日本ハムは大谷が4安打4失点で完投して今季初勝利を挙げた。1回、中田の二塁打と陽岱鋼の三塁打で2点を先制。2回は浅間の2点二塁打などで3点を奪い、その後も加点した。ロッテは大嶺祐が序盤で崩れ、連勝は4で止まった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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北海道日本ハム | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 9 |
千葉ロッテ | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
2回無死二、三塁。直前に0−4とリードを広げられた千葉ロッテの大嶺祐は、2番中島に四球を与えてしまう。すぐさま、伊東監督が先発投手の交代を告げるためにベンチを飛び出した。今季最も早いタイミングだ。
1回2死二塁から4番中田、陽岱鋼に連続長打を浴びて2失点。2回は先頭近藤への四球と連打で塁を全て埋めると、浅間に二塁打を許し簡単に2点を失った。そして、中島に四球。1回0/3の降板に、右腕は「申し訳ありませんの言葉しか出てこない」とうな垂れた。
昨季、自己最多の8勝を挙げてプロ10年目の今季は開幕から先発枠入りするが、リーグトップのチーム防御率を誇る好調な投手陣に加われていない。まだ1勝。前回登板まで21回で17四死球を与えるなど、自滅する悪癖が顔をのぞかせている。
この日は4月16日以来のマウンド。「自分のフォームで投げられていない」と下半身の使い方など修正も図って臨んだが、悔しさを再び味わった。球に切れがなく、そして高かった。「ただ投げている感じ。躍動感を期待していたが、見られなかった」と伊東監督は残念がった。
監督の目に映ったのは自信なさげな姿しかなかった。「自分の中で勝負している」と指摘。次回については「ラストチャンス」とハッパを掛けた。もう不甲斐ない姿は見せられない。
千葉ロッテのドラフト4位新人、東條(JR東日本)が初の1軍マウンドを踏んだ。2イニング目となった8回に3失点。3安打を浴びた上、制球が乱れて押し出しで2点を与えてしまった。「バタバタした。攻めきれなかった」と教訓を得た。
チームの新人で最初に1軍デビューした横手投げの右腕。8回に4番中田を併殺打に仕留める場面も。スライダーが光り「右打者にはいいところを出せた」と収穫を口にし「どんどん攻めていけたら」と前を向いた。
日本一バッテリーが復活−。2005、10年の日本一に貢献した千葉ロッテOBの薮田安彦さんと里崎智也さんが始球式に登場した。
「チバテレ45周年スペシャルデー」と題した一戦で行われたイベントの一環。投手の薮田さんは「20」、捕手の里崎さんは「22」の現役時代の背番号が入ったユニホーム姿で臨んだ。投じた一球が高めのボール球になってしまうと、“異例”の2球目へ。しかし、打席に立った岡田に右中間へはじき返され、薮田さんはがっくりと肩を落とした。
「思ったよりいいボールだったが(球速が)103キロ。ちょっと残念」と薮田さんが振り返ると、里崎さんは「(自己採点は)50点。やり直しだもん」と苦笑いを浮かべた。
70歳で現役バリバリだ!ロッテの池田重喜寮長兼打撃投手が1日、古希の誕生日を迎えた。
この日もロッテ浦和で青松、井上、肘井の3人を相手に合計74球を投げた。「体が動くのは両親が強い体に産んでくれたおかげ。ここまでやらせていただいているマリーンズに感謝をしています。今は1人でも多くの寮生が1軍で活躍してくれることが1番のやりがいです」と喜びを話した。日々続けてきたストレッチやウオーキングのたまものだ。夢は「古希リーグ」で投げること。
ドラフト1位の平沢は感謝している1人だ。新人合同自主トレで“初対戦”し3本の柵越えを放って以来、お世話になっている。「最初にお会いした時に、あの年で投げていると聞いて『マジっすか?』と思いました。70歳といえば自分のおじいさんぐらいの年。コントロールがよく、テンポよく投げていただいている。本当に打ちやすい。1軍で活躍することが1番の恩返しになると思っています」と話した。
ロッテ伊東勤監督(53)が、日本ハム大谷の能力に脱帽した。
2回に4本の長短打を集めて4点を返し1点差まで詰め寄ったが、3回以降は2四球だけ。4回からは1人の走者も出せずパーフェクトに封じ込まれた。三振も10個。
「途中から技巧派ピッチャーに変身したね。打ち崩せなかった。調子はよくなかったんだろう。真っ直ぐがよくないと、変化球に切り替えて、しつこいくらいに投げてきた。大嶺はそれができなかった」と、修正能力の違いを痛感。大嶺祐は次回がラストチャンスと位置付けた。
ロッテの黄金期を支えたバッテリーが、1球限定で復活した。
チバテレビ開局45周年のスペシャルデーの一環で、同局で解説を務めるロッテOBの薮田安彦氏(42)と里崎智也氏(39)が始球式に登場。05年に31年ぶりの優勝と日本一に導いた2人が組んで、本拠地で華々しく盛り上げた。
里崎氏は「50点ですね」と元相棒の投球に辛口評価。「肩をつくり直して、次回登板に期待したいですね」と笑っていた。
大谷に完投を許して連勝は「4」でストップ。伊東監督は「見ての通りです。大嶺祐がね。あの投球は、ちょっとまずいですね。相手と勝負をせず、自分と勝負しちゃっている」と1回0/3で5失点KOの先発右腕を嘆いた。これで5試合、1勝2敗の防御率7.36。指揮官は「もう1回先発はあります。ラストチャンスですね」と“最後通告”で奮起を促した。
ロッテのドラフト4位・東條大樹投手(24)が、日本ハム戦の7回から4番手として登板。チームの新人では一番乗りとなる1軍デビューを果たしたが、内容は2回を投げて3安打、4四死球の3失点。「1イニング目(7回)は自分のよさを出せたと思いますが、次の回は(走者をためたことで)バタバタとしてしまった」と初陣のマウンドを反省した。
それでも8回、“必殺”の鋭角スライダーで敵の主砲・中田に腰を引かせ、最後は遊ゴロ併殺に斬るなど収穫もあった。「チームでは1番かもしれませんが、他球団では新人がどんどん1軍の試合に出ている。そこには負けたくないですし、今後も与えられた場面でしっかり抑えたいです」と前を向いた。
ロッテのドラフト5位・原嵩(はら・しゅう)投手(18)=専大松戸高=が、ロッテ浦和球場で行われたチャレンジマッチ、フューチャーズ戦に実戦初登板。4回から2番手として投げ、1回を打者3人、13球、無安打、1三振、無失点の好内容。真っ直ぐの最速は141キロを計測した。
D1位・平沢(仙台育英高)、D3位・成田(秋田商高)と並ぶ高校生ルーキー“イケメン・トリオ”の一角。将来が期待される右腕は「初の実戦登板でワクワクしました。投げられる喜びを感じながら、自分の中では納得のいく投球ができたと思います。次の登板でも期待に応えられるような投球をしたいです」と明るい表情を浮かべていた。
ロッテの大嶺祐は4月16日以来の登板で、2回途中5失点と振るわなかった。早々にマウンドを降り「チーム、ファンに申し訳ありません、の言葉しか出てきません」と絞り出した。
前回登板まで21回で17四死球を与えており「ストライクゾーンで勝負して行けたら」と臨んだ一戦だった。だが、2回は先頭打者の近藤に四球を与えた後に3連打を浴び、再び中島に四球を出したところで1死も取れずに交代。伊東監督は「次がラストチャンスかな」と奮起を促した。
ロッテの池田重喜寮長兼打撃投手が1日、70歳の誕生日を迎えた。同日はさいたま市内のロッテ浦和球場で青松、“アジャパイネ”こと井上、肘井の3人に合計74球を投げ、健在ぶりをアピールした。球団では「世界最高齢の打撃投手」としてギネスブック申請を検討している。
ロッテ・根元俊一内野手(32)が1日、国内フリーエージェント(FA)権を取得した。同選手は花咲徳咲高から東北福祉大を経て、2006年の大学生・社会人ドラフト3巡目でロッテに入団。今季11年目のシーズンを迎えている。
同日、日本ハム9回戦(QVC)の試合前、取材に応じた同選手は「気がつけば、そうか(FA)…という感じ。1年、1年があっという間でした。自分1人で得られるものではないので、支えてくれた周囲の人、全てに感謝したいです」と語り、今オフの権利行使については「今はシーズンに集中です。このチームにどう貢献できるかしか考えていません」と明言を避けた。
同選手の通算成績は4月30日現在、726試合、打率.256、28本塁打、183打点。今季は開幕2軍スタートだったが、4月26日に1軍昇格。同30日現在、4試合、打率.500、0本塁打、3打点の数字を残している。
無意味な…、いや、相手の気持ちを楽にしたのだから「罪のある1球」と言える。ロッテの伊東監督が「冷静に状況を考えてほしかった」と振り返ったのは、2点リードされた2回無死満塁の場面だ。
初回に33球で2点を失うなど制球難の大嶺祐が浅間を3球で追い込み、1ボール2ストライク。ここで捕手の吉田は外角のボール球を要求し、右腕もその通り投げた。明らかなボール球を見送り平行カウントとなった浅間は「ボールが1つ増えて考える余裕が生まれた」という。勝負するつもりで投じた5球目の直球も明らかなボール。フルカウントと苦しくなった6球目、甘く入った高めのフォークを左中間に運ばれ、失点を重ねた。
ナバーロがデビューから7戦連続安打で7打点目を記録するなど打線は好調。この日も大谷から4点を奪った。救援陣も好調なだけに、2回のピンチで大嶺祐と吉田に課された命題は「失点は1点でも少なく」だった。
連勝は4でストップ。2回途中5失点KOの大嶺祐は「チーム、ファンに申し訳ありません、の言葉しか出てきません」と絞り出した。バッテリーが高卒2年目の19歳に簡単に与えた「1ボール」には想像以上のダメージがあった。
ロッテの池田重喜寮長兼打撃投手が、1日に70歳の誕生日を迎えた。この日も2軍の浦和球場で青松、井上、肘井の3人に対し、フリー打撃で計74球を投じるなど元気いっぱい。
選手、スタッフから祝福も受けた球界最年長打撃投手は「体が動くのは両親が強い体を産んでくれたおかげ。ここまでやらせてもらっているマリーンズにも感謝です」と笑顔で話した。18歳のルーキー・平沢も「1軍で活躍することが1番の恩返しになる」と決意を語った。
パ・リーグは1日、首位のソフトバンクが勝ち、2位ロッテが敗れたため0.5ゲーム差をつけた。4月30日時点の「マイナス0.5ゲーム差」は1日で快勝された。
ソフトバンクは試合消化が少なく、引き分けもあるため、ゲーム差が「マイナス表記」となる珍現象だったが、この日の勝利で26試合15勝8敗3分けで勝率.652、敗れたロッテが29試合17勝11敗1分けで勝率.607、ゲーム差0.5となり“正常化”した。
ただ、ソフトバンクが敗れて、ロッテが勝っていたら順位が逆転し、ロッテが1.5ゲーム差をつけて首位浮上となっていた。
ロッテのドラフト5位・原が1日、チャレンジマッチのフューチャーズ戦(ロッテ浦和)で実戦初登板した。
4回から2番手として救援し、1回13球を投げ三者凡退に抑えた。直球の最速は141キロだった。原は「初の実戦登板でワクワクしました。投げられる喜びを感じながら、自分の中では納得の、いい投球ができたと思います。次の登板でも期待に応えられるような投球をしたいです」と話した。
ロッテのナバーロが、3試合連続となる適時打を記録した。
5点リードされて迎えた2回。先頭のデスパイネがフェンス直撃の中越え二塁打で出塁すると、1死二塁、ナバーロが日本ハム先発の大谷の154キロの直球を中前に弾き返した。
「打ったのはストレート。初めての対戦だけど、球は速かったね。初球はミットに入ってからスイングしてしまった。それでも、何とか打つ事が出来て良かった。ストレートは速いから、次は変化球でも待つかね」と口も滑らか。ナバーロの適時打を皮切りに、2死一、二塁から根元が右翼への2点適時三塁打、さらに岡田も適時打で続き、この回一気に1点差まで詰め寄った。
中14日で先発したロッテ・大嶺祐だったが、悪夢が待っていた。
初回に3安打で2点を先制されると、2回は1死も取れずに無死満塁から浅間に左中間2点適時二塁打を許し、中島に四球を与えて無死満塁としたところで降板。先発ではプロ最短となる1回0/3で5失点KOとなった。
ロッテの根元は1日、出場選手登録が8年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。「権利を取れたのは色んな人の支えで、感謝している。大事なシーズンなので、チームにどう貢献できるか考えていきたい」と話した。
ロッテの池田重喜寮長兼打撃投手が1日、70歳の誕生日を迎えた。この日も普段と変わらず、ロッテ浦和球場で打撃練習する2軍の青松、井上、肘井の3選手に合計74球を投げた。
池田寮長は「チーム、選手の皆さまにも朝のミーティングで『おめでとうございます』と言っていただき、本当にありがたかったです。体は動くのは両親が強い体を生んでくれたおかげ。それがあって今があります。そしてここまでやらせていただいているマリーンズに感謝をしています。今は、1人でも多くの寮生が1軍で活躍してくれることが1番のやりがいです」と話した。
ドラフト1位の18歳・平沢は「最初にお会いした時に、あの年で投げていると聞いて『マジっすか?』と思いました。70歳といえば自分のおじいさんぐらいの年。コントロールがよくて、テンポよく投げていただいている。本当に打ちやすいです。1軍で活躍することが1番の恩返しになるのかなと思っています」と敬意を表した。
大嶺祐が先発自己最短の1回0/3を5失点でKOされ、今季2敗目。打線が2回の猛攻をかけて一時は1点差まで詰め寄ったが、序盤の失点が響いた。
「まだ試合を振り返ることができません」と右腕は言葉少な。連勝が4で止まった伊東監督は「大谷は修正したが、大嶺はできなかった。(次回が)ラストチャンスですね」と厳しかった。
ロッテのドラフト5位ルーキー・原嵩(しゅう)投手(18)が1日、イースタン・フューチャーズ戦(ロッテ浦和)で実戦初登板を無安打で飾った。
2番手として4回から登板し、1イニングを3人でピシャリ。最速141キロをマークし、無失点デビューを果たした右腕は「初の実戦登板でワクワクしました。投げられる喜びを感じながら、自分の中では納得の投球ができました」と笑顔で振り返った。
ロッテの池田重喜・寮長兼打撃投手が1日、70歳の誕生日を迎えた。この日も、いつもと同様にロッテ浦和で打撃練習に登板し、青松、井上、肘井の3人を相手に合計74球の熱投を披露。「朝のミーティングで『おめでとうございます』と言っていただき、本当にありがたかった。体が動くのは、両親が強い体を生んでくれたおかげ」と笑顔だった。
「今は1人でも多くの寮生が1軍で活躍してくれることが1番のやりがい」という池田寮長。今年から寮生活を始めたドラフト1位の18歳、平沢大河内野手は「最初、あの年で投げていると聞いて『マジっすか?』と思いました。コントロールもテンポもよくて、本当に打ちやすい。1軍で活躍することが1番の恩返し」と気を引き締めていた。
4月16日以来の先発となったロッテ・大嶺祐が、1回0/3を5失点でプロ最短KO。伊東監督は「荒々しい躍動感を期待したが…」とがっかりだった。連勝は4でストップ。
大嶺祐は「今はチーム、ファンに申し訳ありませんの言葉しか出て来ません」とコメントした。次回登板が1軍生き残りへのラストチャンスとなる。
ロッテのドラフト4位・東條(JR東日本)がホロ苦デビュー。登板した7回は抑えたが、2イニング目の8回に先頭・谷口の中前打から制球を乱し、押し出しの四死球などで3点を失った。
「走者を出し、ちょっと自分の中でバタバタした」と振り返った。「経験させてもらい、これを教訓として生かしたい」と次回登板への反省材料としていた。
ロッテの根元は1日、出場選手登録が8年に達し、国内フリーエージェント(FA)権の資格取得条件を満たした。「権利を取れたのは色んな人の支えで、感謝している。大事なシーズンなので、チームにどう貢献できるか考えていきたい」と話した。
ロッテのナバーロが、日本ハム先発・大谷から適時打を放った。0−5とリードされて迎えた3回、先頭のデスパイネが中越え二塁打で出塁。1死となった後、ナバーロが大谷の2球目、154キロのストレートを中前へはじき返した。
ナバーロは4月23日のオリックス戦でデビューしてから、これで7試合連続安打となった。
ロッテはナバーロの適時打の後、2死一、二塁から根元の右越え2点二塁打、岡田の左前適時打で計4点を奪い、1点差に迫った。
ロッテ・池田重喜寮長兼打撃投手が1日、70歳(古希)の誕生日を迎えた。球界最年長の打撃投手として、この日はロッテ浦和球場で青松、井上、肘井の3人に合計74球を投げた。
池田さんは「チーム、選手の皆様にも朝のミーティングで『おめでとうございます』と言っていただき、本当にありがたかったです。体は動くのは両親が強い体を生んでくれたおかげ。それがあって今があります」と話し、こう続けた。「今は、1人でも多くの寮生が1軍で活躍してくれることが1番のやりがいです」。
18歳の平沢は「最初にお会いした時に、あの年で投げていると聞いて『マジっすか?』と思いました。70歳といえば自分のお祖父さんぐらいの年。コントロールがよくて、テンポよく投げていただいている。本当に打ちやすいです。1軍で活躍することが1番の恩返しになるのかなと思っています」と感謝していた。