わたしはかもめ2016年鴎の便り(6月)

便

6月7日

千葉ロッテ2−1阪神(QVCマリン)

ロッテが競り勝って連敗を3で止めた。2回無死二、三塁からナバーロの左前打で先制し、6回にナバーロの4号ソロで加点した。先発の石川は7回途中まで1失点でまとめてリーグトップに並ぶ6勝目。阪神は打線が決め手を欠いた。

123456789R
阪神0000001001
千葉ロッテ01000100x2

◇ナバーロ、全得点たたき出す

打った瞬間に、それと分かる当たりだった。1点リードの6回、先頭打者として打席に立った千葉ロッテのナバーロ。4球目の真ん中付近への直球を完璧に捉えた。白球の着弾点は、阪神ファンの黄色で染まる左翼席の最上段だった。

「いい打球だったことは確かだ」と自賛の一撃。2回、3試合ぶりに先発出場した4番デスパイネと井口の連打でつくった無死二、三塁の好機でナバーロは外角の変化球を捉えて左前打。幸先良く先制点をもたらしたが、その後の好機を味方打線は生かせなかった。遠かった追加点を手繰り寄せる価値ある一振りだった。

DeNAとの前カードで、チームは今季2度目の同一カード3連敗を喫した。試合前に伊東監督は「うなされた。久しぶりに球場に行くのが嫌だった」と振り返ったが、ナバーロも悔しさをかみしめていた。右かかとを痛めて先発を外れたデスパイネに代わって4番を2試合務めたものの、3連戦で安打は1本もなかった。

そんな鬱憤を晴らすように、この日は2打点。チームの全得点をたたき出して、7回途中1失点と踏ん張った石川を援護した。「いい時も悪い時もある。これを続けていきたい。いろんなピッチャーと対戦して、状態を上げていきたい」とお立ち台で声を張り上げた。

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ロッテ石川リアル2冠「絶景です!」音量も自己最高[ニッカン]

絶景かな、絶景かな。ロッテ石川歩投手(28)が6回2/3を10安打1失点でリーグトップタイの6勝目を挙げた。再び規定投球回に達し、防御率は1.16で堂々のリーグ単独トップに躍り出た。負ければ3位転落の可能性もあった一戦で、チームの連敗を3でストップ。3年目を迎え、安定感に磨きがかかっている。

石川はお決まりの一言でお立ち台を締めた。五右衛門の愛称にちなみ「絶景です!」と叫んだ。今季からQVCマリンに設置されている音量計は110デシベルを記録。自己最高(106デシベル)を更新し、喜びを表した。

本調子ではなかった。3者凡退は1イニングだけ。直球がシュート回転した。「感覚が良くない。直球が狙ったところに行かなかった」。その分、洞察力で切り抜けた。6回2死一、三塁。わずか1点リードで、2安打されている阪神高山を迎えた。2回はシンカー、4回は真っすぐを打たれていた。「田村が打者の頭にないものを選択してくれた。自分もそうだった」と、バッテリーでカーブで一致。低めに落とし込み空振り三振を奪った。

最後は7回2死から1点を失い、一、二塁と走者を残して降板。「満足はしていません」と口にしたが、再び規定投球回に達し、防御率1.16。今季はまだ1試合に2点以上取られていない。自身初の同一シーズン4連勝も記録した。

安定感の源には、日々の心がけがある。「今年は健康に気を付けています。それが、つながっているのかな」と明かした。独身だった去年までは抜くこともあった朝食をちゃんと取るようにした。味の違いにこだわりを持ち一升瓶をあけるほどの日本酒好きだが、軽く口にする程度に減らした。「長くやっている人は、飲まない人、多いですよね」。体へのいたわりが、成果として出ている。

僅差の逃げ切りに、伊東監督は「連敗を止めた。一安心」と漏らした。立役者の石川は「次は万全の状態で、しっかり投げたい」と誓った。結果だけでは物足りない。3年目を迎え、質にもこだわる立場になっている。

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ロッテ石川6勝目、勝利数と防御率でリーグトップ[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(28)が6回2/3、10安打1失点で、リーグトップタイの6勝目を挙げた。また、チームの連敗を3で止めた。

5回以外は毎回走者を出したが、要所で踏ん張った。「連敗を止めたかったです。ピッチング的には、ばたばたしました。最後まで投げきっていないので満足はしていません」と冷静に振り返ったが、再び規定投球回に到達。防御率1.16はリーグ単独トップだ。

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ロッテ・ナバーロ先制打&4号ソロ「集中、集中」[ニッカン]

ロッテ・ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が4号ソロを放った。

1−0の6回先頭で、阪神能見から左翼席最深部へライナーで運んだ。先制打に続く、この日2打点目。「打ったボールは分からない。今はゲームのことしか考えていない。集中、集中。ただ、いい打球が打てたことは確かだね」と話した。

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ロッテYOGAタイム、阪神戦は片足を抱えるポーズ[ニッカン]

ロッテが5回表終了後にビジョンにて行っている「マリーンズYOGAタイム」。今カードは「片足を抱えるポーズ」だ。

マリーンズYOGAガール北原絵里菜さんは「右足を持ち上げて、左手で右の足裏をつかみます。余裕があれば両手をふくらはぎの下から通して、胸の前で合掌。ここで3呼吸続けていきましょう。このポーズは足のむくみの解消や冷えの改善につながるポーズです。さあ、今日からはタイガース3連戦。むくみを解消して、スッキリと勝ち進みましょう!ナマステ(ありがとうございます)!」と呼び掛けた。

なお、第2回スーパーレディースデーとして行われる6月10日のヤクルト戦(QVCマリン、午後6時30分開始)では、試合前にヨガを体験し、ロッテを応援しながら身も心もヘルシーになれるスペシャルシート「マリーンズYOGAシート」を販売。Mチケットオンラインで発売中で、北原絵里菜さんによるヨガレッスン付きシート(女性のみ参加可能、100人限定。税込み3100円)。

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8月にはパパ!ロッテ・ナバーロ、左翼席最上段へ驚弾ライナー[サンスポ]

ロッテは7日、阪神1回戦(QVCマリン)に2−1で競り勝った。ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が6回、左翼席最上段への4号130メートル弾で、チームを勝利に導いた。 「野球をやっていれば、いいときも悪いときもある。その悪い流れを断ち切るために練習し、試合に臨んでいる」。

ひげの怪人が、5月31日の広島戦(QVCマリン)での150メートル弾に次ぐ、衝撃の快音を奏でた。前カードのDeNA戦(横浜)で、チームはまさかの3連敗。重苦しいムードの中、2回無死二、三塁から左前に先制打。力投の能見からチームの全得点を稼いだ。

「打った球はよく分からない。集中させてくれ」。試合中、球団広報の問いかけも遮断していたが、試合後は「アリガトウ」「ワカラナイ」と照れながらコメント。「ナバーロ、ガンバーロ」を除く“本邦初”の日本語披露だった。

「徐々に日本の投手に慣れてきたが、まだ完全ではない。これからも100%の集中力で臨む」。故郷ドミニカ共和国に残してきた彼女は、妊娠8ヶ月目に入った。8月には“パパーロ”になる。「自分には初めての子供だ。この喜びが分かるか!?」。いよいよアクセル全開だ。

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挑発だけじゃない!ロッテ、阪神とコラボグッズ発売[サンスポ]

阪神3連戦に向けたロッテの挑発ポスターの文言は『虎ブル発生!本当に強いの?ハンシン半疑!』。相変わらず刺激的だが、一方で“友好”も忘れていない。

両チームによるコラボグッズが7日から発売され、特にお手頃価格の「対決フェイスタオル」(ビックリマンチョコ付き、1600円)が人気を集めた。種類は

(1)
鈴木大地vs藤浪晋太郎
(2)
涌井秀章vs鳥谷敬
(3)
清田育宏vs能見篤史

の3バージョン。チームの貯金は減少傾向だが、球団のもうけは右肩上がり?!

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ロッテ・石川、リーグトップタイ6勝「何で勝っているのか不思議」[サンスポ]

石川が10安打を浴びながらも6回2/3を1失点にまとめ、リーグトップに並ぶ6勝目。単独トップの防御率1.16と合わせ2冠に躍り出たが、「変化球は投げられても、真っ直ぐの感覚がしっくりとこない。なんで勝っているのか不思議」と首をひねった。それでも同一シーズンでは自己新となる4連勝。「真っ直ぐを修正し、次はもっとしっかり投げたい」と気を引き締めた。

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ロッテ・ナバーロ、連敗止める2打点「日々の努力の結果が出た」[サンスポ]

ロッテのヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が適時打に本塁打と全得点を稼ぎ出し、チームの連敗を3で止めた。

2回、無死二、三塁で阪神のエース能見のフォークボールを左前に運ぶと、6回には先頭打者で4号ソロを放ち2打点の活躍。

ヒーローインタビューでナバーロは「日々の努力の結果が出たと思います。いいスイングができる球を待ちました。神様のお陰でできました」と話した。

伊東監督
「すっきりしない勝ち方だが、とりあえず連敗が止まったので一安心。」(連敗が3で止まり)

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ロッテ、鮮やかな3連打で先制、ナバーロ「コメントはゲーム後」[サンスポ]

ロッテが2回に鮮やかな3連打で先制した。3試合ぶりに先発出場した4番デスパイネが左前打で出塁し、井口の右翼線二塁打で二、三塁と好機を広げ、続くナバーロが左前へ運んだ。

右足を痛めたデスパイネが先発を外れた2試合で4番を任されたナバーロは「変化球だった。今は試合に集中しているから、コメントはゲーム後にしてくれ」と語り、グラウンドに厳しい視線を向けた。

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ロッテのYOGAタイム、阪神3連戦のお題は「片足を抱えるポーズ」[サンスポ]

プロ野球ロッテが、開幕カードから実施している「マリーンズYOGAタイム」(QVCマリン、5回表終了後のビジョンに注目)。7日からの阪神3連戦のお題は「片足を抱えるポーズ」。野球観戦とともにYOGAりましょう!!

マリーンズYOGAガール・北原絵里菜さん
「右足を持ち上げて、左手で右の足裏をつかみます。余裕があれば両手をふくらはぎの下から通して、胸の前で合掌。ここで3呼吸続けていきましょう。このポーズは足のむくみの解消や冷えの改善につながるポーズです。さあ、阪神3連戦。むくみを解消して、スッキリと勝ち進みましょう!ナマステ(ありがとうございます)!」
第2回目のスーパーレディースデー
6月10日のヤクルト戦(QVCマリン、午後6時30分開始)では試合前にヨガを体験し、チームを応援しながら身も心もヘルシーになれるスペシャルシート「マリーンズYOGAシート」をMチケットオンラインにて発売中。北原絵里菜さんによるヨガレッスン付シート(女性のみ参加可能、100人限定、税込3100円)。

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石川、規定投球回ギリギリ防御率1位「またすぐ消えると思う」[スポニチ]

1−0の3回無死一、二塁。ロッテ・石川は2番・北條に送りバントをさせなかった。初球はバントが難しい高めの直球で狙い通りのファウル。カウント1−1から浮き上がって落ちるカーブを投げると、北條は一度高めに合わせたヘッドを下げて当てにいき、またファウルになった。最後は「強い打球が転がればいいかなと思った」という高め直球で正面にバントさせ、素早く三塁に送球して封殺した。

6回無死一、二塁でもバントを試みた狩野の初球は高めの直球でファウルにし、結果的に送らせなかった。右腕は「制球が良くなかったけど、走者が出てからの方が狙ったところに投げられた」。7回途中で10安打を浴びながら、反撃の芽を摘み1失点に抑えた。

試合前まで規定投球回に1回2/3足りない55回1/3ながら、防御率はリーグ唯一の1点台となる1.14。この日6回2/3を投げて規定に達すると、1.16で再び1位に躍り出た。「またすぐ(ランキングから)消えると思うので」と石川。「幕張の五右衛門」は中6日で規定投球回を行き来しながら、1位に現れては消えてを繰り返す。気づけば自身初の同一シーズン4連勝。6勝でリーグトップに並んだ。

5日までの敵地DeNA戦3連敗を「悪夢」と話した伊東監督は、連敗が3で止まり「一安心。すっきりしない勝ち方だけど、とりあえず勝てた」と安どした。6連戦の初戦には、頼もしい先発・石川がいる。

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ナバーロ全2打点、V打&特大弾「日本の投手に慣れてきた」[スポニチ]

ロッテのナバーロが全2打点を叩き出した。まずは2回無死二、三塁で先制の左前適時打。1−0の6回先頭では「いいスイングができた」という左翼席最上段に運ぶ4号ソロを放った。

5月31日の広島戦ではQVCマリンの左翼照明の下にぶち当てる150メートル弾。上昇気流に乗る助っ人は「日本の投手にも少しずつ慣れてきた。明日につながる」と笑顔だった。

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ナバーロが全打点、先制&決勝打[スポニチ]

ロッテはナバーロが全打点を挙げる活躍だった。デスパイネ、井口の連打で無死二、三塁の先制機を迎えた2回は「いいスイングができる球を待っていた」と変化球を左前に運び、6回には左翼へ特大の4号ソロを放ち、貴重な追加点をもたらした。

実弾を所持していたとして逮捕され、開幕から4週間の出場停止処分を受けていた右打者は「色んな投手と対戦して少しずつ慣れてきた」と満足そうに話した。

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ロッテ、ナバーロ、また特大弾「集中、集中」連敗ストップに必死[スポニチ]

5月31日の広島戦(QVCマリン)であわや場外かという150メートルの3号アーチで度肝を抜いたロッテ・ナバーロが、7日の阪神戦の6回に能見から左翼最上段に4号ソロ本塁打を放った。

2回の先制左前打に続くチーム2点目。前回アーチも石川の登板だった。2回の適時打には「今はゲームに集中している。コメントはゲーム後にしてくれ」とつれなく、本塁打にも「今はゲームの事しか考えてない。集中、集中」と4連敗阻止に必死だった。

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大ケガから復活、ロッテ肘井、今季初の1軍昇格[スポニチ]

ロッテ・肘井竜蔵捕手(20)が7日、今季初めて1軍に昇格した。

イースタン・リーグでは49試合で8本塁打。伊東監督も「状態はいい。代打中心になる」と期待した。昨年9月21日のイースタン、西武戦で顔面に死球を受け、鼻骨と篩骨(しこつ)の骨折と診断された。大ケガから復活し、今季は捕手から外野手登録に変更。「チームに貢献したい。とらえる確率は上がっている」と意気込んだ。

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ロッテ、ヨガレッスン好評、阪神3連戦は「片足を抱えるポーズ」[スポニチ]

今季からロッテが導入した試合中のヨガレッスン「マリーンズYOGAタイム」は交流戦期間中も大好評だ。

この阪神3連戦のYOGAタイムは「片足を抱えるポーズ」。インストラクターで「マリーンズYOGAガール」の北原絵里菜さんは「右足を持ち上げて、左手で右の足裏をつかみます。余裕があれば両手をふくらはぎの下から通して、胸の前で合掌。ここで3呼吸続けていきましょう。このポーズは足のむくみの解消や冷えの改善につながるポーズです。

さあ、今日からはタイガース3連戦。むくみを解消して、スッキリと勝ち進みましょう!ナマステ(ありがとうございます)!」と話した。

なお、第2回目のスーパーレディースデーとして行われる6月10日の本拠地ヤクルト戦は試合前にヨガを体験し、応援しながら身も心もヘルシーになれるスペシャルシート「マリーンズYOGAシート」を販売している。北原絵里菜さんによるヨガレッスンを受けられる。

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ナバーロ復活!先制打&4号ソロ「明日につながる結果出て良かった」[報知]

ロッテ・ナバーロが先制打と4号アーチでチームの全2打点をたたき出した。2回無死二、三塁から、能見のフォークを左前打。さらに6回、先頭打者として今度は直球を捉え、左翼最上段に突き刺さる貴重な追加点をあげた。

4試合ぶりとなった安打に、お立ち台にも上がった新助っ人は「いいスイングをできる球を待っていた。明日につながる結果が出て良かった」と満足げだった。

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石川、粘投で投手2冠…6勝&防御1.16[報知]

6回2/3で10安打されながら1失点。ロッテ・石川は粘りに粘ってマウンドを降りた。自身4連勝でハーラートップタイの6勝目をマーク。防御率も1.16でリーグトップの投手2冠だ。「バタバタしたピッチングをしてしまいましたが、連敗を止めたかった」。何よりもチームの連敗を3で止めたことがうれしかった。

3回2死一、二塁が、自らの暴投で二、三塁に。ここでゴメスを宝刀シンカーで空振り三振に仕留めた。雄叫びとともに、派手にガッツポーズ。伊東監督も「調子が悪い中、あそこまでやってくれた」とたたえた。

「悪夢のような」(伊東監督)DeNA戦3連敗から一転。力投で連敗を止めた石川は「次は万全なピッチングをしたい」。交流戦はまだ借金1。ロッテが逆襲へと舵を切る。

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「YOGAタイム」阪神3連戦で新ポーズ[報知]

ロッテの主催試合で好評実施中の「YOGAタイム」。阪神3連戦(QVC)が行われる7日からは「片足を抱えるポーズ」が披露される。講師の「YOGAガール」こと北原絵里菜さんが、新ポーズのポイントを解説した。

「右足を持ち上げて、左手で右の足裏を掴みます。余裕があれば両手をふくらはぎの下から通して、胸の前で合掌。ここで3呼吸続けていきましょう。このポーズは足のむくみの解消や冷えの改善につながるポーズです。さあ、今日からはタイガース3連戦。むくみを解消して、スッキリと勝ち進みましょう!」。

なお、10日のヤクルト戦(QVC)では、スペシャルシート「マリーンズYOGAシート」をオンラインで販売中。北原さんによるヨガレッスン(女性のみ)を体験できる。

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ロッテ・石川が6勝目、連敗止めた![デイリー]

ロッテ先発の石川は苦しみながらも、要所での粘りがチームの連敗ストップへつながった。「投球的にはバタバタしてしまったし、最後まで投げ切っていないので満足はしていない」と、その顔に笑みはない。それでも度重なる危機をしのいだ先に、求めていた勝利は待っていた。

3回無死一、二塁では北條の投前バントを処理し、三塁で封殺。6回も無死一、二塁の危機で得点を許さず。2死一、三塁となり2安打を許していた高山を得意のシンカーではなく、カーブで空振り三振に仕留めた。

「あまり調子はよくなかった」という状態だけに「(捕手の)田村が打者の頭にない球を選択してくれた。カーブは僕も頭になかった」と女房役の好リードに感謝しきりだ。

6回2/3を1失点の好投で、自身初のシーズン4連勝となるリーグトップタイの6勝目。これで再び規定投球回にも到達し防御率1.16もトップとなった。「次は万全の状態でいい投球をしたい」と石川。チームも連敗を3で止め、逆襲の時を迎える。

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ロッテのYOGAタイム、お題を発表[デイリー]

ロッテは開幕カードから、5回表終了後にビジョンで「マリーンズYOGAタイム」を実施中のロッテは7日、7〜9日の阪神3連戦のお題を「片足を抱えるポーズ」と発表した。

マリーンズYOGAガール・北原絵里菜さんは「右足を持ち上げて、左手で右の足裏を掴みます。余裕があれば両手をふくらはぎの下から通して、胸の前で合掌。ここで3呼吸続けていきましょう。このポーズは足のむくみの解消や冷えの改善につながるポーズです。さあ、今日からはタイガース3連戦。むくみを解消して、スッキリと勝ち進みましょう!ナマステ(ありがとうございます)!」と呼びかけた。

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[千葉魂]不安と挫折を力に、平沢、光り輝く未来へ[千葉日報]

東京に戻る新幹線の中で前日の試合を振り返っていた。初めて対峙した日本を代表する投手が見せた投球は明らかに自分の時だけ違っていた。5月20日のバファローズ戦(京セラドーム)。ルーキーの平沢大河内野手は9番ショートでスタメン出場をした。最初の打席は二ゴロ。続く打席は空振り三振。バファローズ先発の金子の前に手も足も出なかった。一方的にねじ伏せられての凡退。打席の中で、圧倒的なレベルの差を痛感し、次の打席で代打が送られた。

「ボクの打席の時はポンポンとストライクゾーンに投げてくる投球でした。手を抜いているとかではなくて、ボール球を使わなくても絶対に抑えられるという自信。それがマウンドから伝わってきた。他の先輩たちの打席とは明らかに違う攻め方。実力の差を感じましたね。練習をして、もっと頑張って一流の投手に、本気で勝負をしてもらえる打者にならないといけないと思いました」。

試合後、コーチ室に呼ばれ2軍落ちを通告された。翌日、野球バッグにバットケース、さらにキャリーバッグを手に、平沢は1人、新大阪駅から新幹線に乗り込んだ。1軍に上がって、10日間。色々な経験をし、プロのレベルを肌で感じた。そして自らの課題もたくさん、見つけた。車窓から見える景色をボッと眺めながら、初めての1軍の日々、打席を振り返った。濃密な時間だった。悔しい思いをし、先輩達のプレーに自分の現在地がハッキリと分かった。色々なアドバイスをもらった。やらないといけない事はあまりにも多い。落ち込んでいる暇はないと気持ちを切り替えて、2軍に再合流した。

「まだ自分はそのレベルに達していなかったということ。1軍の投手のストレートのキレが違う。それに対してスイングで振り負けないようにしないといけない。パワーも全然、足りない。人よりもバットを振って、ボールを打って、ミート力も上げないといけない。練習をして1日1日、少しでも前に進まないといけないと思いました」。

今は同じ年のライバル達の存在も大きな刺激になっている。山形でイーグルスとの2軍戦が行われた5月28、29日の2連戦。高校時代からライバルとして名前を挙げられるオコエ瑠偉と食事に行く約束をしていた。しかし、それは実現されることはなかった。その直前、オコエは1軍に昇格した。断りの連絡を受け入れるしかない自分がいた。そして彼は31日の阪神戦で初安打。さらに翌日の試合ではタイムリーを挙げた。寮の自室でスマホを見ながらライバルの情報を知った。「刺激になる。負けられないという思いになる」。あえて悔しさは押し殺した。この思いをエネルギーに変える。それしかないと自分に言い聞かせた。

他にも最近、同じ年の選手の活躍が目につくようになってきた。同じ仙台育英からバファローズに入団した佐藤世那も2軍で初勝利を挙げた。共に甲子園を沸かせた中日・小笠原も1軍昇格。ホークス戦でプロ初先発をし、好投をした。その度に負けじ魂が火をつく。ロッテ浦和球場の室内練習場に向かいバットを振って、ウエートをこなす。ひたすらボールにその思いをぶつける日々が続く。

もちろん、そんな日々の中で不安にさいなまれることだってある。そんな時は高3夏の県大会を前に仙台育英高校の佐々木順一朗監督の言葉を思い出す。それはもし最後の夏に県大会で敗れ、甲子園に行けなかったらどうしようという当時、思い描いていた不安を力に変えてくれたメッセージだった。

「不安がなかったら、人は頑張れないぞ。不安があるから、努力をする。成長をしようとする。今、不安を抱えているのなら大丈夫。きっとうまくいくよ」。

周りはマリーンズを背負う逸材と褒めたたえてくれる。時にはそれが重荷に感じることだってあるはずだ。何よりも痛感した1軍とのレベルの差はまだ埋まってはいない。ただ、そんな不安な思い、1軍での挫折、ライバルたちの活躍こそが平沢を奮い立たせる。心のモヤモヤが晴れるまで、やっぱりバットを振るしかないのだと自分に言い聞かせる。

失敗や、苦しみこそが力となり、いつの日か栄光へと昇華させる。平沢大河、18歳の初夏。まだ、見ぬ活躍の日々に向けて、試行錯誤は続く。高い壁を乗り越えたその先にこそキラキラと光り輝く未来が待っている。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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ロッテ・石川歩、防御率1点台の要因は左打者の被打率と残塁率。外に沈むシンカーが生命線[ベースボールチャンネル]

◇左打者に対しての被打率は.176

規定投球回には足りていないものの、現在パリーグの防御率トップに値する選手が、ロッテの石川歩だ。2013年ドラフト1位でロッテに入団し、14年パリーグ新人王に輝いたプロ3年目の右腕だ。石川のプロ1年目からこれまでの成績は以下の通りとなっている。

2014年
25試合 10勝8敗 防御率3.43
2015年
27試合 12勝12敗 防御率3.27
2016年
8試合 5勝2敗 防御率1.14

プロ入りから2年連続で2桁勝利を挙げている石川。今季は寝違えによる首痛で出場選手登録を抹消されたが、5月31日の広島との交流戦(QVCマリン)で好投。一時、防御率リーグトップに躍り出た。

現在は規定投球回を下回っているが、8試合に登板して5勝2敗、防御率は1.14と1点台を誇っている。好調の要因は、石川の最大の武器であるシンカーにある。右打者には真っ直ぐとスライダー、カーブを投げ分け、左打者には外角に沈んでいくシンカーが有効だ。 気になるデータがある。以下は今季の石川の左右の打者に対する被打率だが、その違いははっきりしている。

今季の石川の左右打者別の被打率
右打者:被打率.308
左打者:被打率.176

ここまで右打者に対しては3割を超える被打率となっているが、左打者には1割台と安打をほとんど許していない。防御率1点台の好成績は、左打者を完全に牛耳っていることが背景として考えられる。

過去2年間の左右の被打率をみても、14年は右打者に対して.268、左打者には.281となっていて、15年は右打者に.282、左打者に.268と完全に数字が逆転したことになる。

通常、右投手が先発の場合は左打者を先発起用するが、石川の場合はそれが裏目に出る可能性が大きいのだ。

◇ピンチの場面で冴え渡る石川のシンカー

石川のシンカーは、走者を背負ったピンチの場面でも冴える。石川の今季の残塁率(LOB%)は94.9%と、リーグトップの成績に値する。残塁率は、安打を許しても粘り強い投球ができる投手の指標である。

石川の残塁率が高いのも、シンカーを駆使してゴロや空振りを奪える投球スタイルが確立されているからである。まさに石川にとって、シンカーは生命線となっている球種だ。

5月31日から始まった交流戦では、“開幕投手”を任せられた。本拠地QVCマリンで行われた広島戦では7回7安打無失点、8奪三振と先発として十分な投球を披露した。

この日も宝刀シンカーを駆使して、広島打線を抑えた。3回表2死三塁の場面では、丸佳浩を外角のシンカーで空振り三振。7回表2死二塁の場面では、田中広輔を一塁ゴロに打ち取り、ピンチを切り抜けている。

今季は全て火曜日に登板している石川。7日の阪神戦(QVCマリン)で再び防御率トップへと返り咲きを狙う。ピンチの場面でより効力を発揮する石川のシンカーは、交流戦でもセリーグの打者を席巻していく。

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