わたしはかもめ2016年鴎の便り(5月)

便

5月22日

オリックス1−5千葉ロッテ(京セラドーム)

ロッテの唐川が6回1失点で今季初勝利。4四球と2ボークもあったが、緩急をつけて要所を締めた。打線は2回に井口が先制打。5回はデスパイネ、角中の連続適時二塁打で3点を加えた。オリックスは序盤の好機を生かせなかった。

123456789R
千葉ロッテ0101300005
オリックス0000100001

◇5回、2死後に適時打の粘り

千葉ロッテ打線が前半で勝負を決めた。5回までに5点を奪ってオリックスの西をKO。そのうち4点が2死後の得点で、伊東監督は「粘りが出てきた」と目を細めた。

流れをつくったのは12球団最年長野手の井口だ。2回1死二塁で変化球を引っ張る先制の左前打。グラブを出した三塁手の横を抜ける打球で「先制できて良かった。ラッキーなところもあったけどね」と息をついた。

2−0の5回はデスパイネ。2死一、三塁から左中間へ2点二塁打とし「いいところで回ってきて、打点を稼ぎたかった」と笑った。強気に投げ込む西の内角速球を警戒しながら、外に沈むチェンジアップを果敢に踏み込んではじき返した。

デスパイネの35打点はチームトップ、シーズン100打点を超えるペースだ。全46試合で4番に座る主砲に相応しい数字で打線を引っ張り「自分の仕事をできているのはいいこと」と貫禄たっぷりだった。

◇苦しみながらの勝利

千葉ロッテの唐川が今季3度目の先発で初白星を挙げた。4四球と制球に苦しみながら、6回を3安打1失点にまとめ「ストライク率が低かったけど、徐々に修正はできていた」と、一定の手応えをにじませた。

カーブをうまく交え、的を絞らせなかったことが奏功し「多めに投げて、いい方に働いた」と言う。リードした捕手の田村にも「緩急を使ってくれた」と感謝を忘れなかった。

伊東監督
「立ち上がりが不安だったけど、切り抜けて自分のペースで投げられた。やっと勝ちがついて、これからが勝負。」(唐川に)
鈴木
「井口さんの死球の後だったので、何とかしたい気持ちで燃えていた。」(4回に適時三塁打)
田村
「独特のカーブをしっかり使えたから、調子の良くなかった真っ直ぐで詰まらせられた。」(唐川を好リード)

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ロッテ唐川9ヶ月ぶり1勝、体重5キロ増球威戻った[ニッカン]

新人勝利の次は復活劇だ。ロッテ唐川が今季3度目の先発でオリックスを6回1失点に抑え、昨年8月8日以来の白星を飾った。

昨年は140キロに届かなかった球速が、この日は143キロと球威が戻った。カーブとの緩急も生き、ここ2年の不振から脱出した。

1回は四球を2つ出し1死一、二塁のピンチに立った。ここでモレルに対し135キロの速いスライダー、113キロのカーブを見せた後、直球で中飛。139キロでもカーブが生きて詰まらせた。T−岡田も抑えてピンチを断ち、6回まで粘り抜いた。「内容は良くなかったけど修正はできた。真っ直ぐも強く投げられている」と手応えをつかんだ。

昨年7月に2軍落ちしてから筋トレに力を入れ、食事もタンパク質を増やして体重は5キロ増の85キロに。相関関係は分からないが、全ての球種の球速が上がっている。捕手の田村は「真っ直ぐが速くなって、独特のカーブと全体的にレベルが上がった。今日はカーブを使おうと話していた」と明かした。

伊東監督も今後の戦いに光明を見いだしたのだろう。「ルーキー(関谷)が勝って、唐川も久しぶりに勝利がついた。力自体出てきている。次が勝負だ」と、次戦を楽しみにする。新人と復活男で連勝し、再び上昇ムードに乗りそうだ。

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ロッテ唐川1勝「修正できた」内容不満も復活手応え[ニッカン]

ロッテ唐川侑己投手(26)が今季3試合目の先発で、昨年8月8日以来の勝利を挙げた。

1回1死一、二塁のピンチを断ち、6回まで散発3安打1失点で粘った。この日の最速は143キロ。ここ2年は不振が続いたが、球威が戻って緩急も生き返った。

それでも唐川は反省を口にした。「内容はよくない。先頭に四球を出したし、四球が多かった。ストライク率もよくない。ただ修正はできました。真っ直ぐも強く投げられファウルも取れた」と、復活の手応えはつかんだ。

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ロッテ・井口が先制打「ラッキーなところもあった」[サンスポ]

12球団最年長野手、41歳の井口が2回1死二塁で変化球を引っ張る先制の左前打。グラブを出した三塁手の横を抜ける打球で「先制できてよかった。ラッキーなところもあったけどね」と息をついた。2−0の5回はデスパイネ。2死一、三塁から左中間へ2点二塁打とし「いいところで回ってきて、打点を稼ぎたかった」と笑った。

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ロッテ・唐川、今季初勝利!失点後のピンチに「やばいな、と…」[サンスポ]

ロッテの唐川侑己投手(26)が6回92球を投げ5奪三振1失点と好投。今季初勝利(1敗)を挙げた。

唐川は1回、先頭の西野にいきなり四球を献上。安達に犠打を決められると、続く糸井にも四球と、ピリっとしないながらも後続を抑え、無失点とした。

チームは2回に井口が先制適時打を放つと、4回に鈴木の適時打で加点。さらに、5回にはデスパイネ、角中が連続適時打を放ち、まだ白星のない唐川に5点を援護した。

ゼロを重ねた唐川は5回、オリックス打線に捕まる。1死一塁から、この日2度目となるボークで走者を二塁に進めると、代打・小島に中前適時打を浴び失点。続く西野に四球を与え1死一、二塁とピンチとしたが、何とか後続を打ち取って、最少失点でしのいだ。

ロッテは7回から益田、内、西野の勝利パターンのリレーでオリックス打線に追加点を許さず。唐川は今季初勝利となった。

ヒーローインタビューで唐川は、「嬉しいです、はい」と今季初勝利に笑顔を見せると、「これを目標にしていた訳ではないですが、まず1勝できて、次につなげられるかなと思います」と控えめに喜んだ。この日の投球内容には「物足りない。ボークを2つ出しているし」と反省し、援護してくれた野手に「先に点を取ってくれて、楽に投げれました」と感謝仕切りだった。5回1失点後のピンチには「やばいな、と思った。無事終わってくれてよかったです」と、安堵したことを明かした。

伊東監督
「立ち上がりが不安だったけど、切り抜けて自分のペースで投げられた。やっと勝ちがついて、これからが勝負。」(唐川に)
鈴木
「井口さんの死球の後だったので、何とかしたい気持ちで燃えていた。」(4回に適時三塁打)
田村
「独特のカーブをしっかり使えたから、調子の良くなかった真っ直ぐで詰まらせられた。」(唐川を好リード)

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唐川288日ぶり勝利、筋トレ効果で球速アップ[スポニチ]

ロッテ・唐川が6回を3安打1失点で、昨年8月8日のソフトバンク戦(QVCマリン)以来288日ぶりの勝利を手にした。4四球を与え「内容は全然良くなかった」というが、一昨年4勝、昨年5勝に終わった右腕に進化が見えた。

最速は143キロ。昨夏に2軍落ちして以来、タンパク質を多く取る食事法と筋力トレーニングで体重を5キロ増の85キロにした。昨季より平均5キロほど球速がアップ。「強く投げられているしファウルも取れる」と実感する。この直球を好調のカーブと組み合わせて幻惑。初回1死一、二塁では4番モレルを直球で詰まらせて中飛に仕留め、リードした田村は「直球が速くなり、カーブもレベルアップした」と評した。

伊東監督は「ローテーションの1人として期待していた」と満足げ。唐川は、白星で得た手応えよりも「まだまだ1試合1試合(臨む)、という気持ちが強い」と次を見据えた。

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ロッテ唐川復活!6回1失点今季初勝利[デイリー]

昨年8月8日のソフトバンク戦以来の白星は、ロッテ・唐川侑己投手の“復活”を高らかに告げた。

初回の1死一、二塁を切り抜けると、6回を3安打1失点。「試合の内容は全然よくなかった。四球が多かった」と4四球を反省しながら、「最初に比べて徐々に修正し、緩急を使ってやれた」と確かな手応えを口にした。

エース候補も不調が続き、昨季は5勝4敗。8月中旬に2軍降格後は、復活を懸けて肉体改造に着手。積極的にウエートトレを行い、タンパク質を増やした食事を採るように努め、体重は昨年から5キロ増の85キロに。そのおかげで昨季は130キロ台にとどまった直球が、この試合では最速143キロを計測。得意球であるカーブとの緩急がより生きた。

21日にプロ初勝利を挙げたドラフト2位・関谷(JR東日本)に続く力投に、「ローテの1人として期待していた。これは大きい」と伊東監督も称賛を惜しまない。「勝てば全て特別になるんでしょうね。でも1試合、1試合のつもりで」と、唐川も次を見据えた。

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ロッテ唐川、今季初勝利「次につなげる」[デイリー]

ロッテが連勝。先発・唐川は6回3安打1失点で今季初勝利(1敗)を挙げた。

唐川はヒーローインタビューで「嬉しいです。ここを目標にしてきた訳ではないので、次につなげられるようにしたい。内容に関しては物足りないが、野手の方が我慢して守ってくれた。先に点を取ってくれて楽に投げることができました」などと語った。

ロッテは2回1死二塁から井口の左前適時打で先制。4回には2死一塁から鈴木の右中間三塁打、5回は2死一、三塁からデスパイネの左中間二塁打などで加点した。

オリックスは連敗。5回に代打・小島の中前適時打で1点をかえした。先発の西は5回5失点で6敗目(2勝)。

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