千葉ロッテは13日、キャンプ地の石垣島に台湾プロ野球のラミゴを迎えて今季初の対外試合を行い、4−1で勝った。先発した高卒3年目の二木が4回を6奪三振無失点の好投。打線は7回に細谷、根元が適時打を放った。ドラフト1位新人の平沢(宮城・仙台育英高)は「8番・遊撃」で先発し、3打数無安打だった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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ラミゴ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | x | 4 |
今季最初の対外試合。その先発マウンドを託された千葉ロッテの二木が力投を見せた。4回を3安打無失点。二塁を踏ませなかった。
3回に三者連続の奪三振ショー。全体でも6三振を奪い「出来過ぎ」と笑顔を浮かべる。特筆すべきは全て見逃しだったこと。そして、そのうち5つは最速145キロを計測した直球で仕留めてみせた。
「決めにいった真っ直ぐはある程度決まっていた」と確かな手応えが口をつく。落合投手コーチも「情報のない日本の投手との対戦で、相手が真っ直ぐを張るのは間違いない。手が出ないコースに投げられていた」。
鹿児島情報高出身の3年目右腕は昨季、チームがクライマックスシリーズを決めた後に1軍デビュー。制球が良い上に、伊東監督は「ゲーム勘がいい。変化球でカウントを取るとか、自分でうまく操れる」と素質を評価する。期待される先発枠入り。この登板は昨秋のキャンプ時から伝えられていた。
「全てを出す気持ちだった」。それだけに本人は内容もしっかりと見つめて、1〜3回まで先頭打者に安打を許したことと変化球の精度への不満を隠さなかった。しかし、落合コーチは「答えを出してくれた。たいしたもの」と結果を素直にたたえる。今季の躍進へ、1軍登板は1試合だけの20歳が踏み出した。
7回に先制点を挙げた千葉ロッテの細谷は高めに浮いた球を逃さず、左前に運んだ。6回からの途中出場。「ベンチで見ていてポップフライやファウルが多かったので、強い打球を飛ばす意識だった。思っていたことを出せてよかった」とうなずいた。
11年目。内野手登録だが、この日は左翼を守り外野にもチャレンジしている。「2軍でやったりしていたが、監督にできることを見せないといけない。不安なく使えるところを見せたい」と意欲的だった。
初の対外試合で評価されたのは、バットでなくグラブさばきだった。千葉ロッテのドラフト1位新人、平沢(宮城・仙台育英高)は13日、沖縄・石垣キャンプでの台湾プロ野球ラミゴ戦に「8番・遊撃」でフル出場。3打数無安打に終わったが、7度の守備機会を無難にこなした。
打撃については「冷静に考えられれば良かった」と反省を口にした。7回無死満塁の絶好機に、3球目の内角速球に詰まらされて投ゴロに倒れた。直前に外角へ落ちる球をファウルとし、勝負球として変化球が頭に残った分だけ「力負けした」と認めた。
一方で危なげのない守備を披露したことは収穫だ。2回無死一塁では三遊間のゴロに体勢を崩しながら、素早く二塁に送ってアウトを取り「あれでほぐれた」とほっとした様子だった。
伊東監督は打撃を度外視し「守りはいいものがあった。今日くらいなら使える」と及第点を与えた。それでも、平沢は「全てが課題ばかり。経験を生かしてやっていきたい」と貪欲に話した。
打順 | 守備 | 名前 | 打 | 安 | 点 |
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1 | 左右 | 伊志嶺 | 3 | 0 | 0 |
2 | 中 | 加藤 | 3 | 1 | 0 |
3 | 指 | 角中 | 2 | 0 | 0 |
走指 | 中村 | 1 | 0 | 0 | |
4 | 右 | 清田 | 2 | 0 | 0 |
左 | 細谷 | 2 | 1 | 1 | |
5 | 一 | 根元 | 3 | 1 | 1 |
一 | 高濱 | 1 | 0 | 0 | |
6 | 二 | 鈴木 | 3 | 0 | 1 |
7 | 三 | 大嶺翔 | 1 | 1 | 0 |
8 | 遊 | 平沢 | 3 | 0 | 0 |
9 | 捕 | 田村 | 2 | 0 | 0 |
捕 | 江村 | 0 | 0 | 0 | |
計 | 27 | 4 | 3 |
名前 | 回 | 安 | 本 | 振 | 四 | 失 | 責 |
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二木 | 4 | 3 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 |
木村 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
黒沢 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
吉原 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
田中靖 | 1 | 1 | 0 | 1 | 2 | 1 | 1 |
収穫と課題のデビュー戦だ。ロッテのドラフト1位、平沢大河内野手(18=仙台育英)が13日、プロ初の対外試合となる台湾・ラミゴ戦に「8番遊撃」でフル出場。打撃は3打数無安打に終わったが、守りでは7度の守備機会を無失策で乗り切った。
「結構、緊張しました」。黒土がついたユニホームで正直に振り返った。心の張りをほぐしたのは自らの好守だ。2回無死一塁。5番打者の強烈な引っ張りが三遊間を襲う。素早く反応し、逆シングルで捕った。体勢は崩れかけたが、二塁カバーの鈴木に送球。遊ゴロに仕留めた。「最初の打球でアウトを取れたのは良かったです。守備は良かったと思います」。5回には、鈴木とのコンビで遊ゴロ併殺を完成した。
入団前から守備は評価されていた。力を証明したが、キャンプでの課題は「低く捕る」と「動く」。積極的に動く中で、プロの守りのイロハを覚えようとしている。4回には、二塁後方の飛球を追いかけ、鈴木とぶつかりそうになりながら捕球した。「風がレフトに吹いていたので。行きすぎました」と反省。試合中、すぐに鈴木と確認した。次に生かす姿勢だった。
打撃は空振り三振、中飛、投ゴロ。いずれも走者を置いた場面で倒れた。特に7回は無死満塁の絶好機。変化球2球で追い込まれ3球目。「変化球で来ると思ったらインに直球。力負けです」と認めるドン詰まりだった。高校までと違うプロの攻めを味わったが「この経験を生かしてやっていきたい」と明るく締めた。伊東監督は「打つ、打たないは別にして落ち着いていた。守りはしっかりできていた」と評価し今日14日(ラミゴ戦)もスタメン起用を示唆。結果はどうあれ、朗らかで前向き。平沢は伸びる資質を持っている。
ロッテ加藤翔平外野手(24)がチーム打撃を成功させた。
3−0の8回無死一塁で、エンドランのサイン。高めのボール気味の球を引っ張り、右前にライナーで運んだ。一、三塁と好機を広げ、追加点につなげた。「ちゃんと決めないといけないので、良かったです」と笑顔だった。
伊東勤監督(53)は「そういうタイプの選手だから」と話した。
ロッテ細谷圭内野手(28)が先制打を放った。
7回無死一、二塁で左前適時打。途中出場で回ってきた最初の打席で結果を出した。
伊東勤監督(53)は「細谷、根元。彼らは必死。気持ちが出たヒットだった」と、同じく適時打を放った根元とともに、ねぎらった。
ロッテ先発の二木康太投手(20)が4回3安打無失点と好投した。 最速145キロの直球を軸に、全て見逃しで6奪三振を記録。「できすぎの数ですね」と自分でも驚いていた。
伊東勤監督(53)は「良かった。十分期待できる」と、先発ローテ入りを狙う3年目右腕の好投を喜んでいた。
ロッテの2番手、木村優太投手(30)は、2回2安打無失点だった。
キャンプは2軍スタートだが、今年最初の実戦で結果を出した。「いい緊張感でした。まあまあかな。0に抑えたのが1番良かった」と、ホッとした様子で話した。
ロッテのドラフト1位、平沢大河内野手(18=仙台育英)はプロ初の対外試合でフル出場し、空振り三振、中飛、投ゴロの3打数無安打だった。
7回の第3打席は無死満塁で回ってきたが、内寄りの真っ直ぐに詰まらされ、投ゴロに終わった。打点もつかなかった。
遊撃の守備では、7度の守備機会を無難にこなした。
「結構、緊張しました。打撃で、もう少し冷静に考えれば良かった。ノーエラーだったのは良かったです」と振り返った。
伊東勤監督(53)は「打つ、打たないは別にして、落ち着いて出来ていた」と、一定の評価を与えた。
球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」の新メンバー2人が13日、ロッテのキャンプ地である沖縄・石垣島でお披露目された。
岡田ちほ(24)の特技は、肉体労働と少林寺拳法。ステージでトラックを吹っ飛ばすパフォーマンスを見せた。14年8月までアイドル活動をしており、「夢を諦められませんでした」と意気込みを話した。
吉田愛璃沙(21)は、昨年12月まで新幹線のワゴンスタッフとして働いていた。「朝のバージョンと、夜のバージョンと2つあるんです」と、それぞれの販売シーンを披露していた。
ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=が13日、沖縄・石垣島キャンプで行われた台湾ラミゴとの練習試合に「8番・遊撃」で先発フル出場。バットは3打数無安打と振るわなかったが、守備は無難にこなし、伊東監督の評価は上昇。14日のラミゴ戦での先発起用を即決だ。
平沢の“プロデビュー戦”は国際舞台。試合前は台湾メディアからのインタビュー取材も2件受けた。「緊張しました。打席ではもっと冷静になればよかった。課題を挙げれば全部が課題。点数は40点です」。昨夏の甲子園を沸かせたスターも固まった。
第1打席は3回無死一塁でカウント1−2から空振り三振。第2打席は6回無死一塁で初球を打って中飛。そして7回無死満塁では0−2からの内角速球に詰まり投ゴロに倒れ、「捉えられるボールは確実に捉えないといけない」と反省した。
それでも、6度の打球処理はノーミス。4回先頭の遊飛は完全に二塁・鈴木の守備範囲だったが、最後はぶつかりながら“奪った”。この積極性に指揮官も「使いたいですよね。次もいきます」。“大河ドラマ”はまだ序章だ。
先発した3年目右腕、二木(ふたき)が4回を3安打無失点の力投。自己最速145キロの真っ直ぐなどでオール見逃しの6三振を奪った。「序盤は肩に力が入り、思い通りにいかなかった。スピードがそんなに出ていたのは自分でも驚き。次はもっと精度を上げたい」。先発ローテ候補と期待する伊東監督も「走者を出しても落ち着いて投げていた。投球センスがいい」と評価した。
球界初の売り子アイドル『マリーンズカンパイガールズ』の新メンバー2人が紹介された。加わったのは元アイドルの岡田ちほさん(23)、昨年12月まで新幹線のワゴン販売スタッフだった吉田愛璃沙さん(21)。一発芸では吉田さんがワゴン販売の“朝夜バージョン”を披露したが細かすぎて伝わらず、完敗。台湾ラミゴの超絶美女チア軍団「ラミガールズ」が試合を盛り上げるなど妖艶な1日になった。
ロッテの沖縄・石垣島キャンプで13日、球界初の売り子アイドル『マーリンズカンパイガールズ』の新メンバー2人が紹介された。新たに加わったのは元アイドルの岡田ちほさん(23)、昨年12月まで新幹線のワゴン販売スタッフだった“リアル売り子”の吉田愛璃沙さん(21)。
台湾ラミゴ戦前、石垣市中央運動公園内に設置された特設ステージに立ち、リーダーの今井さやかさん(26)が2人を紹介。一発芸では、吉田さんが新幹線ワゴン販売の“朝バージョン”と“夜バージョン”を披露したが、細かすぎて伝わらず、その後、舞台に登場した超絶美女軍団、ラミゴのチア『ラミガールズ』の妖艶ダンスパフォーマンスに“完敗”だった!?
ロッテ・大嶺祐太投手(27)と台湾出身のチェン・グァンユウ投手(25)がキャンプで募金を呼びかけた。
台湾ラミゴとの国際交流試合が始まる前、石垣市中央運動公園野球場の三塁側外周に立ち、6日に台湾南部の高雄市で6日に発生したマグニチュード6.4の地震の被災地を支援する目的での活動を行った。
集まった義援金は、ラミゴに託し、台南市政府社會局救助金専戸(被災者支援機関)へ届けられる。
3年目のロッテ・二木が先発ローテーション入りへ前進した。対外試合初戦の先発を任された20歳は、4回を投げ3者連続を含む6三振を全て見逃しで奪った。3回2死一塁では自己最速タイの145キロで見逃し三振斬り。「決めにいった真っ直ぐが決まっていた。いいアピールになったかな」と頬を緩ませた。
客席では鹿児島から駆けつけた両親が観戦。この日が48歳の誕生日だった父・康弘さんは「ハラハラドキドキしたけど、いい誕生日になった」と目を細めていた。二木が年末年始に帰省した際、体が大きくなったことに驚いたという。1年前に買ったスーツのサイズは小さくなり、無理やりボタンを留めて成人式に出席。勝負の3年目に懸ける思いが体格に表れていたという。昨秋から初戦の先発を告げられていた期待の右腕は「ここに全てを出すくらいの気持ちで投げた」と、快投で応えた。
伊東監督も「落ち着いていた。先発として十分やれる」と評価した。1軍での通算登板は昨季の救援1試合のみ。「次はもっといい結果を」と二木。その右腕で先発の座を引き寄せる。
ロッテのドラフト1位・平沢(仙台育英)の対外試合デビューは3打数無安打に終わった。
8番・遊撃でフル出場も、7回無死満塁の好機では投ゴロに倒れて「緊張した。そんなに甘くない」。それでも、守備では三遊間の当たりを好捕するなど7度の守備機会を無難にこなして伊東監督は「守りはいいものがあった。今日くらいなら使える。あとは数多く打席に立って慣れてくれれば」と話した。
ロッテは台湾プロ野球ラミゴと交流戦を行い、1軍定着を狙う28歳の細谷が打撃でアピールした。7回無死一、二塁に先制の左前打。甘く入った速球を鋭く運び「一振りで強い打球を、という意識だった。それが出て良かった」と笑顔で話した。
内野手登録だが今季から本格的に外野にも取り組んでおり、左翼の守備から途中出場した。打球は飛んでこなかったものの「打者の傾向や、風の判断は実戦で養えるものがある」と充実した表情だった。
ロッテは、台湾プロ野球のラミゴとの交流戦に先発した3年目の二木が4回3安打無失点と好投した。先発入りに「いいアピールになったかな」と笑みを浮かべた。
秋季キャンプの時点でこの日の登板が決まっていた。「ここに全てを合わせるくらいでやってきた」と言い、球速は最速145キロに達した。6三振は全て見逃しと制球も良く「狙い通りのところに投げられた」と胸を張った。落合投手コーチは「答えを出してくれた。次も試合を用意しないといけない」と手放しでたたえた。
ロッテの大嶺祐とチェンが13日、台湾プロ野球・ラミゴとの交流試合の前に、石垣市が台湾南部で2月6日に発生した地震の被災地を支援する目的で募った義援金の募金活動を行った。
石垣島出身の大嶺祐と台湾出身左腕・チェンが募金箱を持って現れるとすぐに両軍のファンが集まり、約15分間で多くの募金が集まった。
ロッテの石垣島キャンプで13日、球界初の売り子アイドル「マリーンズカンパイガールズ」の新メンバー2人のお披露目会見が行われた。
新メンバーは岡田ちほ(24)と吉田愛璃沙(21)。岡田は「特技は肉体労働と少林寺拳法です」と笑いを誘い、吉田は「カンパイガールズのファンでした。これからはファンとメンバーを兼任していきます」と目標を語った。
ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英=が13日、台湾プロ野球・ラミゴとの交流試合(石垣)に「8番・遊撃」でフル出場。7回無死満塁の好機で投ゴロに倒れるなど、3打数無安打デビューとなった。だが、遊撃の守備では伊東監督から合格点。14日の同カードもスタメン出場することが濃厚となった。
強心臓ルーキーも、さすがにプロ初体験には戸惑った。「今日は一番緊張しました。焦りすぎですね」。3回無死一塁の第1打席は、外のフォークに空振り三振。6回無死一塁では初球をミスショットして中飛。そして7回無死満塁。絶好のチャンスだったが、カウント0−2から内角直球の144キロに詰まらされ、投ゴロに終わった。
それでも、黄金ルーキーはしっかり爪痕を残す。7度の守備機会はノーミス。2回無死一塁では三遊間のゴロに食らいつき、体を翻してスナップスロー。華麗に一塁走者を封殺した。危なげない守備に指揮官は「今日は打たなくていい。守りはいいものがある。もう1回、使ってみようかなと思わせるものがある」と2戦連続スタメン起用を示唆した。
たまった疲れは、毎日の入浴剤入り風呂でリフレッシュする18歳。プロの世界でも、1日でリセットできる適応力が平沢の強みだ。「まだ課題ばかり。この雰囲気に慣れて、次はこの反省を生かしたいです」。2戦目では、1日ごとの進化を見せつける。
ロッテ・細谷圭内野手(28)が、13日の台湾プロ野球・ラミゴとの交流試合(石垣)で先制V打を決めた。外野守備にも挑戦している細谷は、この日は左翼の守備から途中出場。0−0の7回無死一、二塁で巡ってきた第1打席で左翼へ先制打を放った。
「一振りで強い打球を飛ばすという意識。それが思っていたように出たのでよかったです」と手応え。伊東監督も「(1軍に)食らいついているという気持ちが、出ているヒットになったと思う」と、レギュラー入りへの熱い思いを感じ取っていた。
ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=が13日、台湾・ラミゴとの交流試合(石垣島)でデビューを果たした。
「8番・遊撃」で先発出場し、3回無死一塁の第1打席で空振り三振。7回無死満塁の大チャンスで投ゴロに倒れるなど、3打数無安打に終わった。それでも、7度の守備機会では無難にプレー。「結構、緊張しました。初球から振れましたけど、打席でもう少し冷静にできれば…。全て課題ばかりです」と反省の言葉を並べた。
ロッテの売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」が13日、台湾プロ野球・ラミゴとの交流試合(石垣市中央運動公園野球場)の試合前に新メンバーのお披露目を行った。
2014年までアイドル活動を行っていた岡田ちほ(24)は「夢を諦めきれなかった」とカンパイガールズ入り。特設ステージ上で特技の少林寺拳法も披露した。吉田愛璃沙(ありさ、21)は昨年まで新幹線のワゴン販売スタッフを務めた異色の経歴の持ち主。「カンパイガールズのファンでした。これからはファンとメンバーを両立させたい」と笑顔だった。
ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英=が13日、台湾・ラミゴとの練習試合に「8番・遊撃」でスタメン出場したが、3打数無安打のホロ苦デビューとなった。
7回だ。3点を取って、なお無死満塁。平沢が打席に向かった。第1打席は空振り三振、2打席目は中飛だっただけに、球場全体が期待感に包まれた。だが、結果は内角球を投ゴロ。三塁走者が本塁で封殺され、一塁に残った平沢は思わず天を仰いだ。
ロッテは13日、石垣島キャンプで、球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイ ガールズ」の新メンバー2人を発表した。
岡田ちほは「特技は少林寺拳法です。アイドルとしての夢を諦めきれず、挑戦をしました」。また、吉田愛瑠沙(ありさ)は「昨年12月まで新幹線のワゴン販売スタッフをしていました。頑張ります!」とそれぞれ抱負を述べた。
新メンバーを含む6人は3月25日の開幕戦から本格活動を行い、開幕当日にはデビュー曲以来となる新曲の発売を予定している。
この日は試合中に売り子業務を行い、さらに夜には石垣市主催の街コンで参加店舗にて「乾杯」の音頭をとって回った。
TBS系「バース・デイ」が13日放送され、昨年10月にロッテから戦力外通告を受けた中後悠平投手(26)にメジャー球団のキャンプ参加オファーが届いていたことが明らかになった。
中後は昨年11月に行われた12球団合同トライアウト(草薙球場)に参加したが、NPB球団からのオファーはなし。それでも野球を諦めきれず同年12月にBCリーグ・武蔵に入団。そんな矢先、今年1月にビックオファーが届いていた。中後の独特な投球フォームが、メジャー球団の日本在住のスカウトの目に留まり、フィリーズなど3球団から練習視察のオファーが届いたという。
「びっくりしました。戦力外になってる訳ですから、まさか自分がアメリカのチームから…声をかけてもらえるっていうのは嬉しいことです」と戸惑いながらも嬉しそうに話した。
2月2日に埼玉県内の練習場にフィリーズのスカウトが視察に訪れ、中後はブルペンで140キロ中盤の真っ直ぐなど40球を投じた。その後も2球団が視察に訪れた。すると数日後、非公式ながらそのうちの1球団から招待選手として春季メジャーキャンプに参加するオファーが届いた。
「クビだった分際に対してこんな良い条件はないと言っていたので、しっかり結果を残して、生き残れれば、あっち(米国)で1年間できる。その時に(家族)を呼びたい」と家族の前で、意気込みを語った。
昨秋ロッテから戦力外通告を受けた中後悠平投手(26)に、メジャー球団のキャンプ参加オファーが届いたことが分かった。13日放送のTBS「バース・デイ」(後5:00〜5:30、関東ローカル)で明かされた。
中後は昨秋12球団合同トライアウトに参加したものの、散々な結果に終わりNPBの球団からは声がかからなかった。それでも野球を諦めることができず、NPBへの復帰を目指すためルートインBCリーグ武蔵に入団した。
新天地での再スタートを決意した左腕のもとに突然メジャーリーグのスカウトから連絡があったのは今年1月。昨年末放送のTBS「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」に出演していた中後に、日本在住のスカウト関係者が注目。独特のフォームと投球に惹かれメジャーのスカウトに売り込んだところ、フィリーズ、ダイヤモンドバックス、レンジャーズが興味を示し、投球練習を視察したいと連絡をしてきたのだという。
それは春季キャンプに参加させるかどうか、ブルペンでの投球を視察し決めるというものだった。そこで中後はシーズン前の調整段階の時期ながら、直球は140キロ台中盤を何度もマークし、決め球のスライダーもキレを見せた。映像の撮影もしたメジャースカウトの前で持てる力を出し切った。
すると後日、3球団のうち1球団から「メジャーの招待選手として参加してみないか」とオファーが舞い込んだ。中後は所属するBCリーグ武蔵の後押しもあり、キャンプへの参加を決断。「そこでしっかりと結果を残して、生き残ったら1年間できるので、その時は(家族を)呼びたい。頑張ります」。戦力外通告という“どん底”を味わった男が一転、メジャー入りという大きなチャンスをつかむため、新たな挑戦へと走り始めた。