わたしはかもめ2016年鴎の便り(3月)

便

3月10日

ロッテ平沢開幕1軍へ最終関門、さあ勝負の3連戦[ニッカン]

1軍生き残りへ最後の関門だ。ロッテのドラフト1位平沢大河内野手(18=仙台育英)が、今日11日からQVCマリンで行われる3連戦で開幕ベンチ入りをかける。目標に向け10日の全体練習では、松山内野守備走塁コーチからマンツーマンでミニ特守を受けた。

打撃練習を横目に一塁側ベンチ前では、松山コーチの投げるゴロを捕球し、速やかに送球する動作を繰り返す姿があった。「頭の位置を動かさないこと。前にも言われていたので、もっと意識しないといけない」。体のバランスが崩れると動作は不安定になり遅くなる。ここまで実戦8試合で失策は5個を数えた。松山コーチは「15試合に1個以内にしないと。その力は持っている」と評価している。

伊東監督はハムレットの心境だ。1軍に残すべきか、2軍に落とすべきか…。「残ると毎日スタメンとはいかない。2軍で経験を積むのもいい。1軍の緊迫の中で使っていくのも育成。いろいろ経験させたい」と実に悩ましい。

とはいえ、メンバーを決める時期が近づいてきた。「過去の新人より早く対応する力はある。ただしシビアに査定しないといけない」。“勝負は1週間”と話した期限が、週末の3連戦となる。

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ロッテドラ1平沢、正念場「走攻守でスピード感に慣れないと」[スポニチ]

ロッテドラフト1位・平沢にコーチ陣が総掛かりで指導を行った。

QVCマリンで松山内野守備走塁コーチが捕球姿勢、スローイングを指導。全体練習後には立花、堀両打撃コーチが2人でティー打撃を見守った。11日からの本拠でのオープン戦3連戦は開幕1軍入りへの正念場。平沢は「まずは(1軍に)残ること。走攻守でスピード感に慣れないと」と気を引き締め、松山コーチは「可能性があるから注文も多くなる」と期待を寄せた。

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土屋太鳳、ロッテ開幕戦で初の始球式「震えてしまいそう」[スポニチ]

ロッテは10日、「ガーナミルクチョコレート」「雪見だいふく」のCMに出演している女優の土屋太鳳(21)が25日にQVCマリンフィールドで行われる開幕戦・日本ハム戦で始球式を行うと発表した。

土屋がプロ野球の始球式に登板するのは初。当日は来場者先着1万人に「ガーナミルクチョコレート」をプレゼントする。

土屋は「私は野球が大好きで、たくさんの勇気をいただいて育ちました。そして、始球式は子供の頃からの夢でした!球場のパワーで震えてしまいそうですが、夢が叶った喜びと共に、一球入魂でストライクを狙います!」とコメントしている。

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女優・土屋太鳳が日本ハムとの開幕戦始球式に登板[報知]

ロッテは10日、女優の土屋太鳳が日本ハムとの開幕戦(25日・QVC)の始球式を務めることを発表した。「ガーナミルクチョコレート」、「雪見だいふく」のCMに出演している縁もあり、自身初の始球式が実現した土屋は「始球式は子供の頃からの夢でした。球場のパワーで震えてしまいそうですが、一球入魂でストライクを狙います!!」とコメントした。

また、試合当日は来場者先着1万人に「ガーナミルクチョコレート」がプレゼントされる。

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Mドラ1平沢マンツーマンで守備特訓[デイリー]

ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英=が10日、1軍生き残りをかけ、松山英明内野守備走塁コーチ(48)からマンツーマンで守備の特訓を受けた。

実戦8試合で5失策の黄金新人にメスが入った。「年間7、8個くらいに抑えたい。目標は高いレベルにある。将来があるから基礎をたたき込む」と松山コーチ。ゴロを捕球してから素早く送球することを徹底。捕球時の平沢の頭を押さえ、動かないように固定するシーンも見られた。

1軍残留か、2軍で再教育か。伊東監督は「そのうち分かることだから」と結論が最終段階に入っていることを示唆。平沢は「(1軍に)残ることが1番ですが、教えられたことをしっかりとやることも必要です。半々ですね」と前を見据えた。

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チームにキャプテンは必要なのか?/里崎評論[ニッカン]

なでしこジャパンが惜しくも4大会連続五輪出場を逃した。

11年W杯ドイツ大会優勝、12年ロンドン五輪銀メダル、15年W杯カナダ大会準優勝と実績上位のなでしこが、予選敗退とは誰が予想していただろうか?

予選敗退をめぐる検証記事をあちこちで見かける。そんな中、宮間キャプテンと若手に溝があったという内容が引っかかった。

キャプテンの存在について、いつも私自身思うことがある。プロスポーツにおいて、キャプテンの存在は必要かということだ。

個人的には必要ないと思っているからだ。キャプテンだから、という理由でやること、やらないことが変わるわけではない。プロなら、核となる選手は率先垂範すべきだし、全員がチームの中心選手だと気概を持って、プレーしないと勝てない。

ちなみに、プロ野球界でも、選手会長とキャプテンが存在しているチームが多いが、両者の何が違うのか分からない。

あえて言うなら、選手間の“総選挙”で選ばれるのが選手会長、監督が決めるのがキャプテンといったところか。

選手会長の選出は、基本、成績が判断基準となる。チームを引っ張ってもらわないといけない選手、勝敗を左右する選手が選手会長に指名されるケースが多く、キャプテンをあえて設けるなら選手会長と兼務させればいいと思うのだが…。

とはいえ、私自身もロッテでボビーに指名されて、2007年から3年間キャプテンを務めた。しかし、特別に何かした訳ではない。誤解のないように言えば、チームの主力という自覚を持って必死にプレーで牽引しようと歯を食いしばった。キャプテンでも、“肩書”がなくても、その姿勢は特別なことではない。一致団結なしでは勝利はないのだから。

一般的にキャプテンの仕事と思われがちな「全員の意見をまとめる」「チームを束ねる」のは、監督の仕事だと思う。

アマスポーツ界などでたまに強いチームは、キャプテンが嫌われ役に徹しているとの美談を聞くが、監督からキャプテンは嫌なこと言わされ、選手からは言いたいことを言われ…。キャプテンは“便利屋”として使われるだけでは酷な話だと思う。

なでしこの宮間キャプテンへのグチが若手から漏れていたという記事も読んだが、陰で言う前に宮間主将に正面きって意見すべきだ。勝つためにどうするのか、ときには激論も必要だろう。グラウンド内では、年齢の上下など関係ない。短期決戦は早めに手を打たねば、あっという間に流れていく。人間関係よりもチームの勝利が最優先。終わってからでは遅いのだ。

野球でもサッカーでも、戦況は絶えず動く。試合前に想定したプランが崩れるのは日常茶飯事だ。野球で言えば、試合前、バッテリー間では序盤はストレート系主体で、と配球の打ち合わせをしても、相手の直球狙いが判明したら変化球主体にすぐに変更するのはどのバッテリーも当然の対応策だ。もちろんプラン変更を伴うといっても、戦う前の準備を怠ってはならない。様々なリスクを十分にシュミレーションしておくことで、危険を察知する感性も育つ。また、ここ一番での判断が求められる勝負どころでその経験と感性が大事になってくる。

話はシンプルに。何でもキャプテンに頼ってはいけない。問題解決に1番近いプロの当事者同士がとことん話をして解決すればいい。

里崎智也(さとざき・ともや)
1976年(昭51)5月20日、徳島県生まれ。鳴門工(現鳴門渦潮)−帝京大を経て98年にロッテを逆指名しドラフト2位で入団。06年第1回WBCでは優勝した王ジャパンの正捕手として活躍。08年北京五輪出場。06、07年ベストナインとゴールデングラブ賞。オールスター出場7度。05、09年盗塁阻止率リーグ1位。2014年のシーズン限りで引退。実働15年で通算1089試合、3476打数890安打(打率2割5分6厘)、108本塁打、458打点。現役時代は175センチ、94キロ。右投げ右打ち。

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