楽天は美馬が6回まで毎回の走者を許しながら2失点と粘り強く投げ、開幕3連勝を果たした。打線は1−2の5回に銀次の1号3ランと、続くウィーラーの3号ソロで4点を奪って逆転。ロッテは二木が甘い球を狙われた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
東北楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
ロッテが今季初の3連敗を喫した。
4番デスパイネが一時勝ち越しソロを含む2安打3打点と気を吐いたが、打線全体では11残塁。
伊東勤監督(53)は「つながりが悪い。打順を入れ替えて、対処しないといけない」と組み替えを示唆した。
ロッテ先発の二木康太投手(20)は本塁打2発に沈んだ。
2−1の5回、1死一、二塁で銀次に右中間へ3ランを打たれた。さらに、続くウィーラーに左翼へソロを打たれ、降板した。どちらも初球を打たれたもの。
「(5回の)デスパイネの勝ち越しホームランの後の回に、簡単に点を取られてしまい申し訳ないです。ホームラン2本とも自分の失投で、ウィーラーは前のホームランから切り替えられずに投げてしまったのかなと、今振り返っています。悔やまれるホームラン。悔しいです」と話した。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(29)が一時勝ち越しの6号ソロを放った。
1−1の5回2死で、楽天美馬のスライダーをバックスクリーンに放り込んだ。「1打席目(右中間二塁打)、2打席目(四球)もそうだけど、ホームランを狙っていたよ。状態も悪くないし、いい打球が打てて良かった。次の打席ももちろん狙っていくよ」と話した。
ロッテ・アルフレド・デスパイネ外野手(29)が先制打を放った。
1回2死一塁で、楽天美馬のスライダーを捉え、右中間を破る適時二塁打とした。「本当はホームランを打ちたかったけどね。まず先制出来たことは良かった。二木を助けてあげたいからね。この後も点を取って援護していきたいね」と、先発二木を助けられたことを喜んだ。
今季初の3連敗。主砲のデスパイネが6号ソロを含むチーム全3打点を挙げたが、伊東監督は「調子を落としてきている選手が一気に出てきた。チャンスもそういう選手のところに回ってくる」と渋い表情。特に頼みの清田が18打席連続無安打(2四球)。指揮官は「こういうときもある。何とか手を打って(連敗を)止めるしかない」とさらなる打順の組み替えを示唆した。
ロッテの二木は5回に2本の本塁打を浴びて3敗目を喫した。1死一、二塁で銀次への初球のスライダーが甘くなったところを右翼席へ運ばれた。直前にデスパイネのソロでリードを奪っていただけに「簡単に点を取られてしまい申し訳ない」と頭を下げた。
さらに痛かったのは、続くウィーラーに許した本塁打だった。「初球からどんどん来る」と分かっていながら1球目の速球が真ん中へ。「切り替えられていなかった。慎重にいくべきだった」と反省しきりだった。
ロッテは今季初の3連敗を喫した。
先発・二木が2−1の5回1死一、二塁から銀次に逆転3ランを被弾。続くウィーラーにもソロを浴びてKOされた。2者連続で初球を打たれ、「2本とも失投。(ウィーラーには)切り替えられていなかった。慎重にいくべきだった」と唇をかんだ。打線では、清田が18打席無安打で打率.227と苦しんでおり、伊東監督は「調子悪くなった選手がいる。打順を入れ替えて対処するしかない」と話した。
2位・ロッテが今季初の3連敗で貯金を4に減らし、首位・ソフトバンクとのゲーム差が2に広がった。痛い逆転負けの中で、4番・デスパイネがチームの全3打点を挙げ、気を吐いた。
まずは初回2死一塁。美馬のスライダーを右中間に運ぶ先制適時二塁打を放ち「本当はホームランを打ちたかったけどね。まず先制できたことは良かった」。
1−1の5回2死からは再び美馬の外角スライダーをとらえ、バックスクリーンへの勝ち越し6号ソロ。4月26日の西武戦(西武プリンス)以来6試合ぶりのアーチだった。今季の本塁打は全て中堅から右方向。強引に引っ張らない打撃が結果につながっている。「次の打席も狙って行くよ」と気合十分で臨んだのは、2−5の7回1死一、三塁で迎えた第4打席。きっちり中犠飛を放った。
だが、主砲のバットは勝利につながらなかった。伊東監督は「4番は打ったけど、つながりは悪い。打順を入れ替えて対処するしかない」と打線の組み替えを示唆。楽天に2試合連続の逆転負けを喫したが、5日は涌井が先発する。エースで嫌な流れを断ち切りたいところだ。
ロッテのデスパイネが1−1の5回2死から中越え6号ソロを放った。
初回の5試合ぶりの先制適時打に続き、4月26日の西武戦(西武プリンス)以来6試合ぶりの一発に「ホームランを狙っていたよ。状態も悪くないし、いい打球が打てて良かった」と話した。主砲の一発で勝ち越したが、5回に先発・二木が2本塁打を浴び4失点し逆転を許した。
ロッテ・二木が5回に2発を浴びて3敗目を喫した。1死一、二塁、銀次への初球スライダーが甘くなり、右翼席へ運ばれた。直前にデスパイネのソロでリードを奪っていただけに「簡単に点を取られてしまい申し訳ない」と悔しげ。さらに痛恨なのは続くウィーラーに許した本塁打。「初球からどんどん来る」と分かっていながら1球目の速球が真ん中へ。「慎重にいくべきだった」と反省しきりだ。好調・ナバーロの連続安打も8で止まった。
今季初の3連敗にロッテ・伊東監督は打線の奮起を促した。
4番・デスパイネが3打点を挙げたが、清田が18打席無安打となるなど「打線のつながりが悪い。一気に調子が悪くなった選手が数名出てきた」と渋い表情。「打順の組み替えなどで対処していくしかない」と話していた。
中盤に戦局が暗転した。ロッテが1点リードで迎えた5回。1死一、二塁から先発・二木が銀次に逆転の3ランを浴びると、続くウィーラーには初球を左翼席へと運ばれた。
「ウィーラーは初球からどんどん来ると思っていたが、銀次さんの本塁打から切り替えられなかった。慎重にいくべきだった」。硬い表情の右腕からは、反省の弁が漏れた。
それ以上に深刻なのが打線だ。伊東監督は「打線のつながりが悪い。一気に調子を悪くした選手が数名いる」と指摘。4番・デスパイネがソロを含む3打点を挙げたが、この試合を含めた最近3試合で10打数1安打の角中、18打席無安打の清田がブレーキとなった。
今季初の3連敗。5日の先発はエース・涌井。このままズルズルと負ける訳にはいかない。指揮官は「打順を組み替えて対処していくしかない」と連敗ストップへ打線のてこ入れを示唆していた。