ロッテが今季最多の19安打を放ち、13点を奪った。0−2の2回に高浜の2点打と清田の2ランで逆転し、3回は井口の適時打などで4点。その後も加点した。7回4失点の二木が3勝目。広島は九里が3回持たず8失点で降板した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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広島 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 |
千葉ロッテ | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | x | 13 |
相手左翼手は打球を追うのを諦めていた。2回に勝ち越しの2ランを放った千葉ロッテの清田。ライナー性の当たりが、広島ファンで赤一色に染まるスタンドに突き刺さった。
直前に高浜の2点左前打で追い付き、なお2死一塁で打席に立った。内角にきた九里の4球目、140キロを射止めた。5月7日以来の5号は、息つく間もなく試合をひっくり返す一振り。9試合ぶりの打点を挙げ「走者がいる場面で打てたのも久しぶり」と喜んだ。
1点を追う1回の第1打席は先頭打者として鮮やかな左中間打。そして、積極的に二塁を狙った。だが果敢なヘッドスライディングも及ばず、アウト。「走塁ミスをしてしまったので、取り返すことができてほっとしている」と打ち明けた。
昨季はリーグ4位の打率3割1分7厘をマークしたものの、今季は不本意な結果が続く。試合前までの打率は2割2分9厘。5月31日にはQVCマリンフィールドで行われた親子ゲームに出場し、復調のきっかけを探ることもあった。
「一時期に比べたら、ボールの見え方も良くなった」と話していた背番号1。チームは先発全員安打、今季最多の19安打と打線が活発だったが、清田も9試合ぶりの猛打賞。「練習でも調子は悪くなかったので、その感覚で打席に入れたのが結果に出ている」と力を込めた。
序盤に千葉ロッテ打線がつながった。0−2の2回に4点を奪って逆転すると、3回にも4点を加えた。
2回2死二、三塁で「必死に食らい付いた」と高浜の2点左前打で同点。続く清田は2割台前半と打率がなかなか上がらず「数字を気にすることはやめました」と話していた。持ち前の思い切りの良さで内角球を強振し、5月7日以来の一発となる2ランを左翼席に運んだ。「練習でも調子は悪くなかった。その感覚で打席に入れている」と語った。
3回は井口の適時打などで3点を加えた後、高浜が再び適時打を放ち、8点目を奪った。リードしている場面で余裕もあったようで「変化球を狙い、しっかり打つことができた」と、振り返った。
逆転勝ちが多いチームにあやかり、球団は「逆転丼」を販売することになった。試合中に逆転した直後から売り始める限定メニューだが、対象となったここ5試合は逆転がなかった。清田は「待たせてしまった。皆に食べて欲しい」とコメントした。
千葉ロッテの高浜が2回に同点打で流れを呼び込んだ。
2死二、三塁から外角の変化球を左翼線へ逆らわずにはじき返した。2者を生還させ「同じ所を攻められていたけど、最後に浮いてきた球を打つことができた。バットに当てれば何とかなると思っていたので、必死に食らい付いていった」と振り返った。
3、7回にも左前打を重ねて、3安打4打点をマークした。ロッテが今季最多となる19安打を重ね、13得点で大勝した。先発全員安打も記録した。
2回までに2点をリードされたが、2回に高浜の2点適時打で追い付き、清田の5号2ランで勝ち越し。その後も得点を重ねた。投げては、先発二木が7回9安打4失点で、4月27日以来となる3勝目を挙げた。
交流戦最初のカードを勝ち越した伊東勤監督(53)は「勝ち越しできたのは良かった。内容的には大味な試合になりそうだった。二木は悪いながら、何とか4点に抑えたが、良い当たりもされていた。褒められる内容ではないが、久しぶりに勝ちが付いたのは良かった。今日は、打線が下位も活発だった。久しぶりに途中から安心して見てられました」と評価した。
ロッテ二木康太投手(20)が7回9安打4失点で3勝目を挙げた。
1回、2回と1点ずつ失ったが、3回からは0を続けた。7回に新井に2ランを打たれたが、大量援護もあり、4月27日以来の白星を手にした。
「決して良い内容ではなかったですが、野手の方がたくさん点を取ってくれて、すごく楽に投げられました。本当は、もう1イニング投げたかったですが、体力と技術が足りませんでした」と振り返っていた。
QVCマリンでロッテが逆転した時にのみ販売される「逆転丼」が、ついにお目見えした。
5月27日のソフトバンク戦から販売開始となっていた。だが、ここまでの5試合は、先制を許しそのまま負けるか、先制してそのまま逃げ切るかの展開が続いていた。
この日は、2回表を終えて0−2とリードを許すも、その裏に4点を奪い逆転。直後に「逆転丼」の販売が始まった。およそ15分で限定50杯を完売。逆転を決める2ランを放った清田育宏外野手(30)は「待たせてしまったので、皆さんに食べて欲しいです」と笑顔で話した。
今季初スタメンマスクをかぶった江村直也捕手(24)が奮闘した。
2回1死二、三塁の好機では広島九里に空振り三振を喫したが、11球を粘った。3回には、1死一、三塁で遊ゴロを放ち、三塁走者をかえした。一塁へ頭から突っ込むガッツに、ベンチを沸かせた。7回には自身今季初安打となる右中間への適時二塁打を放った。
お立ち台にも呼ばれた。3勝目の二木、適時打3本の高浜、決勝2ランの清田に続き、登場。「全然、活躍してないのに…。嬉しいです」。そう話す頭には、今カードで販売されたロッテと広島のコラボキャップをかぶっていた。
伊東監督も「良い仕事をした」と褒めていた。ロッテが4−2の3回に4点を追加した。
まず、無死一、二塁で井口資仁内野手(41)が左前適時打を放ち、1点を加えた。痛烈な当たりで遊撃田中の右横を抜けた。「いい流れで回って来たので、自分も続きたかった。打った瞬間はショートに捕られるかなと思ったけど、抜けてくれてホッとした。いい追加点からビックイニングを作ることが出来て、チームにとっても大きなイニングになったね」と話した。
その後、鈴木の犠飛、江村の内野ゴロの間に1点ずつを加えた。なお2死二塁で、高浜卓也内野手(26)が左前適時打を放ち、この回4点目を挙げた。2打席連続の適時打を放ち、「どんどんチャンスで結果を出して行きたいですね。次もしっかり頑張ります」と話した。
ロッテが0−2の2回に4点を奪い逆転した。
まずは2死二、三塁で、高浜卓也内野手(26)が左前に同点の2点適時打を放った。広島九里の外寄りを流し打ち、「外目の同じところを攻められていたけど、最後に浮いてきた球を打つことが出来ました。バットに当てれば何とかなると思っていたので、必死に食らいついていきました。ランナーをかえすことが出来て良かったです」と喜んだ。
さらに、次打者の清田育宏外野手(30)が左越えに勝ち越しの5号2ランを放った。九里のシュートをライナーで運び、「1打席目(左前打も二塁を狙い憤死)のバッティングの感覚が良かったのですが、走塁ミスをしてしまったので、取り返すことが出来てホッとしています。練習でもバッティングの調子は悪くなかったので、その感覚で打席に入れているのが結果に出ています。ランナーがいる場面で打てたのも久しぶりですかね」と話した。
ロッテのドラフト5位原嵩投手(18)が2日、イースタン・リーグ・ヤクルト戦(ロッテ)で、プロ初登板初先発した。
4回を投げて65球、打者14人、被安打1、2四球、3奪三振、2失点(自責2)で、最速は145キロだった。4回にヤクルト山崎に2ランを打たれた。
原は「正直なところ初登板したという喜びはありません。4回にホームランを打たれて2点を取られたことが本当に悔しいです。ただ、投げていて、とても楽しかったです。次回の登板が待ち遠しいです。課題を見つめ直しながら次回登板に向けて頑張っていきます」と話した。
ロッテは2日、二木康太投手(20)の飲食メニュー「二木選手のおい丼」が2日に限り、通常はトッピングでサツマイモが1個のところ、2個にするスペシャルサービスを行うことを発表した。
同日に二木がQVCマリンでの広島戦で先発することを受けての特別企画。「二木選手のおい丼」は鹿児島県出身の二木をイメージし、鹿児島の素材をふんだんに使用した丼。価格は980円。食材はご飯の上に鹿児島県産ポークメンチカツが2枚(二木だから2枚)、さらに鹿児島県産黒酢で仕上げた、あぶった豚肉、トッピングでサツマイモを使用。チーズで「二」を表現している。
内野三塁側209通路横の店舗「ナイスボール」にて発売し、毎試合、行列が出来るほどの好評だ。
二木は「沢山の人に食べてもらえると嬉しいなあと思います。ファンの皆様に喜んでもらえるよう頑張ります」と話した。
今季18度目の逆転勝ちは同最多の19安打&13得点。清田が2回に逆転の5号2ランを放ち「高浜が(同点打を)打ってくれて、気分よく打席に入れました。逆転丼?売れてよかったです」。逆転した際に球場内の飲食売店「竹りん」で販売される新メニュー「逆転丼」(1200円)が6試合目でようやく日の目をみて、午後7時半に約50杯を完売。チームと球団経営を救う一発となった!?
ロッテの二木が打線の援護にも助けられ、4月27日以来の3勝目を挙げた。「勝ち投手になれてうれしい。これをきっかけに勝っていきたい」と頬を緩めた。
序盤は制球が定まらなかったが、立ち直った。ただ、10−2の7回に新井に2ランを浴び、この回限りで降板。「もう1イニング行きたかった。技術も体力も足りなかった」と反省も忘れなかった。
マリンの夜空に白球が舞い上がる。ロッテ・清田育宏外野手(30)が2回、高浜の2点左前打で追いつき、なおも2死一塁で清田が左翼に勝ち越しの5号2ラン。この回、一気逆転の立役者となった(清田はこの本塁打を含む3安打猛打賞)。
「高浜が打ってくれて気分よく打席に入れた。打ったのは内角低めのシュート。体が自然に反応してくれた。逆転丼が売れてよかったです」。
これで今季の逆転勝ちは、12球団トップとなる18度目。そして清田の一発で、球団の社運(!?)をかけた「逆転丼」も待望のお披露目となり、午後7時30分には約50杯が完売した。
球団は5月27日、同日のソフトバンク3連戦から、球場新グルメの「逆転丼」の販売開始を発表。具材はエビ天、イカ天、野菜かき揚げ、レンコン天、かぼちゃ天、いんげんで価格は1200円(税込み)。ルールは
のサービスがつく内容だ。
この夜は(2)のバージョンとなり、完売の知らせを聞いた清田も「これからも、どんどん食べていただきたいですね」とご機嫌だった。
ロッテのドラフト5位・原嵩(はら・しゅう)投手(18)=専大松戸高=が2日、イースタン・リーグのヤクルト戦(ロッテ浦和)にプロ初登板&初先発。4回、65球を投げ、打者14人、1安打、2四球、3奪三振、2失点(自責も2)、真っ直ぐの最高球速は145キロだった。4回、山崎に2ランを浴びた。
プロ野球ロッテは2日、本拠地・QVCマリンで5月6日から販売している二木(ふたき)康太投手(20)をイメージした新フードメニューの「おい丼」を、予告先発となっている2日の広島戦に限り、通常はトッピングでサツマイモが1個のところ、2個とするスペシャルサービスを実施すると発表した。
「おい丼」は鹿児島県出身の同投手にちなみ、同県の素材をふんだんに使用したどんぶり。価格は980円(税込)で、食材はご飯の上に鹿児島県産ポークメンチカツが2枚(二木だから2枚)、さらに鹿児島県産黒酢で仕上げた炙った豚肉、トッピングでサツマイモを使用。チーズで「二」を表現している。内野三塁側209通路横の店舗「ナイスボール」にて発売する。
今季初スタメンのロッテ・江村が九里に使わせた11球。今季最多19安打13得点を呼び込んだのは、伏兵の粘りだった。2点を追う2回1死二、三塁。広島内野陣は前進守備を敷いた。
「外野フライを狙った。三振だけはしないようにと考えていた」。今季3打席目。プロ通算打率1割台の捕手は広島サイドからすれば、指名打者制のあるパの本拠地では唯一アウトを計算できる相手のはずだった。そこまで打者7人に対して九里が使った球数は28球。6球ファウルで粘る江村に4つの球種で11球を要し、リズムを崩した。
江村は外角のスライダーに空振り三振を喫したが、勢いはつないだ。「タイミングが見られた。(江村の)必死さが伝わって自分も簡単にアウトになれないと思った」と、次打者の高浜が左前2点適時打で同点。清田が左越え5号2ランで勝ち越した。江村は3回に遊ゴロで今季初打点。ヘッドスライディングの闘志を見せると、7回には今季初安打の右中間二塁打で2打点目を挙げた。伊東監督も「周りにいい影響を与えた」と称えた粘りが、今季18度目の逆転勝利を呼び込んだ。
ロッテの二木が打線の援護にも助けられ、4月27日以来の3勝目を挙げた。「勝ち投手になれて嬉しい。これをきっかけに勝っていきたい」と頬を緩めた。
序盤は制球が定まらなかったが、立ち直った。ただ、10−2の7回に新井に2ランを浴び、この回限りで降板。「もう1イニング行きたかった。技術も体力も足りなかった」と反省も忘れなかった。
ロッテのドラフト5位ルーキー・原が2日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(ロッテ浦和)で公式戦初登板初先発を果たした。4回65球を投げ1安打2失点、3奪三振の好投。最速は145キロだった。18歳右腕は「真っ直ぐの質が良かったのと、スライダーを低めに投げられた。3回までは自分の投球ができた」と振り返った。
初回に先頭の藤井から空振り三振を奪うと、続く山崎に四球を与えたが、荒木を遊ゴロ併殺打に仕留めた。2、3回も三者凡退斬り。しかし、4回先頭の藤井を四球で出すと、山崎に唯一の被安打となる右越え2ランを浴びた。「投げ急いだ部分もあった。試合で初めてセットで投げたので、投げ急いで体が開いてしまった」と反省した。
ドラフト1位・平沢、同3位・成田とともに「高卒イケメントリオ」として入団当初から人気を集めた。原は「僕はイケメンじゃないんで外してください」と言うが、人気は平沢、成田にも負けていない。初先発で上々の投球を見せた右腕は「今年は焦ることなく体づくりからという意識だったけど、思ったより早く投げられた。これからも努力していきたい」と意気込んだ。
ロッテ先発全員の今季最多19安打で大勝し、広島に勝ち越し。12球団最多となる18度目の逆転勝ちで「逆転丼」が初お披露目だ。相次ぐ劇勝にあやかり、QVCでは試合中にチームが逆転した時点で売り始めるという幻の天丼の販売を5月27日から開始。そこから6試合目でようやく飛び出した逆転劇に、限定50食はすぐ完売。決勝2ランの清田は「待たせてしまったので、みんなに食べて欲しいですね」と上機嫌だった。
ロッテが先発全員の今季最多19安打で大勝し、広島に勝ち越し。12球団最多となる18度目の逆転勝ちで「逆転丼」が初お披露目だ。相次ぐ劇勝にあやかり、QVCでは試合中にチームが逆転した時点で売り始めるという幻の天丼の販売を5月27日から開始。そこから6試合目でようやく飛び出した逆転劇に、限定50食はすぐ完売。決勝2ランの清田は「待たせてしまったので、みんなに食べて欲しいですね」と上機嫌だった。
ロッテのドラフト5位・原嵩(しゅう)投手(18)が2日、イースタン・ヤクルト戦(ロッテ浦和)でプロ初先発初登板した。4回で65球を投げ、打者14人に対し、1安打2四球2失点だった。
地元・千葉の専大松戸高出身の185センチ右腕は、最速145キロをマークしたが、0−0の4回に山崎に2ランを浴びてプロ初黒星を喫した。
「正直なところ、初登板したという喜びはありません。4回に本塁打を打たれて2点取られたことが本当に悔しいです」と失投を悔やんだが、「投げていて、とても楽しかったです。次回の登板が待ち遠しい。課題を認め直しながら、次回登板に向けて頑張っていきます」と力強かった。
ロッテ打線が打ち出の小槌となった。今季最多の19安打を放ち、13得点で快勝。「久しぶりに途中から安心して見ていた」と振り返った伊東監督だが、猛打に火を付けたのは1番の清田だった。
4点を追う2回、高浜の適時打で同点とし、なお2死一塁。ここで背番号1が左翼席へ豪快な一撃を見舞った。5月7日のオリックス戦以来となる勝ち越しの5号2ラン。「練習でも調子は悪くない。その感覚で打席に入れている」と笑顔を浮かべた。
試合中に逆転した直後から売り始める限定メニュー「逆転丼」は、清田が放った一打から販売が開始となり、あっという間に50食が完売。最後に「猛打賞丼もお願いします」とまた白い歯を見せた。
ロッテは2日、5月6日から発売されている二木康太投手の飲食メニュー「二木選手のおい丼」をこの日に限り、通常はトッピングでサツマイモが1個のところ、2個にするスペシャルサービスを行うことを発表した。これは二木投手がQVCマリンフィールドで先発をすることを受けての特別企画。
「二木選手のおい丼」は鹿児島県出身の同選手をイメージし、鹿児島の素材をふんだんに使用した丼。価格は980円。内野三塁側209通路横の店舗「ナイスボール」で発売している。
二木投手は「たくさんの人に食べてもらえると嬉しいなあと思います。ファンの皆様に喜んでもらえるよう頑張ります」とコメントした。