中日の岩瀬がオープン戦初登板し、1回を無失点。先発の山井は5回2安打1失点だった。正捕手を争う杉山は2安打でアピールした。ロッテのスタンリッジは制球にばらつきがあったが、5回を1失点にまとめた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
ロッテは打線が4安打に終わり、1点しか取れなかった。バント失敗や好機での凡退もあった。
伊東勤監督(53)は「投手は頑張ってくれているけど…。打ち損じが多いですね。公式戦になったら、もっと緊張感がある。決めなきゃいけない人が決めきれない、というのが最近の傾向。明日でオープン戦は最後。オープン戦とはいえ、ぜひとも勝ちたいですね」と、きっちり勝って開幕を迎えることを願っていた。
ロッテ先発のジェイソン・スタンリッジ投手(37)は、5回3安打1失点でオープン戦最終登板を終えた。
最少失点には抑えたが、3四球を出すなど、制球に苦しんだ。「球数を減らして、もっと長いイニングを投げないといけない。本音を言えば、もう1回ぐらい先発してシーズンを迎えたいが、準備はできている」と反省しつつ、開幕へ気持ちを切り替えていた。
中日とのオープン戦で、本塁上のクロスプレーを巡り「ビデオ判定」が行われた。4回の守備。2死二、三塁から中前打を浴び、三走が生還。岡田が好返球で二走・高橋をホーム寸前、タッチアウトに仕留めた。中日・谷繁監督はコリジョン(衝突)ルールの適用を求めたが、判定は覆らず。岡田は「強い、正確な送球がより大事ということです」と強調。コリジョンには"コチュジャン"のような辛口の守備が必要!?
ロッテの中堅手、岡田が好返球で失点を防いだ。4回、中前打で本塁を狙った二塁走者を正確な送球でアウトに。今季から捕手が球を持たずに走路をふさぐことが禁止されており「ルールが変わって制球が大事」と胸を張った。
中日の谷繁監督が映像での検証を求めたが、判定は覆らなかった。きちんと走路をあけてタッチし、生還を許さなかった捕手の田村は「アウトのタイミング。大丈夫だと思っていた」と息をついた。
ロッテの4回の守備で15日のヤクルト−広島戦(神宮)に続き、本塁での衝突を防ぐ「コリジョンルール」によるビデオ判定が行われた。
2死二、三塁から中日・杉山の中前打を岡田が捕球し、本塁へ送球。二塁走者の高橋をアウトにしたものの、捕手の田村が走路をふさいでいないか審判団が確認した。判定は覆らなかったが、岡田は「少しでも球がそれたらセーフ。守備をしっかりしたい」と話し、田村は「実戦で経験できたのは大きい」と振り返った。
ロッテの先発・スタンリッジは5回81球を投げ、3安打1失点にまとめた。3四球と制球に苦しみながらも粘り「球数を減らして6回まで行きたかったけど、(開幕前)最後の登板としては自分なりに納得している」。
ソフトバンクから移籍した今季、開幕カードの日本ハム3連戦(QVCマリン)の先発が濃厚。「準備はできている。先発でもう少し長いイニングを投げなくちゃいけない」と話した。
ロッテ・鈴木が3打数1安打をマークし、オープン戦打率.439で12球団トップの座を守った。
7回先頭で中日・岡田から右翼線二塁打。オープン戦は残り1試合となったが「チーム打撃ができていないところもあった。いい形で終わって、シーズンにつなげたい」とオープン戦首位打者に意欲を見せた。
ロッテ・スタンリッジは、開幕前の最終登板を5回1失点で終えた。
ストライクとボールがはっきりしており「全体的に制球に苦しんだ。もう少し質のいい投球をすることも必要」と内容を反省した。