わたしはかもめ2016年鴎の便り(6月)

便

6月20日

ロッテ大盤振る舞い!来場者にアイス10万個配布へ[ニッカン]

クールな大盤振る舞いだ。ロッテは20日、来場者へのロッテアイス計10万個、無料配布を決めた。対象は、7月から8月第1週までのQVCマリンで主催する12試合のうち、7月13日をのぞく11試合。山室球団社長は「冷たいアイスを食べながら、熱き心で戦うマリーンズの熱い、熱い野球を見に来てもらいたいと思います」と意気込んだ。

ファンへのお礼を込める。交流戦期間中のホーム9試合の観客動員は、前年比112%とアップ。1試合平均2万3030人を集めた。その後押しもあり、勝率は12球団2位。24日からのリーグ戦再開に弾みを付けた。10万個の内訳は、クーリッシュ(希望小売価格、税抜き130円)1万5000個に、ジェラートマイスター(同240円)8万5000個。単純計算すれば、総額2235万円の太っ腹企画となる。

反応したのが、角中だ。「7月は暑くなると思いますので、ぜひアイスを食べながらのご観戦をお勧めします」と呼び掛けた。実は、故郷の石川は日本一のアイス消費を誇る。総務省統計局の家計調査(13〜15年平均)では、石川県金沢市は全国トップの年間1万600円を「アイスクリーム・シャーベット」に支出。首位打者爆走中のバットマンは「子供の頃から食べてます。箱入りの小さいアイスも含めたら、年間500個は行きますね。元気の源です」と豪語する筋金入りのアイス党だった。ちなみに、お気に入りは、雪見だいふく。白星みたいで縁起もいい!?

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ロッテ、交流戦観客増「ロケットパンチ効きました」[ニッカン]

ロッテは20日、交流戦ホームゲーム9試合での観客動員が前年比112%となったことを発表した。

9試合計で20万7269人(1試合平均2万3030人)だった。昨年は、合計18万4636人(1試合平均2万515人)。なお、交流戦を含めた今季35試合経過時点でのQVCマリン観客動員は合計73万1429人(1試合平均2万898人)で、前年比122%となっている。昨年の35試合経過時点は、合計59万9382人(1試合平均1万7125人)。

山室晋也球団社長は「昨年の交流戦が週末開催が2カードあり、今回が1カードであったことを考えると、とてもありがたい数字です。要因としては交流戦2位とチームが好調な事が1番。交流戦ではホームで7勝2敗と大きく勝ち越すことができ、ファンの方も喜んでもらえたと思います。また、女性ファンをターゲットにしたスーパーレディースデー。地元・千葉への思いを込めたALL FOR CHIBAデーでの来場者へのユニホーム配布。月1回のファン感謝デーをテーマに行うマリンフェスタの日も今季シーズン3度目のチケット完売の満員札止めになるなど、ファンの方にマリンフェスタを認知していただき、定着していただいていることにも手応えを感じています。また、交流戦前日に発表をした交流戦ポスターも非常に話題となり、いい後押しになったのではないかと思います。非交流戦士マジワランのロケットパンチが効きましたかね(笑)。交流戦明けもさまざまな企画で攻め、もっともっとお客さんに球場に来てもらい、楽しんでもらい、選手を後押ししてもらうことで逆転優勝に向けて盛り上がって行けたらと思います」とコメントした。

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ロッテが御礼アイス10万個を無料配布!!7月2日からのQVCマリン主催11試合[サンスポ]

プロ野球ロッテは20日、交流戦を12勝6敗の2位で終えたファンへの「応援感謝」として、7月2日のオリックス戦から8月4日の日本ハム戦の主催11試合(QVCマリン)で親会社のアイス10万個を、史上初めて来場者に無料配布すると発表した。

内訳はクーリッシュ1万5000個(130円)、ジェラートマイスター8万5000個(240円)で、分配方法に関しては調整中。特に交流戦は本拠地で7勝2敗と圧倒。単純計算で2235万円の大盤振る舞いとなる。

企画した元銀行マンで“マリンの半沢直樹”と呼ばれる山室球団社長は「昨年から掲げるマリンをお菓子の球場にしたいというプランの一環。冷たいアイスで、さらに熱くチームを応援していただきたいです」とコメント。一方、年間500個のアイス消費を目標とするクールな首位打者、角中も「ボクの元気の源。7月は暑くなるので、ご観戦にアイスはおススメです」とPRした。

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ロッテ、交流戦主催9試合での観客動員が前年比112%[サンスポ]

ロッテは20日、交流戦の主催9試合での観客動員が前年比112%になったと発表。動員数は合計20万7269人で1試合平均は2万3030人だった。

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ロッテ交流戦ホームゲームの観客動員が前年比112%アップ!!戦績も7勝2敗で圧倒[サンスポ]

プロ野球ロッテは20日、交流戦ホームゲーム9試合での観客動員が前年比112%になったと明らかにした。戦績も7勝2敗と圧倒した。

交流戦を含めた今季35試合経過時点でのQVCマリンの観客動員は合計73万1429人で、1試合平均は2万898人で前年比122%となっている。ちなみに、2015年(35試合経過時点)は合計59万9382人で、1試合平均は1万7125人だった。

山室球団社長
「昨年の交流戦が週末開催が2カードあり、今回が1カードで合った事を考えると、とてもありがたい数字です。要因としては交流戦2位とチームが好調な事が1番。交流戦ではホームで7勝2敗と大きく勝ち越すことが出来、ファンの方も喜んでもらえたと思います。」

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ロッテ細谷、高橋光覚悟!“群馬のゴジラ”初凱旋試合に気合[スポニチ]

群馬出身のロッテ・細谷も初の凱旋試合に臨む。

太田商では「群馬のゴジラ」と呼ばれた11年目の28歳は「少年野球の子も見に来ると思うので、全力プレーを見せたい」と話した。規定打席に到達していないものの、打率.298と好調をキープ。高3夏の群馬大会決勝で敗れた思い出の球場で高橋光との「同郷対決」となり「2人で一緒に群馬を盛り上げたい」と意気込んだ。

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ロッテ太っ腹!アイス10万個無料配布へ、観客増で恩返し[スポニチ]

ロッテは20日、7、8月に本拠QVCマリンフィールドで行われる主催試合のうち、11試合でアイス計10万個を来場者に無料配布すると発表した。

7月2、3日のオリックス2連戦、同5〜7日の西武3連戦、同29〜31日の楽天3連戦、8月2〜4日の日本ハム3連戦で、本社商品「ジェラートマイスター(税別240円)」を8万5000個、「クーリッシュ(税別130円)」を1万5000個配布。単純計算で計2235万円分のアイスを大盤振る舞いだ。

山室晋也球団社長は「マリンを“お菓子の球場にしたい”というプランの一環。冷たいアイスを食べながら、熱き心で戦う熱い野球を見に来てもらいたい」と話した。現在貯金12でリーグ2位。ホーム戦35試合を終え、1試合平均観客数は昨季の同時点と比べ22%増の2万898人と好調で、球団初のアイス配布でさらなる観客増を狙う。

年間500個アイスを食べるという角中は「練習後、試合後のご褒美にいただいています。僕の元気の源」。アイスパワーでリーグ1位の打率.344を誇り「ぜひアイスを食べながらのご観戦をお勧めします」とファンにも呼びかけた。

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ロッテ、交流戦観客動員数前年比12%増、好成績、挑発ポスター後押し[スポニチ]

ロッテは20日、交流戦ホーム9試合での観客動員が前年比12%増となったと発表した。昨季1試合平均2万515人に対し、今季は2万3030人。なお、交流戦を含めた今季35試合経過時点での観客動員は1試合平均2万0898人で、前年比22%増となった。

山室晋也球団社長は「昨年の交流戦が週末開催が2カードあり、今回が1カードであった事を考えると、とてもありがたい数字です。要因としては交流戦2位とチームが好調なことが1番。交流戦ではホームで7勝2敗と大きく勝ち越すことができ、ファンの方も喜んでもらえたと思います。また、女性ファンをターゲットにした“スーパーレディースデー”。地元・千葉への想いを込めた“ALL FOR CHIBAデー”での来場者へのユニホーム配布。月1回のファン感謝デーをテーマに行うマリンフェスタの日も今季シーズン3度目のチケット完売の満員札止めになるなど、ファンの方にマリンフェスタを認知していただき、定着していただいていることにも手応えを感じています。また、交流戦前日に発表をした交流戦ポスターも非常に話題となり、いい後押しになったのではないかと思います。“非交流戦士マジワラン”のロケットパンチが効きましたかね(笑い)。交流戦明けも様々な企画で攻め、もっともっとお客さんに球場に来てもらい、楽しんでもらい、選手を後押ししてもらうことで逆転優勝に向けて盛り上がって行けたらと思います」と話した。

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交流戦ポスター効果!?観客数前年比112%に球団社長「ありがたい」[報知]

ロッテは20日、交流戦の主催9試合での観客動員が20万7269人となり、前年比112%を達成したと発表した。

1試合平均では2万3030人(昨年平均2万515人)。交流戦を含めた今季35試合時点での観客動員は合計73万1429人となり、前年比122%と好調だ。

山室球団社長は「とてもありがたい数字。要因としては交流戦2位とチームが好調なことが1番。交流戦ポスターも非常に話題となり、いい後押しになったのではないかと思います。(ポスターのキャラクター)非交流戦士マジワランのロケットパンチが効きましたかね。交流戦明けも、逆転優勝に向けて盛り上がっていけたら」と話し、逆転リーグ制覇に向けて意欲を見せていた。

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ロッテ、アイス10万個無料配布へ[デイリー]

ロッテは20日、7月2、3、5、6、7、29、30、31日、8月2、3、4日にQVCマリンで行われる計11試合で、ロッテのアイスクリーム合計10万個を来場者に無料配布すると発表した。配られるのはクーリッシュ1万5000個、ジェラートマイスター8万5000個で、定価から単純計算すると2235万円分となる。

1試合につき何個配るかは未定。交流戦を12勝6敗の2位で終えたことを受け、感謝の意味を込めたファンへの大盤振る舞いだ。

山室社長は「昨年から掲げる“マリンをお菓子の球場にしたい”というプランの一環と考えています」とコメント。選手ロッカールームにも常備され「ほぼ毎日ロッテアイスを食べている」という角中は「ぜひアイスを食べながらのご観戦を」と呼び掛けた。

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ロッテ交流戦、観客動員前年比112%[デイリー]

ロッテは20日、交流戦ホームゲーム9試合での観客動員が前年比112%となったと発表した。

合計20万7269人で1試合平均は2万3030人。昨年度は合計18万4636人で1試合平均は2万0515人だった。

なお、交流戦を含めた今季35試合経過時点で、QVCマリンフィールドの観客動員は合計73万1429人で1試合平均は2万0898人で前年比122%となっている。昨年度は(35試合経過時点)合計59万9382人で、1試合平均は1万7125人。

山室晋也球団社長は「昨年の交流戦は週末開催が2カードあり、今回が1カードであったことを考えると、とてもありがたい数字です。要因としては交流戦2位とチームが好調な事が1番。交流戦ではホームで7勝2敗と大きく勝ち越すことができた」と話した。

さらに「交流戦ポスターも非常に話題となり、いい後押しになったのではないかと思います」と、恒例となったセ・リーグチームへの“挑発ポスター”の存在も貢献したと分析していた。

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パ・リーグ、交流戦60勝締め、導入から12年で11度目の勝ち越し[スポニチ]

日本生命セ・パ交流戦は20日、全日程が終了。既に7年連続で、05年の導入から12年目で11度目となる勝ち越しを決めているパ・リーグが通算60勝47敗1分けとした。

ソフトバンクが13勝4敗1分けで2年連続の最高勝率チームとなり、セ・リーグでは広島だけが11勝6敗1分けで勝ち越した。

◇交流戦の順位決定方法

勝率が優先される。複数チームが同率となった場合、

(1)
勝ち数
(2)
直接対戦の成績
(3)
1イニング当たりの得点率と失点率の差(TQB)
(4)
1イニング当たりの自責点による得点率と失点率の差
(5)
チーム打率
(6)
前年の交流戦順位

に従う。3チーム以上が並んだ場合は(2)を除いた項目で決定。今回は西武、巨人の2チームが9勝9敗で並び、(2)により2勝1敗と巨人に勝ち越した西武が6位で巨人が7位。中日、DeNA、阪神が7勝11敗で並び、(3)により8位中日、9位DeNA、10位阪神となった。

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オールスターファン投票結果・中間発表(最終回)

◇ファン投票守備位置別得票数一覧表

セントラル・リーグパシフィック・リーグ
順位選手名球団累計票数順位選手名球団累計票数
1菅野智之131,239先発投手1大谷翔平175,090
2今永昇太101,8792武田翔太113,449
3黒田博樹76,8563涌井秀章70,895
4藤浪晋太郎74,3174菊池雄星西45,472
5岩貞祐太40,9925バンデンハーク44,781
6ジョンソン33,3256千滉大37,283
7能見篤史22,1517金子千尋36,053
8大野雄大20,6518則本昂大34,188
9若松駿太19,2249石川歩18,752
10原樹理16,97510岸孝之西15,198
1田島慎二168,852中継投手1牧田和久西219,396
2三上朋也94,0612森唯斗159,390
3マシソン69,5543内竜也72,807
4秋吉亮55,8624谷元圭介40,706
5ジャクソン54,8655岸田護23,941
1山ア康晃243,466抑え投手1サファテ291,620
2澤村拓一85,3442松井裕樹115,815
3中ア翔太82,7453西野勇士56,890
4オンドルセク54,0224増田達至西52,198
5藤川球児43,5005増井浩俊48,897
1原口文仁124,378捕手1炭谷銀仁西166,316
2中村悠平111,8362谷裕亮138,232
3戸柱恭孝93,0043嶋基宏117,733
4小林誠司85,2644田村龍弘72,964
5會澤翼60,7615大野奨太66,907
1新井貴浩214,646一塁手1内川聖一215,382
2ビシエド121,4702中田翔178,512
3ゴメス85,1483メヒア西166,241
4ロペス77,6674井口資仁37,118
5畠山和洋57,4865銀次25,756
1山田哲人252,631二塁手1本多雄一202,876
2菊池涼介141,3862浅村栄斗西166,393
3クルーズ59,5003田中賢介101,972
4荒木雅博49,1074西野真弘64,786
5石川雄洋39,7165藤田一也58,922
1川端慎吾225,006三塁手1松田宣浩284,163
2村田修一91,7532中村剛也西143,182
3高橋周平63,3413レアード104,428
4白崎浩之41,9734細谷圭34,474
5ルナ39,5525今江敏晃31,795
1坂本勇人183,373遊撃手1今宮健太261,455
2鳥谷敬130,5382中島卓也116,969
3田中広輔108,1493鈴木大地92,259
4倉本寿彦82,4854茂木栄五郎58,885
5堂上直倫59,1235安達了一48,704
1筒香嘉智261,542外野手1柳田悠岐371,797
2丸佳浩177,1662秋山翔吾西227,467
3山俊164,6953中村晃197,095
4エルドレッド142,2414糸井嘉男164,973
5平田良介101,0525栗山巧西132,794
6バレンティン98,4106福田秀平108,674
7福留孝介92,6997角中勝也100,491
8鈴木誠也92,3748陽岱鋼100,487
9梶谷隆幸86,7309西川遥輝65,408
10長野久義78,37910清田育宏61,148
DH1長谷川勇也179,897
2デスパイネ133,275
3森友哉西121,799
4近藤健介57,941
5大谷翔平43,522

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ロッテ・成田翔、小さな大投手への第一歩。小谷2軍投手コーチは通算128勝の名投手に重ねて評価[ベースボールチャンネル]

◇成田の特長

真夏のような暑さの中、涼しげに投げた。注目の高さがうかがえる。6月18日。小さなサウスポーのイースタンリーグ初登板初先発を見ようと、ビジターであるスワローズの2軍本拠地・戸田のグラウンドに沢山の報道陣が駆けつけた。スタンドは満席となり、河川敷の土手から試合を見るファンも多くいた。拍手が沸き起こる中、千葉ロッテマリーンズのドラフト3位ルーキー・成田翔投手(秋田商業)は期待と注目の中、プロの第一歩を踏み出した。

「緊張はしませんでした。楽しみでしたね。やっと、プロ野球選手として、始まったなあという感じです」。

5回を投げて被安打2、無四球、無失点。デビューは上々だった。ストレートのMAXは140キロながら、そのボールにはキレがあり、打者も戸惑いを見せていた。

三塁側ブルペンの奥に設置されている投手が待機するために用意されたベンチの1番、端には小谷正勝2軍投手コーチの姿があった。これまで投手コーチとして、多くの名投手を育て上げた名伯楽も、その若者のピッチングに注目をしていた。決して速いとはいえない球速ながら、凡打を積み上げる姿に目を細めながら見続けた。

「彼は初速と終速があまり変わらない投手だね。体全体で投げることができているので、それが可能になっているのではないかな。だからバッターも戸惑う。打ち損じるんだろうね」。

若きサウスポーの投球をそう分析した。そして、これまで育ててきた幾多の投手のピッチングに想いを馳せた。少し間を置いて、思い出したかのようにつぶやいた。「明雄か。横浜の齊藤明雄が、そうだったね」。ストレートは決して速くはないもの、ボール自体にはキレと勢いがある。それはボールが手元から離れて、ミットに収まるまで回転数がほとんど変わらず、球速が落ちないことが1つの要因だ。沢山の記憶を振り返り、小谷投手コーチは128勝を挙げた名投手の名前を挙げた。それは大きな期待の表れであるように思えた。

◇課題は変化球

身長170センチと小柄な投手ながら、そのハートは熱く強い。全身から負けず嫌いな雰囲気を醸し出している。高校からマリーンズに入団したルーキー3人の中で、デビューが1番遅れた。平沢大河内野手(仙台育英)はヒットこそないものの、1軍を経験。ドラフト5位の原嵩投手(専大松戸)も6月2日の東京ヤクルト戦で先にイースタンデビュー。一歩遅れた形になったことに「原に先を越されてしまいました」と悔しさを露にした。

6月16日のマリーンズ対ドラゴンズ(ナゴヤドーム)の1軍のゲームではドラゴンズの先発に同じ年で甲子園を沸かせた小笠原慎之介投手が登場。ロッテ浦和寮の食堂でテレビ観戦をしながら、高校時代は同じ左腕としてライバル視していた選手が先に1軍の舞台で躍動をしていることに、負けじ魂が火をついた。

「正直、オコエ選手とか野手はあまり気にならないです。1番は小笠原選手。同じ左ですしね。この前もウチ(マリーンズ)と試合をしてしっかりとバッターと勝負をしていた。負けていられないと強く思いました」。

焦る気持ちを押し殺し、毎日を様々な課題を持って取り組んだ。下半身強化、インナーの強化。走り込みも重点的に行った。だからこそ、この日、最高気温32度だった戸田のグラウンドで「日頃の走り込みの積み重ねもあって、バテることなく、投げることができた」と自負した。ただ、ほぼ満点に見えるデビューにも、しっかりと自己分析をして課題を口にした。

「やはり変化球ですね。カウントもうまく取れていませんし、打者もなかなか振ってくれない。高校の時は振ってくれたけど、プロはバットが止まる。これでは厳しいと思う。もっともっと変化球の精度を上げていかないといけない」。

◇まずは2軍で試合を作る

奪三振はストレートで奪った1つのみ。高校時代に思うように空振りをとれていた自慢のカーブ、縦に落ちるスライダー、チェンジアップで打ち取ることがあまりできていないことを次回登板の課題として挙げた。目標と掲げるのは1日でも早い1軍デビューと白星。だからこそ、自分で自分の現在置を厳しく判断をしている。

「今日のピッチングは60点。甘くみても70点。もちろん1軍で活躍するという目標はありますが、今はまず2軍でしっかりと試合を作り、勝利に貢献をして、結果を出すことだと思っています。やらないといけないことは山ほどある。頑張りたいと思います」。

その端正なマスクにマスコミからは「マリーンズの玉三郎」と呼ばれている。秋田の地元テレビで成田の紹介ニュースを取り上げると視聴率が上がるという伝説もある。多くのファンを魅了するのは小さな体とアイドル顔負けなイケメンな顔ながら、全身を使ったパワフルな投球で打者を打ち取っていくギャップであろう。その懸命な姿に、人は感情移入をし、応援をしたくなる。マリーンズの背番号「41」はプロの道を歩んだばかり。これから課題を克服し成長しながら、小さな大投手を目指していく。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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