ロッテの新人関谷が初登板勝利。力強い直球を軸に7回を3失点にまとめ、チームの連敗を3で止めた。打線は同点の3回にデスパイネの9号3ランなどで4点。計14安打と活発だった。オリックスは連勝が3でストップ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 1 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 10 |
オリックス | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
堂々のデビューとなった。千葉ロッテのドラフト2位新人、関谷は7回3失点で初登板勝利を飾り「できすぎ。チームが勝てて良かった」と控えめに喜んだ。1回に1点を失っても「大量失点だけはしないように」と冷静に腕を振り続けた男は、ポーカーフェースを崩さなかった。
真上から投げ下ろすフォームは、踏み出す左足がインステップする欠点を修正するため、明大時代に身につけた。最速146キロをマークした速球を軸に、スライダーやチェンジアップを丁寧に低めに集めてアウトを積み重ね「真っ直ぐも変化球も、いい球を放れた」と満足そうだった。
オリックスの先発近藤は、母校の東京・日大三高が2001年に夏の甲子園で初優勝した時のエースだ。その姿に憧れ、日大三中、日大三高と進んだ。先輩が序盤に崩れたのとは対照的な好投だった。
同期入団の6投手の中で、最初に白星を手にした。社会人のJR東日本からのプロ入りで即戦力の自覚は大きく「誰にでもあるチャンスじゃない。これが最後くらいの気持ちで」と臨んで好結果を残した背番号15。浮かれることなく「自分のやるべきことを、マウンドで出せるように」と次回登板を見据えた。
偉大な先輩に投げ勝った!ロッテのドラフト2位関谷亮太投手(25)がオリックス戦にプロ初登板初先発し、7回3失点で初勝利を挙げた。相手の先発近藤一は、日大三進学を決めた憧れの人で、同じマウンドで投げ合う巡り合わせとなった。また日大三でバッテリーを組み甲子園に出場した吉田の好リードもあり、無四球でチームの連敗を3で止めた。
三塁側ベンチ前から見るマウンドには、憧れの先輩近藤一がいた。01年夏。10歳の時、日大三を夏の甲子園初優勝に導いたエース右腕の雄姿に感動し、自宅から車で30分の日大三中に進学した。もちろん日大三高に進むためだ。前日には挨拶した。「僕にとって1番大きい人。自分と吉田には憧れです」。夏はテレビ観戦だったが、選抜は甲子園まで応援に行った。高校時代にはグラウンドに来た近藤一と対面もしている。その人に勝った。「感慨深かったです」と思いを込めた。
初回から腕を振った。最速は146キロ。1点を失っても動じない。同点に追いついてもらった2回からは、チェンジアップを交えて3者凡退に切る。4点リードをもらった3回は1点を失ったが、カーブも加えて緩急をつけた。高校時代もバッテリーを組んだ吉田のリードに首は振らなかった。「アイツの方が2年先にプロに入っていますから」と敬意を表した。
ポーカーフェースで落ち着いていた。4回はさらに3点を援護してもらったが、2死からの猛攻でベンチ前でのキャッチボールが20分にも及んだ。小林投手コーチから「勝ちを意識するな」と言葉をかけられた。「もっとフワフワするかと思ったけど、京セラは投げたこともあったんで大丈夫でした」と、ペースは崩さなかった。
落合投手コーチからは「2イニング持てばいいよ。6割ぐらい出す気持ちで行け」と緊張感を和らげてもらった。ようやく巡ってきたチャンスだが「実力の範囲内を出せばいい」と余裕をもって臨んだ。3回2死二塁のピンチは、1打席目に中堅フェンス直撃打を浴びた糸井を内角スライダーで空振り三振に切った。勝負どころを抑えて乗った。
伊東監督も合格点を出した。「予想以上に良かった。自信になっただろう。次も投げてもらう。関谷にして良かった」。2軍からはチェンと2人の推薦があり、選んだのが関谷。ローテ入りも期待させる内容だった。
ロッテのルーキー関谷がデビュー戦を白星で飾った。ロッテの新人で初登板初勝利はドラフト制後(66年以降)、72年倉持、77年仁科、83年石川、08年唐川、12年藤岡に次いで6人目。ドラフト2位以下の入団、社会人出身はともに仁科以来となった。過去5人は初登板時にチームが連敗しておらず、チーム3連敗中に登板した関谷は連敗ストッパーにもなった。
ロッテのドラフト2位関谷亮太投手(25)が初登板初先発で、7回を3失点に抑えプロ初勝利を飾った。
日大三の同期生、吉田の好リードもあり無四球の好内容で、チームの連敗も3で止めた。相手先発の近藤一は日大三進学を決めた憧れの人。01年夏、10歳の時に日大三を夏の甲子園初優勝に導いたエース右腕の雄姿に憧れ進学を決めた。
「感慨深かったです」と、偉大な先輩に投げ勝ち、あふれる思いを少ない言葉に込めた。「自分にとっては1番大きな人。僕と吉田には憧れの人です」と話した。吉田のリードには首を振らずに任せた。「アイツの方が2年先にプロに入っていますから」と、こちらも“先輩”をたてて好投した。
ロッテのドラフト2位・関谷亮太投手(25)=JR東日本=が21日、オリックス10回戦(京セラドーム)に先発し、7回3失点でプロ初登板初勝利を挙げた。
「できすぎと思うぐらい、いいピッチングができた。しっかり吉田にリードしてもらった」。
日大三高の同級生で、2009年夏の甲子園以来、7年ぶりにバッテリーを組んだ吉田のサインを信じて、懸命に腕を振った。
明大、JR東日本を経てプロ入り。阪神D1位・高山は高校、大学の2年後輩。そして、オリックスの先発だった近藤一は、高校の8年先輩にあたる。
「子供の頃からの憧れでした」。
01年夏の甲子園では、近藤一がエースとして奮闘して初優勝。当時、小4だった関谷は感動し、日大三中を受験して、高校にも進んだ。本格的に野球の道を進むきっかけをつくってくれた“恩人”と投げ合い、勝った。
伊東監督は「チームが3連敗していたし、緊張感はあったと思うけど、よく投げてくれた。次も投げさせようと思います」とご満悦。関谷が力強く第一歩を踏み出した。
ロッテは4番デスパイネが主砲の働きを見せた。3回に2−1と勝ち越し、なお1死一、二塁の好機。初球を完璧に捉えて左翼席へたたき込み「あそこは自分のゾーンで、一発で仕留められて良かった」と満足そうだった。
この日の先発は初登板の新人関谷。デスパイネは「ルーキーを援護してやりたかった。いいホームランが打てた」と貫禄を漂わせた。
プロ野球ロッテは21日、2014年に引き続き、千葉県教育委員会と連携、千葉県内在学の小学校児童を対象としたスポーツを通じたキャリア教育体験プログラム「ちば夢チャレンジ☆パスポート・プロジェクト2016」を実施すると発表した。今年はプログラム参加児童全員に「マリーンズ・キッズキャップ」を配布する。詳細は以下の通り。
ロッテはプロ初登板で初先発したドラフト2位ルーキーの関谷亮太投手(25)=JR東日本=が、7回6安打3失点と好投し、プロ初勝利を挙げた。
関谷がルーキーとは思えない落ち着いた投球で初白星を手にした。1回、2死二塁からモレルに適時打を許し、先制点を与えたものの、3回までに5点の援護をもらうと、スイスイ投げ続けた。変化球を低めに集め、打たせて取る投球で7回まで3失点でまとめた。
お立ち台に上がった関谷は緊張気味の面持ちで「野手の方々が、しっかり守ってくれて、吉田もよくリードしてくれた」とチームメートに感謝。無四球と安定した投球内容にも「ファームで1回もできなかった。上(1軍)でできて嬉しい」と胸を張った。最後は「大きな声援が力になりました」と、ビジターゲームで声援を送ったファンと喜びを分かちあった。
「旧友」とのコンビでつかんだ1勝!ロッテのドラフト2位ルーキー・関谷亮太投手(25)が21日、オリックス戦でデビューし、日大三の同期である吉田裕太捕手(24)とバッテリーを組んで7回を6安打無四球で3失点と好投。球団では12年・藤岡以来となる新人の初先発初勝利を挙げ、チームの連敗を3で止めた。
ポーカーフェースを貫いていたヒーローが、ようやく破顔した。プロ初勝利を挙げ、女房役の吉田との記念撮影。関谷が「しっかりリードしてくれて投げやすかった」と言えば、プロでは2年先輩の吉田も「(関谷が)入ると決まってから一緒に勝ちたいと思っていた」と感慨深げだ。09年夏の甲子園で完封勝利を演じた2人が、7年後にプロの舞台でがっちり握手を交わした。
初回2死、糸井に浴びた中越え二塁打をきっかけに失点。しかし、関谷は「ある程度(自分の球を)投げ切れていたので」とすぐに切り替え、最速146キロの直球と得意球のチェンジアップを軸に丁寧に投げた。相手先発も日大三OBの近藤一で、01年夏の甲子園の優勝投手。小4時にその姿を見て日大三中への進学を決めたという「憧れの大先輩」だったが、打者との勝負に集中した。
中学時代は元巨人の桑田真澄氏と父・俊郎さん(56)が一緒に立ち上げたボーイズリーグの「麻生ジャイアンツ」の1期生としてプレー。父は息子の練習を初めて見た桑田氏に「この子は間違いなくプロに行けます」と言われたという。
2巡目からは「師匠」から学んだ縦の大きなカーブをアクセントに加えた。中学では投手兼遊撃手。「桑田さんを見て、投手は投げるだけじゃなく守備も全てできるのが超一流の選手だと感じた」。3回1死一塁では駿太の一、二塁間へのゴロを素早いベースカバーで一塁アウトにし、この回を最少失点でしのいだ。
開幕45試合目で訪れた出番。大学、社会人を経て入団した25歳には開幕1軍を逃した悔しさと並々ならぬ決意があった。合流した前日。「やっと来た、というよりは…。最後というくらい(の気持ちで)」と初登板から結果にこだわっていた。
チームの連敗を3で止めた好投。当初はチェンを昇格させる予定だったが、2軍からの推薦を受けて変更した伊東監督は「予想以上によかった。次回も投げさせようと思う」と即決した。「もっと(緊張で)フワフワすると思っていたけど、意外とそんなになかった」と関谷。首位獲りへ、頼もしい右腕が加わった。
ロッテ打線が14安打10得点で関谷を強力援護した。
清田は1−1の3回、体勢を崩しながら右前に勝ち越し打。「あんな打撃でもヒットはヒット。笑いが出てしまいます」と照れたが、4、9回にも適時打を放った。4番デスパイネも12日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来の9号3ランを含む4打点。「(本塁打は)自分のゾーン。一発で仕留められてよかった」と喜んだ。
ロッテのドラフト2位・関谷が、21日のオリックス戦にプロ初登板初先発する。
JR東日本からプロ入りした25歳右腕。投げ合う相手は同じ日大三出身で、01年夏の甲子園の優勝投手・近藤一。当時小4だった関谷は「憧れの大先輩。受けた影響は一番大きい」と言いつつ、「相手どうこうより、自分のやってきたことをしっかり出せるように」とプロ初勝利を目指す。また、ドラフト7位右腕・高野も1軍に合流した。
ウィニングボールを手に、関谷が伊東監督と肩を組んだ。隣で一緒にフラッシュを浴びたのは日大三高時代にバッテリーを組み、自分より2年前に入団していた、気心の知れた吉田だった。「吉田がしっかりリードしてくれた。嬉しいです」。ドラフト2位右腕が初先発で7回6安打3失点。14安打10点の援護を受け、デビュー白星を飾った。
新人らしからぬポーカーフェース。吉田は「高校時代と変わらず平常心でした」と振り返る。桑田真澄氏(48)=スポーツ報知評論家=設立のボーイズリーグ・麻生ジャイアンツの1期生は、マウンドで決してひるまない。前日に2本塁打のT−岡田も3打席を封じた。最速146キロの直球とチェンジアップを駆使して6三振を奪い、制球も乱れず無四球。新人の初登板白星は、球団では12年の藤岡以来、11人目の快挙だ。
憧れの近藤に投げ勝った。関谷が小学4年の01年夏、日大三高で甲子園制覇した雲の上の存在だ。「三高に入るきっかけになった人」と日大三中から受験。自身が甲子園に出た09年夏には近藤の登板試合を京セラDで観戦し、プロも強く意識することになった。
相手は近藤、女房役は吉田。因縁めいたデビュー戦は忘れられない白星になった。指揮官は「予想以上。また次回も投げさせたい」と評価し、谷間の登板から先発ローテも勝ち取った。「次も頑張りたい。自分のできることをやるだけ」。連敗を3で止めたロッテに、また1人頼もしい戦力が加わった。
ロッテのドラフト2位右腕・関谷亮太投手(25)が21日、オリックス戦(京セラD)で初先発。7回を6安打3失点でまとめ、プロ初登板を初勝利で飾った。ロッテの新人が初登板勝利を挙げたのは2012年の藤岡以来、11人目の快挙となった。
1回に先取点を許したが、日大三高時代からバッテリーを組んだ吉田とのコンビで、その後は無四球の安定した投球を披露。14安打10点の大量援護に守られたルーキーは「野手の方が打って守ってくれて、吉田もしっかりリードしてくれた。嬉しいです」と感謝を口にした。
ウイニングボールをズボンの右ポケットにサラリと入れた。ロッテのドラフト2位・関谷亮太投手(JR東日本)がプロ初登板初先発で初勝利。「出来過ぎです。チームも勝って良かった」。右腕は舞い上がることなく、じっくりと勝利の余韻に浸った。
イースタンでは3試合連続で6回以上を3失点以内に抑える好投。自信の二文字を懐の奥深くに携えて、好調オリックス打線に立ち向かった。最速146キロ直球にカーブ、チェンジアップを巧みに交えて、7回を6安打3失点。落ち着き払った、堂々の97球であった。
憧れの人にも、投げ勝った。
相手先発の近藤一は日大三高の先輩で、01年夏の甲子園優勝投手だ。当時小学校4年生だった関谷は、その投球に魅了され、後を追うように日大三中、日大三高に進学した。
前日、挨拶に行くと、「もう、いいよ」とサラリとかわされた。4回途中7失点降板の先輩を投球内容で圧倒し、「感慨深いところはあります」。関谷は最後に表情を緩めて、そう言った。
ロッテが連敗を3で止めた。ドラフト2位新人の先発・関谷亮太投手(25)が7回6安打無四球3失点と好投し、プロ入り初登板を初勝利で飾った。
関谷は記念のウイニングボールを手に「嬉しいです。野手の方に守っていただき、(日大三時代の同級生で捕手の)吉田がしっかりリードしてくれた。高校時代から知っているので合いやすかった。(ウイニングボールの贈り先は)考え中です」などと語った。
ロッテは打線が関谷を援護した。1−1の3回1死一、三塁から清田の右前適時打とデスパイネの左越え9号3ランで4点を勝ち越し。5−2の4回は細谷、角中の適時打と押し出しで3点を追加。9回は清田の適時打とデスパイネの犠飛で2点を加え、2ケタ得点に乗せてダメを押した。
オリックスは連勝が3で止まった。ロッテ・関谷の日大三の先輩・近藤一が先発し、4回途中9安打7失点で1敗目(2勝)。初回は2死から糸井の8打数連続安打となる二塁打をモレルが左前適時打でかえし先制。