ロッテ二木が土のグラウンドに気を引き締めた。
25日、日本ハム戦に先発する函館のオーシャンスタジアムで前日練習。内野が土で、普段は投げない環境だけに「初めてのグラウンド。土なので、バント処理に気を付けたい」。4月にプロ初勝利を含む2勝をマークするも、5月は未勝利。「失敗を繰り返さないようにしたい」と、3勝目を目指す。
ロッテは25日、札幌から空路、函館入りした。
今カードの日本ハム戦は変則日程で、中日が移動日の2試合のみ。当初はこの日も函館で全体練習の予定だったが、札幌からの飛行機の出発が約1時間半、遅れたため、急遽、休みとなった。
数人は自主的に軽く体を動かしたが、函館のオーシャンスタジアムでしっかり練習したのは、26日先発の二木康太投手(20)だけ。小林投手コーチらの“密着指導”を受けた。初めて投げるマウンドも確認。「一般的なものより低いかな、とは思いますが、僕は投げにくいことはありません」と、心配なさそうだった。
ロッテの札幌から函館への空路移動は25日、使用する航空機の機体トラブルで大幅に遅れた。午後1時から予定されていた全体練習は中止となり、急遽、休日にあてられた。伊東監督は「遅れてでも練習したかったけど、誰も“やりたい”と手を挙げない。練習しなきゃいけないのはたくさんいるでしょ!!」と憤慨(!?)も大阪から続く1週間の遠征で皆さん、バテ気味。“安定2位”の飛行を続けるチームにこういう日もあっていい。
ロッテ・伊東監督が縁起のいい球場で今季4度目の4連勝を狙う。
函館オーシャンスタジアムは、西武の監督だった04年5月30日の日本ハム戦で、2−2の延長10回に和田がプロ通算100号の満塁本塁打を放って劇的勝利を挙げた場所。
「監督1年目だったね。大味の試合だった」と指揮官。その年の西武は12年ぶりの日本一に輝いており、ロッテでも同球場で勢いをつけたい。
ロッテの二木が26日の日本ハム戦(函館)に先発する。鹿児島出身右腕にとって、人生で初めて訪れた函館の地。全体練習は中止されたため、チームでただ1人、先発登板に向けて函館オーシャンスタジアムで最終調整を行った。
当然初めてのマウンドとなるが、「ちょっと低くて、一回り小さいマウンドだけど、低いから投げにくいというのはない」と自信を見せた。今季は開幕からローテーションを守り、8試合で2勝5敗、防御率4.37。4月27日の西武戦(西武プリンス)以来、約1ヶ月ぶりの勝利を狙う。
伊東ロッテが「函館の吉兆」を再現する。26日の日本ハム戦に備えて当地入りした伊東監督は15日、「あのときは大味な試合だったなあ」と、西武監督1年目だった04年5月30日の日本ハム戦(函館)を振り返った。
愛弟子・和田一浩の通算100号満塁弾などで6−2で制して首位陥落を回避し、そこから日本一に駆け上がった縁起のいい球場。先発する二木も「自分の勝ちよりチームが勝つことを考えたい」と4連勝を見据えていた。
26日の日本ハム戦(函館)に先発するロッテ・二木が25日、“ぼっち調整”で自身の連敗脱出へ準備を整えた。
札幌から函館への移動便が機材トラブルで遅れ、全体練習が中止に。1人黙々と汗を流した3連敗中の20歳右腕は「少しずつでも成長していると思う。同じ失敗を繰り返さず、勝ちにつながれば」と意気込んだ。