西武が競り勝って4連勝を飾った。0−1の3回に森の押し出し四球と浅村の犠飛で逆転。5回にも1点を奪い、7回には失策に乗じて2点を加えた。菊池が6回7安打2失点で今季初勝利。ロッテは古谷が四球から崩れた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
埼玉西武 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
やってはいけない投球だった。5回3失点で降板した千葉ロッテの古谷。被安打4ながら、4四球が命取りとなった。全ての失点に四球が絡む、最悪の展開。「余計な四球が失点に…」と反省の言葉が口をつく。
1、2回は緩急を使って、完璧だった。投げ合った西武・菊池のように剛速球がある訳ではなく、元々両サイド、低めに丁寧に投げてじっくりと攻めていくタイプ。それが、突如ストライクが入らなくなる。あまりにもボール先行の苦しい投球となった。
1−0の3回。先頭坂田への四球と鬼崎の中前打などで1死一、三塁のピンチを招くと、2者連続で四球を与えて押し出しで同点に。続く浅村の中犠飛で、あっさりと勝ち越しを許した。5回は先頭秋山への四球から併殺崩れで追加点を献上。「入りは良かったのですが、自ら崩れて自分のリズムを乱してしまった」と言うしかなかった。
今週はシーズン開幕後、初めての6連戦。2軍で調整していた34歳のベテラン左腕に、12試合目でようやく今季初登板が回ってきた。開幕から4カード連続で負け越しがなく、好調なチームをさらに勢いづけることはできず。「悔しいですね」と肩を落とした。
千葉ロッテが1回、本塁上のクロスプレーでビデオ判定の末に先制点を挙げた。
2死から清田が四球で出塁。続くデスパイネが左翼線へ安打を放つと、一走の清田は一気に本塁を狙い、低い姿勢で炭谷のタッチをかいくぐって左手でベースに触れた。1度はアウトと判定されたが、審判団が映像で確認した結果、セーフに覆った。
今季から捕手は球を持たずに走路でブロックすることが禁止され、本塁クロスプレーのビデオ判定が導入されている。
ロッテが“史上初”の形で先制した。1回2死一塁でデスパイネが左越え二塁打。一塁走者の清田は本塁へ滑り込むも、クロスプレーでアウトに。だが、ビデオ判定に持ち込まれ、タッチをかいくぐり生還したことが認められた。
本田責任審判員は「アウトの判定をしましたが、セーフとして2アウト二塁で再開します」とアナウンス。今季からコリジョンルール導入に伴い、本塁クロスプレーでもビデオ判定が採用されている。今回はコリジョンではなく、アウト、セーフの確認のためのビデオ判定だった。それにより判定が覆るのは公式戦初だった。
ロッテは連勝が2で止まり、首位から陥落した。
先発古谷が5回3失点で降板。4四球と制球が不安定で、失点につながった。打線は西武菊池から6回までに7安打したが、つながりを欠き、2点にとどまった。
伊東勤監督(53)は「ヒットはよく出たけど、投手が四球が多かった。それで、攻撃のリズムが…。流れが良くなかった」と話した。
ロッテ先発の古谷拓哉投手(34)は、5回4安打3失点で降板した。
1回、2回は3者凡退に抑えたが、1−0の3回に崩れた。先頭への四球から1死満塁を招き、森に押し出し四球を与えた。浅村には犠飛を打たれ、この回2失点で逆転された。5回にも先頭への四球から3点目を失った。
降板後「余計な四球が失点に…。今季初登板で入りは良かったのですが、自ら崩れて自分のリズムを乱してしまった。チーム状態がいい中で、野手の人のリズムも崩してしまい申し訳ないです。悔しいですね」と話した。
ロッテが1回、ビデオ判定の末、先制点を挙げた。
1回2死一塁でアルフレド・デスパイネ外野手(29)が西武菊池から左越え二塁打を放った。一塁走者の清田育宏外野手(30)は一気に本塁生還を狙った。中継でバックホームされ、本塁クロスプレーになり、最初の判定はアウト。だが、清田は捕手のタッチをかいくぐったとアピール。ビデオ判定に持ち込まれた。
約5分後、責任審判の本田塁審が「アウトの判定をしましたが、セーフとして2アウト二塁で再開します」とアナウンスした。その瞬間、球場は沸いた。自軍ベンチに戻っていた清田は両手でガッツポーズ。チームメートとハイタッチをかわし、喜んだ。
先制打のデスパイネは「ストレートのいい投手なので、ストレートに合わせていったけど、スライダーにうまく対応できた。際どいタイミングになったけど、キヨ(清田)のナイススライディングだね。初回にいい先制点が取れた。このまま勢いに乗っていきたい」と話した。
今季から、本塁クロスプレーでもビデオ判定が導入された。これにより判定が覆るのは、公式戦では初めてのケースとなった。
5回表終了後、「マリーンズYOGAタイム」が行われた。
西武3連戦は「半月のポーズ」。センター後方のバックスクリーンに映像が映し出され、マリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんが「吸いながら、両手を身体の横から頭の上で指を組んで、人さし指を立てます。吐く息で上体を右へと倒していきましょう。さらに伸びを深めたい方は、目線も空を見上げていきます。脇腹を伸ばしていくことで、脇腹の引き締め、そして冷え性の改善にも効果的なポーズです。それでは、最後にマリーンズの勝利を信じて戦士のポーズ!ナマステ!」と説明した。
ロッテは4月9日の西武2回戦(QVCマリン)を、今季初の「ALL for CHIBAイベントデー」として行う。
今季からデザインが一新されたCHIBAユニホームを初めて着用する他、「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを来場者全員に配布する。
細谷圭内野手(28)は「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひ沢山の方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA!サンキュー、CHIBA!」と呼び掛けた。
8日のロッテ−西武1回戦(QVCマリン)で、今季から導入された本塁上のクロスプレーによるリプレー映像の検証により、公式戦で初めて判定が覆った。
ロッテの1回の攻撃で、2死一塁からデスパイネの左翼線への打球で本塁に突入した一走・清田は「アウト」の判定。ロッテ側のアピールと審判団の協議で映像検証を行い、捕手・炭谷がタッチしていなかったことが確認されて「セーフ」に“逆転”。デスパイネは二塁打となった。
責任審判の本田二塁塁審は「コリジョン(接触)とは関係ない。判定に疑念が生じたので協議した。タッチしていなかったのでセーフとした」と説明。伊東監督は「(米大リーグで導入されている)チャレンジみたいになりましたけどね。どちらに転んだとしても、はっきりしてもらった方がいい」と話した。
大谷(日本ハム)、摂津(ソフトバンク)と敵の“開幕投手斬り”を続けてきたが、菊池を捕まえ切れずに首位陥落。伊東監督は「よくヒットは出たけど、(自軍投手に)余計な四球が多く、攻撃のリズムが作れなかった」。先発左腕の古谷が左打者ばかりに4四球を与え、3番手・藤岡も2四球から失点。「初登板の新人じゃないんだから、若手の手本になるような投球を見せて欲しい」と嘆いた。
ロッテの古谷が今季初先発したが、5回までに3点を失って降板した。3回に3四球を与えて2失点するなど、全ての失点に四球が絡むリズムの悪い投球だった。
チームは前日(7日)までのソフトバンクとの3連戦では、延べ12人の救援投手を起用していた。この日は福岡から本拠地に移動しての試合で、伊東監督は「疲れもあると思う」と話していたが、またも先発投手が長い回を投げることができなかった。
8日、ロッテ−西武1回戦が行われたQVCマリンで、アウトの判定がビデオ検証の結果、セーフに覆った。
問題の場面はロッテ1回の攻撃。2死二塁からデスパイネが左翼線に安打を放ち、二走・清田が本塁上のクロスプレーで「アウト」。しかし、ロッテ側が抗議し、審判団が約5分間のビデオ検証を行い、「セーフ」のアナウンス。デスパイネの安打は適時二塁打となり、二死二塁で試合が再開された。
今季から、新たに適用されたコリジョンルールに伴い、本塁上のクロスプレーにも「ビデオ判定」が導入。これによって判定が変更されるのは、公式戦では両リーグを通じて初のケースとなった。
プロ野球のロッテは、9日の西武2回戦(QVCマリン、午後2時開始)で今季初の『ALL for CHIBAイベントデー』を実施する。今季からデザインが一新されたCHIBAユニホームを初めて着用するほか、「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを来場者全員に配布する。
ロッテの初回の攻撃で、本塁でのクロスプレーを巡ってビデオ判定が行われた。
2死一塁からデスパイネの二塁打で一塁走者の清田が本塁に突入。1度はアウトとされたが、映像を見た審判団の協議の結果、セーフとなった。「コリジョンルール」でボールを持たない捕手が走路を塞ぐことが禁じられているが、今回のケースは単純な空タッチ。本塁でのクロスプレーに疑義が生じた場合に行うリプレー検証で判定が覆るのは初めてだ。
ただ、今季初先発の古谷が5回4安打3失点でリードを守れず今季初の逆転負けで、初めて首位陥落。古谷は「リズムを乱してしまった」と肩を落とした。
ロッテが今季初の逆転負けを喫し、開幕12戦目で首位陥落となった。打線は11安打を放つもあと1本が出なかった。伊東監督は「ヒットはよく出たけど…」と悔しがった。
初回2死一塁では、デスパイネの左翼線二塁打で一塁走者の清田は本塁へ突入。捕手のタッチをかいくぐってベースに触れたかに見えたが、判定はアウト。審判団は試合を4分間中断して映像を確認し、セーフに覆って先制点を奪った。
本塁の危険な衝突を防ぐために導入された「コリジョンルール」。それに伴い、今季から「リプレー検証」が本塁クロスプレーでも行うことができるようになった。初めて判定が覆り、伊東監督は「白黒つけてくれたら従うしかない。逆のケースでも文句は言えない」。想定外の先制点が入ったが、リードを守りきれなかった。
ロッテの古谷が今季初先発したが、5回までに3点を失って降板した。3回に3四球を与えて2失点するなど、全ての失点に四球が絡む内容で「野手のリズムも崩してしまい申し訳ない」と反省した。
チームは前日(7日)までのソフトバンクとの3連戦では、延べ12人の救援投手を起用していた。この日は福岡から本拠地に移動しての試合で、伊東監督は「疲れもあると思う」と話していたが、またも先発投手が長い回を投げることができなかった。
ロッテは8日、今季初の「ALL for CHIBAイベントデー」として開催される9日の西武戦(QVCマリン)で「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを全員に配布すると発表した。
今シリーズでは、赤を基調としたデザインに一新された「CHIBA」ユニホームを初めて着用する。
細谷は「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひ沢山の方にご来場いただき、応援いただければと思います。ALL for CHIBA!サンキュー、CHIBA!」とコメントした。
歴史的ジャッジだ。リプレー検証を終え、責任審判を務める本田二塁塁審がマイクを手にした。「ただいまのホームのプレー。アウトの判定をしましたが、セーフとして2死二塁で試合を再開します」。今季からコリジョン(衝突)ルールと同時に導入された本塁クロスプレーでのビデオ判定で、初めて判定が覆った。
問題のプレーは初回2死一塁。デスパイネの左翼線二塁打で、一塁走者の清田が本塁突入。滑り込みながら、炭谷のタッチをかわして左手で本塁に触ったように見えたが、判定はアウトだった。清田は両手を広げて不満をアピール。伊東監督の要請もあって審判団が映像を検証し、炭谷の空タッチを確認。ロッテの得点を認めた。
オープン戦では、ビデオ判定の末にコリジョンルールが適用され、判定が覆ったケースはあるが、走者と捕手の衝突を伴わないプレーでは初めて。空タッチは、新ルール対策として、走路を空けて本塁手前で返球を受けたことが原因。西武が逆転し、ロッテは首位陥落。結果的には勝敗を分けたプレーではなかったが、今後も同様のビデオ判定は増えそうだ。
ロッテが8日の西武戦(QVC)でビデオ判定によって判定が覆り先制した。
1回裏の2死一塁、デスパイネがレフト線に放った当たりで、一塁ランナーの清田がホームを狙ったが、送球は坂田−鬼崎−炭谷と渡り本塁タッチアウトで3アウトチェンジ。
しかし判定に不服な清田は両手を広げノータッチをアピール。西武ナインは1度ベンチに戻ったが、審判団が集まり協議。ビデオ判定の末、セーフとなりロッテが初回に1点を先制した。
1回2死一塁、デスパイネの左翼線二塁打でロッテ・清田が本塁を突いたが、クロスプレーとなり一度はアウトに。清田がタッチをかいくぐったと抗議し、ビデオ判定で「セーフ」と覆った。
思わぬ形で先制点が転がり込んだが、先発の古谷が崩れ敗戦。伊東監督は「あれだけストライクが入らないと野手のリズムが悪くなる」と苦言を呈した。
ロッテは9日の西武戦を今季初の「ALL for CHIBAイベントデー」とすることを8日、発表した。今季からデザインが一新されたCHIBAユニホームを初めて着用し、「ALL for CHIBA」オリジナルタオルを来場者全員に配布する。
細谷選手は「初めての赤ユニ、とても楽しみです。オリジナルタオルが配布されるとのことですので、ぜひ沢山の方にご来場いただき、応援いただければと思います」とコメントした。