4月2日4月2日ロッテが終盤に突き放した。2−2の7回に角中の2点三塁打で勝ち越し、9回に井口が2点二塁打を放った。大嶺祐は6回2失点で今季初勝利。益田が2年ぶりにセーブを挙げた。オリックスは佐藤達が2試合連続で救援に失敗した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | 6 |
| オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
強打の2番打者として存在感が増している。開幕4戦目から「2番・三塁」での先発が続く千葉ロッテの細谷。3安打1打点で打線を引っ張り「みんなも打って、欲しいところで点が取れている」と充実した表情で話した。
5回にはパ・リーグ記録に並ぶ3試合連続三塁打で先制点を挙げた。浅い飛球に突っ込んだ中堅手の後ろに打球が抜けた瞬間「ホームまで行くつもりで走った」と言う。凡退した打席でも全力疾走を怠らない心構えが、記録につながった。
登録は内野手だが、今季は出場機会を得るため外野にも取り組んできた。伊東監督は「生きる道を探しながらやってきた選手。今の感じならレギュラーとして出られる」と高く評価した。
1試合3安打は11年目で初めてで、打率も5割と好調。ただ、細谷が価値を見いだしたのは7回に勝ち越しにつながる送りバントを決めたことで「うちは小技でつないでいかないと。サインを遂行することに強い意識を持っている」とつなぎ役の自覚をにじませた。
落ちてくれ。5回2死二塁、ロッテ細谷圭内野手（28）は中前への当たりに祈った。だが次の瞬間、打球は飛び込んだ中堅手をまたぐように外野を転々とし始めた。ギアを上げた。二塁を蹴って加速する。「ホームまで行くつもりで走ってました」。先制点を生んだ適時打は、3試合連続の三塁打。パ・リーグ記録に並ぶ当たりとなった。
11年目にして初めてレギュラーの座をつかもうとしている細谷には、右脇腹に丸いあざがある。1日の試合で糸井の強襲安打を受けた。激痛があったが今のチャンスを逃すつもりはない。「検査していないので分かりませんが、たとえ折れててもやりますよ」。そう言って臨んだ試合で、しっかり結果を出して見せた。
1試合3安打もこの日が初めてだが「それよりもバントを決められたことが嬉しい。出されたサインを成功させることに強い意識を持ってやっている」と言う。内外野全てを守れ、代打、代走とこなしてきたユーティリティー選手への信頼度は日増しに高まる。伊東監督も「レギュラーとして出られる力をつけている。あとは経験」と高評価した。
3日の試合でも三塁打を放てば60年に長嶋茂雄（巨人）がつくった4試合連続三塁打のプロ野球記録に並ぶ。「長嶋さんですか、それはやばいです。やってやろうという意識もないです」。FAで抜けた今江の穴を埋める苦労人が、ミスターの記録に肩を並べようとしている。こういう選手が出て来るから、今のロッテは強い。
ロッテ細谷が3月30日楽天戦から3試合連続三塁打。54年蔭山和夫（南海）55年三宅宅三（毎日）58年本屋敷錦吾（阪急）93年浜名千広（ダイエー）07年早川大輔（ロッテ）13年鈴木大地（同）に並び7人目のパ・リーグタイ記録をマークした。今日のオリックス戦で60年長嶋茂雄（巨人）が持つ4試合連続三塁打のプロ野球記録に並ぶことができるか。
ロッテが三塁打攻勢で連勝し、首位をキープした。
2本の三塁打で2点を先制したものの、同点に追いつかれると、7回に角中が2点適時三塁打を放って勝ち越した。先発大嶺祐も6回2失点で試合をつくり、投打がかみあった快勝。
伊東勤監督（53）は「首位は関係ない。まだ一回りも当たっていない。まだやらなければいけないことがある。気を引き締めてやっていきたい」と勝ってかぶとの緒を締めた。
細谷が5回にパ・リーグ記録に並ぶ3試合連続三塁打で先制点を挙げた。浅い飛球に突っ込んだ中堅手の後ろに打球が抜け「ホームまで行くつもりで走った」と振り返った。3安打1打点で打線を引っ張り「みんなも打って、欲しいところで点が取れている」と充実した表情。登録は内野手だが、今季は出場機会を得るため外野にも取り組んできた。伊東監督は「今の感じならレギュラーとして出られる」と高く評価した。
ロッテの大嶺祐が2度目の登板で初白星を手にした。6回を4安打2失点で切り抜けて援護を呼び込み「今は打撃陣の調子がいい。試合を崩さなければ、どうにかしてくれる」とほっとした様子だった。
「真っ直ぐが引っ掛かったり、抜けたりした」と言うように、速球は130キロ台がほとんどだった。それでも、カーブを多く使って組み立て「田村がよくリードしてくれて助かった」と女房役に感謝した。
快挙達成は0−0の5回だった。ロッテ・細谷が2死二塁で中前へライナーを放つと、ボグセビックがスライディングキャッチを試みて後逸。先制適時三塁打となり、パ・リーグタイ記録の3試合連続三塁打を達成した。
右打者では、4試合連続のプロ野球記録を持つ60年の巨人・長嶋茂雄以来56年ぶり。「最高のスリーベース。男気を見せられた」と笑った。
本来は三塁手ながら、出番増へ春季キャンプでは外野にも取り組んでいた男。猛練習で慣れた外野手用グラブのまま、3月29日の楽天戦（QVCマリン）から「2番・三塁」を務める。30日の同戦から続く三塁打は、全て中堅から右方向。「体が開かないように右方向を意識したことが結果につながった」と話す。
太田商では「群馬のゴジラ」と呼ばれた11年目の28歳。イースタン・リーグで打点王を2度獲得したが、定位置は奪えずにいた。この日は3安打でプロ初の猛打賞で、出場5試合で18打数9安打、打率.500の活躍。首位・ロッテに頼もしい2番打者が誕生した。
群馬出身者を中心に結成され、細谷が生まれた88年に解散したバンド「BOφWY」の熱烈なファン。この3月、大手レンタル店でボーカル・氷室京介の写真がデザインされた会員カードが登場すると、即座に申し込みをした。かつては登録名を「HOSOYA」に変えて、2つ目の「O」を「φ」にするという夢も語っていたほどだ。
4戦連続は「意識しない」と言うが、達成なら登録名の野望も実現しやすくなるかもしれない。長嶋茂雄と氷室京介。スーパースター2人を追い、3日のオリックス戦に挑む。
ロッテの大嶺祐が6回4安打2失点で今季初勝利を挙げた。
4回までは1安打無失点。2−0の5回に3安打と四球で2失点したが、逆転を許さなかった。「四球を出さないで自分のリズムで投げること（を意識した）。（失点は）5回2死から真ん中に集まってしまった。点を取ってくれたあとのイニングなので、反省しています」と振り返った。
昨季自己最多の8勝を挙げた右腕は開幕2戦目、3月26日の日本ハム戦（QVCマリン）に先発したが、4回6四死球と制球を乱した。「今年はみんな球が速いので力んでしまった。キャッチボールから力まないようにした」と、中6日の調整期間に修正。6回3四死球で踏ん張った。「マウンドに上がるまでドキドキしていた。前回より内容は良かった。また次回の登板へ向けてしっかり調整します」と、勝っても気は緩めない。伊東監督は「前回よりはるかに制球が良かった。投手が踏ん張っているから勝ちを拾えている」と満足感をのぞかせた。
5回は細谷に続き、3番・清田が左中間を突破。さらに、2−2の7回2死一、二塁から角中が勝ち越しの右翼線2点三塁打を放った。今季初となる3安打をマークして打率を．478に上げた角中は「打てば（大嶺）祐太に今季初勝利の権利が生まれるので、何とか打ちたかった」と喜んでいた。
ロッテの大嶺祐が2度目の登板で初白星を手にした。6回を4安打2失点で切り抜けて援護を呼び込み「今は打撃陣の調子がいい。試合を崩さなければ、どうにかしてくれる」とほっとした様子だった。
「真っ直ぐが引っ掛かったり、抜けたりした」と言うように、速球は130キロ台がほとんどだった。それでも、カーブを多く使って組み立て「田村がよくリードしてくれて助かった」と女房役に感謝した。
ロッテの細谷がオリックス戦の5回2死二塁で中堅への先制適時三塁打を放ち、パ・リーグタイ記録となる3試合連続三塁打を達成した。
2013年のロッテ・鈴木以来3年ぶり7人目。中前へのライナーを前進したオリックスの中堅・ボグセビックが後逸。快足を飛ばして三塁を陥れた。なお、日本記録は1960年に巨人の長嶋茂雄が記録した4試合連続。
細谷は2試合連続適時打となった一打に「打ったのはスライダー。前の打席で同じような状況でやられていたので、何とかやり返してやろうと思った。打った瞬間は捕られるか微妙な当たりでしたが、最高のスリーベースになりました。男気見せられました」と振り返った。
“3”づくしの大活躍だ。5回2死二塁。細谷の打球は、前進して飛び込んだボグセビックの脇を抜け、先制の適時三塁打となった。3試合連続の三塁打は、13年のロッテ・鈴木以来7人目のパ・リーグタイ記録だ。さらに、プロ11年目で初の1試合3安打も記録。「素直に嬉しいです。つなぐ意識を強く持った上で3本出たのは、非常にいいことだと思う」と喜んだ。
生まれ変わった姿で、脚光を浴びた。かつての和製大砲候補も、レギュラーをつかめぬまま28歳に。今季は出場機会を求めて外野に挑戦。2軍で2度の打点王を獲得した打撃も、つなぎ役に徹してセンター返しに専念した。3本の三塁打は、いずれも中堅から右方向に打ち返したものだ。
先発出場は開幕4戦目から。久々の三塁守備では「グラブの下をボールがすり抜けそうで怖いんです」と、一回り大きな外野手用グラブで打球を処理。攻守に泥臭いプレーで「2番・三塁」の座を死守し、ナバーロの出場停止で巡ってきたチャンスをモノにした。
プロ野球記録は、60年に巨人・長嶋茂雄がマークした4試合連続。「マジっすか。ヤバいな…」と漏らしたが、今の細谷なら、運も味方につけてミスターの記録に肩を並べてもおかしくない。
強い。ロッテに3本の適時三塁打が飛び出して連勝で首位をキープした。
5回2死二塁。ロッテ・細谷圭内野手（28）が中前にライナーを放つと、ボグセビックが後逸。これを見て必死に走った。三塁を陥れ、リーグ記録に並ぶ3試合連続の三塁打となった。
「ポテンかなと思っていたが、後逸したので本塁まで行くつもりだった。その意識でやっている」。同僚・鈴木以来の記録に細谷の息が弾んだ。続く清田も左中間への三塁打。「ずっとチャンスで打てなかったので素直に嬉しい」。
Vを呼んだ三塁打は角中だ。2−2の7回2死一、二塁で右線へはじき返した。「打ち方がいい時の8割くらいになってきた」。大嶺祐の今季初勝利に直結して、「打ててよかった」とほほ笑んだ。
ロッテが乗っている。