わたしはかもめ2016年鴎の便り(3月)

便

3月3日

オリックス11−9千葉ロッテ(京セラドーム)

オリックスはブランコが本塁打を含む長打2本で復調ぶりを示した。急遽先発した佐藤峻は5回3失点にまとめてアピール。ロッテは開幕投手に決まっている涌井が3回4失点と打たれた。開幕4番候補の井上は3ランを放った。

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千葉ロッテ0003000339
オリックス03100034x11

◇涌井が3回4失点、泰然と「気にはしていない

2年連続の開幕投手が決まっている千葉ロッテの涌井は、今季初の実戦登板を3回4失点で終えた。ブランコに中越えへ運ばれた本塁打など、7安打されたが「いつもこの時期は打たれている。これから上げていけばいいし、気にはしていない」と泰然と話した。

ここまで打者相手に投げておらず、使った変化球もカーブと2球投じたフォークボールのみ。この日のテーマは「ストライクゾーンに投げられるか」だった。大きく制球を乱すようなことはなく「これから低めやコースに投げられるようにすればいい」とうなずいた。

25日に本拠地で対戦する日本ハムは、昨季最多勝を分け合った大谷が開幕投手を務める。その大谷は2日に162キロをマークするなど快調に準備を進めている。一方、経験豊富な涌井は「今入れ込みすぎると疲れてしまう。最後の1週間でしっかり調整したい」と、焦ることなく照準を合わせている。

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ロッテ3位成田、早期1軍誓う、級友全員試合招待だ[ニッカン]

ロッテにドラフト3位で入団した成田翔投手(18=秋田商)が3日、秋田市内で行われた卒業式に出席した。昨夏の甲子園では県勢20年ぶり、同校80年ぶりの8強進出に導いたエース左腕は現在、2軍で調整中だ。自身が大きく成長した母校から旅立つ日、早期の1軍昇格を誓った。

3年D組のホームルーム。担任の先生から卒業証書を授与された成田は、笑顔を見せながら熱く語った。「甲子園に出て、自分の幼い頃からの夢をかなえられた。まずしっかり活躍して、全員を(試合に)招待できるように頑張ります」。41人のクラスメートに対して高らかに宣言した。成田の両脇に立った父努さん(44)、母久美子さん(44)には「小4から野球を始めて、親には支えてもらった。自立して恩返ししたい」と感謝を口にした。

ロッテの2軍キャンプでは実力差を痛感した。「打者の対応力がある。振らせる球を振ってくれない。一回りも二回りも体を大きくしないと、1軍のマウンドには立てない」。1日に浦和から秋田に帰省するまで2軍で肉体改造に取り組み、70キロから2キロ増量に成功した。「充実したキャンプを送れた。ケガをしないで終われたのが1番。ケガしない分、体をつくれた」と話した。

先輩から金言を授かった。2月の2軍キャンプ中に投手だけの食事会が行われ、隣の席に座った唐川から、プロとしての考え方を学んだ。「自分にとっていいと思ったものだけを身につけろ、と言われた。何でも取り入れたらダメになる。しっかり判断して成長につなげていきたい」。すべての方法が、万人に有用とは限らない。見極める力の大切さを教えられた。

自分を成長させてくれた高校生活の3年間を振り返った。「つらい練習ばっかりでレギュラーになれるのかなと思ったけど、走り込んできた結果、プロ野球選手になれた。これからの人生の支えになる」。汗と涙が染み込んだ秋田の地から羽ばたく。「1日も早く1軍で投げている姿を、秋田の人に見せたい」。170センチの小さな巨人が、大きな1歩を踏み出した。

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ロッテ井上3ラン「うん。うん。完璧」10戦連続打[ニッカン]

ロッテ井上晴哉内野手(26)がオープン戦2号となる3ランを放った。

0−4の4回1死一、二塁で、オリックス佐藤峻のスライダーを左中間席深くまで運んだ。これで、紅白戦、練習試合を含め10試合連続安打。

打撃好調の4番は「うん。うん。完璧です。今は強い打球を打つことだけを考えて打席に入っています。その中で、1日1本、プラスアルファで2本、3本を目標としています。今はランナーがいるいいところで強い打球が打てています。状態は悪くないです。この状態を最後まで続けていきたい。毎日必死です」と話した。

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ロッテ涌井3回7安打4失点「この時期は打たれる」[ニッカン]

ロッテ先発の涌井秀章投手(29)は、3回7安打4失点だった。

今年の実戦初登板。初回は2安打を打たれながら0で切り抜けたが、2回には二塁打3本を含む4安打で3失点。3回には、ブランコにソロを打たれた。

失点を重ねたが、エースは意に介さなかった。「いつも、この時期は打たれる」と前置きし、「打者に投げるのが初めて。ストライクゾーンに投げられるか、ぐらいのつもりだった。これから低く、コースに投げて調整していけばいい」と話した。

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ロッテ角中が打撃練習再開、痛めた首は「大丈夫」[ニッカン]

ロッテ角中勝也外野手(28)が3日、打撃練習を再開した。

2月28日の練習試合中に首を痛め、2日のオリックス戦は欠場した。

この日のオリックス戦前の練習では、軽めにティー打撃を行った。「大丈夫です。シーズン中だったら、今日も行ったと思います」と回復具合を明かした。順調なら、5日の阪神戦(甲子園)から試合に出る見通しだ。

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ロッテ・涌井、“もえ”たけど4失点「この時期は毎年こんな感じ」[サンスポ]

2年連続7度目の開幕投手が決まっているロッテ・涌井秀章投手(29)が3日、オリックスとのオープン戦(京セラドーム)に先発し、今季実戦初登板した。2月の沖縄・石垣島キャンプ中に人気モデル、押切もえ(36)との交際を宣言した右腕は、3回7安打4失点にも平然。25日の開幕戦(QVCマリン)で投げ合う日本ハム・大谷翔平投手(21)についても、無関心を強調した。

反省は忘れない。それがエース。「ちょっと打たれ過ぎました」。涌井は苦笑いを浮かべた。3回7安打4失点で降板後、後続のリリーフ陣が負の連鎖で計19安打の11失点。それでも自身の内容には「この時期は毎年、こんな感じ。ストライクゾーンに投げられただけでいい」と“恒例”の試運転を強調した。

沖縄・石垣島キャンプ中にモデル、押切もえと交際していることを認めた。公私ともに充実している証しか、開幕戦で対決する大谷にも余裕の“完全無視”を決め込んだ。

怪物右腕は、前日2日の巨人戦(札幌ドーム)で自身が持つプロ野球最速に並ぶ162キロをマークするなど万全の状態だが、涌井はどこ吹く風。「1ヶ月も前から意識したら疲れちゃいますよ。体も気持ちもしっかり整えるのは、1週間前からで十分です」と貫禄すら漂わせた。

この夜の最速は144キロ。47球中、変化球はカーブ7球とフォークボール2球のみ。「次の登板はQVCマリンになると思うので、地元ファンの前ではしっかりと投げます」。昨季は15勝。大谷と並んで最多勝を獲得した実力で“押し切る”−。

◇涌井・交際宣言VTR

2月15日に東京都内で行われたイベントで、モデルの押切もえが「両思いの人がいます」と恋人の存在を明言。翌16日には押切の所属事務所が涌井との真剣交際を公表した。沖縄・石垣島でキャンプ中だった涌井は17日に「真剣に交際をさせていただいています」と認め、結婚については「段階を踏めばじゃないですか。これから順調にいけば…ということです」と含みを持たせた。

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ロッテD3・成田が卒業式出席 4日に2軍再合流へ[サンスポ]

ロッテのD3位・成田(秋田商高)が3日、高校の卒業式に出席。卒業証書を受け取ると、クラスメートの前で「活躍して、全員を1軍の試合に招待できるよう頑張る」と宣言した。1年目での1軍登板を目標としているイケメン左腕は「練習あるのみ」と気合十分。4日に2軍に再合流する。

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ロッテ・D3成田、卒業式に出席しクラスメートに「全員を1軍の試合に招待できるよう頑張る」[サンスポ]

ロッテのD3位・成田(秋田商高)が3日、高校の卒業式に出席。卒業証書を受け取ると、クラスメートの前で「活躍して、全員を1軍の試合に招待できるよう頑張る」と宣言した。

1年目での1軍登板を目標としているイケメン左腕は「練習あるのみ」と気合十分。4日に2軍に再合流する。

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ロッテ・“アジャパイネ”井上、OP戦2号&全10戦連続安打[サンスポ]

関東で調整中のデスパイネに代わり、“アジャ”から“アジャパイネ”と化す井上の勢いが止まらない。4回の2号3ランを含む2安打4打点。これで紅白戦などを含めた全10試合で4番に座り、全試合で安打をマークしている。打点もチーム断トツの14に伸ばしたが「一発を打った打席の後が大振りになった。まだまだ自分は甘い」と猛省。「いい投手が出てきたときには簡単に打たせてもらえません」と、打ってかぶとの緒を締めた。

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3・12ロッテが開幕壮行イベントを開催!JR海浜幕張駅南口[サンスポ]

ロッテは3日、公式戦開幕を前に千葉市と共同で地元地域賑わいの創出を目的に、スペシャル・イベントを開催すると発表した。題して『開幕カウントダウン!マリーンズ・ホームタウン壮行会2016』。同イベントは2014年から実施しており、今年で3回目。雨天中止の場合は球団ホームページで告知する。詳細は以下の通り。

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ロッテ涌井、試運転は4失点「毎年この時期は打たれる」[スポニチ]

開幕投手に決定しているロッテ・涌井が実戦初登板に臨み、3回を7安打4失点で試運転を終えた。

フリー打撃の登板などもなく、打者相手に投げたのは今季初めて。スライダーは封印し、直球とカーブ主体でフォークも2球だけ。ストライク先行を心掛け無四球で「打たれたけど、毎年この時期は打たれるし、気にはしていない」と淡々。伊東監督も「ボールはそんなに悪くないし、まずまずじゃないか。心配はしていない」とした。

井上
「本塁打の後の打席は大振りになり反省点。コンパクトにいって二塁打が出た最後の打席は、本塁打以上の収穫があった。」(左中間3ランと左中間適時二塁打で4打点)

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ロッテ・ナバーロ、サク越え10発、11日ぶり屋外「気持ち良かった」[スポニチ]

銃刀法違反容疑で逮捕され、球団から開幕4週間の出場停止などの処分を受けたロッテ・ナバーロが、ロッテ浦和球場で2軍練習に合流した。

11日ぶりの屋外フリー打撃では33スイングで10本の柵越えを放ち「気持ち良かった」。キャンプ中は休みがちだったランニングや体幹トレーニングも黙々とこなし「1軍でプレーできるまで、とにかく練習するだけ」と話した。

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アジャ井上、豪快3ラン、10試合連続安打「この状態続けたい」[スポニチ]

ロッテの「アジャ」こと4番・井上が、4回1死一、二塁でオープン戦2号となる左中間3ランを放った。これで実戦10試合連続安打と絶好調。14年は新人で開幕4番を務めた大砲は「打ったのはスライダー。完璧です。1日1本、プラスアルファで2本、3本を目標としています。今は走者がいる所で強い打球が打てています。この状態を最後まで続けていきたい」と話した。

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ロッテ、12日に駅で壮行会開催[スポニチ]

ロッテは3日、シーズン開幕前に千葉市と共同でイベント「開幕カウントダウン!マリーンズ・ホームタウン壮行会2016」を開催すると発表した。

3月12日午後4時から海浜幕張駅南口で行うイベントでは、大型フラッグへのメッセージ書き込みや、球団キャラクターショー及び「M☆Splash!!」ダンスショー、選手トークショーなどが予定されている。イベントは14年から開催され今年で3度目。

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ナバーロが2軍合流、33スイング中10本のサク越え[報知]

銃弾所持による銃刀法違反容疑で逮捕され、球団から約2ヶ月の出場停止処分を受けたロッテの新外国人、ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が2日、ロッテ浦和で2軍練習に合流。練習後は、集まったファンに対してサインや写真撮影にも気軽に応じ、笑顔も見せながら交流した。

フリー打撃で33スイング中10本のサク越えを放つなど、持ち前のパワーは健在だったナバーロ。1軍の出場は最短で4月23日のオリックス戦(QVC)となる助っ人は「試合に出られるようになった時、最高のパフォーマンスをファンの皆さんにお見せできるようにするのが自分の使命」と話し、今後も復帰へ向け準備を進める考えを明かした。

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ロッテ涌井乱調4失点「この時期は…」[デイリー]

2年連続の開幕投手が決定しているロッテ・涌井が、今季初の実戦登板で3回4失点と乱れた。2回に4安打を集中されて3点を失い、3回にはブランコに被弾。

それでも「この時期はいつも打たれている」と涼しい顔で、「(開幕前の)最後の1週間になれば気持ちも乗ってくる」と結果は意に介さなかった。

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ロッテ・3年目井上がオープン戦2号[デイリー]

ロッテの3年目・井上晴哉内野手がオープン戦2号を放った。「4番・一塁」で先発出場。4点を追う4回1死一、二塁から佐藤竣の変化球をロッテファンの待つ左中間スタンドへ運んだ。

実弾所持により逮捕・釈放された新外国人選手のナバーロは、開幕から4週間の出場停止。前夜も2安打2打点をマークするなど絶好調の26歳には、その“穴埋め”の期待がかかっている。

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「新ビジョン」とともに。平沢大河が「プロ」として新たな一歩を踏み出す[パ・リーグ インサイト]

誰もいないはずのスタンドが、どよめいたような気がした。3月1日に行われた千葉ロッテマリーンズの本拠地・QVCマリンフィールドの新ビジョンのマスコミ向け完成お披露目会。中堅のメーンスクリーンは、去年までの約3倍の面積で、野外球場では最大となる縦10.08メートル×横28.8メートルに広がり、右翼と左翼にもサブスクリーンを新設。今年の目玉となる新ビジョンのお披露目に備えて製作されたスタメン映像で、最初に紹介されたのはドラフト1位ルーキーの平沢大河内野手だった。「1番 平沢大河、背番号13」。マリン名物のウグイス嬢のコールに、場内にいた30人の報道陣から自然と拍手が沸き起こった。

「周囲からは色々と期待をしていただいて、それは嬉しいことですし、ありがたいことです。でも自分は一歩一歩だと思っています。まずは開幕1軍を目指して、そこから、次の目標を目指していけたらと思う」。

高卒内野手で開幕スタメンとなると、88年の立浪和義氏(中日)以来、実に28年ぶりの快挙となる。マスコミはおのずと平沢の開幕スタメンに期待をし、そのプレーに注目をしている。ただ本人は至って冷静。18歳の若者とは思えないほど、クールな回答に徹している。浮かれた様子はまったくなく、地に足がしっかりと着いた日々を送っている。

平沢大河を語る上で、欠かせないのは高校3年間を過ごした仙台育英高校野球部だろう。「ウチは自主性に任せています」と佐々木順一朗監督は話すが、生徒達が人間力育成に関して、しっかりと教育されてきたことが随所からよく分かる。2月28日に行われた仙台育英高校の卒業式。卒業証書を受け取り、教室から出てきた平沢は待ち構えていた大勢の報道陣に囲まれた。

「高校でやり残したことはありません。やり切りました。高校では人としてどうあるべきか、社会に出てのあり方を教えてもらったと思っています」。

はっきりとした口調でそう回答した。それは母校、そして恩師への感謝の想いに溢れた言葉だった。「感情が溢れることはなかったです」と卒業式について語った平沢だが、高校時代の想い出を振り返ると、少しだけ天井を見上げて、言葉に詰まった。

高校で常日頃から口酸っぱく言われてきたことの1つが「謙虚」でいることだった。それは野球に限ったことではなく、人生を通して大切だと教え込まれた。だからこそ、プロ入り後のキャンプから大勢の報道陣に囲まれ、どんなに称賛を受けても、いつも冷静に立ち振舞うことが出来ている。そして自分を見失わずに練習に没頭をしている。

卒業式終了後、平沢は迷うことなく、ある場所に向った。それは3年間、バットを振り続けた室内練習場。壁いっぱいに、色々な言葉が書かれて貼られている。熱い言葉、人生訓。監督が生徒達に、野球だけではなく、人間としてしっかりと育って欲しいという思いから1つ、また1つと貼り続けた言葉の数々。それらをじっと見渡しながら、高校時代に教えてもらった監督のメッセージを反すうしているように見えた。そして、最後に言われた言葉を思い返した。

「これから先の世界、自分の思うようにいかないようなこと、思ってもいないようなことがいろいろあると思う。いや、ある。それをちゃんと受け入れられる人になりなさい。世の中、そんなに甘くはないからね」。

オープン戦はしばし続く。その中で、今後も注目を一身に浴びることになる。ファンの期待も高まる一方だ。その中で平沢はただバットを振り続け、白球を追う日々を送っている。その先に待っている結果を想像してみようとはしない。絶対に立ち止まらない。今を生きる。若者は今の自分と向き合い、必死の日々を送っている。3月25日、パシフィック・リーグ開幕戦。千葉ロッテマリーンズは、新しくなったビジョンが備え付けられた本拠地・QVCマリンフィールドからスタートをする。
マリーンズ球団広報・梶原紀章

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