2月7日2月7日ロッテのキャンプ地・石垣島で7日午前、北朝鮮のミサイルが上空を通過。警報が鳴り響いた。
住民に注意を促す島内放送も繰り返された。携帯アラームで「北朝鮮がミサイルを発射した模様」という最初の警報が鳴った9時35分頃は、ロッテの早出の選手達が練習を終えたところ。足早に屋内へ引き上げた。1軍の主力組はバスで宿舎から移動中だった。球場に着いたところで「ただ今この地域の上空をミサイルが通過した模様」という2度目の携帯アラームが鳴った。それでも大きな混乱もなく、予定通り練習を開始した。
ロッテは3月29日と30日の楽天戦（QVCマリン）を「春休み子ども祭り」として13時試合開始で行い、中学生以下の来場者全員に帽子をプレゼントすることを発表した。 この帽子は4月29日から5月1日までの日本ハム3連戦でも配布される予定。キャプテンの鈴木大地内野手（26）は「多くの子供達にこの帽子をかぶってもらって、マリーンズを好きになってもらえたら嬉しいです」とコメントした。
プロ野球界が震えた！北朝鮮は7日午前9時31分頃、「人工衛星」と称する事実上の長距離弾道ミサイルを北西部の平安北道東倉里から発射した。ミサイルの日本領域内への落下は確認されなかったが、沖縄県上空を通過。ヤクルト、DeNAなど、沖縄各地でキャンプ中の各球団に影響が及んだ。石垣島では、ロッテの選手らが緊急避難する球界史上前代未聞の事態に。伊東勤監督（53）は「何ごともなくてよかった」と胸をなで下ろした。
訓練ではない。本当に来た。ロッテのキャンプ地、沖縄・石垣島が一気に緊迫した。
「ミサイルが発射された模様です」。
午前9時35分、石垣市内全域に防災行政無線から注意を促す音声が流れ、“警戒警報”が鳴り響いた。チームはメーン球場、室内練習場の2ヶ所で早出組（一部の指名選手）が打撃練習を行っていたが、即時中断。メーン球場組はロッカールームに急いで退避した。
早出組以外の本隊はバスで球場に移動中だった。主力の角中勝也外野手（28）が、当時の様子を証言した。
「僕は爆睡していましたが、大きなサイレン音と防災無線が聞こえ、ビックリして目が覚めました。前日（6日）までのニュースで状況は把握していたので、慌てることはありませんでしたが、まさか本当にミサイルを発射するなんて…」。
バスは定時に球場へ到着したが、降車した選手は早出組と同じく屋内に足止め。その7分後の同9時42分、テレビなどで「ミサイルが石垣島上空付近を通過」のニュース速報が流れた。安全確認もとれたため、全体練習は予定通り同10時に開始。調整メニューに影響が出ることはなかった。
6日から緊迫感が漂っていた。チームが練習する石垣市中央運動公園野球場から目と鼻の先、わずか3.3キロ、自動車で10分の距離にある石垣港の一角に自衛隊の地対空誘導弾パトリオット（PAC3）が配備された。球団側と石垣市側は事前に協議を実施。「練習中、北朝鮮のミサイル発射にからむ、不測の事態が発生した場合は速やかに屋内に移動してください」との指示が出ていた。マニュアルに従いチームが行動したため、大きな混乱は避けられた。
とはいえ、頭上をミサイルが通過するとはただ事ではない。日本の領域内では確認されなかったが、一部分の落下があっただけでも大惨事を引き起こしかねない事態だ。
今季でプロ野球生活、節目の30年目を迎える伊東監督も、憤りを隠せない様子だった。西武で現役だった1991年、湾岸戦争勃発（1月17日）のため、ハワイ・マウイ島キャンプが中止となり所沢と高知・春野に変更された。非常事態の影響を知る指揮官は、顔をこわばらせた。
「球場には着いていました。ミーティング中で、そのまま時間の経過を待ちましたが、長い野球人生でこんなことは、もちろん初めてですよ。何ごともなくてよかったですけど…」。春季キャンプ真っただ中の、前代未聞の“ミサイル襲来”。北朝鮮の暴挙に世界も球界も揺れた。
ロッテの石垣島キャンプには、関東方面を中心とした『応援ツアー』の第一陣、約30人が来島中。発射を知らせるエリアメールで観客の携帯電話が一斉に鳴り、横浜市の会社員、石井英恵さん（36）は「恐ろしかった」と振り返った。30代の男性は「スマホでチェックしてすぐに状況が分かりました。家族も一緒で、一瞬固まりました」と青ざめた表情。「驚きましたけど、選手と一緒なら、まあ、いいかなと…」と話す20代女性もいた。
ロッテD1位・平沢（仙台育英高）は、オコエの2点三塁打を、沖縄・石垣島キャンプの練習中にニュースをチェックしていた先輩から聞いた。「早速打ったようですね。意識しすぎるのもよくないので、お互いに競い合いながら高めていければいいと思います」と模範解答。練習後は小学生対象の野球教室に参加。「ボールを怖がっちゃ駄目だよ」と自身が幼少の頃にたたき込まれたという“基本”を注入していた。
新外国人・ナバーロ（前韓国サムスン）はフリー打撃で左翼方向への引っ張りを意識し、41スイングで4本の柵越えを記録した。前日6日のバックスクリーン3連発で気をよくしたのか「状態、感触ともいい。朝の走るメニューは疲れるが、徐々にペースを上げていく」とご機嫌。伊東監督も「今のままなら問題はない。4番もある」と13日の台湾ラミゴとの練習試合での4番デビューを示唆した。
ロッテは本拠地・QVCマリンで行われる3月29日、30日の楽天戦を「春休み子ども祭り」と題し、平日デーゲームの午後1時に試合開始。当日は子供向けイベントを多数開催するほか、中学生以下の来場者全員に『マリーンズ・キッズキャップ』をプレゼントすると7日、発表した。
キャップは4月29日、30日、5月1日の日本ハム3連戦（QVCマリン）でも中学生以下の来場者全員に配布する。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプで7日、1軍の練習メニューに2軍スタートの新人5投手が部分参加。これに先立ち、恒例儀式の『声出し』が行われた。ドラフト3位・成田翔投手（18）＝秋田商高＝は前日6日に2軍のグラウンドで『声出し』を行い、すでに“儀式”を終えていたが、「せっかくだから1軍でも改めて…」という首脳陣からの要望があり、まさかの“連投”。自己紹介に続き「チーム最年少として、元気を出して頑張りま〜す！！」と故郷の秋田に届くような大声でアピールした。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプで7日午前9時35分頃、「北朝鮮のミサイルが発射された模様」というニュース速報が流れたと同時に、石垣市内全域に「空襲警報」のサイレンが流れた。
ロッテではメーン球場、室内練習場で早出組が特打ちを行っていたが、即時中止。メーン球場組はロッカールームに待避した。
その約7分後の同9時42分、テレビ、インターネットで「ミサイルが石垣島上空付近を通過」のニュース速報が流れた。しばらく様子を見たが、安全が確認されたため、全体練習は予定通り同10時に開始。キャンプに影響が出ることはなかった。
きれいに落ちなくても打者を抑えられればいい。ロッテ・大谷のフォークは人差し指と中指で挟むだけではなく、薬指でも握って投げる。
高校時代にフォークを投げようとしたが、指がそれほど長くないため、薬指を使うようになった。腕を振り切るとカットボールを投げるときのように手首を返す癖もあり、人差し指と中指で挟んで投げてもカット気味に変化してしまう。そこで、2本の指の間から抜くのではなく、「中指の付け根で押し込んで投げる」という投げ方に行き着いた。
球速は130キロ台前半で落差は大きくない。「1番力のない球。狙われていると思う」。今キャンプではフォークの制球を課題に挙げ、フルカウントからでも投げられる変化球に磨き上げようしている。昨季セットアッパーとして56試合32ホールドを挙げ、防御率2.39をマークした30歳は「自分は訳の分からない球で勝負しているんで」と笑う。「訳の分からない」フォークはこれから、打者にとってやっかいな球種になる。
今春ロッテにとって最初の対外試合となる13日の台湾・ラミゴとの交流試合（石垣市営）に、3年目の二木が先発する。
昨年10月5日の日本ハム戦（QVCマリン）で中継ぎでプロ初登板し、5回4安打1失点と好投。1軍経験はこの1試合のみだが、伊東監督も「期待している投手」と話す先発候補だ。右腕は「初戦なのでゲームをつくってチームに勢いをつけたい」と話した。
石垣島でキャンプを張るロッテは7日、北朝鮮がミサイル発射期間を前倒ししたことを受け2軍の朝の散歩で注意をうながした。球団スタッフが「警報が鳴ったら練習を中断し、屋根の下に入るように」と呼びかけた。石垣島には既にPAC3が配備されている。
石垣島でキャンプを張るロッテ2軍の7日朝の散歩に、マーリンズのイチローそっくり芸人・ニッチロー'が参加した。
選手が体操を行う宿舎近くの公園に現れ、「アジャ」こと井上、荻野らに「リードが大きすぎると戻る意識が働いてしまう」など「イチ流」走塁を伝授。「マーリンズと間違えてマリーンズのキャンプに来ちゃいました。皆さんケガのないように」と挨拶し、颯爽と走り去った。
ロッテは7日、3月29日、30日の楽天戦（QVCマリン）は「春休み子ども祭り」と題して平日デーゲームながら午後1時に試合開始すると発表した。
子供向けイベントを開催するほか、中学生以下の来場者全員にキッズキャップを配布する。鈴木は「多くの子供達にこの帽子をかぶってもらって、マリーンズを好きになってもらえたら嬉しいです」。石川は「春休みに球場に遊びに来てもらって、楽しい思い出にしてもらえるよう頑張ります」。平沢は「この帽子をかぶってくれる子供達に、憧れてもらえるようなプレーが出来るようにキャンプでしっかりと練習を頑張りたいです。当日は1人でも多くの子供達に遊びに来てもらえたら嬉しいです」と話した。
ロッテは8日、3月25〜27日に行われる開幕カード3連戦（対日本ハム）で、来場者全員に特製卓上カレンダーを配布すると発表した。特製カレンダーは3・4月から10月まであり、試合日程だけでなく、イベント日程情報も記載されている。また、開幕戦では来場者全員にピンストライプユニホームも配布する。
特製カレンダーを手にした新外国人のヤマイロ・ナバーロ内野手（28）＝前韓国・サムスン＝は「手に取って、見せてもらったけど、とてもいいカレンダーだね。早速私も、完成したら欲しいとリクエストしたよ。皆様もぜひスタジアムに遊びに来て、このプレゼントを受け取って欲しい。今日もキャンプ、ガンバーロ」とコメントした。
ロッテは7日、3月29、30日の楽天戦を「春休み子ども祭り」とし、中学生以下の来場者全員にマリーンズ・キッズキャップを配布すると発表した。両日とも平日ながら、午後1時開始のデーゲームと発表されている。
キッズキャップは4月29日からの日本ハム3連戦でも中学生以下の来場者に配布。ドラフト1位の平沢は「この帽子をかぶってくれる子供達に憧れてもらえるようなプレーが出来るようにキャンプでしっかりと練習を頑張りたいです。当日は1人でも多くの子供達に遊びに来てもらえたら嬉しいです」と呼びかけた。
ロッテ・伊東勤監督（53）は7日、新外国人のヤマイコ・ナバーロ内野手（28）を13日の台湾ラミゴ戦で4番起用するプランを明かした。
キャンプ合流2日目ながら、指揮官のナバーロ評は上がる一方だ。この日も左右の投手から計41スイングし4本の柵越え。ナバーロ自身も「感じとしては悪くなかった。少しずつ状態を上げていく」と余裕を見せた。
伊東監督は13日のラミゴ戦について、「シーズンを迎えるに当たり無様な試合はできない」とし、可能な限りベストメンバーで臨む考えだ。ナバーロの出場は本人の調整次第の面もあるが、「本人は出ると言うのではないか」と話しており、いきなりの4番デビューが見られるかもしれない。
ロッテは7日、3月29、30日の楽天戦（QVCマリン）で「春休み子ども祭り」を開催すると発表した。
両日とも平日ではあるが、午後1時試合開始のデーゲーム。当日は子供向けイベントを多数開催し、中学生以下の来場者全員に「マリーンズ・キッズキャップ」をプレゼントする。