わたしはかもめ2016年鴎の便り(5月)

便

5月12日

福岡ソフトバンク2−3千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ロッテが競り勝った。2−2の9回2死三塁から清田が決勝の中前適時打を放った。2番手の内が3勝目、西野が10セーブ目。ソフトバンクは東浜が8回まで好投したが、2番手のスアレスが打たれ、1分けを挟んだ連勝が8でストップ。

123456789R
千葉ロッテ2000000013
福岡ソフトバンク1010000002

◇涌井、ピンチ連続の序盤崩れず

苦しみながらもリードを許さず、救援陣にバトンをつないだ。ロッテの涌井はピンチの連続だった序盤に崩れず、7回5安打2失点と試合をつくってマウンドを降りた。

2−1の2回に無死満塁の走者を背負ったが、ここを乗り切れるのが強みだ。まずは本多を力ない投ゴロに打ち取り、本塁で封殺。捕手田村の一塁送球がそれて併殺を逃したが、顔色1つ変えずに続く福田を内角速球で一飛に仕留めた。最後は今宮を危なげなく、空振り三振に切った。

3、4月の月間最優秀選手に輝き、前回受賞した7年前との違いを問われると「昔は自分の力で何とかしようという独りよがりなところもあった。今はみんなでまとまって、落ち着いた気持ちでできている」。グラウンドで喜怒哀楽を表に出すタイプではないが、背中で引っ張る右腕を誰もがエースと認める。

5月にもかかわらず、首位ソフトバンクが固めつつある独走態勢に歯止めをかけるため、伊東監督が「エースでびしっといってもらいたい」と送り出した。6勝目こそ手にできなかったが、役目を十分に果たした123球だった。

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ロッテ清田「涌井」「9回」「好機」条件揃ったV打[ニッカン]

涙のち笑顔のタイムリーだ。ロッテ清田育宏外野手(30)が、2−2の9回2死三塁で中前に決勝適時打を放った。試合前の練習中、自らが投げたボールがすっぽ抜け、見学に来ていた男の子の顔面を直撃。泣かしてしまうアクシデントがあったが、最後でヒーローになった。ソフトバンクの連勝を8で止め、ゲーム差を4に縮めた。パ・リーグの灯を消す訳にはいかない。

清田の狙いは定まっていた。同点の9回2死三塁。相手は初対戦のソフトバンク・スアレス。「(前打者の)井口さんの打席を見させてもらって、球は速いけど、意外と抜け球は少ない。外の真っ直ぐに割り切りました」。その通り、1ボールからの2球目、外角156キロを中前にはじき返した。二塁本多が懸命にグラブを伸ばす先を破った。「イメージより高く来たけど、良いところに飛んでくれました」と笑顔で喜んだ。

試合前は、顔がこわばっていた。キャッチボールで投げた球がすっぽ抜けた。ファウルゾーンで見学していた2歳の男の子の顔面を直撃してしまった。一瞬の沈黙の後、大声で泣きだした。必死に声をかける母親。球団スタッフが急いでトレーナーを呼ぶ。緊迫した空気が流れた。医務室へ消えた親子を、清田も急いで追い掛けた。

幸い、大事には至らなかった。試合開始直前、男の子と再会。サインボールとお菓子をプレゼントし「今日は絶対、勝つからね」と約束した。「僕が投げたのが当たってしまったので…。最後にやれた。ホッとしました」。1児の父は心底、安心した様子で話した。

負ければ、ソフトバンクと6ゲーム差まで広がる危機だった。昨季ブレークしたバットマンも、試合前は打率2割2分2厘まで低迷。ただ、得点圏では3割を超える。「今日は勝ったのがでかい。打率は気にするの、やめました。悪いんで。チャンスで1本打とうと集中してます」と、少し恥ずかしそうに明かした。パの灯は消せない。また打ってみせる。

ロッテが9回、清田の勝ち越し打で勝利。ソフトバンクの連勝を8で止め、ソフトバンクが4月15日楽天戦から続けていた1点差試合の連勝も8で止めた。清田は今季、打率2割3分1厘ながら9回に限れば4割2分9厘(14打数6安打)とイニング別で最も当たっている。出場38試合で19打点だが、涌井の登板試合では8試合で9打点。殊勲安打も全12本のうち6本を涌井登板試合でマークしている。

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ロッテ清田は涌井好き、登板試合9打点、殊勲安打6[ニッカン]

涙のち笑顔のタイムリーだ。ロッテ清田育宏外野手(30)が、2−2の9回2死三塁で中前に決勝適時打を放った。試合前の練習中、自らが投げたボールがすっぽ抜け、見学に来ていた男の子の顔面を直撃。泣かしてしまうアクシデントがあったが、最後でヒーローになった。ソフトバンクの連勝を8で止め、ゲーム差を4に縮めた。パ・リーグの灯を消す訳にはいかない。

ソフトバンクが4月15日楽天戦から続けていた1点差試合の連勝も8で止めた。清田は今季、打率2割3分1厘ながら9回に限れば4割2分9厘(14打数6安打)とイニング別で最も当たっている。出場38試合で19打点だが、涌井の登板試合では8試合で9打点。殊勲安打も全12本のうち6本を涌井登板試合でマークしている。

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ロッテ涌井価値ある粘投、登板8試合でチームに勝ち[ニッカン]

ロッテ涌井秀章投手(29)は7回5安打2失点で、勝ち負けはつかなかった。 初回に内川に適時二塁打。3回にも、内川に同点ソロを打たれた。ただ、4回以降は0で抑えた。

「連敗していたので、3タテだけは阻止しようと思った。先に取ってもらったのに、追い付かれたのは反省です。その後、試合を作り直したのが唯一良かったこと」と話した。

伊東勤監督(53)は「涌井がよく頑張ってくれている」と、ねぎらった。今季6勝目はならなかったが、登板8試合全てでチームに勝ちがついた。

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ロッテ西野ヒヤリ10S、3四死球に「内容が…」[ニッカン]

ロッテ西野勇士投手(25)が1点リードの9回を抑え、今季10セーブ目を挙げた。

3四死球で1死満塁とサヨナラ負けのピンチを招いた。何とか後続を断ち、チームの連敗を止めた。ここ数試合はピリッとしない登板が続いている。

「抑えて勝ったことはいいけど、内容が…。どっかで3人で抑えないと。四死球は1番やっちゃいけないこと」と、反省していた。

伊東勤監督(53)は「勝つ時はこういうもの。なかなか、楽には勝たせてくれない。とりあえず、3連敗しなくて良かった」と話した。

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ロッテ清田V打「勝てたのでかい」ソフト連勝止めた[ニッカン]

ロッテが連敗を2で止めた。

2−2の9回2死三塁で、清田育宏外野手(30)がソフトバンク・スアレスから決勝の中前適時打を放った。「連敗していた。(ソフトバンク先発の)東浜にもやられていたけど、今日は勝てたのがでかいです」と笑顔で話した。

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ロッテ平沢、プロ初打席は空振り三振、初の守備も[ニッカン]

ロッテのドラフト1位ルーキー平沢大河内野手(18)のプロ初打席は空振り三振だった。

2−2の6回2死走者なしで中村の代打で登場。ソフトバンク東浜に2球で追い込まれてから、ファウルで粘った。だが、最後はカウント2−2からの8球目、外角高め146キロ真っ直ぐにバットが空を切った。

6回裏からは遊撃の守備に就き、1死から中村のフライを捕球。プロ初の守備機会を無難にこなした。

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ロッテ・デスパイネ8号先制2ラン「力まず軽く」[ニッカン]

ロッテ・アルフレド・デスパイネ外野手(29)が先制の8号2ランを放った。

初回2死一塁で、ソフトバンク東浜のカーブを左中間スタンド最前列に放り込んだ。「ホームランを狙っていって打てたよ。まずは先制することが良かった。昨日の試合後に監督、コーチから『力みから右手をかぶせ過ぎている』とアドバイスをもらったので、そこを意識して力まず軽くスイングした。軽くだけど良く飛んでくれたね」と話した。

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ロッテ女性ファン向けイベント、15日に選手から花[ニッカン]

ロッテは12日、「スーパーレディースデー」として行う15日の楽天戦(QVCマリン、午後1時開始)で、女性ファン向けに行うイベントの概要を発表した。

(1)
女性大集合写真&サンクスハイタッチ。女性ファンで選手を囲み、大集合写真を撮影。撮影後は選手によるハイタッチで見送りを行う。参加対象は、当日、来場者に配られるオリジナルレディースTシャツを着用または持参した女性。試合終了後15分後予定。場所は、グラウンド内、内野エリア(入場はレフトゲート)。
(2)
選手からお花プレゼント。大集合写真の後に、選手から直接お花のプレゼント。参加対象は、当日、来場者に配られるオリジナルレディースTシャツ(ホワイト、イエロー、ピンク、ブルーの中の好きなカラーを来場者にプレゼント)で、5回裏終了後に発表されるカラーのオリジナルレディースデーTシャツを着ている女性。先着100人。「大集合写真」撮影エリアに入場の際に先着で参加券を配布する。場所は、グラウンド内、内野エリア(入場レフトゲート)。時間は、「大集合写真」撮影終了後に実施。
(3)
写真撮影会。選手と様々なシチュエーションで写真撮影をすることができる。参加対象は、5回裏後に発表されるラッキーカード当選者(300人)。場所は、グラウンド内、内野エリア(集合場所ライトゲート)。集合時間は、試合終了後15分後。
(4)
グラウンドウオーク。試合後のグラウンドを開放する。場所は、グラウンド内外野エリア(入場はレフトゲート)。試合終了後15分後。参加対象は、男女関係なく誰でも参加できる。

選手会長の岡田幸文外野手(31)は「スーパーレディースデーには沢山の女性の方に来てもらい、マリーンズを好きになってもらえたらと思っています。オリジナルのかわいいTシャツもプレゼントされますので、ぜひご来場ください。そして黄色い声援、よろしくお願いします!」と呼び掛けた。

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ロッテ、平沢効果で8連勝タカ止めた!途中出場から“潮目”変わった[サンスポ]

パ・リーグ2位のロッテは12日、ソフトバンク8回戦(ヤフオクドーム)に3−2で競り勝ち、首位を走る敵の連勝を「8」で止めた。ドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=が6回に代打で登場し、プロ初打席は空振り三振に倒れたが、ルーキーの途中出場から潮目が変わり、チームは粘り勝ち。同一カード3連敗を回避し、4ゲーム差に縮めた。

「平沢が代打!」
「平沢に代打!!」

敵地・ヤフオクドームが2度、大きく沸いた。東浜にきりきり舞い状態だった右打者に、しびれを切らした伊東監督が、中村の代打に平沢を指名。6回2死走者なしでの場面だった。

「打席での緊張はありませんでした。ファームでは見たことがない球。いい経験になったと思います」。前夜(11日)は守備だけのデビュー。この夜は代打でプロ初打席。カウント2−2から東浜の146キロの速球に空振り三振だったが、この日の打線で最多の8球を投げさせた。「前に打球が飛ばなかっただけです」と平沢は謙遜したが、東浜の顔色は明らかに変わっていた。

そのまま遊撃に入り、2度の守備機会(いずれも遊飛)。そして迎えた9回1死二塁は“幻の第2打席”。プロ初安打が決勝打となるかもしれない見せ場だったが、伊東監督がベンチから出て「代打・井口」。井口は三振に倒れたものの、続く清田が中前へ決勝打。ソフトバンクの連勝を「8」で止めた。

「あそこは大事な場面。仕方ないです。ああいうところで打たせてもらえる打者になります」。

チームの沈滞ムードは平沢の登場から確かに一変。「そういう効果を期待して1軍に上げた。それだけでも上げた意味がある」。伊東監督の狙いは、早くも起用2試合目で的中した。

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ロッテ・清田、2歳児との約束果たす一打!練習中のボールが顔面直撃[サンスポ]

敵の連勝を止めたのは清田だった。9回2死三塁からスアレスの156キロの速球をたたき、決勝の中前打。「球は速いけど、抜け(球)がないと読んだ。真っ直ぐを狙いました」としてやったり。試合前、キャッチボール中の投球が暴投となり、練習見学中だった2歳男児の右顔面を直撃。幸い大事には至らなかったが、清田はサインボールとお菓子でわび、さらには「絶対に打つからね」。約束を果たす一撃でもあった。

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ロッテ・清田、鷹の連勝止める決勝打「チャンスで1本打とうと集中している」[サンスポ]

ロッテの清田が2−2の九回に試合を決める適時打を放った。2死三塁でスアレスが投じた156キロの外角速球を中前へ打ち返し「イメージより高かったけど、いいところにいってくれた」と笑った。

昨季はリーグ4位の打率3割1分7厘をマーク。今季は2割3分1厘と低迷するが「打率は悪いので気にするのはやめている。チャンスで1本打とうと集中している」と誇った。

伊東監督
「みんな負けられないという気持ちで臨んでくれた。涌井がよく頑張ってくれた。」(3連敗を阻止)
西野
「ノーヒットで満塁は1番やっちゃいけないこと。抑えて勝ったことは良かったけど、合格点はあげられない内容だった。」(9回に3四死球で背負った満塁をしのいで10セーブ目)

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ロッテ・平沢、プロ初打席に敵地でも大歓声、結果は空振り三振[サンスポ]

ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=が6回、代打でプロ初打席に立った。8球粘ったが空振り三振で初安打はお預け。遊撃手の守備にもついたが、9回に代打を送られ退いた。

6回、2死走者なしから代打「平沢」が告げられると、敵地のヤフオクドームが大歓声に包まれた。東浜の初球は見逃し、2球目は138キロのシュートをファウルにするとバットが折れた。ボールを挟み4球ファウルで粘るも8球目、146キロの直球で空振り三振に倒れた。

その後、遊撃手の守備にもつき、フライを捕球しプロ初の守備機会を無難にこなした。

9回、1死二塁で再び打席が回ってきたが、代打に井口を送られ退いた。

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ロッテ・デスパイネ、先制の2試合連続弾「狙っていって打てた」[サンスポ]

ロッテの主砲デスパイネが2試合連発となる8号2ランで先制点をもたらした。1回2死一塁で東浜の高く浮いたカーブを完璧に捉えて左翼席に運び「ホームランを狙っていって打てた」と満足そうだった。

前夜の試合後、伊東監督らから「力みから右手をかぶせすぎている」と助言を受けたという。余分な力を感じさせない打撃で「そこを意識して軽くスイングした。軽くだけど、よく飛んでくれた」と手応えをにじませた。

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ロッテ“ドラ1”の平沢は“スタベン”、伊東監督「途中出場ある」[サンスポ]

プロ初スタメンが期待されたロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)=仙台育英高=は12日、ソフトバンク8回戦(ヤフオクドーム)の先発メンバーから外れ、ベンチスタートとなった。遊撃は「7番・鈴木」、二塁は「6番・ナバーロ」が入った。

伊東監督は「注目の新人(平沢)は本日“スタベン”です。ワンサイドゲームになるようなら、途中からの出番もあるでしょう。こちらがワンサイドなら、なおいいですけどね」と状況に応じて出場機会を与える考えだ。

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ロッテ『5・15スーパーレデイースデー』はイベントがテンコ盛り!QVCマリン[サンスポ]

プロ野球ロッテは12日、「スーパーレディースデー」を実施する15日の楽天戦(QVCマリン、午後1時開始)の試合後、女性ファン向けに多種多様のイベントを行うと発表した。詳細は次の通り。

(1)女性大集合写真&サンクスハイタッチ
女性ファンが選手を囲み、大集合写真を撮影。撮影後は選手がハイタッチで見送る。参加対象者は当日、来場者に配られるオリジナルレディースTシャツを着用(または持参)の女性。時間は試合終了から15分後を予定
(2)花贈呈
大集合写真の後、選手から直接花をプレゼント。参加対象者は当日に配るオリジナルレディースTシャツ(ホワイト、イエロー、ピンク、ブルーの中の好きなカラーを来場者にプレゼント)で、5回裏終了後に発表されるカラーのオリジナルレディースデーTシャツを着ている女性(先着100名)
(3)写真撮影会
選手と様々なシチュエーションで写真撮影。参加対象者は5回裏後に発表されるラッキーカード当選者(300人)
(4)グラウンドウォーク
試合後のグラウンドを開放。男女関係なく参加可
岡田選手会長
「スーパーレディースデーには、たくさんの女性の方に来てもらい、マリーンズを好きになってもらえたらと思っています。オリジナルの可愛いTシャツもプレゼントされますので、ぜひご来場ください。そして黄色い声援、よろしくお願いします!」

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ロッテ、ソフトB独走許さん!清田9回V撃、156キロ仕留めた[スポニチ]

ソフトバンクに待った!ロッテは12日、8連勝中の首位チームを相手に同一カード3連敗を阻止する接戦勝利。2−2で迎えた9回、清田育宏外野手(30)が2死三塁から、中前へ決勝打を放った。ドラフト1位ルーキー・平沢大河内野手(18)がプロ初打席に立った試合。一丸でつかんだ勝利を、100勝をうかがう勢いで猛進する鷹を追う契機にする。

悲鳴と歓声の中、打球は中前へ転がった。最後は清田が決めた。2―2の9回2死三塁。最速159キロ右腕・スアレスと初めて対峙し「(前の)井口さんの打席を見て、球は速いけど抜け球が少ないと思った。割り切って外の真っ直ぐを狙った」。読み通り、外角の156キロをしぶとく前に飛ばした。

1、2位対決連敗で迎えた一戦。中盤から勝負に出た。2番・中村が2打席連続三振に倒れると、6回の第3打席でドラフト1位・平沢を代打で送った。伊東監督は「東浜は右打者の被安打率が低い。右打者がシュート系を投げられて外を振らされている」と理由を説明。左翼席から「大河」コールを浴びた18歳のプロ初打席は「ファームで見たことない球だった」という146キロ直球に空振り三振に倒れたが、持ち味のフルスイングでチームを勢いづけた。

同点の9回1死二塁で平沢に打席が回ると、今度は41歳・井口を代打で送った。「切り札が残っていたので」と伊東監督。井口は空振り三振に倒れたものの、その打席が清田にヒントを与えた。必死につないで、もぎ取った勝利だ。

3連戦初戦の10日にバンデンハークに5回まで完全投球を許したときに、指揮官の頭に平沢の緊急昇格がひらめいた。「(チームに)ピリッとしてもらおう」というのが狙いだった。不動のレギュラー・中村の代打として使い、大事な場面では容赦なく井口を投入。平沢の存在がチームの競争心に火を付けた。平沢は「(9回の)あそこで打たせてもらえるような打者になれるように成長したい」と前向きに言った。

1点差で逃げ切った伊東監督は「明日、胃カメラのまないと」と苦笑い。決勝打の清田は「勝てたのはでかい」と振り返る。首位とのゲーム差は4。まだ105試合残っている。

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ロッテ涌井、粘った!昨季から登板試合はチーム11連勝[スポニチ]

ロッテ・涌井は勝ち星こそつかなかったものの、7回2失点の好投を見せた。

2−1の2回には無死満塁のピンチで粘って無失点。3回に内川に同点ソロを浴びたが、リードは許さなかった。「3連敗するとソフトバンクが独走してしまう。ロッテが止めなきゃいけなかった」。これで昨季から登板試合でチームは11連勝。エースらしい投球で勝利を呼び込んでいる。

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危なかった9回3四死球…ロッテ西野、薄氷10S目「1番やっちゃ…」[スポニチ]

ロッテの守護神・西野が薄氷の10セーブ目を挙げた。

3−2の9回に3四死球で1死満塁とされ、代打・高田を空振り三振、今宮を二ゴロに仕留めて切り抜けた。「四球で走者をためるのは1番やっちゃいけないこと」と猛省。

昨季はセーブ機会失敗なしだった右腕も今季は不調が続く。「1回3人で抑えられることがあれば変わってくると思う」と話した。

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V打のロッテ清田、ソフトBの連勝止めた「外の真っ直ぐ来いと!」[スポニチ]

狙い通りだった。同点の9回2死三塁。ロッテ・清田が迷いなくバットを振り抜く。

「真っ直ぐが速い投手だけどファウルにしないように心がけた。外の真っ直ぐ来いと!ヒットになって良かった」。

この回からマウンドに上がった2番手・スアレスの投じた156キロのストレート。打球は中前に抜け、値千金の決勝打となった。

ここまでソフトバンクに2連敗。しかも相手は8連勝中と波に乗っていた。「何とかみんなで勝とうと話し合っていた。(7回2失点の)涌井がいい投球をしていた。勝ちが付けられなくて申し訳ない」とチーム全員で同一カード3連敗を阻止。ゲーム差を4に縮める価値ある勝利となった。

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ロッテ涌井、7回2失点で交代、自己新6連勝はお預け[スポニチ]

ロッテの涌井秀章投手(29)が12日、ソフトバンク戦に先発し、7回を5安打2失点で交代した。

4回まで毎回安打を許し、4番・内川には初回に適時打、3回にもソロ本塁打を許し、2点を失った。しかし、5回以降は立ち直り無安打に抑えたものの、球数が123球に達したため、同点の7回で交代となった。

涌井は勝利投手なら自己最多の6連勝だったが、お預けとなった。

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ロッテドラ1平沢、代打でプロ初打席、8球粘って空振り三振[スポニチ]

ロッテのドラフト1位・平沢大河内野手(18)が12日、ソフトバンク戦でプロ初打席に立った。

同点の6回2死走者なし。代打・平沢がコールされると、左翼席のロッテファンから大歓声が湧き起こった。注目のプロ初打席はソフトバンク・東浜の前に8球粘ったものの、最後は146キロの直球で空振り三振に倒れた。

平沢はそのまま遊撃に入った。前日、途中出場で遊撃に就き、1軍デビューを果たしたばかりだった。

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ロッテ、15日スーパーレディースデー、選手から花プレゼント[スポニチ]

ロッテは「スーパーレディースデー」と題して開催する15日の楽天戦(QVCマリン)の試合後に、女性ファン向けの様々なイベントを実施する。

(1)女性大集合写真&サンクスハイタッチ
女性ファンが選手を囲み集合写真を撮影。撮影後は選手とハイタッチ。
(2)選手からお花プレゼント
選手からお花が手渡される。
(3)写真撮影会
選手と写真撮影をすることができる。
(4)グラウンドウオーク
試合後のグラウンドを開放する。

岡田選手会長は「スーパーレディースデーにはたくさんの女性の方に来てもらい、マリーンズを好きになってもらえたらと思っています。オリジナルのかわいいTシャツもプレゼントされますので、ぜひご来場ください。そして黄色い声援、宜しくお願いします!」と呼び掛けた。

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伊東監督「3連敗しなくて良かった。涌井が頑張ってくれた」[報知]

ロッテは12日、ソフトバンク戦(ヤフオクD)で3−2で競り勝った。2−2の9回2死三塁から清田の中前打で勝ち越し。その裏を西野がしのいで10セーブ目を挙げた。試合後の伊東監督の問答は、カード3連戦3連敗を逃れ、胸をなで下ろした。問答は以下の通り。

≫僅差をものにしてソフトバンクの連勝を8で止めた。
伊東監督
「3連敗しなくて良かったです。(デスパイネの)先制2ラン以降は点が取れなかったが、涌井が(7回2失点で)頑張ってくれました。」
≫清田が9回に決勝打。
伊東監督
「本当にワンチャンスでしたね。(無死一塁から根元が)バントを決めて、流れがすごく良かった。」
≫守護神・西野が1死満塁の危機を作ったが、何とか0点で抑えた。
伊東監督
「明日胃カメラのまないと…。勝つときはこういう形ですね。なかなか簡単には勝たせてくれない。」
≫6回2死から中村に代わってドラフト1位・平沢を代打に送った。
伊東監督
「中村が全然バッティングになっていなかった。東浜にはシュート系のボールがあって、右打者の踏み込みが甘くなっていたので、左を使おうと。」
≫平沢は1打席で交代。9回の好機で井口に代えた。
伊東監督
「ウチには切り札がいますからね。(平沢は)また次の機会ということで。」

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ロッテ清田、執念のV打でストップ鷹[デイリー]

狙った球を狂いなく射抜いた。捕球を試みたソフトバンクの二塁・本多の左を打球が抜ける。決勝の走者が本塁を駆け抜け、一塁塁上でロッテ・清田の笑顔がはじけた。ソフトバンクの快進撃を止めた値千金の一打。執念が実を結んだ。

同点の9回2死三塁。直前に代打・井口が三振に倒れ、奮い立った。マウンドには2番手・スアレス。速球自慢の助っ人の武器に照準を定めた。

「真っ直ぐが速い投手だけど、ファウルにしないように心掛けた。外の真っ直ぐ来い!と。ヒットになって良かった」。

1ボールからの156キロ直球に力負けせず、根性で二遊間を破った。ベンチ最前列で身を乗り出していたナインも手を叩き、ガッツポーズを繰り出した。

3ゲーム差で臨んだ首位・ソフトバンク3連戦に連敗して迎えた第3ラウンド。負ければ今季初の同一カード3連敗で、シーズン序盤で早くも6差を付けられるところだったが、3番に座る男が熱戦にピリオドを打った。

「試合前から何とか勝とうとみんなで話をしていた。涌井がいい投球をしていたので、勝ちを付けられなくて申し訳ない」。7回2失点と粘ったエースに6勝目をプレゼントすることはできなかったが、価値ある白星で王者の進撃を食い止めた。

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ロッテ清田の殊勲打でソフトに競り勝つ[デイリー]

ロッテがソフトバンクに競り勝った。同点で迎えた9回2死三塁で、清田がこの回から登板したスアレスの156キロ直球を中前へはじき返し、勝ち越した。

9回裏は抑えの西野が3四死球で1死満塁のピンチを招いたが、後続を断って薄氷の勝利をつかんだ。

殊勲打の清田は「真っ直ぐ来いと打席に入った。2連敗していたので勝ちたかった」と振り返り、7回2失点と好投した先発の涌井に対して、「勝ちをつけてやりたかった」と慮った。

一方、ソフトバンクの先発、東浜は8回2安打2失点も、初回に2死から四球を与えて迎えたデスパイネの8号2ランが重くのしかかった。チームの連勝も8でストップした。

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ロッテドラ1平沢、初打席は空振り三振[デイリー]

ロッテのドラフト1位、平沢大河内野手(仙台育英)のプロ初打席は空振り三振に終わった。

11日に1軍に合流し、守備でプロ初出場した平沢は、同点の6回2死走者なしで2番・中村の代打で登場。プロ初打席は、ソフトバンクの先発、東浜との対戦となった。

ロッテファンが陣取る左翼席からは「大河」コールの大声援。その中、4球ファールで粘った後のカウント2−2から、東浜が投じたのは146キロの直球。平沢はこれを豪快に空振りし、初安打はお預けとなった。

平沢はそのまま遊撃の守備に入り、同点で迎えた9回1死二塁の第2打席では、井口が代打に送られ、ベンチへと退いた。

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ロッテ・デスパイネが先制の8号2ラン[デイリー]

ロッテのデスパイネが初回、2試合連続となる先制の8号2ランを放った。

「4番・DH」で先発した主砲は、2死一塁で、ソフトバンクの先発、東浜の投じた113キロのカーブをフルスイング。打球は左翼スタンドへと吸い込まれた。

デスパイネはソフトバンク戦だけで5本塁打。8連勝中のソフトバンクの出鼻を叩く一発となった。

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ロッテ、女性ファン向け各種イベント[デイリー]

ロッテは12日、5月15日の楽天戦(QVCマリンフィールド、午後1時試合開始)で実施するスーパーレディースデーで試合後、女性ファン向けに以下のイベントを行うことを発表した。

「女性大集合写真&サンクスハイタッチ」
来場者に配られるオリジナルレディースTシャツ着用(またはご持参)の女性を対象に、選手を囲んで大集合写真を撮影。撮影後は選手がハイタッチでお見送りする。試合終了の15分後、グラウンド内、内野エリアで。
「選手からお花プレゼント」
大集合写真の後、選手から直接花をプレゼント。対象者はオリジナルレディースTシャツ5色の中で、5回裏終了後に発表される色の着用者(先着100人)
「写真撮影会」
選手と様々なシチュエーションで写真撮影できる。対象は5回裏後に発表されるラッキーカード当選者(300名)。試合終了15分後にグラウンド内、内野エリアで。
「グラウンドウォーク」
試合終了15分後、グラウンドを開放する。

岡田選手会長は「スーパーレディースデーには沢山の女性の方に来てもらい、マリーンズを好きになってもらえたらと思っています。オリジナルの可愛いTシャツもプレゼントされますので、ぜひご来場ください。そして黄色い声援、宜しくお願いします!」とコメントしている。

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千葉ロッテ・東條、リハビリ中に見つけた感覚。MLB屈指の守護神が、新人1番の1軍昇格きっかけに[ベースボールチャンネル]

◇いきなりの怪我、ショックで頭が真っ白

いきなり躓いた。石垣島で行われた春季キャンプ第2クール3日目。2軍スタートとなったドラフト4位ルーキーの東條大樹投手はノックの練習中に左足を内側に捻った。体に激痛が走った。「これはヤバい」−自分自身、瞬時に事態の重さを理解した。それでも、すぐには諦める訳にはいかなかった。プロ1年目の第1歩となるキャンプが始まったばかり。しかも、社会人(JR東日本)から即戦力の期待をかけられての入団。いきなり怪我をする訳にはいかない。頭の中で何とか我慢をして練習を継続する方法を考えた。しかし、歩くのすら厳しかった。根性で続けられる状態では到底なかった。練習メニューの途中で無念のリタイアとなった。

ロッテ・平沢大河の現在位置。オコエの活躍を刺激に「自分の形をつくって、必ず結果を出す」。

「悔しかったですね。新人にとってキャンプは絶好のアピールの場ですからね。なんとか一軍に呼んでもらうために頑張ってアピールしようと意気込んで臨んだキャンプでした。辛かった。なかなか現実を受け止めることができなかった」。

もう歩くことすらできなかった。翌日は1日、宿舎の自室で静養をした。午前中にチームメイトはグラウンドに行ってしまい、ホテルは静まり返った。ベッドに横たわっていると、誰もいない場所に一人、取り残された感覚に陥った。石垣市内の病院でMRI検査を受けた結果は、左膝内側側副靭帯損傷。医者からは「痛みが軽減するまでは安静が望ましい」と言われた。これまで下半身の怪我をしたことがなかっただけにショックで頭が真っ白になった。

何よりも1年目の最初のキャンプで新人では自分だけが怪我をして、グラウンドでアピールができなくなってしまったことが悲しかった。医者から「半月板、その他の靭帯には異常はないから、2週間程度で治るだろう」と言われたことが、せめてもの救いに感じたほどだった。

グラウンドでは同期入団の選手達が大声を出して元気にアピールする中、東條は室内練習場の中でリハビリメニューをこなすしかなかった。下半身が動かせない以上、行えることは限られていた。何より新人でありながらグラウンドの外から練習を見ることしかできない自分に焦りを感じた。

「同期入団のみんなが練習をしている姿が羨ましかったです。普通に野球ができることがどんなに幸せなのか感じた」。

そんな東條の想いを察した池田重喜寮長がリハビリ中に声をかけてくれた。プロ野球の世界に長い月日、身を置く寮長からの言葉は深く、そして重く心に響いた。

「いきなりキャンプで怪我をしたことは悔しいと思う。でも逆にこの早い時期で良かったかもしれないぞ。考え方は色々だ。やってしまったものは、もうどうしようもない。前向きにやるしかないよ」。

◇MLB屈指の守護神の映像からヒント

人間万事塞翁が馬。不幸と思ったことが幸せにつながっているかもしれない。この逆境を機になにかが好転するかもしれない。落ち込む気持ちを励ますメッセージだった。それから今しかできないことは何かと、あれこれ考えた。上半身のウエイトトレーニングに必死に取り組んだ。

そして同じように右のサイドと呼ばれる選手の投球映像を独自に集め、次々と見て研究した。現役ではヤクルト館山、西武十亀。さらに元巨人の斉藤雅樹氏(現巨人2軍監督)。元ヤクルトの高津氏(現ヤクルト投手コーチ)。元西武の潮崎氏(現西武ヘッド兼投手コーチ)などの現役当時の映像も探した。

メジャーでは若きクローザーとして君臨するレッドソックスのクレイグ・キンブレルの映像を食い入るように見続けた。とにかく時間さえあれば見た。映像からヒントを探し、自分に取り入れられることはないか考えた。そして見つけ出したイメージを元に椅子に座りながらのネットスローで感覚を確かめた。大きな発見があった。

「肘の使い方ですね。あ、これだという感覚を感じた。言葉で表現をするのは難しいですが、今まではガチガチに力を入れっぱなしだった。そうではなくて、力をある程度抜いた状態からボールに力を込める瞬間を作ることで、ボールによりエネルギーが伝わる。そうするとボールにキレが出るようになった。大きな収穫でした」。

投げることができない期間に見つけた感覚だった。リハビリをして、映像を沢山見て、ネットスローを重ねた結果としての様々な発見。今思うと、怪我をしていなかったら気が付かなかったかもしれない。それから事態はどんどん好転していく。実戦に復帰をすると2軍でアピールを続けた。サイドスローから、しなりのある腕の振りで凡打の山を築いた。

◇1軍のマウンドで得た収穫

迎えた4月19日。1軍の本拠地QVCマリンフィールドにて行われた2軍戦(埼玉西武戦)には伊東勤監督をはじめ1軍首脳陣がずらりと勢ぞろいしていた。東條は4番手で登板をすると打者4人を2三振の無安打で抑えきった。右のサイドから投じられるボールはMAX146キロを計測。遅れをとった分を取り返そうと必死のアピールだった。

翌20日。2軍での試合に備えて、ロッカーでくつろいでいるとコーチに呼ばれた。山下徳人2軍監督に1軍行きを告げられた。予想だにしていなかった早い昇格だった。マリーンズの新人では初の公式戦1軍昇格。キャンプでの新人リタイア1号となった男が、最初に1軍への切符を手に入れたのだ。

デビューは5月1日の北海道日本ハム戦(QVC)。2点ビハインドの場面だった。不思議と緊張をしなかった。初めてリリーフカーに乗った。ライトスタンドからの「東條コール」がはっきりと聞こえた。名物の海風も心地よく感じた。夢にまで見た1軍のマウンド。初回は無失点で切り抜けたものの、2イニング目に3失点。結果を出すことができずに2軍落ちとなった。それでも東條は前を向いていた。自分になにが足りなかったのか。今後、どう取り組めばいいのか。1軍の舞台での1試合での登板だったが、得るものはあった。

「自分の持ち球の1つであるスライダーを、しっかりと投げ切ることができれば通用することが分かった。課題はコントロール。プロではしっかりと早いカウントでストライクをどんどん取っていかないと生きていけない。他にも色々と勉強になりました。今はその課題を思い出して1つ1つ取り組んでいます」。

ロッテ浦和球場。背番号「20」は必死の日々を送っていた。練習が辛いと思うことはない。足を痛め、ベッドに横たわることしかできずに悔し涙を流したことを考えれば、グラウンドで目一杯、動ける日々は幸せだ。目指すは映像で見入ったレッドソックスのクレイグ・キンブレルのような投手。マウンドでの立ち振る舞いから威圧感を醸し出せる投手だ。いきなりの挫折を乗り越えた男だからこその夢は広がる。貴重な右のサイドハンドとしてマリーンズセットアッパー陣の一角を狙う。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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