わたしはかもめ2016年鴎の便り(5月)

便

5月10日

福岡ソフトバンク2−1千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ソフトバンクは1分けを挟んで7連勝。バンデンハークが8回1失点で開幕5連勝、昨季の初登板から14連勝となった。6回に柳田が4号2ランで均衡を破った。ロッテは8回に1点を返し、さらに2死三塁と攻めたが及ばなかった。

123456789R
千葉ロッテ0000000101
福岡ソフトバンク00000200x2

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ロッテ、バンデン崩せず…伊東監督「野球が甘い」[ニッカン]

2位ロッテは首位ソフトバンクとの3連戦初戦に敗れ、ゲーム差は4に広がった。

相手先発バンデンハークを打てなかった。5回までは1人の走者も出せなかった。8回まで投げられ、4安打1得点のみ。伊東勤監督(53)は「手も足も出なかった。今日は良かった」とお手上げのコメントだった。

ただ、走塁ミスや、石川が打たれた1発を指摘し「試合前にミスをした方が負けると言ったけど、うちの方が若干多かった。選手も焦りがある。経験値の差。まだまだ野球が甘い。1点差でも、負けは負け」と、反省を求めた。

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ロッテ伊東監督9日移動日に熊本帰郷「見るまでは」[ニッカン]

4月に震度7の地震が2度も起きた熊本県出身のロッテの伊東監督は10日、チームが移動日だった9日に熊本市内の実家に帰ったことを明かした。

被害は軽微だったようで「大丈夫と言われていても、見るまでは安心できなかった」とほっとした様子だった。

故郷で兄夫婦とともに暮らす母親も元気だったそうで「やっぱり野球が楽しみみたい。毎日中継を見ているみたいだし」と話し、2位につけるペナントレースへ気持ちを新たにした。

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ロッテ涌井7年ぶり月間MVP「非常に嬉しい」[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(29)が10日、3・4月度の月間MVPを獲得した。

3・4月は6試合に登板し、リーグ唯一の5勝無敗を記録。自身7年ぶり3度目の受賞となった。7年ぶりの月間MVP受賞は、パ・リーグ投手部門では最長ブランク。

ソフトバンク戦前にヤフオクドームで会見し、「すごく久しぶりのことで、非常に嬉しいです。(好調の要因は)実際、勝てる投球をしたのは2、3回。いつも言っているように、野手の人の力もすごくあった1ヶ月だったと思います」と喜びを語った。

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ロッテ吉田ら「イケメン5」等身大パネルを作成[ニッカン]

ロッテは10日、スーパーレディースデーとして行う15日の楽天戦(QVCマリン、午後1時開始)で、「イケメン5」に選ばれた5選手の等身大パネルを作成し、当日は球場にて女性ファンが撮影できるよう設置すると発表した。

15日当日、開場から8回裏まで球場内コンコースに設置する。パネルは抱えるポーズや、肩を組むポーズ、花束をプレゼントするポーズなど、女性ファンが写真を撮り、喜んでもらえるよう工夫されている。

「イケメン5」は女性ファンを対象に事前投票で応募したもので、次の通りの結果となった。

吉田裕太捕手(24)は「とても恥ずかしいですが、せっかくなので、ぜひパネルで写真を撮ってください。5月15日当日は沢山のご来場、お待ちしております」と呼び掛けた。

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ロッテ・伊東監督、熊本に白星届けられず「あと2試合あります」[サンスポ]

パ・リーグ2位のロッテは10日、首位ソフトバンクとの6回戦(ヤフオクドーム)に1−2の敗戦。4ゲーム差に広げられた。

「こういう試合を取らないといかんのですよ」。地震で大きな被害を受けた隣県熊本に白星を届けられず、伊東勤監督(53)が無念の表情を浮かべた。

前日9日、被災した熊本市内の実家を初めて見舞った。家屋の被害は少なく、母・レイ子さん(80)と兄夫婦ら家族の健康と無事を確認。「モヤモヤしていたものが晴れた感じで、自分の中で一区切りがつきました」と語った。

滞在は約10時間。「地元では“やっぱり野球が楽しみ”という声を多く聞いた。少しでも元気を届けたい。今日はやられましたが、あと2試合あります」。5月でパ・リーグの灯を消す訳にはいかない。

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ロッテ・伊東監督「手も足も出なかった」、好投バンデンに白旗[サンスポ]

ロッテはバンデンハークを打ち崩せなかった。6回1死から田村が初安打を放つまでは走者を出すことができず、伊東監督は「今日は手も足も出なかった。気合が入っていたように見えた」と白旗を揚げた。

8回1死二塁で打席に立った井口が「追い込まれていたから、思い切っていくだけ」と変化球をはじき返す適時二塁打で一矢を報いるのがやっとだった。伊東監督は「次からもう一工夫していかないと」と対策の必要性を口にした。

鈴木
「あり得ないミス。やっちゃいけない。2点負けていて、焦る場面でもなかった。」(7回に安打で出塁したが、清田の三直で飛び出して併殺)
立花打撃コーチ
「球自体は甘いところにきていたけど、捉えられなかった。」(バンデンハークを攻略できず)

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ロッテ・石川、一発に泣き2敗目「走者ケアして甘くなった」[サンスポ]

ロッテの石川は一発に泣いて2敗目。0−0の6回1死一塁で柳田に左翼ポールを直撃する決勝2ランを浴びた。速球が浮いたところを捉えられ「走者をケアして甘くなった」と反省した。

調子については「最悪だった。全体的に制球が甘かった」と言うが、徐々に持ち直して中盤からは速球も走りだしていた。後悔したのが本塁打の直前に今宮に許した安打で「簡単に入りすぎた。全然合っていなかったのに」と首を振った。

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ロッテ・伊東監督が実家の様子を語る、熊本地震で被災…「野球で元気を!!」[サンスポ]

ロッテ・伊東勤監督(53)が10日、ソフトバンク6回戦(ヤフオクドーム)の試合前、前日(9日)に見舞った「熊本地震」(前震発生4月14日)で被災した実家の様子について「おかげさまで被害は少なく、家族の無事も確認できた。モヤモヤしていたものが晴れた感じで、自分の中で一区切りがつきました」と語った。

滞在は約10時間。JR熊本駅から九州新幹線に飛び乗り、午後9時前にはJR博多駅に到着。福岡市内の宿舎でチームに合流した。「地元では“やっぱり野球が楽しみ”という声を多く聞きました。少しでも元気を届けられたらと思います。より采配に集中して頑張ります」と決意を新たにしていた。

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月間MVPのロッテ・涌井「勝てる投球をしたのは2、3度しかない」[サンスポ]

セ、パ両リーグは10日、3・4月度の月間MVPを発表。セは巨人・菅野智之投手(26)と中日のダヤン・ビシエド外野手(27)、パはロッテ・涌井秀章投手(29)と西武のエルネスト・メヒア内野手(30)が選ばれた。

ロッテの涌井はパ・リーグの投手部門では最長のブランクとなる7年ぶりの受賞を果たした。6戦5勝と好成績を残しながらも「勝てる投球をしたのは2、3度しかない。みんなしっかり打ってくれるし、野手の力もあった」と周囲に感謝した。

本拠地で日本ハムの大谷と投げ合った開幕戦で白星スタートを切り「納得のいく投球をできた」と波に乗った。昨季は15勝で最多勝に輝いたエースは「この時期に5勝しているのは、一歩リードという状態」と、2年連続でのタイトル獲得にも意欲をにじませた。

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ロッテ・涌井が月間MVP受賞!2009年以来7年ぶりはパ投手最長ブランク[サンスポ]

NPBは10日、3・4月の「月間MVP」を発表。パ・リーグ投手部門では、開幕から無傷の5連勝をマークしたロッテ・涌井秀章投手(29)が選出された。2009年7月以来、7年ぶり3度目の受賞で、同リーグの投手部門では、最長のブランク。同日、ソフトバンク6回戦(ヤフオクドーム)の試合前に記者会見へ臨んだ同投手は「すごい久しぶりで、正直、嬉しい。ただ実際に勝てたというのは2、3試合ぐらい。打ってくれた野手の力もすごくあった1カ月だったと思います」などと喜びを語った。

開幕ダッシュに成功したチームは9日終了現在、20勝14敗1分けで、ソフトバンクに続く2位の成績。パ・リーグで唯一、王者ソフトバンクに食い下がる首位争いを演じる中、貯金「6」の大半を昨季の最多勝右腕が稼いだ。

なお、同投手の次回登板は、12日のソフトバンク8回戦(同)が予定されている。

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ロッテのイケメン5による“お姫様だっこ”も!!5・15レディースデー[サンスポ]

プロ野球ロッテは、5月15日の楽天戦(QVCマリン)で実施する「スーパーレディースデー」で、チームから「イケメン5」に選ばれた5選手の等身大パネルを作成、イベント当日は球場にて女性ファンが撮影できるよう設置すると10日、発表した。

パネルは試合当日、開場から8回裏まで球場内コンコースに設置。パネルは抱えるポーズ(つまりお姫様だっこ)や、肩を組むポーズ、花束をプレゼントするポーズなど、女性ファンが写真撮影で喜ぶ内容。ひょっとして、パネルではなく、実物が登場する可能性は…ない!!

チームの「イケメン5」は女性ファンを対象に事前投票で決定したもので、到達順位は(1)1位・荻野貴司(980票)(2)2位・吉田裕太(723票)(3)成田翔(604票)(4)平沢大河(598票)(5)伊志嶺翔大(409票)=投票総数7220票(WEB5819票&球場1901票)。

2位入選のロッテ・吉田
「とても恥ずかしいですが、せっかくなので、ぜひパネルで写真を撮ってください。5月15日当日はたくさんのご来場、お待ちしております。」

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石川完投負け、2失点好投も一発に泣く…バンデン止められず[スポニチ]

ロッテの石川が8回117球を投げ、6安打2失点と好投もプロ2度目の完投負けで2敗目を喫した。0−0の6回1死一塁から柳田に左翼ポール直撃の先制2ランを被弾。「調子は最悪だったけど悪いなりにできた。バンデンハークだったので(本塁打は)駄目だった」と反省した。

ここまで5試合で防御率1.49と好調だが4月19日に本拠地で敗れている無敗右腕相手に連敗。ヤフオクドーム初勝利もお預けとなった。

伊東監督
「序盤で走者を出せればと思ったけど、バッティングをさせてくれない。」
中村
「カーブで緩急つけられた。真っ直ぐを一発で仕留めないと。」
清田
「コントロールが良かった。カーブのイメージはなかったけど、カーブの落差があって凄く良かった。」

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涌井、最長ブランク7年ぶり月間MVP「久しぶりで嬉しい」[スポニチ]

セ、パ両リーグは10日、3、4月の月間最優秀選手(月間MVP)を発表し、セは巨人の菅野智之投手(26)と中日のダヤン・ビシエド外野手(27)、パはロッテの涌井秀章投手(29)と西武のエルネスト・メヒア内野手(30)が選出された。菅野は2度目、涌井は3度目の受賞で、ビシエド、メヒアは初受賞となった。

ロッテ・涌井は09年7月以来の受賞。パ投手では最長ブランクとなる7年ぶりの受賞で「久しぶりなので非常に嬉しい。(7年前より)大人になったと思う」と喜びを語った。3月25日の日本ハム戦(QVCマリン)で現役最多の開幕戦5勝目をマークして波に乗った。昨季15勝で最多勝に輝いたエースは「この時期に5勝しているのは、一歩リードという状態」と2年連続のタイトル獲得に意欲。12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)に先発予定で「優勝が1番したい」と気合を入れた。

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伊東監督、移動日に帰郷「見るまでは安心できなかった」[スポニチ]

4月に震度7の地震が2度も起きた熊本県出身のロッテの伊東監督は10日、チームが移動日だった9日に熊本市内の実家に帰ったことを明かした。被害は軽微だったようで「大丈夫と言われていても、見るまでは安心できなかった」とほっとした様子だった。

故郷で兄夫婦とともに暮らす母親も元気だったそうで「やっぱり野球が楽しみみたい。毎日中継を見ているみたいだし」と話し、2位につけるペナントレースへ気持ちを新たにした。

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ロッテ、井口、意地の適時二塁打「追い込まれていたので思い切って」[スポニチ]

3ゲーム差でソフトバンクを追う2位・ロッテはあと一歩及ばず、首位攻防3連戦の初戦を落とした。

5回までバンデンハークの前にパーフェクトに封じられ、毎回の8三振。それでも、6回に田村が初安打を放ち、0−2の8回1死二塁で井口が左翼線適時二塁打で1点を返した。野手では現役最年長となる41歳は「追い込まれていたので思い切っていくだけだった」と話した。

しかし、1点を追う9回もサファテの前に三者凡退。伊東監督は「負けは負け。現状ではこの差がある。あと2つ(2試合)あるので何とかね」と切り替えていた。

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「手も足も出なかった」ロッテ・伊東監督、バンデンに脱帽、石川力投実らず[スポニチ]

首位のソフトバンクに1点差で敗れたロッテの伊東監督は「石川も頑張っていたが、バンデンハークが気合が入っていて手も足も出なかった」とデビュー14連勝の日本プロ野球記録を打ち立てた相手右腕に脱帽した。

ソフトバンクのバンデンハーク、ロッテの石川と両先発右腕の好投で、5回まで互いにゼロ行進。バンデンハークが6回1死まで1人の走者も出さないパーフェクト投球を見せた一方で、石川も力投した。

2回に1死から連打を浴びてピンチを招くも併殺打で切り抜け、失ったのは6回に柳田に浴びた左翼ポール直撃の2ランによる2点だけ。ロッテ打線も8回、1死二塁から井口の左翼線二塁打で1点差に詰め寄ったが、最終回から登板した守護神サファテに3者凡退に仕留められた。

「今日は、うちの方が相手よりミスが多かった」と1点差以上に感じる完敗に悔しそうな伊東監督。8回6安打2失点完投と力投も今季2敗目となった石川はソフトバンク戦6連敗でヤフオクドームでは通算0勝5敗。バンデンハークとは3度投げ合って3敗と、悔しさの募る敗戦となった。

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ロッテ「イケメン5」等身大パネル設置、記念撮影もOK、15日楽天戦[スポニチ]

ロッテは「スーパーレディースデー」と題して開催する15日の楽天戦(QVCマリン)で、女性ファンが選んだイケメンベスト5「イケメン5」に選ばれた5選手の等身大パネルを球場に設置する。

パネルは 開場から8回裏まで球場内コンコースに置かれ、肩を組むポーズ、花束をプレゼントするポーズなどでファンが記念撮影できる。

「イケメン5」は1位=荻野、2位=吉田、3位=成田、4位=平沢、5位=伊志嶺。甘いマスクの捕手・吉田は「とても恥ずかしいですが、せっかくなので、ぜひパネルで写真を撮ってください。当日はたくさんのご来場、お待ちしております」と話した。

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伊東監督「実家無事」故郷・熊本に帰省したことを報告[報知]

ロッテ・伊東監督が10日の試合前に取材に応じ、地震で被災した故郷・熊本に9日に帰省したことを報告した。

実家で80歳になる母・レイ子さんや兄夫婦らと再会した。家は多少のひび割れもあったが無事。「幸い家の周りは被害がさほど大きくなく、ホッとしています。実際に(家族の)顔を見たり声を聞くまでは安心できなかった。母もピンピンしています」と話した。

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ミスから敗戦!伊東監督「これが現状の差」[報知]

ロッテは、痛恨のミスでバンデンハークの新記録達成を許した。

7回無死、右前打で出塁した鈴木が、続く清田の三直で一塁に戻れず併殺。好機を逃した。「あり得ないミス。2点差で主軸に続く場面を冷静に考えれば、いいスタートを切るより、やってはいけないことを整理しておくべきだった」と反省。石川の好投で1点を争う展開だっただけに、伊東監督も「ミスしたら負け。これが現状の差」と振り返った。

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涌井が7年ぶり月間MVP、パ投手部門で最長ブランク[報知]

ロッテ・涌井秀章投手(29)が10日、3、4月の月間MVPを受賞。西武時代の2006年6月、09年7月に続く7年ぶり3度目の受賞で、パ・リーグ投手部門では最長ブランクとなった。

6試合に登板し、リーグ唯一となる5勝(0敗)をマークした右腕は、久々の受賞に「すごい久しぶりで非常に嬉しい。野手のみんながしっかり打ってくれる。その力のおかげだなと思います」と話した。

2年連続最多勝へ向けても好スタート。エースは「チームが勝てば1番いいですが、この時期に5勝しているのは後々のタイトルへ向けても一歩リードできている」と意欲を見せていた。

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「イケメン5」等身大パネルをQVC内に設[報知]

ロッテは10日、「イケメン5」に選出された荻野貴司外野手(30)、吉田裕太捕手(24)、成田翔投手(18)、平沢大河内野手(18)、伊志嶺翔大外野手(27)の等身大パネルを15日の楽天戦(QVC)に合わせて球場内に設置すると発表した。

イケメン5は、女性ファンの投票で決定。各選手の等身大パネルは女性ファンが一緒に撮影できるよう、肩を組むポーズ、花束をプレゼントするポーズなど工夫が凝らされている。吉田は「とても恥ずかしいですが、せっかくなので、ぜひパネルで写真を撮ってください」とPRした。

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ロッテ石川、力投及ばず2敗目[デイリー]

ロッテ・石川がバンデンハークとの投げ合いに敗れた。

6回1死一塁から、柳田に先制被弾。「走者をケアして甘くなってしまった。全体的に制球が甘かった」。8回2失点の力投も及ばず、無念の2敗目となった。

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ロッテ、「イケメン5」のパネルを設置[デイリー]

ロッテは5月15日の楽天戦で「スーパーレディースデー」を実施するが、「イケメン5」に選ばれた5選手の等身大パネルを作成し、女性ファンが撮影できるよう設置することを10日、発表した。

パネルは開場から8回裏まで、球場内コンコースに設置。だき抱えるポーズや、肩を組むポーズ、花束をプレゼントするポーズなどが用意されている。

イケメン5は女性ファンを対象に事前投票したもので、投票結果は1位荻野貴司、980票 2位吉田裕太、723票 3位成田翔、604票 4位平沢大河、598票 5位伊志嶺翔大、409票だった。

吉田選手は「とても恥ずかしいですが、せっかくなので、ぜひパネルで写真を撮ってください。5月15日当日は沢山のご来場、お待ちしております」とコメントした。

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[千葉魂]快進撃に清田の、とにかく明るいマリーンズ[千葉日報]

ベンチに野太い声が響き渡る。「グッド〜ヒット!」。清田育宏外野手の大きな声に他の選手が呼応する。ここまで快進撃を続けるマリーンズ。そのベンチは、どんな局面でも背番号「1」を中心とした選手達が大声を出し、活気があふれる。だからこそ、どんな逆境でも諦めない。逆転をする雰囲気に満ちあふれている。打線がつながる。ベンチがさらに盛り上がる。乗せられるように選手達がハツラツとプレーをしている。

「キヨ(清田)はよく声を出してくれている。野手では年齢は上の方。リーダーの1人として、率先してやってくれている。いい雰囲気をつくり上げてくれているね」。

ベンチで試合を見つめる伊東勤監督もこれまでとの雰囲気の違いに目を細める。清田が先頭に立って、声を出してくれることで、若手が続く。そしてどんどんチームの雰囲気がよくなっている。

転機があった。3月に行われた侍ジャパン強化試合。清田はプロ入りして初めてジャパンのユニホームに袖を通した。日本を代表する選手達がズラリと並ぶベンチ。様々な選手の行動をジッと観察した。雰囲気の良さに気が付いた。それはホークスの松田宣浩内野手を中心に飛び交う声が要因だった。

「プロに入って初めて日本代表に呼んでもらって、他のチームの主力選手の人達が、試合前や試合中、どういう風にしているのか興味があった。松田さんがすごい声を出していてボクは、とてもやりやすかった。ああ、こういうのは大事だなと。こういう影響はデカイのだと、感じた。マリーンズにおいて松田さんのような存在の選手になりたいと思いました」。

だから、チームに再合流すると率先して声を出した。若い選手に声を掛け、大声を張り上げた。ホームランが出ると、「ウワオ!」と人気お笑いコンビの「ますだおかだ」の岡田圭右のマネをして盛り上げた。「清田さんがするなら」と若い選手達も「ウワオ!」と真似をする。自然とベンチの雰囲気が良くなった。

ただ、好調なチームの中にあって、清田の成績はなかなか上がってこなかった。5月5日の楽天戦までは20打席無安打。苦しい日々が続く。凡退をして戻ってきて、「ベンチにいるのもつらい」と漏らすこともあった。そんな状況でも声を出し続け、若手を激励した。悩み抜いて決めたことだった。

「ここでオレが声を出すのを止めたら、去年までのオレと一緒。自分の成績が悪いから声が出ないでは、ダメ。どんな時も声を出す。それはシーズン前に自分に約束をしたこと。だから、貫き通そうと思った。誰よりも声を出そうと決めた」。

5月7日のオリックス戦(QVC)。8回に同点ソロ。そして9回に中前にサヨナラ打を放った。一塁ベースを蹴り、全身で喜びを表現する背番号「1」に、仲間達が駆け寄る。いつもベンチを盛り上げてくれる男に手荒い祝福をすると、選手達から「清田!」のコールが自然と沸き上がり、清田ジャンプが始まった。

今のチームの雰囲気を象徴する光景だった。清田もまた嬉しそうに満面の笑みで応えた。お立ち台ではインタビュー中に角中勝也外野手がバットリング(リング型をした素振り用の重り)を持ってきた。ベンチにメガホンがないため、清田はいつもこのリングを口にあて、声を張り上げている。それに対する敬意だった。

目指すは打倒ホークス。そしてリーグ優勝。ホークスには盛り上げ役としてお手本にした松田内野手がいる。バットでも、声でも負けない。自らの手でチームを牽引し、頂点を目指す。「さあ、行くぞ!」。今日も清田の声がベンチに響く。今年のマリーンズのベンチはとにかく明るい。だから、強い。ビハインドでも粘って逆転勝ちをする。その中心に清田がいる。ゲーム後の背番号「1」はいつも声が枯れている。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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