ロッテが快勝した。1−1の4回に田村の犠飛で勝ち越すと、6回には清田の2点二塁打、7回にはデスパイネの3ランでリードを広げた。唐川が5回1失点で2勝目。ヤクルトは5カード連続の負け越しで、原樹は5連敗となった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東京ヤクルト | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 3 | 0 | x | 7 |
ロッテ清田育宏外野手(30)はファンの拍手に包まれた。2−1の6回1死一、二塁。ヤクルト原樹のシュートを捉え、2人をかえす左翼線二塁打を放った。本塁返球の間に三塁を狙ったが、転送され惜しくも憤死。必死のアピールも実らない。結果的に走塁ミスも、スタンドの反応は優しかった。「僕はセーフと思ったけど、反省します」と悔しさを押し隠した。
試合前の時点で、規定打席到達者でリーグ最下位の打率2割1分7厘に沈んでいた。2回に連続無安打を15打席で止める中越え二塁打。4回には勝ち越しにつなぐ右前打で、最後は2連勝を引き寄せる2点適時打。「監督が打てなくても使ってくれた」と感謝した。
その伊東監督の予言が当たった。試合前にティー打撃を直接指導し「重心を下げろ」と助言。スタッフに動画を撮影させ、その場で清田本人に確認させた。指導を終えると「内容は紙一重。大丈夫。打つよ」と断言。その通りとなった。
清田は「重心を下げて、球の見え方が違った。監督に『絶対打てる』と言われて、打ってやろうと思いました」と感謝が尽きなかった。昨季は打撃開眼も、今季は開幕から不振。「苦しいですよ。こんなに打てないことはなかった」と漏らしたことも。それでも、伊東監督に「調子が上がるまで使う」と言われ、涙が出そうになったという。ようやく期待に応えたが、油断しなかった。「次が大事」と自らに言い聞かせていた。
ロッテ唐川侑己投手(26)が2勝目を挙げた。
右手中指のマメが破れたため5回で降板したが、4安打1失点で危なげなかった。「無四球だったのが1番。球に強さがあったし、ファウルでカウントを稼げました」と話した。
伊東監督は「前より、はるかに良かった。試合を作ってくれた。マメは、次(の登板)に良くないので代えました」と、ねぎらっていた。
観客3万35人を集め、チケット完売の満員札止めとなった。
QVCマリンの満員札止めは、3月25日の日本ハム戦、6月11日ヤクルト戦に続く今季3度目。なお昨季は、シーズンを通し3回あった。
ロッテ・アルフレド・デスパイネ外野手(29)が11号3ランで試合を決めた。
4−1の7回に、ヤクルト村中から右中間スタンドへ放った。QVCマリンで打つのは、4月19日のソフトバンク戦以来だった。「QVCで全然打ててなかったから、嬉しいね」と喜びを口にした。
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(29)が先制打を放った。
1回2死二塁で、ヤクルト原樹から右前打を放ち、1点を挙げた。「打ったのは外めのツーシームだね。ここ最近打点を挙げていなかったので、最初の打席でタイムリーが打てて良かったよ。ここから、2打点、3打点と狙っていきたいね」と話した。
ロッテ清田育宏外野手(30)が2点適時打を放った。
2−1の6回1死一、二塁で、ヤクルト原樹のシュートを引っ張り、左翼線二塁打で2点を加えた。不振が続いていたが、この日は、これで3安打目。「試合前の練習でも(伊東)監督が付きっきりで指導してくれたり、これだけ打ててない中でも使い続けてくれている監督に何とか応えたい気持ちしかありませんでした。追加点が欲しい場面だったのでいいところで打てました」と話した。
ロッテが5回表終了後にビジョンにて行っている「マリーンズYOGAタイム」。このヤクルト3連戦は「脇腹を伸ばすポーズ」だ。
マリーンズYOGAガール北原絵里菜さんは「右足を前に出して、つま先を立てます。両手を背中の後ろで、手のひら同士を合わせて合掌。吸う息で背中を伸ばして、吐いて上体を前へと倒して、ここで3呼吸続けていきます。この脇腹を伸ばすポーズは肩こりの改善、二の腕の引き締めに効果的なポーズです。早いものでホームでの交流戦も本日が最後。今日も勝って、白星も伸ばしちゃいましょう!ナマステ!」とコメントした。
ロッテ乳酸菌ショコラのCMに出演中の女優・小松菜奈が始球式を務めた。
山なりで投じられたボールは、ツーバウンドで捕手のミットに収まった。大役を終えると「練習のときは楽しみながらできて、遠い距離も届いていたのですが、本番でいざマウンドに立つと緊張してしまって、思ったよりも届かなかったのが残念でした。でも、お客様からの声援が聞こえてうれしかったです。千葉ロッテマリーンズの皆様、今日はありがとうございました。これから暑くなるので大変だと思いますが、優勝目指して頑張ってください」と選手にエールを送った。
ロッテは12日、藤岡貴裕投手(26)が11日に千葉市内の病院で検査を受け、左肘内側側副靱帯(じんたい)損傷と診断されたことを発表した。全治2〜3週間の見込み。9日の阪神戦登板時に違和感を訴えていた。この日、出場選手登録を抹消された。
伊東監督は「肘の靱帯(じんたい)を伸ばしている。我慢して投げていたが。全治は2、3週間だが、それより早く治る可能性もある。貴重な中継ぎとして貢献してくれていた。1日でも早く戻って欲しいが、まずは休ませる」と説明した。
対左打者だけでなく、先発が早い回で崩れた時のロングリリーフもこなし、劣勢の展開を引き戻す役を担っていた。ここまで21試合に登板し、防御率1.74と安定していただけに、離脱は痛手だ。
代わって木村優太投手(31)が今季初昇格。伊東監督は「そろそろケガ人が出てくる。慌てないでいいように、キャンプの時から他の選手が代わりにできるようにやって来た。新しい人は出てきます」と期待した。
絶不調に陥っていた清田が復調気配。2回に16打席ぶりの安打となる中越え二塁打を放つなど3安打し、「いつからか分からないくらい打てていなかった。それでも使ってもらっているので結果がほしかった」とホッとした表情をみせた。試合前の時点で規定打席に達している野手では最下位の打率.217と低迷していたが、伊東監督は「今日は打つよ」と“予言”。言葉を現実にして、チームを2連勝に導いた。
ロッテの藤岡貴裕投手投手(26)が12日、出場選手登録を外れた。9日の阪神戦登板後に左肘の違和感を訴え、千葉市内の病院で検査。左肘内側側副靭帯(じんたい)損傷と診断された。全治2〜3週間の見込み。
ロッテ・唐川が5回を4安打1失点で2勝目を挙げた。打ち込まれた過去2試合は、コーナーを狙い過ぎてボールが先行する投球が続いた。この日は四球なしと制球が安定しており「反省を生かして、真ん中を狙った。球の強さもあった」と納得顔だった。
右手中指にまめができた影響で、早めにマウンドを降りた。「展開的にはもっと長い回を投げたかったけど、悪化して次回投げられない方が良くない」と今後に目を向けた。
ロッテの藤岡が12日、左肘内側側副靱帯損傷のため出場選手登録を外れた。9日の阪神戦で痛め、11日に千葉市内の病院で検査を受けて、全治2〜3週間の見込みと診断された。
今季は中継ぎとして21試合に登板し、1勝0敗、防御率1.74と安定した投球をしていた。伊東監督は「貴重な中継ぎとして貢献してくれていた。1日でも早く戻ってくれれば」と話した。
ロッテ・清田が不振から抜け出した。2回に16打席ぶりの安打となる中越え二塁打を放つと、同点の4回1死一、二塁では右前打で勝ち越しを演出。6回にも左翼線2点二塁打で猛打賞の活躍だ。お立ち台では「監督がどんなに打てなくても使ってくれているので、結果を出したいと思っていた」と目を潤ませた。
試合前の打撃練習では伊東監督からつきっきりで指導を受け、重心を低くするよう助言された。「重心が高いと力も伝わらないし、捉えたと思ってもファウルになる。球の見え方も良かった」。指揮官からも「今日は絶対打てる」と言われ「やってやろう!」と吹っ切れた。本拠地6連戦を5勝1敗とし「チームがいい状態なので僕もついていきたい」と清田。打率.225で規定打席到達者では最下位だが、復調のきっかけをつかんだ。
ロッテが快勝した。初回にデスパイネの適時打で先制すると、1−1と追いつかれた直後の4回に田村の犠飛で勝ち越し。4−1の7回にはデスパイネが右中間へ11号3ランを放ち、突き放した。デスパイネがQVCマリンで放ったアーチは今季2本目。お立ち台に上がった主砲は「QVCマリンで打てていなかったので、みなさんの前で打てて良かった」と話した。
前日の試合後には、不振の清田とともに室内練習場で打ち込んだ。ティー打撃をする清田にトスを上げ「強く振れ。当てにいくな」とエールを送った。デスパイネは「小さい頃から、調子が悪い選手を励ますのがキューバの習慣」。3安打2打点と活躍した清田と2人でお立ち台に上がり「清田はいい打者。結果が出て良かった」と笑顔。清田は「15球くらい上げてくれて気分転換になった」と感謝していた。
ロッテの唐川が5回を4安打1失点で2勝目を挙げた。打ち込まれた過去2試合は、コーナーを狙い過ぎてボールが先行する投球が続いた。この日は四球なしと制球が安定しており「反省を生かして、真ん中を狙った。球の強さもあった」と納得顔だった。
右手中指にまめができた影響で、早めにマウンドを降りた。「展開的にはもっと長い回を投げたかったけど、悪化して次回投げられない方が良くない」と今後に目を向けた。
ロッテの清田が9試合ぶりの猛打賞となる3安打をマークした。
6回1死一、二塁では3安打目となる左翼線2点二塁打を放ち「これだけ打ててない中でも使い続けてくれている監督に何とか応えたい気持ちしかありませんでした。追加点が欲しい場面だったのでいいところで打てました」と話した。
試合前までの打率はパ・リーグの規定打席に到達した29選手で最下位の.217。主軸を期待されながら打順は8番に下がったが、復調のきっかけにしたいところだ。
ロッテ「スイーツデイズ乳酸菌ショコラ」のCMに出演中の女優・小松菜奈(20)が12日の交流戦「ロッテ−ヤクルト戦」(QVCマリン)で始球式を行った。
「マリンフェスタ」で着用する青のユニホームに白いスカートという初夏らしいさわやかな服装で登場。投球はノーバウンドとはいかなかったものの、人生初の大役を務め笑顔を振りまいた。
「練習のときは楽しみながらできて遠い距離も届いていたのですが、本番でいざマウンドに立つと緊張してしまって思ったよりも届かなかったのが残念でした。でも、お客様からの声援が聞こえて嬉しかったです。千葉ロッテマリーンズの皆様、ありがとうございました。優勝目指して頑張ってください」とエールを送っていた。
ロッテの藤岡貴裕投手(26)が12日、左肘痛のため出場選手登録を抹消された。
今季は中継ぎ左腕として21試合に登板し1勝0敗3ホールド、防御率1.74をマーク。伊東監督は「病院に行ったら全治2、3週間だった。貴重な中継ぎでロングもできる。まずは1日も早く治して欲しい」と話した。2軍からは左腕の木村優太投手(31)が昇格。指揮官は「この時期ケガはある。代わりの戦力がやってくれると思う」と期待した。
ロッテが今季から導入した「マリーンズYOGAタイム」は交流戦期間中、広島、阪神、ヤクルトのファンの間でも話題となった。試合中にビジョンを使ってヨガインストラクターで「マリーンズYOGAガール」の北原絵里菜さんが簡単なヨガレッスンを行う。
今回のヤクルト3連戦のYOGAタイムは「脇腹を伸ばすポーズ」。北原さんは「右足を前に出して、つま先を立てます。両手を背中の後ろで、手のひら同士を合わせて合掌。吸う息で背中を伸ばして、吐いて上体を前へと倒して、ここで3呼吸続けていきます。この脇腹を伸ばすポーズは肩こりの改善、二の腕の引き締めに効果的なポーズです。早いものでホームでの交流戦も本日が最後。今日も勝って、白星も伸ばしちゃいましょう!ナマステ!」とコメントした。
ヒーローインタビューで、清田は感無量の表情を浮かべた。「どんなに打たなくてもスタメンで使ってもらった。結果を出せて良かったです」。9試合ぶりの3安打で2打点を挙げ、チームの連勝に貢献。ここ4試合、8番に降格していた悔しさをはね返した。
「雰囲気が出てきた。今日は打つよ」。伊東監督の予言は当たった。試合前、打率2割1分7厘まで落ち込んだ清田に対し、指揮官が重心を低くするよう直接指導。2回2死から中越え二塁打を放つと、4回は右前安打。そして6回1死一、二塁から左翼線へ2点二塁打。鮮やかな復活だ。
11日のヤクルト戦後。「強く振れ。当てにいくな」と室内練習場でデスパイネにティーを上げてもらった。「チームメートにやってもらうなんて、なかなかあり得ないこと」と、感謝の気持ちをこの日の闘志に変えた。3ランを放った主砲と一緒に立ったお立ち台は格別だった。
ロッテ「乳酸菌ショコラ」のCMに出演中の女優・小松菜奈が12日、ロッテ−ヤクルト戦(QVC)で始球式を務めた。
自身初となるプロ野球での始球式。ダイレクト投球とはならなかったが、「練習のときは楽しみながらできて、遠い距離も届いていたのですが、本番でいざマウンドに立つと緊張してしまって、思ったよりも届かなかったのが残念でした。でも、お客様からの声援が聞こえて嬉しかったです」と笑顔を見せていた。
ロッテが本拠地主催ゲームで好評実施中の「YOGAタイム」は、12日のヤクルト戦(QVC)で「脇腹を伸ばすポーズ」を紹介する。「YOGAガール」こと北原絵里菜さんがポイントを解説した。
「右足を前に出して、つま先を立てます。両手を背中の後ろで、手のひら同士を合わせて合掌。吸う息で背中を伸ばして、吐いて上体を前へと倒して、ここで3呼吸続けていきます。この脇腹を伸ばすポーズは肩こりの改善、二の腕の引き締めに効果的なポーズです」。
YOGAタイムは5回表終了後、球場内の大型ビジョンで放映される。
不振のトンネルをやっと抜け出して、ロッテ・清田育宏外野手は“晴れ晴れ”とした笑顔を浮かべた。
この日までの6試合は計24打席1安打。それでも伊東監督は試合前、「雲がかかってお天道さまが見えない。晴天になるのを待つ」と我慢の起用を決めて、こう言った。「今日は打ちます!」。
予言通りになった。2回2死から中越えの二塁打を放つと、4回は1死一、二塁から好機を広げる右前打。さらに6回1死一、二塁、三塁線を破る2点二塁打を放った。
「よかったです。使い続けてくれている監督に応えたい気持ちしかなかった」。
必死に練習に取り組み続ける清田に、伊東監督は付きっきりで指導に当たった。この日、「ちょっと重心を下げろ」とアドバイスされた。自分では十分に下げているつもりが違っていた。映像でも確認して、どっしりと構えるよう心がけた。 「次の日のゲームがよくなければ。アッ、明日は休みですね」とまた笑った清田。晴天とともに、視界が大きく開けたようだ。
ロッテの藤岡が12日、左肘内側側副靱帯損傷のため出場選手登録を外れた。9日の阪神戦で痛め、11日に千葉市内の病院で検査を受けて、全治2〜3週間の見込みと診断された。
今季は中継ぎとして21試合に登板し、1勝0敗、防御率1.74と安定した投球をしていた。伊東監督は「貴重な中継ぎとして貢献してくれていた。1日でも早く戻ってくれれば」と話した。
ロッテは、今季の開幕カードから五回表終了後に、ビジョンで「マリーンズYOGAタイム」を行っているが、12日のヤクルト戦のお題が「脇腹を伸ばすポーズ」であることを同日発表した。
マリーンズYOGAガール・北原絵里菜さんは「右足を前に出して、つま先を立てます。両手を背中の後ろで、手のひら同士を合わせて合掌。吸う息で背中を伸ばして、吐いて上体を前へと倒して、ここで3呼吸続けていきます。
この脇腹を伸ばすポーズは肩こりの改善、二の腕の引き締めに効果的なポーズです。早いものでホームでの交流戦も本日が最後。今日も勝って、白星も伸ばしちゃいましょう!ナマステ!」と話していた。