わたしはかもめ2016年鴎の便り(3月)

便

3月29日

千葉ロッテ12−2東北楽天(QVCマリン)

ロッテが16安打12得点で大勝した。1−1の6回に岡田の3点三塁打で勝ち越し、7回に鈴木の2ランなどで一挙6点。8回にも鈴木の2打席連続の2ランで加点した。石川が7回1失点で1勝目。楽天は救援が崩れ、守備も乱れた。

123456789R
東北楽天0100000012
千葉ロッテ10000362x12

◇鈴木、2打席連続弾

千葉ロッテの鈴木が7回に今季パ・リーグ第1号となる2ランを右翼席に放つと、8回にも2打席連続となる右翼ポール直撃の一撃。これまで昨季の6本がシーズン自己最高。「ホームラン打者じゃない。今日の12時までは余韻に浸りたい」と表情を緩めた。

「投手との間合いを大事にした」というオープン戦は12球団トップタイの打率4割。だがシーズンが始まると、開幕戦の第1打席以降は「内容は悪くない」ものの無安打が続いていた。7回の一発が久々の快音となり「少しは気になっていた」と胸をなで下ろした。

◇好調、光る「強いスイング」、岡田

三塁ベースに到達すると、手を3度たたいて喜んだ。1−1の6回2死満塁から、走者一掃の三塁打を放った千葉ロッテの岡田。勝ち越しに導いた一打には、キャンプからの取り組みが詰まっていた。

チェンジアップに手を焼いて打ちあぐねた辛島に代わって、横山がマウンドへ。1ボールからの2球目。143キロの外角球を逆方向となる左中間に運ぶと、相手の外野手が交錯して白球は転々とした。

「打球を見ていた」と一塁を回ったところで、まさかの転倒。ランニング本塁打でプロ初打席から2104打席目での初本塁打とはいかなかったが、流れを一気に呼び込んだ。

2011年から2年連続でゴールデングラブ賞に輝いた守備の名手にとって、打撃の向上こそが課題だ。1月の自主トレーニングではベテランの福浦に教えを請うた。そこで言われたのが「当てるのではなく、強いスイング」の必要性だった。

それだけに今季は短く持っていたバットを長く持ち、鋭い当たりが目立つ。加えて、第1ストライクを捉える積極性も光る。6回の殊勲打に「チャンスこそ自分のスイングをしないと後悔する」と力を込めた。

この日は3安打の固め打ち。そして、開幕から4試合全て安打を放っている。「1打席1打席、大事にしたい気持ちだけ。まだ始まったばかり」と満足はしない。チームは1番打者を固定できていないだけに、岡田の輝きは心強い。

伊東監督
「よく打ってくれた。打撃に開眼しつつあるのかな。ことしはずっと良かったけど、最後までもってくれたら言うことはない。」(3安打4打点の岡田に)
細谷
「いい形でつなげたのが嬉しかった。何をすべきか分かって打席に入れている。」(今季初の先発出場で2安打)

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ロッテ岡田コケてパ〜、2104打席目1号→三塁打[ニッカン]

初アーチを逃しちゃった!?初打席から連続本塁打なしのプロ野球記録を更新中のロッテ岡田幸文外野手(31)が、1−1の6回2死満塁で走者一掃の決勝三塁打を放った。楽天の中堅松井稼と左翼ウィーラーが交錯する間に三塁到達。実は、一塁を回るところで転倒していた。それさえなければランニング本塁打だったかもしれないが、1番打者として3安打4打点。首位を走る原動力となっている。

球場中の視線は打球に集まっていた。1−1の6回2死満塁。岡田が楽天横山の143キロを左中間へ飛ばした。捕球を試みた松井稼とウィーラーが交錯。ボールはフェンス方向へ転々とした。だが、転んだのは2人だけじゃなかった。一塁を回ったところで、打った本人も思いきり前のめりになっていた。「打球を見ながら走ってて、そろそろベースと思ったら、もう足元に。つまずいちゃいました」ときまり悪そうだった。

それでも三塁まで届くのだから、さすがの俊足だ。均衡を破る3点を加えた。とはいえ、こう思わずはいられない。もし、こけてなかったら…。「角中にも言われました。ホームラン、あったかもしれませんね」と苦笑いが止まらなかった。6年前のプロ初打席から2104打席目。ランニング本塁打とはいえ、初アーチは“幻”となった。

もっとも、表情は明るい。3安打4打点で、開幕から4試合連続安打。1番で打線を引っ張っている。1月の自主トレは福浦に弟子入り。「強いスイングを」と、練習から取り組む成果が出ている。キャンプまでは体を使って打とうと右足を高く上げていたが、やめた。足をあまり上げずに打つデスパイネやナバーロを参考にした。「しっかり体重移動すれば、足を上げなくても強い打球は打てる」と無駄をそぎ落とした。

伊東監督は「今日みたいに左投手も打てば、代えることはない」と、昨季はかなわなかった1番打者固定を期待した。岡田は「強いチームは固定される。地に足つけてやります」。1発は逃しても、大きな仕事をした。

岡田はプロ初打席から2105打席連続で本塁打がない。今季は53〜58年日下(近鉄)がマークした2088打席のパ・リーグ記録を更新している。プロ野球、セ・リーグ記録は05〜09年赤星(阪神)の2528打席。セ2位は05〜10年東出(広島)の2393打席。

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柏木由紀「実現して」ロッテ二木新人王でご褒美対談[ニッカン]

AKB48の柏木由紀(24)が29日、ロッテ二木康太投手(20)との対談実現を願った。

30日の楽天戦で、二木はプロ初先発の予定。28日の練習後、今季新人王を獲得できれば、球団からの“ご褒美”として、同じ鹿児島出身の柏木との対談を希望していた。

報道を受け、柏木がこの日、ツイッターで「びっくり嬉しい!二木選手頑張ってください… ぜひ対談実現して欲しいなぁ。お時間あったらぜひソロツアーも来ていただけたら嬉しいな…」とつぶやいた。

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ロッテ鈴木「嬉しい」パ1号からの2打席連続弾[ニッカン]

ロッテ鈴木大地内野手(26)が2本塁打を放った。

まずは、5−1の7回。2死一塁で、楽天横山から右越え2ランを放った。パ・リーグの今季1号にもなり、「嬉しいですね。まだ誰も打ってなかったので」。8回にも、加藤から右翼ポール直撃のダメ押し2ランを放った。その時点で、リーグトップの2本塁打。お立ち台で「明日の新聞を一生、取っておきます」と、おどけてみせた。

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ロッテ岡田3安打4打点「強い気持ちで打席に」[ニッカン]

ロッテ岡田幸文外野手(31)が決勝の3点適時三塁打を放った。

1−1の6回2死満塁で、楽天横山から左中間を破る三塁打で走者一掃。5回には中前打、7回にも適時打を放ち、3安打4打点の活躍だ。

6回は、先発辛島が降板した直後だった。「誰が来ても、チャンスなので強い気持ちで打席に入りました。相手は関係ないです」と力強く話した。

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ロッテ石川1勝、106デシベルで「絶景です」[ニッカン]

ロッテ先発の石川歩投手(27)が7回4安打1失点で今季1勝目を挙げた。代名詞のシンカーは、やや安定を欠いたが、真っ直ぐが力強かった。

お立ち台では、「絶景です」の決めぜりふをリクエストされた。その際、センター後方のスクリーンに音量の数値が登場した。石川が「絶景です!」と叫ぶと、最高で106デシベルを記録。今季からの新たな試みに球場は沸いたが、石川本人は「嫌ですね…」と、照れていた。

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ロッテ、YOGAタイムを5回表終了後に変更[ニッカン]

5回表終了後、「マリーンズYOGAタイム」が行われた。

この楽天2連戦は「戦士のポーズ」。マリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんは「まず右足を前に出して、左足を後ろに引いていきます。吸いながら両手を天井に持ち上げて、吐いて肩の力を抜きます。ここで3呼吸ぐらい続けていきましょう。全身を使うことで、身体全体が温まっていく効果があります」と説明した。

開幕カードの日本ハム3連戦では3回裏終了後に実施されていたが、よりイニングの合間に余裕のある時間帯ということで、5回表終了後に変更された。

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ロッテ清田が適時打「子供達が沢山来ているので」[ニッカン]

ロッテが1回、楽天辛島を攻め、二塁打2本で1点を先制した。

1死走者なしから今季初スタメンの細谷圭内野手(28)が左越え二塁打で出塁。次打者の清田育宏外野手(30)が左中間を破る適時二塁打を放った。

清田はカウント2ボールからの3球目を仕留めた。「打ったのはストレートです。細谷がチャンスメークしてくれたので先制点につなげられて良かった。2ボールからストライクを取りに来る1球で仕留められたのが良かったですね。春休みで子供達が沢山来ているので、いいところを見せられるように、次も頑張ります。もちろん勝ちます」と、平日デーゲームでの活躍を喜んでいた。

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ロッテ・岡田、ズッコケ幻1号…一塁ベースに引っかかりドテッ[サンスポ]

ロッテは29日、楽天1回戦(QVCマリン)に12−2で大勝した。選手会長の岡田幸文外野手(31)が同点の6回2死満塁から、“幻のプロ初本塁打”となる決勝3点三塁打を放つなど、計16安打の猛攻で、「春休みこども祭り」と銘打った平日デーゲーム開催を熱く盛り上げた。

勝負の世界に「たら」「れば」は禁句だが、もしもコケていなければ岡田の一撃は大変なことになっていた。

「そういうところなんですよ、自分は…。ベンチに戻ってから、角中にも『転んでなければいけた』と言われました」。

同点の6回2死満塁。カウント1−0からの当たりは左中間へ。楽天の中堅・松井稼、左翼・ウィーラーが交錯し、打球は転々。快足の岡田だけに、誰もが「ランニングホームラン!!」と思ったが、一塁ベースに足を引っかけ転倒。三塁到達までが精一杯だった。

自身、デビューから本塁打ゼロのプロ野球記録を更新中。入団8年、707試合、2104打席目の快音。しかもこの時点で、今季パ・リーグ全体の本塁打がゼロ。決めていれば、今地質学会で話題の『千葉時代(チバシアン)』に匹敵するものになっていた!?

千載一遇のチャンスを逃した試合後、岡田は「打球の行方を追っていたら、一塁ベースでつまずいてしまいました」と苦笑い。7回には鈴木がきっちり今季のパ・リーグ1号弾。選手会長による“幻の一発”と、主将による“リアルな一発”の競演で、チームは12得点の大勝。3安打&4打点、開幕4試合連続安打の選手会長が、名実ともにチームを引っ張る。

◇データBOX

(1)
ロッテ・鈴木の7回の本塁打が今季パ・リーグ1号。開幕5日目(移動日を含む)のリーグ1号はパ史上初。セは今季、開幕日に2本塁打が出た。
(2)
岡田が6回に三塁打。途中での転倒がなければ、2011年に楽天・内村賢介(現DeNA、9月24日のソフトバンク戦)が記録して以来のランニング本塁打によるプロ1号になっていたかもしれない。この日でプロ初打席から2105打席連続で本塁打が出ず、自身の持つ連続打席本塁打なしのパ・リーグ記録、および初打席からのプロ野球記録を更新中だ。

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ロッテ・大地、パ1号含む2発4打点大暴れも「忘れます」[サンスポ]

鈴木が7回、右中間席に1号2ラン。今季パ・リーグでの初本塁打となり、8回には2打席連発となる2号2ランを放った。2発&4打点の大暴れにも「はい、今日のことは忘れます。伊東監督からも『忘れろ!!』と言われましたので…。余韻に浸るのは夜のスポーツニュースまでにします」。“大地”を揺るがす当たりにも謙虚だった。

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ロッテ・二木、ゆきりんから“逆ラブコール”![サンスポ]

3年目右腕のロッテ・二木が29日、同じ鹿児島県出身でAKB48の柏木由紀から“逆ラブコール”を送られた。「今季新人王ならオフに対談を!!」と29日付紙面で熱望したことを受け、柏木が自身のツイッターで「ぜひ実現して欲しいなぁ…」とサンケイスポーツの記事にリツイート。しかも「時間があればソロツアーに来て」とも。二木は30日の楽天戦に先発。“ゆきりん”の回答に快投で応えたい!!

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ロッテQVCマリン『YOGAタイム』の実施タイムを変更!3回表→5回表[サンスポ]

ロッテは29日、楽天1回戦(QVCマリン)で、今季からファンサービスの一環として実施している『マリーンズYOGAタイム』を5回表終了後に行った。

この楽天2連戦は「戦士のポーズ」で、“YOGAガール”のインストラクター、北原絵里菜さんは「まず右足を前に出して、左足を後ろに引いていきます。吸いながら両手を天井に持ち上げて、吐いて肩の力を抜きます。ここで3呼吸ぐらい続けていきましょう。全身を使うことで、身体全体が温まっていく効果があります」と説明した。

球団関係者によると、開幕の日本ハム3連戦(同)では3回裏終了後に実施をしていたが、今後はよりイニングの合間に余裕のある時間帯(5回表)に変更するという。

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ロッテ・鈴木「あり得ない結果が…」今季のリーグ第1号含む2打席連発[サンスポ]

ロッテの鈴木が2本塁打の活躍で大勝に花を添えた。まずは3点リードの7回、優位を拡大する右越え2ラン。これが今季のパ・リーグ第1号で「ベンチに帰ったら、みんなからすぐに言われました」と照れくさそうに笑った。

8回には右翼ポールを直撃する2号2ランを放った。昨季までのプロ4年間で通算14本塁打と決して長距離打者ではない。「あり得ない結果が出てしまった。明日から切り替えて、安打を打てるようにしたい」と謙虚に口にした。

伊東監督
「よく打ってくれた。打撃に開眼しつつあるのかな。今年はずっと良かったけど、最後までもってくれたら言うことはない。」(3安打4打点の岡田に)
細谷
「いい形でつなげたのが嬉しかった。何をすべきか分かって打席に入れている。」(今季初の先発出場で2安打)

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ロッテ・石川、速球走り白星「1勝したのでどんどん乗っていきたい」[サンスポ]

ロッテの石川は7回を4安打1失点と危なげない投球で、今季初登板で白星を手にした。立ち上がりから149キロをマークするなど速球が走り「質が良かった。ボールを長く持てている」と納得の表情だった。

昨季は27試合に登板して防御率3.27と安定した数字を残したが、12勝12敗と勝ち越せなかった。好スタートを切り「1勝したので、どんどん乗っていきたい。貯金をつくっていきます」と頼もしかった。

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ロッテQVCマリン『YOGAタイム』の実施タイムを変更!3回表→5回表[サンスポ]

ロッテは29日、楽天1回戦(QVCマリン)で、今季からファンサービスの一環として実施している『マリーンズYOGAタイム』を5回表終了後に行った。

この楽天2連戦は「戦士のポーズ」で、“YOGAガール”のインストラクター、北原絵里菜さんは「まず右足を前に出して、左足を後ろに引いていきます。吸いながら両手を天井に持ち上げて、吐いて肩の力を抜きます。ここで3呼吸ぐらい続けていきましょう。全身を使うことで、身体全体が温まっていく効果があります」と説明した。

球団関係者によると、開幕の日本ハム3連戦(同)では3回裏終了後に実施をしていたが、今後はよりイニングの合間に余裕のある時間帯(5回表)に変更するという。

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開幕5日目、パ今季1号は大地!しかも自身初連発でキング[スポニチ]

「春休みこども祭り」と題して開催された平日唯一のデーゲーム。観客の約4割を占めた春休み期間中の子供達から大声援が飛ぶ。

開幕から4試合目。栄えあるパ・リーグ今季1号ばかりか2号も放ったロッテ・鈴木は「僕にとって、あり得ない結果。自宅まで無事に帰れるか心配です。でも(本塁打キングなので)、明日(30日付)の新聞は一生、取っておきます」とはにかんだ。

昨季までプロ4年間で14本塁打の鈴木が7回2死一塁、8回1死一塁で2ランを放ち、自身初の1試合2発。それも2打席連続、2イニング連続で記録。ベンチに戻ると、掲げたバットに向かって目を閉じると一礼。感謝の意を示した。

昨オフから取り入れたヨガの効果でもあった。昨季は打率.263と平凡な成績に終わり、同じ遊撃手としてドラフト1位・平沢が加入したことも刺激となって一念発起。「このままでは終わってしまう。自分の弱い部分を鍛えて3割を打ちたい」と体幹強化の一環として始めた。

今春のオープン戦では打率.400(45打数18安打)で首位打者。体幹が安定したことで軸がぶれなくなり、「追い込まれたらスライダーやフォークの軌道に合わせているが、今年はそこに直球が来ても、詰まりながらも逆方向に持っていける」と自己分析。さらに、桐蔭学園(神奈川)の大先輩、巨人・高橋新監督の現役時代の打撃も参考。「由伸さんは右足の上げ方を左投手の時に変えている。僕も2ストライクになったら、すり足気味に変えてるんだよね、実は」と告白した。

主将に就任して3年目。「“みんなをまとめる力”だけで主将を任されるのはもう嫌だ。自分がしっかり数字を残して優勝したい」。だから、2本塁打を放っても、決して大振りはしない。「余韻に浸るのは日付が替わるまで。伊東監督からもすぐに“今日のことは忘れろ”と言われましたから」と自戒を込めた。

開幕5日目弾 最も遅い記録
鈴木(ロ)が開幕5日目で今季パ1、2号となる2打席連続本塁打。昨年までのパでは開幕2日目までに必ず本塁打が出ており、今季は最も遅い記録になった。鈴木自身の通算本塁打は16本目だが、ゲーム2発は初めて。これで14年5月14日ソフトバンク戦から鈴木が本塁打すれば、チームは8連勝だ。

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ロッテ石川「絶景でーす!」1勝、球界初の音量測定器は106デシベル[スポニチ]

新人イヤーから3年連続2桁勝利を狙うロッテ・石川が7回を4安打1失点。

今季初登板で初白星を挙げ、「ボールを長く持てているので、真っ直ぐの質が良かった」と最速149キロの直球を軸とした投球を振り返った。お立ち台では恒例の決めゼリフ「絶景でーす!」が今季からスコアボードに設置した球界初の音量測定器で106デシベルを記録し、ファンは大喜び。昨季12勝12敗だった右腕は「1勝したので乗っていける。どんどん貯金をつくっていきたい」と鼻息が荒かった。

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ロッテ鈴木、2連発に自身もびっくり「家まで無事に帰れるか…」[スポニチ]

ロッテは楽天先発の辛島を打ちあぐねていたが、終盤に打線が爆発。7番・鈴木は今季パ・リーグ第1号を含む2打席連続本塁打を放った。

2打席連続弾で立ったお立ち台では「今日家まで無事に帰れるか…」と大当たりに自身も驚きの様子。現在パ・リーグで本塁打を記録しているのは鈴木のみとなり、ホームランダービーの“単独トップ”に立ったが「明日の新聞を一生とっておきます」と笑顔を見せた。

決勝打を放った岡田は開幕から4試合連続安打。この日も猛打賞だが「たまたまです。絶好調と思ってしまうと打てなくなるので1日1本で」と謙遜し、「皆さんの声援のおかげで打つことができました」とファンの声援に応えた。

伊東監督は「1点でよく抑えてくれた」と7回1失点の先発・石川を評価。2本塁打の鈴木については「大振りはして欲しくないんだよね」と今後に注文を付けていた。

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パ2016年1号本塁打はロッテ・鈴木、開幕4戦目でようやく出た[スポニチ]

開幕から本塁打の出ていなかったパ・リーグで29日、ようやく2016年1号アーチが飛び出した。この日デーゲームのロッテ−楽天戦(QVC)の7回、ロッテの鈴木が右越え2ランを放った。

鈴木はオープン戦で打率.400で“首位打者”。今季開幕3試合は8打数1安打だったが、この試合の4打席目で結果を残した。続く8回の打席でも2打席連続の2ランを放つ活躍、主将が好調なチームを勢いづける2発を放った。

パで開幕日から3日間ノーアーチはリーグ初だった。過去5年間の開幕3日目までのパの各シーズン本塁打合計は10、4、8、12、8。統一球使用で58年以来リーグ本塁打が450本以下(427本)に終わった12年でも、開幕3日間で4本塁打が飛び出していた。

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ゆきりん、ロッテ二木投手にラブコール返し「対談実現して欲しい」[スポニチ]

AKB48とNGT48を兼任する柏木由紀(24)が29日、ツイッターを更新。自身のファンと公言し、対談を熱望しているプロ野球ロッテの二木康太投手(20)にエールを送った。

二木は新人王の資格を持つ3年目右腕。球団が新人王を獲得したときの“ご褒美”として同じ鹿児島出身の柏木との対談を検討していると29日にスポニチ本紙が報じた。柏木は報道を見て「びっくり嬉しい!二木選手頑張ってください」と二木を応援。「ぜひ対談実現して欲しいなぁ」と対談に前向きな様子で「お時間あったらぜひソロツアーも来ていただけたら嬉しいな」と“ラブコール”も送った。二木は30日にプロ初先発する。

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岡田、プロ1号のはずがコケて幻[報知]

ロッテが、2105打席本塁打なしの男・岡田の“幻のランニング弾”で楽天に大勝した。同点の6回2死満塁で、勝ち越しの3点三塁打。一塁ベース付近で転倒しながら、三塁へ滑り込む快走だった。打線は、7回に鈴木の今季パ・リーグ1号となる2ランなどで一挙6点、8回にも鈴木の2打席連続の2ランで加点、16安打12点と爆発した。

左中間への飛球を見上げ、岡田は走った。「抜けてくれ、と思って走っていました」。祈りは通じた。外野では松井稼とウィーラーが交錯して転倒。ボールはフェンスへ向かって転々とした。6回2死満塁、横山から放った打球で走者全員がホームインし、3点を勝ち越し。残すはランニング本塁打、と誰もが思った瞬間、一塁で岡田も転がっていた…。

デビューから7年。初打席からノーアーチのプロ野球記録保持者が迎えた2104打席目だった。プロ初本塁打がランニングで、しかもパ・リーグ今季1号となる記念すべき瞬間は幻に終わったが、すぐさま立ち上がって三塁へ滑り込んでセーフ。さすが岡田の快足だ。「(打球を見て)気づいたら一塁が目の前で、つまずいちゃいました。角中にもコケてなかったら本塁打と言われたし、(出ないのは)そういうところなんですよ…」と苦笑いを浮かべた。

アーチはなくても、開幕から1番打者の仕事はきっちりだ。この日も3安打4打点。4戦連続安で首位を走る打線を引っ張る。沖縄自主トレでは、ベテラン・福浦から「練習でも強い打球を打て」とアドバイスを受けた。「チャンスでこそ、それを実行しなかったら後悔する」。昨季までの当てに行く打撃は鳴りを潜め、積極打法の岡田がいる。

「打撃が開眼したね」と伊東監督。チームの課題だった1番固定も見えてきた。2月終盤

にインフルエンザを発症し、1度はファーム調整。「1軍で仕事してナンボ」と再認識し、力に変えてきた。7回にも右翼へ適時打を放ったが、ノーアーチは2105打席に増えた。「まずは塁に出ること。その延長でね…」。本人は欲張らないが、今年の岡田には「出る」予感がする。

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「YOGAタイム」5回表終了後に“お引っ越し”[報知]

ロッテがホームゲームのイニング間に球場ビジョンで放映している「マリーンズYOGA(ヨガ)タイム」が、29日の楽天戦(QVC)から5回表終了後に“お引っ越し”。25日からの日本ハム3連戦では3回裏終了後だったが、観客がより余裕を持ってヨガを体験できる時間帯となった。

30日までの楽天2連戦期間中は「戦士のポーズ」と題し、「YOGAガール」の北原絵里菜さんが画面上でアドバイス。「全身を使うことで、身体全体が温まっていく効果があります」と、まだまだ肌寒い春先にうってつけのヨガを伝授していた。

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ロッテ“伏兵”鈴木、パ1号さらに連発[デイリー]

パ・リーグ1号を放ったのは意外な伏兵だった。ロッテ・鈴木が7回に右翼席へ2ランを放り込み、8回には右翼ポール直撃で2打席連発。強打者を差し置いて、開幕カードで全球団本塁打ゼロという珍事にピリオドを打った。

「ベンチに帰ったら、みんなからすぐに言われました。あり得ない。家に無事帰れるか心配。僕はホームランバッターじゃないですから」。

照れくさそうに笑ったのも無理はない。昨季までのプロ4年間で通算14本。ベンチでは伊東監督から「すぐに忘れろ」とクギを刺された。自身初の1試合2発にも「自分を見失わないようにしたい」と浮かれることはなかった。

ドラフト1位の平沢(仙台育英)とポジションを競い、守り切った。オープン戦ではトップタイの打率4割をマークしたが、前日までの3試合はわずか1安打と苦しんだ。そんな鈴木の活躍で、チームは16安打、12得点の大爆発。一発の魅力を忘れた主将が、これからも安打を量産する。

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[千葉魂]熱き開幕直前の儀式、一体感高めるハグ[千葉日報]

3月25日、開幕戦のゲーム開始30分前。コーチ、選手、スタッフ全員がロッカー内に集合をした。少し間を置いて指揮官が入ってきた。全員の闘志あふれる顔を見渡すと、満足そうに語り出した。1人1人の目を見ながら開幕直前の所信表明が始まった。

「いよいよこれから始まる。自覚と責任、プライドをもって戦ってくれ。1年間、山あり谷ありで大変なシーズン。いい事ばかりは続かない。そこはそれぞれがチームメートを信じて、助け合ってほしい。それがウチのチームの良さ。必ずいい成果が出ると思っている」。

通常、指揮官のスピーチが終わると全員で握手を交わす。それがマリーンズ流。しかし、伊東勤監督は決めていた。今年はいつもと違う儀式を行うと。一体感が高まるような何か新しい事を。ミーティング直前まで考え抜いて、出した答えがあった。一呼吸を置くと、その流れを伝えた。

「毎年恒例で握手をやっているけど、今年はちょっと趣向を変えてハグをしよう。握手はシーズン終わった後にガッチリと優勝の握手をしよう」。

選手達が戸惑いを見せる中、率先してコーチ、選手、スタッフ1人1人と力強く抱き合った。最初は照れを見せていた選手達も指揮官の積極的な行動に笑いが起こり、抱き合い始めた。それぞれが言葉を交わし、目と目を合わせながら開幕の決意を語り合った。男達の抱擁に、ロッカー内が熱気にあふれた。儀式が終盤を迎える頃、誰もが汗を流していたほどだ。最後に自然と拍手が沸き起こった。誰からともなく「やるぞ!」と掛け声が飛んだ。その風景を指揮官は嬉しそうに見つめた。思惑通りだった。

「何か一体感があることをしたいと思ったんだ。普段はあまり接することのないメンバーもいるだろうし、ハグをする機会もなかなかない。これをすることによって、お互いで、みんなで1つになれるかなあと。それに緊張感も解れるのではないかと思った」。

ベンチに向かった指揮官はその意図を教えてくれた。開幕戦、マリーンズは3−2でファイターズを下した。相手先発大谷に初回から襲い掛かった。1つになった打線は3点を奪った。投手陣もエースの涌井、そして大谷、内、西野と必死につないで、1点のリードを守り切った。試合後、涌井は深く息を吐いた。「疲れましたね。勝って良かった。本当にそれだけ。

勝てばみんな幸せな気持ちになる。それが大事なんです」。誰よりも監督の今季に懸ける決意を、理解している。だからこそ、この一戦の大事さを知っていた。キャプテンの鈴木もチームを引っ張る。開幕戦の試合後。1度、ベンチに引き揚げた後、若手選手を呼び掛けて、グラウンドに飛び出した。拡声器を使い、「勝ちました!」と絶叫をすると、ファンと一緒に「We are」のコールをした。球場が一体感に包まれた。連勝を飾った翌試合も「ライトに行くぞ!」と選手を指名して引っ張った。この日、自身は無安打。それでも、ファンと一体となって行う儀式を率先して行った。ファンと1つになってシーズンを戦いたい。キャプテンの熱い思いがそこにはあった。

「みんなでハグをして、監督とハグをして思いました。シーズン後、もう1度、笑いながらやりたいなあと。優勝をしてハグをしたら最高だなあと。そしてファンの方とも喜びを分かち合いたい。今年は本当にファンの皆さんと一緒に戦って、優勝を目指したい。だから試合後も、このようにファンの方と勝利を分かち合えることをしたいと思いました」。

伊東監督の発案によるミーティングでの新たな儀式、熱いげきでチームは1つとなり、マリーンズは新たな歩みを始めた。エースが良い流れをつくり、キャプテンがチームを引っ張る。12球団最高のファンは大声援で後押しをしてくれる。「ミスを恐れるな。結果を怖れるな。責任は全てオレがとる。みんなは必死に野球をやってくれ」。指揮官はベンチで選手にハッパをかけ続けた。開幕3連戦は2勝1敗。千葉ロッテマリーンズは熱き心を宿し、2016年シーズンを良い形でスタートをさせた。目指すはリーグ優勝。そして日本一。秋にはもう1度、みんなで歓喜の抱擁をする。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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