけるイメージを持っている。「福本豊さんや高橋慶彦さんは、重いバットを上から落とすだけのような感覚に見えた。それで、ホームランにもなっていましたから」。理想型を偉大な先輩たちの打撃に求めた。

すでに1キロ近い重さのマスコットバットを注文してあり、もうすぐ完成する。今季使っていたマスコットバットが930グラムだから、かなり重く感じるバットだ。来季に向けて、このバットを振りこむことで、シーズンで使用する新バットを振りこなせる体をつくっていく。

岡田はユニホームを着ていると線が細く見えるが、プロテインを飲み、鍛えた体は筋肉質で、決して非力なわけではない。本塁打がないのは、俊足を生かすために、いつも投手の足元に強い打球を打つことを心がけていたからだ。そのスタンスは変えられない。ただ来季は、強くたたいた打球に角度がつけば、バットの重さの分、フェンスを越えてくれるかもしれない。

連続本塁打なし
岡田の2087打席連続本塁打なしは、プロ入り初打席からの最長記録。昨年7月31日に、過去最長だった36〜47年横沢七郎(東急)の1770打席を更新した。岡田はイースタン・リーグでも通算241打席で本塁打がない。デビューからの条件を除くと、最多は赤星憲広(阪神)が05〜09年にマークした2528打席。なお、現役で岡田に次いでデビューから本塁打が出ていないのは松本哲也(巨人)の1372打席。
名選手のバット
福本豊(阪急)の使っていたバットは1170グラム、長さ85.1センチで直径6.8センチで、グリップ部分も太くこん棒のような形だった。このバットで208本の本塁打を放っている。高橋慶彦(広島)のバットは925グラム、長さ86.3センチで直径は6.2センチ。本塁打は163本だった。岡田は現在の太さ規定6・6センチギリギリのバットを発注予定。長めにつくり、短く持ちたい考えのようだ。ちなみに王貞治(巨人)は930グラム、長さ87.5センチ、太さ6.3センチ。イチロー(マーリンズ)は910グラム、85センチ、6.4センチ。

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ロッテ1位平沢、成瀬ら使用「高卒出世部屋」内定[ニッカン]

高卒スター部屋に“内定”だ。ロッテがドラフト1位の平沢大河内野手(17)に、かつて今江(現楽天)成瀬(現ヤクルト)唐川らが使用した選手寮の空き部屋を用意していることが3日、明らかになった。平沢は唐川以来8年ぶりの高卒ドラ1。球団は「高卒新人の出世部屋。ふさわしいと思う」と検討。1月上旬の入寮までに正式決定する。

平沢はこの日、新人9選手で埼玉・浦和の2軍施設や寮を見学した。寮は約15平方メートルの明るいワンルーム。親元を離れるのは初となるが「思ったより広い。生活がイメージできました」と笑顔を見せた。将来的には今オフFA移籍した功労者、今江の穴を埋めるような活躍が期待される。「もしその部屋に入れたら、自分もそういう選手になれたらいいなと思いますね。1歩でも近づけたら。2軍もいい施設でしたけど、まずはマリン(1軍)で野球をやるのが目標」。次なる、スターとなる。

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平沢とチョコレート工場!?ロッテ新人9選手が見学[ニッカン]

ドラフト会議で指名されたロッテの新人9選手が3日、埼玉・浦和の2軍施設と菓子工場を見学した。

工場では、約1時間かけてコアラのマーチとパイの実の生産過程を見て回った。「好きなお菓子はパイの実」というドラフト1位の仙台育英・平沢大河内野手(17)は「大好きなパイの実の製造過程を見ることができて楽しかったです。パイの実は1つが64層で成り立っていると聞いてビックリしましたし、奥が深いなと思いました。工場で働く皆様から『ロッテグループの一員として応援している』と言っていただけて嬉しかったです。色々な人のためにも頑張ろうと思いました」と大喜び。

同3位の秋田商・成田翔投手(17)は「お菓子の作る過程を見られたのは、とても興味深くおもしろかったです。とても丁寧な作業の中で作られているのを見て、自分も練習の時から1つ1つ丁寧に頑張ろうとあらためて思いました」。

同5位の専大松戸・原嵩投手(17)は「お菓子工場の見学は初めてで面白かったです。工場の方々からもエールをいただいて、あらためて頑張らないといけないと思いました」と話し、決意を新たにしていた。

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ロッテ、D1・平沢に“出世部屋”用意!今江、成瀬、唐川が使用[サンスポ]

ロッテがドラフト1位・平沢大河内野手(17)=仙台育英高=に、埼玉・さいたま市内にあるマリーンズ寮の“出世部屋”を用意していることが3日、分かった。

「その部屋に入れたらいいです。そういう選手になれたらいいですね」 大物ルーキーが大志を抱いた。かつて今江(楽天)、成瀬(ヤクルト)、唐川が使用した3階の304号室で、ベランダが南東に位置し、朝日が差し込む約10畳のスペースだ。

この日は他の新人8選手と親会社の浦和工場、2軍施設などを見学。昼食は寮で、サワラのきのこあんかけ、鶏手羽先の煮物、ほうれん草の白和えなどを食べた。

「栄養のバランスに気をつかってくれていた。寮生活は初めてですが、心配ないです」と平沢。快適な環境で野球に専念する。

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ロッテの新人9選手が浦和工場を見学…ドラ1平沢「奥が深い」[サンスポ]

ロッテの新人9選手が3日、埼玉・さいたま市内にある、親会社の浦和工場見学を見学した。

ドラフト1位・平沢大河内野手(17)=仙台育英高=は、「今日は大好きなパイの実の製造過程を見ることができて楽しかったです。『パイの実は1つが64層で成り立っている』と聞いてビックリしましたし、奥が深いなあと思いました。また、工場で働く皆様からは『ロッテグループの一員として応援している』と言って頂けて嬉しかったです。色々な人のためにも頑張ろうと思いました」とコメントした。

同3位・成田翔投手(17)=秋田商高=は「お菓子の作る過程を見られたのはとても興味深く面白かったです。とても丁寧な作業の中で作られているのを見て、自分も練習の時から1つ1つ丁寧に頑張ろうと改めて思いました」。同5位・原嵩投手(17)=専大松戸高=は「お菓子工場の見学は初めてで、面白かったです。工場の方々からもエールを頂いて、改めて頑張らないといけないと思いました」。D6位・信楽(しがらき)晃史投手(23)=宮崎梅田学園=「ロッテの工場を見学できて楽しかったです。ちなみに僕は中学2年生の時に学校の職場体験のカリキュラムで3日間ほど宮崎市内のロッテリアにて職場体験をしたことがあります。工場を見学をして縁があるなあと思いました」と話した。

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ロッテ・ドラ1平沢らルーキー9人が工場など見学[サンスポ]

ロッテの新入団9選手が3日、さいたま市にある親会社の工場や2軍施設を見学した。ドラフト1位の平沢(宮城・仙台育英高)は、ロッテの主要なチョコレート菓子などを生産する工場に足を踏み入れ「製造過程を見ることができて楽しかった。奥が深いなと思った」と楽しんだ様子だった。

2軍の球場や、今後の生活拠点となる選手寮も見て回り「施設が充実していて、しっかり練習できる。同期入団の選手とも仲良くなれたし、不安はない」と来年1月上旬の入寮を心待ちにした。

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ロッテ、ドラ1平沢に「出世部屋」用意 過去に今江、成瀬、唐川ら[スポニチ]

ロッテがドラフト1位指名した仙台育英・平沢に「出世部屋」を用意していることが分かった。来年1月から入居する球団寮の「304号室」で過去に今江や成瀬、唐川といった高卒のスター選手が過ごした部屋が、平沢のプロ生活の拠点になる。

新人選手は毎年1月上旬に入寮し、新人合同自主トレからプロ野球選手としての第一歩を踏み出す。球団関係者は「平沢君には将来的に球団の顔になってもらいたい。スター候補に相応しい部屋を用意する」と説明。全30室のうち空き部屋は15室で、平沢が入居予定の304号室は出世部屋と呼ぶに相応しい。今オフに楽天にFA移籍した今江(02〜03年)や元エースでヤクルトの成瀬(04〜07年)、唐川(08〜10年)が新人時代を過ごし、スター街道を駆け上がっていった。

これまでずっと実家で生活していた平沢にとって、来年1月から人生初の1人暮らしがスタートする。この日は他の新入団選手とともにさいたま市内の親会社の工場や2軍施設などを見学。寮の約10畳の部屋に足を踏み入れ「きれいで思ったよりも広かったので、いい生活ができそうです」と笑顔だった。さらに出世部屋の存在を聞かされると「(看板選手に)一歩でも近づきたい。入寮が楽しみ」と歓迎した。入寮まで約1ヶ月。「高校生No.1野手」がプロ生活をスタートさせるための準備は整いつつある。

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ロッテ新入団選手、お菓子工場見学、平沢「ビックリしました」[スポニチ]

ロッテの新入団選手9人が3日、さいたま市のロッテ浦和工場を見学した。

ドラフト1位の平沢(仙台育英)は「今日は大好きなパイの実の製造過程を見る事が出来て楽しかったです。パイの実は1つが64層で成り立っていると聞いてビックリしましたし、奥が深いなあと思いました。また、工場で働く皆様からは『ロッテグループの一員として応援している』と言って頂けて嬉しかったです。色々な人のためにも頑張ろうと思いました」と大興奮。同3位の成田(秋田商)も「お菓子の作る過程を見れたのはとても興味深く面白かったです。とても丁寧な作業の中で作られているのを見て、自分も練習の時から1つ1つ丁寧に頑張ろうと改めて思いました」と貴重な経験を楽しんだ。

また、同5位の原(専大松戸)は「お菓子工場の見学は初めてで、面白かったです。工場の方々からもエールを頂いて、改めて頑張らないといけないと思いました」。同6位の信楽(宮崎梅田学園)は「ロッテの工場を見学出来て楽しかったです。ちなみに僕は中学2年生の時に学校の職場体験のカリキュラムで3日間ほど宮崎市内のロッテリアにて職場体験をしたことがあります。工場を見学をして縁があるなあと思いました」と意外な過去を明かした。

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ドラ1平沢、パイの実にびっくり「奥が深いなあ」[報知]

ロッテの新人選手9名が3日、ロッテ浦和工場を見学した。

約1時間の見学を終え、ドラフト1位の仙台育英・平沢は「大好きなパイの実の製造過程を見ることができて嬉しかったです。パイの実は1つが64層で成り立っていると聞いてびっくりしましたし、奥が深いなあと思いました」とコメント。ドラフト3位の秋田商・成田も「とても丁寧な作業の中で作られているのを見て、自分も練習の時から1つ1つ丁寧に頑張ろうと改めて思いました」とうなずいた。

自動車教習所の教官からプロ入りするドラフト6位の宮崎梅田学園・信楽は、中学2年時に職場体験カリキュラムで約3日間ほど、宮崎市内のロッテリアで職場体験の経験があるという。「工場を見学していて縁があるなあと思いました」と感慨深げだった。

最後は工場の従業員からエールを受け、ドラフト5位の専大松戸・原は「改めて頑張らないといけないと思いました」と気を引き締めていた。

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Mドラ1平沢「出世部屋」今江、成瀬…[デイリー]

ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(17)=仙台育英高=が、出世部屋からスター選手を目指す。新入団選手9人がさいたま市内の2軍施設を見学した3日、平沢は1月上旬から新居となる選手寮の「304号室」も視察。その部屋はかつて今江(現楽天)、成瀬(現ヤクルト)が過ごした縁起のいい空間だ。

ゴールデングラブ賞4度の実績がある今江、2007年に最優秀防御率と最高勝率の2冠で大ブレークした成瀬。平沢と同じく高卒でプロ入りした両選手は「304号室」から日の丸を背負い世界と戦う選手に成長した。

侍ジャパン入りを狙う平沢は「そういう選手になりたい。充実した施設でしたが2軍にいちゃいけない」ときっぱり。向上心旺盛な黄金ルーキーも出世街道を突っ走る。

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ロッテ新入団選手、工場など見学[デイリー]

ロッテの新入団9選手が3日、さいたま市にある親会社の工場や2軍施設を見学した。ドラフト1位の平沢(宮城・仙台育英高)は、ロッテの主要なチョコレート菓子などを生産する工場に足を踏み入れ「製造過程を見ることができて楽しかった。奥が深いなと思った」と楽しんだ様子だった。

2軍の球場や、今後の生活拠点となる選手寮も見て回り「施設が充実していて、しっかり練習できる。同期入団の選手とも仲良くなれたし、不安はない」と来年1月上旬の入寮を心待ちにした。

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NPB、来年ドラフト抽選で外れくじ「白紙」に変更へ[サンスポ]

日本野球機構(NPB)が、来年のドラフト会議から1位入札で抽選となった場合の外れくじを「白紙」に変更することが3日、分かった。

これまでは用紙の右側に「交渉権確定」のスタンプが押されたものが当たりで、左側には当たり、外れともドラフトのロゴマークが印刷されていた。今年のドラフト会議で、抽選に臨んだヤクルト・真中監督がロゴマークを見て当たりと勘違い。NPBでは改善策を模索していた。

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選手会が講習会決定、ノーモア賭博へ春季キャンプで自ら動く[サンスポ]

労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)の定期大会が3日、大阪・中央区のホテルニューオータニ大阪で開かれ、巨人の3選手による野球賭博問題を受けて、来春のキャンプで再発防止のための講習会を実施することを決めた。選手会の担当者が12球団を回ってミーティングを行う。

再発防止へ、選手が自ら行動を起こすことで一致した。嶋会長は「選手会として重要なテーマであることを再確認した。1人1人の意識の問題だと思うが、選手の意識を植え付けるために定期的に選手会が話をしていく」と選手会独自の再発防止策をまとめた。

すでに一部の球団で再発防止のための講習会を実施しているが、選手会はより選手に身近な問題として、ギャンブルとの付き合い方を主要なテーマにする。賭けゴルフ、賭けマージャンなど具体的な事例を挙げて、合法と違法の線引きなどを分かりやすく説明する。キャンプまでに教材用のプログラムを作成する。

チームから無期失格処分選手を出した巨人・長野選手会長は「2度と起きないように、春季キャンプ中に講習会を開くなど再発防止策をとります」と決意を表明した。選手が一致団結して信頼の回復に努める。

◇その他の承認事項

嶋会長の4年目の続投や今年9月に急逝した松原徹前事務局長の後任として、森忠仁事務局長代行の事務局長就任を承認した。また、野球振興事業などに取り組む一般社団法人・日本プロ野球選手会の総会で、今季限りで現役を引退した東出輝裕理事長(広島)の後任に、中日・大島洋平外野手(30)が決まった。

野球賭博問題
巨人の福田聡志投手、笠原将生投手、松本竜也投手がプロ野球の試合などを対象に賭けをしていた問題。9月末に福田投手の知人が巨人に接触して発覚した。日本野球機構(NPB)の調査委員会の調査で笠原、松本竜両投手の関与も判明。巨人は3選手の契約解除の方針を決め、原沢球団代表は引責辞任した。11月10日には警視庁が3投手から任意で事情聴取したことが判明。熊崎コミッショナーが調査委の処分案を受けて3投手を無期失格とし、巨人に制裁金1000万円を科した。

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「FA宣言残留認めず」権利阻害懸念…選手会、球団の公表に異論[サンスポ]

労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)の定期大会では3日、フリーエージェント(FA)権を行使しての残留(宣言残留)を認めない方針を球団が公表することが、選手への圧力になると問題視する意見が出た。18日の日本野球機構(NPB)との事務折衝で、一部の球団に姿勢の改善を求める。

このオフ、広島からFA権を行使した木村昇吾内野手(35)に対し、広島球団の幹部は「宣言するとなれば、お互いに次のステップに進むということ」などと話した。またロッテも楽天移籍が決まった今江敏晃内野手(32)との残留交渉中から「ウチは宣言残留を認めていない」と公言していた。過度のマネーゲームを避ける狙いの発言とみられるが、選手会は時間をかけて得た選手の権利を阻害するものと懸念している。

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プロ野球選手会、賭博再発防止へ“アンチギャンブルガイド”[スポニチ]

労組・日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)は3日、大阪市内で定期総会を開き、巨人の3投手が無期失格処分となった野球賭博問題を受け、来年2月のキャンプで選手会が12球団(1、2軍別に計24カ所)を回って行う巡回ミーティングで、選手会が作成した意識付けプログラムを使って賭博への注意喚起を行うことを決めた。

「重要なテーマであると再確認した。1人1人の意識、自覚の問題なので、定期的に話し合いの場を持っていくということ」と嶋会長。プログラムは“アンチギャンブルガイド”ともいうべきものとなる見込みで、「ギャンブルとの付き合い方。賭け麻雀、賭けゴルフから、より深いところに入っていく。(賭け麻雀も)雀荘でやる分にはセーフだと思っている選手もいるし、合法、違法のラインをしっかり説明していく」(日本プロ野球選手会運営委員)とした。

野球賭博問題で、「社会の公共財」としての地位確立に取り組んできたプロ野球界の体質が問われているだけに、再発防止に向けて、具体例を挙げて賭け事の違法性の線引きを詳細に説明する。

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選手会総会で不満噴出、FA宣言後の残留認めない球団は「卑怯」[スポニチ]

定期総会では、FA権を行使しての残留を認めない方針を球団が公表することが、選手への圧力になると問題視する意見が出た。

ロッテ、ヤクルト、楽天など一部の球団が公表しており、楽天・藤田が「せっかく取った権利なのに、手を挙げられない選手が出てくる」と話したほかにも、他の選手からも「球団が事前に“脅し”をかけるのはフェアじゃない。卑怯な行為だ」と糾弾する声が上がった。選手会は、18日の日本野球機構(NPB)との事務折衝で、姿勢の改善を求める。

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嶋会長の4年目続投を承認、プロ野球選手会定期大会[スポニチ]

労働組合・日本プロ野球選手会の定期大会が3日、大阪市内で開かれ、嶋基宏会長(楽天)の4年目の続投が承認された。また野球振興事業などを行う一般社団法人・日本プロ野球選手会は総会で現役引退した東出輝裕理事長(広島)の退任と大島洋平理事長(中日)の就任を承認した。松原徹事務局長の死去に伴い、森忠仁事務局長代行が事務局長に就任した。

定期大会では巨人の3選手が無期失格処分となった野球賭博問題を受け、2月のキャンプで講習会を開くことを決めた。選手会が各球団を回って行うミーティングで、具体例を挙げて賭け事の違法性の線引きなどを説明する。嶋会長は「重要なテーマだと再確認した。話し合いの場を定期的に持ちたい」と語った。

またフリーエージェント(FA)権を行使しての残留を認めない方針を球団が公表することが、選手への圧力になると問題視する意見が出た。選手会は18日の日本野球機構(NPB)との事務折衝で、一部球団の姿勢の改善を求める。

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FA権選手への球団側言動不満が続出、選手会が意向伝える[報知]

日本プロ野球選手会は3日、大阪市内で一般社団法人の理事会と労組の総会を行った。会議ではフリーエージェント(FA)権を持つ選手に対する球団側の言動について選手から不満が噴出。宣言前に球団が「宣言後の残留を認めない」と公表するケースに「我々からすれば卑怯な行為。アンフェアだ」などの声が挙がった。

選手会関係者は「自分の評価を(他球団から)聞きたいと思っている選手の権利にプレッシャーを与えている」と説明した。さらに、今オフにはヤクルト幹部が認めない意向を示しながら、田中浩が宣言残留した例があったことなどを指摘。「方針がどうなっているかも不透明」と話した。

選手会側は18日の事務折衝で日本野球機構(NPB)に選手の声を伝える意向。また、二塁ベース上の危険なスライディングについても「けが防止の観点から必要ならルール化したい」などと意見を交わしており今後NPB側とも議論していく。

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ノーモア野球賭博!再発防止プログラム[デイリー]

労働組合・日本プロ野球選手会は3日、大阪市内のホテルで定期大会を開き、野球賭博に関与して福田聡志氏ら巨人の3選手が無期失格処分となった問題に対し、再発防止のために来春キャンプで講習会を行うことを決議した。選手会が各球団を回って開いているミーティングの中で、具体的な事例を挙げながら選手の意識改革を促していく方針だ。

球界を揺るがした野球賭博問題。プロ野球の信頼を取り戻す取り組みは急務となる。労組・選手会の嶋基宏会長(楽天)も、あらためて「選手会にとっても重要なテーマであると再確認した」と事態の深刻さを示した。

そのために「2月のキャンプから自覚を持って行動するために、話し合いの場を定期的に持っていこうということになった」と話した。2月の来春キャンプまでに選手会で再発防止への「意識作りプログラム」を作成し、各球団を回って選手達への講習会を行う形となる予定だ。

「具体的なもので話すのが、選手も1番分かりやすいと思う」と森事務局長。これまでの暴力団排除という観点に加え、賭け事に対しても合法と違法の線引きなどを具体的に解説することで、今回の問題につながるような危険性を察知する力を付けるのが狙いだ。

さらに森事務局長は「トラブルがあったときは素早く連絡することを徹底させたい。手遅れになるとユニホームを着られない事態になる」と話した。

再発防止対策チームを立ち上げることを決めた日本野球機構(NPB)とも密接な情報交換などを継続し、ともにプロ野球の信頼回復のために全力を尽くしていく構えだ。

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