日本ハムが17安打13得点で大勝し、連敗を2で止めた。2回に打者10人で6安打を集めて6点を先取。3回にはレアードが5号2ランを放った。2失点のメンドーサが今季初勝利。ロッテは古谷が4回11失点と崩れ、4連勝でストップ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 |
北海道日本ハム | 0 | 6 | 2 | 3 | 0 | 0 | 2 | 0 | x | 13 |
ロッテ高浜卓也内野手(26)が、9年目でプロ1号となるソロ本塁打を放った。
2−13で迎えた8回2死走者なしで、日本ハム榎下の高めに入った140キロ真っ直ぐを振り抜いた。右翼スタンド最前列へ放り込む1発となった。
「自分の中では反応で打ったので、(ホームランという)感触はなかったです。点差がついてもアピールしないといけない立場。最後まで集中力を切らしませんでした」と話した。
9年目での1発については「ホームランバッターではないと思っているので、そんなに打ちたい、打ちたいというのはありませんでした。でも、今思えば9年。長く感じます。出て良かったですね」と答えた。
プロ1号と聞いた伊東監督は「打ってなかったんだ!?」と少し驚いていた。「若い人は点差は関係ない。1打席1打席が大事。(スタメンではなく)あとから出ていった人も競争と意識させていた。どういう試合でも、内容でやっていかないといけない」と、ポジションを争う立場の高浜が放ったことを評価していた。
ロッテの連勝が4で止まった。
先発古谷が4回11安打11失点と打ち込まれた。打線も日本ハム・メンドーサを打ちあぐね、7回まで無得点。8回にデスパイネの2ランで降板させるのがやっとだった。
伊東勤監督(53)は「移動ゲームでしんどい中、頑張ってくれればと思ったけど。ケガ人を早めに代えられたのは良かったけど、ちょっと情けないゲームですね」と話した。
ロッテ清田育宏外野手(30)が「3番右翼」で先発メンバーに名を連ねた。
前日14日の楽天戦で左手に死球を受け途中交代したが、この日も通常通り試合前練習を行った。患部の具合を聞かれると、「出る以上は大丈夫です」と笑顔で答えていた。
ロッテ先発の古谷拓哉投手(34)は、4回11安打11失点で降板した。
2回には打者10人で6安打6失点と打ち込まれた。自己ワーストとなる11失点に「見ての通り。何の言葉も出てきません。すいません…。チームに申し訳ない気持ちだけ。情けないです…」と言うしかなかった。
ロッテの古谷は1回こそ三者凡退で滑り出したが、2回は先頭打者からの3連打で無死満塁のピンチを招くと、踏ん張れずに6失点。3回はレアードに2ランを浴び、4回にも3点を失った。いいところがなく「打たれている球は甘かった」と声を落とした。
自己ワーストの11失点でチームの連勝を4で止めてしまった。伊東監督は「球の切れもなく、高かった。序盤に試合が決まってしまった。情けない」と話した。
ロッテの古谷拓哉投手(34)が4回80球を投げ11安打11失点と炎上し、降板した。
古谷は2回、中田の左前打を皮切りに3連続安打を浴びるなど6失点。3回にはレアードに左翼へ第5号の2点本塁打、4回にはまたもレアードに右中間へ適時打を運ばれるなど3点を献上し、計11失点となった。
伊東監督は5回、球審へ交代を告げる際には、怒りを通り越して呆れ顔だった。
古谷は8日の西武戦以来の登板。その際にも4四球と制球が安定せず、伊東監督から「初登板の新人じゃないんだから」と嘆かれていた。
大敗ムードの中、ロッテのプロ9年目・高浜が8回2死からプロ1号となる右越えソロ。「9年もかかった。長かった。点差がついても自分はアピールしなければいけない」と6回の右前打と合わせてマルチ安打をマークした。
試合は先発の古谷が4回11失点の乱調で、チームとしても今季ワーストの13失点。連勝が4でストップした伊東監督は古谷について「情けない。次(先発で)投げていることはないでしょう」と厳しかった。
熊本市に実家があるロッテ・伊東監督は、14日夜に電話で家族の無事を確認した。実家は震度7の益城町まで車で30分と近いため「目と鼻の先だからね」と心配。
母ら家族は、余震を恐れて車の中に避難して一夜を明かしたという。「家の中は物が落ちてきたり、何かが倒れたりはしたみたいだ」と話した。
ロッテは日本ハムに13失点の大敗を喫したが、9年目・高浜がプロ初本塁打を放った。2−13の8回に右越えソロ。「反応で打ったので、あまり感触はなかった。入るとは思わなかった」と振り返った。
横浜高から07年に高校生ドラフト1位で阪神に入団。11年にロッテに移籍した。今江、クルーズが抜けた今季、「このチャンスを逃したらあとはない」と、キャンプから1軍でアピールを続け、開幕スタメンを勝ち取った。
好調の細谷に一時は三塁のポジションを譲ったが、細谷が一塁に回り2戦連続で先発出場。出場停止中のナバーロが23日のオリックス戦から出場できるため、内野争いはし烈になる。プロ1号は大差がついた終盤の1発だったが高浜にとっては意味のあるアーチだった。「点差がついても自分はアピールしなければいけない立場」と気を引き締めた。伊東監督は「若い人は点差は関係ない。1打席1打席大事にしていかないといけない」と競争を期待していた。
ロッテの古谷は1回こそ三者凡退で滑り出したが、2回は先頭打者からの3連打で無死満塁のピンチを招くと、踏ん張れずに6失点。3回はレアードに2ランを浴び、4回にも3点を失った。いいところがなく「打たれている球は甘かった」と声を落とした
。自己ワーストの11失点でチームの連勝を4で止めてしまった。伊東監督は「球の切れもなく、高かった。序盤に試合が決まってしまった。情けない」と話した。
14日の楽天戦(コボスタ宮城)で左手に死球を受けて途中交代し、仙台市内の病院で「左手第5中手骨打撲」と診断されたロッテ・清田育宏外野手(30)が15日、日本ハム戦(札幌ドーム)に「3番・右翼」でスタメンに名を連ねた。「痛みは全くない。全然大丈夫です」と笑顔を見せた。清田はここまで開幕から全18試合に右翼で先発出場している。
熊本出身のロッテ・伊東監督は、実家の無事を確認してから日本ハム戦(札幌D)に臨んでいた。実家は熊本市内で、震度7を観測した益城町から車で約30分の距離だという。80歳になる母・レイ子さんらは14日の夜を車中で明かしていた。「母親は『恐ろしかった。こんなに揺れたのは初めて』と言っていた」と明かした。熊本工高出身。西武で不動の捕手に成長する礎を築いた大切な故郷だけに「余震が130回以上もあるので心配」と被災者らを気遣った。
この日は大敗で連勝は4で止まったが、首位はキープ。8回にデスパイネの3号2ラン、高浜のプロ1号ソロが飛び出し完封負けは逃れた。「若い人達には点差は関係ない。競争を意識させているし、引きずらないよう切り替えてやる」。心配は胸にしまい、プロの指揮官として勝利だけを見据えている。
ロッテ・高浜卓也内野手(26)が15日、日本ハム戦(札幌D)でプロ入り9年目にして初本塁打をマークした。
2−13と大差をつけられた8回2死、日本ハム・榎下の直球を右翼スタンドへ運んだ。「体で反応して打ったので、自分の感触としては入ると思わなかった。(9年目の初アーチは)今思うと長かった。良かったです」と振り返った。
2011年に、FA移籍した小林宏の人的補償として阪神から移籍。今季は3月25日の日本ハム戦(QVC)に「2番・三塁」で開幕スタメン出場を果たすなど、存在感を見せている。客席から戻ってきたホームランボールを手にした高浜は「自分は点差がついてもアピールしなきゃいけない立場ですから」と意欲的だった。
ロッテ・古谷は1回こそ三者凡退で滑り出したが、2回は先頭打者からの3連打で無死満塁のピンチを招くと、踏ん張れずに6失点。3、4回にも失点を重ねた。
いいところなく「打たれている球は甘かった」と声を落とした。自己ワースト11失点でチームの連勝を4で止めてしまった。
伊東監督は「球の切れもなく、高かった。序盤に試合が決まってしまった。情けない」と表情を曇らせた。