ロッテは新外国人ナバーロの力強いスイングが光り、初の実戦で2ランを含む2安打の活躍。先発ローテーション候補の新人の関谷は2回2失点だった。中日は若松が3本塁打を浴び、2回6失点。制球が甘く、球威も物足りなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 9 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 4 |
初めて出場した対外試合で、インパクトたっぷりのデビューを飾った。千葉ロッテに新加入したナバーロが、第1打席で左翼場外へ2ランを放った。2安打2打点。昨季、韓国プロ野球のサムスンで48本塁打をマークした実力を示し「打席に入れば常に自信を持っている」と胸を張った。
1回、中日の若松が得意とするチェンジアップが、真ん中に浮いたのを見逃さなかった。鋭いスイングで軽々と球場の外へ。追い込まれる過程で投手の特長を見極め「相手は自信のある球を投げてくる。そこを狙った」と対応能力の高さを見せた。
沖縄・石垣島キャンプで練習に合流したのは6日からだった。2週間できっちり仕上げた右の強打者に、伊東監督は「ちょっと驚いた。いきなり強烈な当たりを打ってくれた」と脱帽。ナバーロは、これでも状態は完璧ではないといい「日に日に良くなっている。100パーセントになったら楽しみにして欲しい」と不敵に語った。
挨拶代わりの衝撃デビュー弾だ。ロッテの新外国人、ヤマイコ・ナバーロ内野手(28=韓国・サムスン)が20日、中日とのオープン戦に3番二塁で先発出場し、実戦初打席で特大場外2ランを放った。1回1死二塁から左翼を大きく越える先制パンチ。いきなり首脳陣の度肝を抜き、4回に代走を送られるまで2打数2安打2打点、全3打席で出塁した。
天高く舞い上がった打球を、しばし見届けてからナバーロは走りだした。1回1死二塁、カウント2−2からすくい上げた内角高めのチェンジアップは、軽々と左翼後方フェンスを越えて場外へ消えた。推定130メートルの特大2ラン。「神様に感謝したい。打席で常に自信を持ってるのがよかったんじゃないかな」と不敵に笑った。
正真正銘の来日初打席だった。2日に石垣島入り、6日から1軍キャンプに合流した。紅白戦など実戦練習には一切参加せず、フリー打撃はアップシューズのまま。伊東監督から「オープン戦初戦に合わせること」を条件に、マイペース調整を容認されてきた。“初めてのスパイク”でギアチェンジ。第2打席は追い込まれてから左前打、第3打席は四球を選んで全3打席で出塁。指揮官も「あれだけ強い球を打てるとは。初実戦であの集中力は感心した」と目を丸くした。
昨季、韓国リーグ外国人選手記録の48本塁打を記録した飛ばし屋。豪快なスイングの一方で、3度の二塁守備機会では丁寧にゴロをさばいた。今後三塁での動きを試す可能性もあり、申し分なければ伊東監督の「かなり期待できる。かなり使える」の言葉が現実となる。同じくこの日実戦デビューしたルーキー平沢ら、激しい内野手争いは嬉しい悲鳴だ。
試合前、ナバーロは10年レッドソックス時代から応援してくれている日本人家族と久々に再会した。少年と記念撮影に納まり「楽しんで欲しいと言っておいたから、結果が出て良かった」。カッコイイ姿を見せられた。触発された打線は井上の2ラン、伊志嶺のソロと2回までに3発を打ち上げ、快勝発進につながった。
まだまだ、ピークじゃない。「開幕に向けて調子を上げているところ。近いうちに100%の状態になれる。100%になったらもっと自信がつく。楽しみにしててください」。頼もしすぎる一言が低く響いた。
ロッテのドラフト1位新人、平沢大河(18=仙台育英)は、5回の代走からオープン戦に初出場した。
2度の打席で安打は放てず「真っ直ぐは振れるけど、変化球がくるとタイミングを外されてしまう。考え方、待ち方を勉強したい」と成長の必要性を痛感した。
遊撃の守備では6回に大島に内野安打を許した。二遊間のゴロを処理したが、送球が間に合わず「ターンするか、そのまま投げるか迷った。足も速かったし、びっくりした」と、1軍で活躍する選手のレベルに刺激を受けた様子だった。
ロッテの新外国人、ドミニカ共和国出身のヤマイコ・ナバーロ内野手(28=韓国・サムスン)がオープン戦初打席で場外2ランを放った。
3番二塁でスタメン出場。1回1死二塁、カウント2−2からの5球目で、内角高めの球を豪快に左翼後方へ運んだ。
“ロッテの新外国人、ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)=前韓国サムスン=が20日、中日とのオープン戦(北谷)に「3番・二塁」で先発し、1回の第1打席でいきなり推定飛距離130メートルの左翼場外弾を放ち、衝撃デビューを飾った。沖縄・石垣島キャンプではマイペース調整を続けていたが、初実戦で“特別天然記念物”ぶりを発揮した。
石垣島上空を通過した北朝鮮のミサイル以来(?)となる「衝撃の弾道」が左翼を襲った。1回1死二塁、ナバーロの来日初打席。カウント2−2、若松のチェンジアップが場外に消えた。推定飛距離130メートルの1号先制2ランだ。
「キャンプで一生懸命やってきた成果だ。常に自信を持ってプレーしている。ナバーロ、ガンバーロ!!」。3日のチーム合流後、最初に覚えた日本語を口にするほどご機嫌。2打数2安打1四球で、3度の守備機会も無難にこなした。
チーム内にあった疑心暗鬼も吹き飛ばした。練習初日となった6日にはウオーミングアップについていけず、早々に失神寸前まで追い込まれた。打撃練習でスパイクをはかず、“オレ流”のマイペース調整。「大丈夫かな、マジで…」と伊東監督も不安視していたが、放任を貫き「20日の中日戦に合わせてくれ」と、この日のデビュー予定だけを本人に伝えていた。
実はナバーロ、表向きは独身だが、ドミニカ共和国に“彼女(氏名、年齢非公表)”がおり、現在、妊娠7ヶ月。5月にはパパになる。同国のカップルは積極的に結婚のスタイルはとらないらしいが、刺激になっていることは確かなようだ。
「開幕までには100%に仕上げるよ。日本の投手は優秀で変化球が多いが、対応する自信はある」。石垣島キャンプでは、西表島の特別天然記念物「イリオモテヤマネコ」をもじり、「イリオモテヤマイコ」の異名がついたヤマイコ・ナバーロ。ますます“希少価値”の予感が漂ってきた。
“アジャ”こと井上が「4番・一塁」でオープン戦の開幕戦に先発出場した。1回の左越え三塁打に続き、2回には左中間に特大の一発を放つなど、2安打2打点をマークした。「引き続き、強く打つ、強くたたくことを意識して打ちました。目の前でナバーロがあんなこと(場外弾)をするし、余計に力が入りました」。来日が遅れているデスパイネの不在中は“アジャパイネ”が4番に座る。
ロッテは先発陣入りを狙うドラフト2位新人の関谷(JR東日本)が5回から登板した。堂上に2ランを許し、2回を2安打2失点。初の実戦を終え「ほっとしたのと悔しいのが半々。ゼロに抑えないと」と何とも言えない表情だった。
力みからシュート回転する球もあり、先頭打者には四球を与えた。ただ、その後は修正。「指にかかった真っ直ぐは、高くてもフライやファウルになってくれる。思っている以上に通用した」と収穫も口にした。
ロッテのドラフト1位新人、平沢(宮城・仙台育英高)は、5回の代走からオープン戦に初出場した。2度の打席で安打は放てず「真っすぐは振れるけど、変化球がくるとタイミングを外されてしまう。考え方、待ち方を勉強したい」と成長の必要性を痛感した。
遊撃の守備では6回に大島に内野安打を許した。二遊間のゴロを処理したが、送球が間に合わず「ターンするか、そのまま投げるか迷った。足も速かったし、びっくりした」と、1軍で活躍する選手のレベルに刺激を受けた様子だった。
ロッテの新外国人、ヤマイコ・ナバーロ内野手(29)=前韓国三星、ドミニカ共和国出身=が中日とのオープン戦(北谷)に『3番・二塁』でスタメン出場。“来日初打席”となった1回1死一塁で、左翼に場外弾を放つ衝撃デビューを飾った。推定飛距離130メートルの1号2ランだ。
相手は昨季、10勝を挙げてブレークした高卒3年目の右腕・若松。カウント2−2から甘く入った真ん中高めの真っ直ぐを問答無用で叩いた。
石垣島キャンプでは隣島・西表島の特別天然記念物「イリオモテヤマネコ」をもじり、「イリオモテヤマイコ」の異名がついたナバーロ。ひょっとしたらロッテの“特別天然記念物”になるかも!? なお、ナバーロは第2打席で左前打、第3打席は四球で代走を出されて交代。初陣は2打数2安打1四球、2打点だった。
ロッテの“オープン戦開幕”となる20日の中日戦(北谷)で、ドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=はベンチスタートとなった。投手は『8番・遊撃』でのスタメン出場とみられていたが、伊東勤監督(53)「(新外国人)ナバーロを二塁で出場させるので、(遊撃)鈴木大地との連係を最初に見たかった。平沢も当然考えましたが、ナバーロを優先させることになりました」と説明。平沢は途中出場となる。
ロッテのオープン戦開幕となった20日、中日戦(北谷)の試合前、伊東勤監督(53)を女子ソフトボール、ビックカメラ高崎(群馬)の宇津木麗華監督(52)が陣中見舞いに訪れた。
伊東監督によると、評論家時代だった2011年、中日のキャンプ取材で北谷を訪れた際、近隣施設で同じくキャンプを行っていた宇津木監督から「ウチの選手にも教えてやってください」と要請を受けて以来の親交。「見てやってくださいもなにも、宇津木さんのチームの方が、プロよりも、よっぽどすごい練習をしてましたよ」と当時を振り返った。
ビックカメラ高崎は昨年、日本リーグ1部で優勝を果たした。そして今季は、両チームともQVCマリンで開幕を迎える(ロッテは3月25日、ビックカメラ高崎は4月17日)。「宇津木さんの優勝にあやかりたいですね」とにこやかに記念撮影に収まる伊東監督だった。
オープン戦初打席、というより実戦初打席。3番に入ったロッテの「ヒゲ怪人」ナバーロが、初回1死二塁で中日・若松が投じた2ボール2ストライクから甘いチェンジアップを捉えると打球は追い風にも乗って左翼場外へと消えていった。
「最初に本塁打が出て嬉しい。監督にこの日に合わせて準備してくれと言われていた」。推定飛距離130メートル。名刺代わりの先制2ランで昨季韓国プロ野球で48本塁打の実力を披露した。
何から何まで規格外の新助っ人だ。6日に石垣島キャンプに合流したが、練習試合2試合と紅白戦はいずれも欠場。実戦の打撃は1度もなく、練習は常にアップシューズのため、スパイクを履いたのも初めてだった。キャンプでは守備練習に疲れて寝転がる場面も。前日に那覇に移動する石垣空港では、伊東監督に会うと目を伏せた。「何で俺の顔を見ないんだ?」と聞かれると「癖なんです。でも試合になれば変わります」。つかみどころのない助っ人だが、いきなりの一発に指揮官も「ちょっと驚いた」と目を丸くした。
第2打席も左前打し、2打数2安打2打点、1四球の満点デビュー。二塁の守備でも3度のゴロを無難にさばき、巨人に移籍したクルーズの穴を埋める男として、期待は大きい。田原大樹通訳は前夜、その2人を一緒に食事に誘ったが、ナバーロは「(クルーズを)知らないからいい」と断ったという。どこまでもマイペースだ。
チームはオープン戦初戦を14安打9得点の快勝。シーズン最後までヒゲをそらないことを宣言しているナバーロは「まだ100%ではないが、日に日に良くなっている。楽しみにしてください」と不敵な笑みを浮かべた。
ナバーロ(ロ)が初回、来日初打席で本塁打。新外国人のオープン戦初打席本塁打は10年マートン(神)以来。ロッテでは00年バリー以来16年ぶりになる。バリーはオープン戦15試合で3本塁打したが、公式戦では48試合で3本止まり。期待に応えられなかったがナバーロはどうか。
「アジャ」こと3年目のロッテ・井上がナバーロに続いた。
4番に座り、初回に左越え三塁打を放つと、2回2死一塁では3ボールから左中間へ1号2ラン。「ナバーロが打ったので俺も打たないとと思った」と振り返った。12日に1軍に合流してから、これで紅白戦を含む実戦3試合で16打数8安打(2本塁打)4打点と好調を維持している。
ロッテのドラフト1位・平沢(仙台育英)がオープン戦デビューした。
5回に鈴木の代走で出場し、そのまま遊撃の守備に入った。見逃し三振、一ゴロ失策に倒れ、初安打は出なかったが、守備では三遊間と二遊間の打球をそれぞれ軽快に処理。「変化球の対応がまだまだ。1軍の選手は全然レベルが違う」。ナバーロが二塁の定位置をほぼ手中に収め、遊撃手争いは激化するが「1軍にいる以上はスタメンを目指したい」と話した。
ロッテの先発・大嶺祐が4回2安打無失点の好投を見せた。「ストレートの質とカーブでストライクを取ることを課題にしてきた。初戦だったけど80〜90点あげてもいいかな」と満足そうだった。
昨季は自己最多8勝を挙げ、今季は1年間ローテーションを守り規定投球回数に達するのが目標。2月12日に歌手や女優として活動する琴菜と結婚し私生活も充実している右腕は「1年間投げさせてもらって、結果的に2桁勝利にいけばいい」と話した。
ロッテのドラフト2位・関谷(JR東日本)が5回から2番手で実戦初登板した。堂上に2ランを許し、2回を投げ2安打2失点。「緊張してカウントを悪くした。もう少し自分の球を投げられるようにしないといけない。真っ直ぐは思っている以上に通用した」と話した。
ロッテのドラフト1位新人、平沢(宮城・仙台育英高)は、5回の代走からオープン戦に初出場した。2度の打席で安打は放てず「真っ直ぐは振れるけど、変化球がくるとタイミングを外されてしまう。考え方、待ち方を勉強したい」と成長の必要性を痛感した。
遊撃の守備では6回に大島に内野安打を許した。二遊間のゴロを処理したが、送球が間に合わず「ターンするか、そのまま投げるか迷った。足も速かったし、びっくりした」と、1軍で活躍する選手のレベルに刺激を受けた様子だった。
ロッテの新外国人・ナバーロが20日の中日戦(北谷)の初回1死二塁で左翼場外へ2ランを放った。石垣島キャンプでも実戦形式の練習は行っておらず、実戦初打席で結果を出した。
左脇腹の張りのため17日から別メニュー調整だったロッテの清田が20日、中日戦(北谷)前にマシン打撃を再開した。
「痛みもなかったし大丈夫。出ろと言われたら試合にも出る」と話した。3月5、6日に台湾と強化試合を行う侍ジャパンにも初選出されている。「全力でやりたい」と話していた。
ロッテの新主砲が、いきなり火を噴いた。昨季、韓国プロ野球で48本塁打をマークした外国人・ナバーロが、来日初実戦となるオープン戦初打席で場外弾デビューを飾った。「3番・二塁」でスタメン出場した助っ人は、2−2から5球目のチェンジアップを狙い澄ました。1回1死二塁、左翼場外へ運ぶ推定130メートルの衝撃アーチだった。
2010年の阪神・マートン以来となる外国人オープン戦初打席本塁打。昨季10勝の中日有望株・若松を見極めた。「投手が自信を持っている球を打ちたいと思っていた。最初は真っ直ぐ狙いだったが、変化球が多かったのでね」と初対面の右腕にすぐさま対応していた。
アーチ以外でも伊東監督を驚かせる。「ボール球に手を出さず、タイミングも取れる。感心した」と指揮官。2回はフルカウントからコンパクトに左前安打。4回の3打席目は四球を選んだ。2日のキャンプ合流後3日間、自室にこもりテレビゲームなどをして休養。周囲を驚かせたが、「オレは試合になると変わる」と豪語していた。まさに有言実行。2打数2安打2打点の一発回答だ。
長い顎ひげがインパクト抜群の助っ人は、初打席の際にヘルメットに手をやり、球審に一礼した。韓国・サムスン時代に巨人やロッテなどで活躍した李承ヨプを「父親のような存在」と慕っていた。日本でも紳士的だった韓国の英雄から、来日前に多くを学んできた。
二塁の守備でもゴロ3つを危なげなくさばき、巨人に移籍したクルーズの穴を埋める期待感をわずか1試合で見せつけた。「100%になったらもっと自信を持ってプレーできるので、楽しみにして欲しい」と言い切るビッグマウスは、こだわりのひげ同様にダテじゃない。
ロッテのドラフト2位ルーキー・関谷亮太投手(24)=JR東日本=が20日、中日戦(北谷)に2番手として5回からオープン戦初登板。2回2失点のデビュー戦となった。
5回は無失点に抑えたが、6回1死一塁から堂上に左越え2ランを被弾。「(本塁打を)打たれたのはカーブです。真っ直ぐでファウルを奪えた部分は、自分の思った以上に手応えがありましたが、ゼロに抑えないといけない」と反省。落合投手コーチは「今日は1軍の打者というものを感じてくれればいい。カウントを悪くしてから粘れるところは、さすが社会人出身の投手。場慣れしていますね」と評価していた。
ロッテの大嶺祐太投手(28)が20日、オープン戦開幕となった中日戦(北谷)に先発し、4回を2安打無失点の快投。開幕ローテーションの一角を期待される右腕が順調に結果を残した。
1回1死から堂上に左前打を許したが「強い当たりではなかった」と冷静な投球。2つの併殺を奪うなど狙い通りの投球に納得の表情だ。右腕は「直球で打ち取ることもできたし、狙ったコースで打ち取ることができました。欲を言えば三振を1つぐらいは取りたかったですが、細かいコントロールなどはブルペンで次の実戦を意識して行きたい」と話した。
ロッテの新外国人、ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が20日、オープン戦開幕となる中日戦(北谷)に「3番・二塁」でスタメン出場。1回1死一塁、カウント2−2から中日・若松の5球目を左翼場外に運ぶ2ラン。初打席で場外弾デビューを飾った。
昨季、韓国・サムスンで48本塁打をマークした助っ人にとっては、これが日本での初実戦。伊東監督からは「オープン戦初戦に合わせてもらう」とマイペース調整を容認されていたが、早速バットで結果を出した。
ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英=が、デビュー戦でプロの厳しさを味わった。5回の代走でオープン戦初出場。7回の初打席は又吉に見逃し三振、第2打席は田島に一ゴロ失策と結果を残せなかった。
「プロで勝っているピッチャーは違う。変化球はタイミングが合わなかった。すごく勉強になりました」。遊撃守備でも6回、大島の中堅へ抜けそうな打球に追いついたが、一塁送球が遅れ内野安打に。「ターンするか迷った。足も打球の速さも全然レベルが違う」。ほろ苦さが身に染みた。
当初は先発出場の予定だったが、新外国人ナバーロの出場機会を優先した影響で途中出場に。「1軍にいる以上はスタメンを狙っている。競争心をもってやりたい」。21日の日本ハム戦(名護)で巻き返せるか。