わたしはかもめ2016年鴎の便り(3月)

便

3月13日

千葉ロッテ4x−3オリックス

ロッテが9回に6安打を集中させて、逆転サヨナラ勝ちした。3点を追う9回、無死1塁から細谷のオープン戦2号となる2ランで反撃開始。さらに、8回からマウンドに上がっているオリックスの左腕・海田に襲いかかり、荻野、井口、角中の3連打で満塁。続く、井上が中前適時打を放ち、同点に追いつくと、1死後、吉田の左越え安打でサヨナラ勝ちした。

123456789R
オリックス0100020003
千葉ロッテ000000004x4x

◇スタンリッジ、5回途中1失点

先発枠入りが決まっている千葉ロッテの先発スタンリッジは4回2/3を投げて4安打1失点にまとめた。直球、変化球ともに制球力を欠いたが「ゲーム中にコンスタントに修正した部分があった」。3回1死から西野に中前打を許して以降は打者7人をしっかりと封じた。

今季、ソフトバンクから加入した右腕は日本9年目で通算63勝の実績を持つ。QVCマリンフィールドのマウンドも「投げやすい」と言い「このままいい投球をしていきたい」と笑顔だった。

◇細谷一発でアピール

千葉ロッテの細谷が好アピールを続けている。0−3の9回に海田の137キロを捉えて左中間に2ラン。逆転サヨナラ勝ちの流れをつくった。

打ったのは初球。先頭鈴木がストレートの四球で出塁しており、「ストライクを取りたいだろう」と投手心理を読んで仕留めた。8日の日本ハム戦の一発も1球目だった。「ファーストストライクを打ちにいくことを徹底してやっている。いい形になっている」とうなずいた。

これで出場3試合連続安打。全て途中出場で結果を積み重ねている。過去2年1軍で本塁打はないが、この日がオープン戦2号目だ。28歳は「自分の中で芯があるんで、試合で出すだけになっている。長打を打てることをアピールできている。点に絡めているのは嬉しいこと」と充実した様子だ。

◇喜びも束の間2軍へ

25日の日本ハムとの開幕戦まで既に2週間を切っている。メンバーの絞り込みが始まる中、千葉ロッテのドラフト1位新人、平沢(宮城・仙台育英高)の2軍行きが決まった。

今江とクルーズが退団し、内野陣はキャンプから競争を繰り広げている。オープン戦は通算12打数1安打7三振。守備でも実戦11試合で失策が5個。結果を残せなかった以上、特別扱いはできなかった。

試合後に通達され、18歳の遊撃手は「うすうすは感じていた」と気丈に受け止めた。そして「このままじゃ、通用しない」と言い切った。プロの壁が立ちはだかり、立花打撃コーチは「体を鍛えて、数多く試合に出てスピードとかに慣れないといけない」と語る。

ただ、素材の良さは誰もが認めるところ。この日の7回の第3打席。オープン戦6試合目、12打席目で右前に落とし初安打をマークした。「1本出てよかった」。内角にきた地面すれすれのフォークボールをすくい上げる巧みな打撃だった。

始まったばかりのプロ野球人生。背番号13は「(キャンプから)いい経験をさせてもらった。土台をつくって、戻ってきたい」と進化を誓った。

伊東監督
「西という一流の投手を体験させたかった。何とか1本出て良かったね。積極性はこれからも続けて欲しい。」(平沢に)

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ロッテ平沢2軍落ち「土台作って戻ってきたい」[ニッカン]

ロッテのドラフト1位平沢大河内野手(18=仙台育英)の2軍落ちが13日決まった。オリックス戦ではオープン戦6試合12打席目に初安打を放ったが、試合後にコーチ陣から通告を受けた。オープン戦は12打数1安打に終わり「今のままでは通用しないので、しっかり土台を作って戻ってきたい」と出直しを誓った。

収穫を得ての再出発だ。7回先頭で打席に入ると2−2からの6球目、平野の低めフォークをすくい上げ右前に落とした。5球目まで最速148キロの速球で押されたが、見逃せばボールの決め球に食らいついてみせた。「バットに当たってくれて1本打てて良かった」と素直に喜んだ。

守備でも1回先頭西野の中前に抜けようかという一撃を好捕。送球がそれて内野安打になったが、連日松山コーチとミニ特守を続けた成果が出た。「やってきたことを継続して頑張れと言われた。2軍に落ちても続けていきたい。1軍にいられていい経験ができました」と前向きにとらえた。

伊東監督も悩んだ末の決断だった。「守備範囲は高いものを持っている。打撃でも1球目から積極的に振っている。引き続きやってもらいたい」。能力を認め、はい上がってくることを期待した。

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「守備範囲は高いものを持っている」/伊東監督[ニッカン]

ロッテのドラフト1位平沢大河内野手(18=仙台育英)の2軍落ちが13日決まった。伊東勤監督のコメント。

「守備範囲は高いものを持っている。打撃でも1球目から積極的に振っている。引き続きやってもらいたい」。

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ロッテ1位平沢2軍落ち「今のままで通用しない」[ニッカン]

ロッテのドラフト1位平沢大河内野手(18=仙台育英)の2軍落ちが決まった。試合後、立花、堀、松山の3コーチから通告を受けた。

「今のままでは通用しない。今やっていることを継続してやって、土台を作って戻ってきたい」と、話した。

収穫を得ての再出発でもある。オープン戦6試合12打席目に初安打を放った。7回先頭でカウント2−2からの6球目、見逃せばボールの平野のフォークをうまくすくい上げ右前に運んだ。「バットに当たってくれて1本出て良かった。1軍にいられていい経験をさせてもらいました」と、前向きにとらえ出直しを誓った。

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“大河ドラマ”終焉…ロッテD1平沢、2軍落ち決定「薄々感じていた」[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=が13日、オリックスとのオープン戦に「9番・遊撃」で先発フル出場。7回先頭では6試合、12打席目で初となる安打を右前に放ったが、試合後に首脳陣から2軍落ちを通告された。力不足による再調整で、事実上、今季の開幕1軍は消滅した。

「薄々は感じていました。仕方がないです。今の状態では全ての面で通用しないと思いますし、鍛え直して、また1軍に戻ってきたいです」。

“大河ドラマ”の終焉にも、本人は納得の表情だった。キャンプは1軍スタート。楽天のD1位でライバルのオコエ(関東第一高)と球春を盛り上げた。

平沢は「オコエには、頑張って欲しい。開幕1軍に残ってもらいたいです」と熱いエール。15日のイースタン・リーグ、日本ハム戦(ロッテ浦和)から再スタートを切る。

伊東監督
「残念ですが、今の状態では厳しい。ただ、打撃面では1球目から振っていく積極性を常にみせてくれた。その姿勢を忘れず、2軍でも継続してやって欲しい。」(平沢について)

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ロッテ・アジャ井上、再び調子上向き3安打[サンスポ]

“アジャ”こと井上が「6番・一塁」で先発出場して、3安打1打点の猛爆。1点差に追い上げた9回無死満塁では中前に同点打を放ち、サヨナラ勝ちにつなげた。オープン戦中盤に「打撃が分からなくなってきました」と調子を崩しかけたが、再び上昇気流。打率.353、12打点、2本塁打と存在感をアピールしており、2年ぶりの開幕1軍は目前だ。

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ロッテ“ドラ1”平沢の開幕2軍が決定!オリックス戦後に通告[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=が、オリックス戦の試合後、首脳陣から2軍落ちを通告された。

週明けからは再調整となり、期待された開幕1軍は逃した。同選手は同日の同試合に「9番・遊撃」で先発フル出場。7回先頭でオープン戦6試合、12打席目となる初安打を右前に放ったが、全体を通して打撃面、守備面での力不足を露呈。

平沢本人も「今のままでは通用しない。鍛え直して、また1軍に戻ってきたいです」と出直しを誓った。

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ロッテD1・平沢、初安打も2軍落ち「土台つくって戻って来たい」[サンスポ]

ロッテのドラフト1位新人の平沢(宮城・仙台育英高)がオープン戦6試合目で初安打を放った。7回に平野の地面すれすれのフォークボールを右前に落とす巧打を見せ「バットに当たってくれて良かった。ヒットが1本出て良かった」と胸をなで下ろした。

ようやく待望の安打が出たとはいえ、オープン戦は通算12打数1安打7三振とプロの壁を痛感した。キャンプから1軍で貴重な経験を積んできたが、試合後に2軍行きを告げられ「しっかりと土台をつくって戻って来たい」と前向きに話した。

伊東監督
「西という一流の投手を体験させたかった。何とか1本出て良かったね。積極性はこれからも続けて欲しい。」(平沢に)
スタンリッジ
「制球が思うようにいかなかったが、マウンドで修正できた部分もあった。今は20安打されても気にしない。やりたいことをやることが重要。」(1失点)

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悔しいけど…ロッテドラ1平沢、2軍行き「このままじゃ通用しない」[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・平沢が、試合後にコーチ陣から2軍行きを告げられた。

チームは15日のソフトバンク戦(QVCマリン)から開幕メンバーで臨む方針。オープン戦6試合で12打数1安打、打率.083と苦しんだ高卒ルーキーは「うすうす感じていた。悔しいけど、このままじゃ通用しない。土台をつくりたい」と話した。

それでも最後に意地を見せた。「9番・遊撃」で3試合ぶりに先発出場し、7回先頭の第3打席で平野が投じたフォークを地面スレスレで捉え、右前に落とした。オープン戦12打席目の初安打は、1軍では2月24日のオリックスとの練習試合(清武)以来の安打。その時も低めのフォークを「曲打ち」した右前打だった。「同じような安打だったけど、違った嬉しさがあった。うまく打てた」と振り返った。

立花打撃コーチは「2軍で数多く振って、体を鍛えないと」と18歳の課題を挙げる。ライバルのオコエは開幕1軍に突き進んでおり、平沢は「凄く嬉しいし、このまま(1軍に)残って欲しい」とエールを送った。

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ロッテ移籍のスタン、5回途中1失点、制球苦闘も修正で無四球[スポニチ]

開幕ローテーション入りが確実のロッテのスタンリッジが4回2/3を4安打1失点に抑えた。

直球は最速145キロを計測。制球に苦しみながらも無四球でまとめ「思うところに投げられなかったが、ゲーム中に修正した。投手として修正できるかが重要」と話した。移籍1年目の右腕は、ソフトバンク、阪神時代にQVCマリンで7試合に登板し4勝1敗と好相性を誇る。07年に1敗して以来負けていない新本拠地について「いい成績を収めている球場なので投げやすい」。伊東監督は「ボール球が多かったけど、1点に抑えた」と評価した。

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ロッテ11年目細谷、逆転サヨナラ勝ち呼ぶアーチ、開幕1軍濃厚[スポニチ]

ロッテが4−3でオリックスに逆転サヨナラ勝ちした。3点を追う9回に反撃の口火を切ったのは途中出場の細谷。先頭の鈴木が四球で出塁すると、「四球で出てくれたので、初球にストライクが来ると思った」と初球を振りぬき、左中間席へ運んだ。オープン戦2号。8日の日本ハム戦(QVCマリン)では8回先頭で代打出場し、初球をとらえ左越えソロを放っている。「ファーストストライクを打ちに行けている」と振り返った。

11年目の28歳。勝負強い打撃で昨季イースタン・リーグで62打点を挙げ、打点王に輝いた。石垣島キャンプ打ち上げとなった2月19日には伊東監督が「細谷がいいアピールをしてくれた。いいものを出してくれた」と、名前を挙げていた。内野手登録だが、キャンプから左翼の練習を多くこなし、オープン戦は途中出場を含めて全10試合で左翼を守っている。「基本的には外野だけど、出ろと言われた場所で出る」と細谷。開幕1軍が濃厚となった。

3−3の9回1死満塁からは吉田が左越えサヨナラ打。「外野フライを打とうと思ってああいう打球が打てたので、オープン戦とは言え良かった。このまま結果を出していきたい」と満足そうだった。試合前までオープン戦のチーム打率は12球団1位の.293。競争の激しい打線は好調をキープしている。

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ロッテドラ1平沢、OP戦12打席目の初安打、3戦ぶり先発で結果[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・平沢が、13日のオリックス戦(QVCマリン)でオープン戦初安打を放った。「9番・遊撃」で3試合ぶりに先発出場し、7回の第3打席で平野の低めフォークをすくい上げ、右前に落とした。オープン戦6試合目、12打席目で初安打をマーク。第1打席は一ゴロ、第2、4打席はいずれも空振り三振に倒れた。

伊東監督は「西という一流の投手を体験させたかった」。7回には右前打。指揮官は「何とか1本出て良かったね。積極性はこれからも続けて欲しい」と評した。

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平沢、OP戦初安打も無念の2軍落ち[報知]

逆転サヨナラ勝ちの興奮がさめやらぬ中、平沢が報道陣の前に姿を見せた。1軍生き残りをかけた11日からのQVC3連戦が終了。待望のオープン戦初安打も放った。1軍残留か、それとも−。「コーチの方々に『今やってる練習を2軍でもしっかり継続してやっていこう』と言われました」。開幕1軍を目指した仙台育英高卒のドラ1ルーキーの挑戦は、ひとまず幕を下ろした。

マーリンズ・イチローばりの曲芸打ちも実らなかった。3点を追う7回先頭の第3打席。2−2からの6球目、平野の鋭く落ちるフォークを地面スレスレで捉え、右前に落とした。直球が5球続いた後のウィニングショットに食らいつき、オープン戦6試合目、12打席目での初安打。「バットに当たってくれました。1本出せてすごくよかったです」と素直に喜んだ。

実は、伊東監督は試合前の時点で平沢の2軍再調整を決めていた。この日もベンチスタートの予定だったが、フリー打撃の調子がよさそうに見えたことでスタメン起用を決断。しかも、相手の先発は侍ジャパンにも名を連ねる西だけに「打席に入って、一流投手を体験させてみたかった」。西には2打席凡退に打ち取られたが、指揮官の親心には応えてみせた。

オープン戦は計12打数1安打7三振で、無念の2軍落ち。「薄々、感じてましたから。手応えは何もないし、課題は守備もバッティングも全て。今のままじゃ全然通用しない。下でしっかりと土台を作って、戻ってきたいです」と、平沢に暗さはない。

この日、楽天・オコエがタイムリーを放つなど活躍した。「オコエはオコエで頑張ってくれている。このまま開幕1軍に残ってくれたら嬉しいです」。高校ジャパンでチームメートだった盟友にエールを送った。

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ロッテドラ1平沢開幕1軍ならず[デイリー]

ロッテドラフト1位・平沢大河内野手(仙台育英)の2軍落ちが決まり、開幕1軍入りはかなわなかった。「プロの1軍のレベルでやれてよかった。この経験を生かし、2軍でしっかりやって戻って来たい」と話した。

この日は「9番・遊撃」でオープン戦2度目のスタメン。12打席目で右へ初安打を放った。

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アマ復帰した渡辺俊介が明かすプロの世界「高校野球だったら…」[スポニチ]

社会人野球の東京スポニチ大会で、元ロッテの渡辺俊介が古巣の新日鉄住金かずさマジックで活躍する紙面を読んで嬉しくなった。

ロッテを担当していた05年、リーグ優勝、日本一、アジアシリーズ、交流戦制覇と勝ちまくったチームを支えたのは、球界屈指のサブマリンだった。驚く球はなかった。125キロ前後の直球よりも、掲示板の表示は120キロ台後半だったシンカーの方が速かった。

バックネット裏の記者席から渡辺俊の投球を見ていると、スライダーは鋭く曲がっていた。しかし、90キロ台のカーブは曲がるというよりも、打者が待ってもなかなかホームベース上を通過しないといった印象だった。

30メートルぐらいの距離だっただろうか。楽天戦を仙台で行うはずだったが、雨天中止となったことがあった。チームは室内で練習となり、渡辺はちょっと長めのキャッチボールを行い、その距離で変化球を投げていた。

理由を聞いた。渡辺俊は「どんな軌道で曲がっているのかを確かめたかった」と話していた。マウンドのプレートから本塁まで18.44メートル。その倍近くの距離で投球することによって、球の軌道が自分の目でも確認しやすくなるというのだ。

「高校野球だったら大きく曲がる変化球を投げる投手の方が打者を打ち取れるが、プロは直球のように見えて少しだけ変化する球を投げた方が打ち取れる」。

プロの打者ならば、大きく変化しても球種が分かればバットの芯で捉える。一方で直球だと思ってバットを振ったところで曲がれば、打ち損じも増えるという訳だ。

最近はプロだけでなくアマチュアの投手もツーシーム、カットボールといった動くボールを多投するようになった。プロ通算87勝、WBCで2度の世界一を経験したサブマリンはアマチュア球界にどんな影響を与えていくのだろうか。コーチを兼任する渡辺俊の話をどこかでまた聞いてみたい。

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