わたしはかもめ2016年鴎の便り(6月)

便

6月24日

埼玉西武6−7千葉ロッテ(上毛敷島)

ロッテは1−5の6回2死無走者から6長短打と打線がつながり、ナバーロの逆転の2点適時打などで6点を奪った。石川が5回5失点と苦しみながらも8勝目を挙げた。西武は先発の高橋光が好投していたが6回に崩れた。

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千葉ロッテ0100060007
埼玉西武2010201006

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ロッテ12度目挑戦で初!交流戦明け初戦に勝った[ニッカン]

悪夢を振り払ったロッテ伊東勤監督(53)は少しおどけた。「途中、ちょっとよぎったよ!」。5回を終え4点ビハインド。交流戦明け初戦12年連続黒星が頭をかすめた。だが直後に打線がつながった。6回2死走者なしから2四球を挟む6連打で6得点。リーグトップ今季21度目の逆転勝ちだ。「逆転のロッテ」で、嫌なジンクスを破った。

根拠があった。西武高橋光は、5月に6回6安打1得点に抑えられ白星を献上した相手。だが、ここ2試合は勝てていなかった。立花打撃コーチは「チャートを見ると変化球が入っていない。追い込まれても、粘れば甘い球が来る」と見ていた。伊東監督も同感だった。「球の走り、制球とも良くなかった。我慢すれば、いつかつながると思っていた」と打ち明けた。

反撃の適時打は2ストライクからだ。2死から田村が二塁打。続く加藤はカウント3−1から「ボールと思った」低め直球を見逃したが、ストライクだった。それでも「何球もストライクが続く感じじゃなかった。粘れば四球もあるし、直球は振り遅れてもファウルでという気持ちだった」と、見極めを重視。次のスライダーが浮いたところを右前に運んだ。次の細谷に、角中と、この回高橋光から放った適時打3本は、いずれも2ストライクから。土俵際の粘り腰の勝利だ。

貯金は今季最多タイ13。伊東監督は「勝つと負けるでは、えらい違い。いい形でつなげられた」と締めた。首位ソフトバンクも勝ち、ゲーム差7.5は変わらない。だからこそ、食らいついていく。

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伊東監督「すごい試合」12年目で交流明け初戦初V[ニッカン]

ロッテが逆転勝ちで、交流戦開始12年目で初めて、交流戦明け初戦に勝利した。

5回を終え、1−5と劣勢だったが、6回2死走者なしから打線がつながった。2四球を挟む6連打で6点を奪い逆転。終盤は継投で逃げ切った。

伊東勤監督(53)は「すごい試合だった。負けなくて良かった。(6回は)よくつないだ。1発で点を取られていたけど、つないで、つないで。今日は(雨で外野の)芝が濡れていたので、少々アウトのタイミングでも回した。結果、セーフ」と振り返った。

貯金は今季最多タイの13となった。

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ロッテ石川「申し訳ない」4被弾5失点も逆転8勝目[ニッカン]

ロッテ石川歩投手(28)が5回8安打5失点で8勝目を挙げた。

プロ入り後、自己ワーストとなる4本塁打を打たれ、今季最多の5失点を喫した。1−5と4点リードを許し降板も、直後の6回に味方打線が6点を奪い逆転してくれた。

「今日のピッチングでは何もないですね。ヒットで点を取られたのではなく、失点全てがホームランですからね。簡単に点を与えてしまって、守っている野手に申し訳ないです。次回までにしっかり立て直したいです」と反省の言葉を並べた。

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ロッテ細谷3安打「ホッ」故郷・群馬に錦飾った[ニッカン]

群馬出身のロッテ細谷圭内野手(28)が、前橋で行われた試合で3安打1打点と気を吐いた。

家族や知人が多数応援に駆け付けた。6回には、同じ群馬出身の西武高橋光から左前適時打を放った。「群馬の先輩の意地だけで打ちました。(地元で活躍し)ホッとしました」と素直に喜んでいた。

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ロッテ6回2死走者なしから2四球挟み6連打で6点[ニッカン]

ロッテが1−5の6回に6点を奪い逆転した。

2死走者なしから、2四球を挟む6連打で6得点。2死二塁から右前適時打を放った加藤翔平外野手(25)は「前の打席でバントを失敗して、流れを止めてしまったので、何とかしたい気持ちそれだけです」と話した。

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ロッテ鈴木4号ソロ「思ったより打球が伸びた」[ニッカン]

ロッテ鈴木大地内野手(26)が4号ソロを放った。

0−2の2回、先頭で西武高橋光の直球を右越えに運んだ。「思ったより打球が伸びてくれました。まずは1点返せたのは良かったけど、勝たないと意味がないですからね。交流戦明けの最初の打席にしては良かった。群馬のロッテファンのためにも絶対に勝ちます」と話した。

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伊東監督「やるからには5回成立して」降雨でも開場[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(53)がプレーボール後の試合成立を願った。

雨が降り続く中で試合前の練習を終了。開場したため、プレーボールはかかる見込みだが、伊東監督は「交流戦後の1発目。試合ができればいい。ただ、3回ぐらいまでやって中止、なんてことになるのを1番恐れている。やるからには、5回成立して欲しい」と話した。

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“逆転のロッテ”交流戦明け初戦の連敗「11」で止めた![サンスポ]

“逆転のロッテ”がジンクスを吹き飛ばした!!ロッテは24日、西武9回戦(上毛敷島)に7−6で逆転勝ち。交流戦明け初戦に0勝11敗だったチームが、連敗に終止符を打った。

立役者は地元、群馬県境町(現伊勢崎市)出身の細谷圭内野手(28)だ。6回、同じ群馬県の沼田市出身、西武・高橋光成投手(19)=前橋育英高=から左前適時打を放ち、この回一挙6得点。打者一巡の逆転劇を演出した。

「群馬の先輩の意地。それだけです」。

太田商高出身の細谷にとっては思い出の球場だった。2005年、3年の夏。高校通算46本塁打を放ち「群馬のゴジラ」と呼ばれた細谷は、決勝で前橋商高に4−8で敗戦。あと一歩で甲子園出場を逃した。「あの悔しさは忘れません」。青春時代の苦い記憶を、新たな歴史で塗り替えた。

この日は両親や中学、高校時代の監督、チームメートら100人以上が応援に駆けつけていた。「いいところを見せたいと思って、少し力が入ってしまいました」と笑いながら、「応援は励みになりました」と感謝した。

今季41勝のうち逆転勝ちは21度目。この日も、勝負強さを発揮した。プロ11年目の遅咲きの男がチームの勝利に貢献し、故郷に錦を飾った。

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ロッテ・石川、8勝目も4被弾に反省「失点全てが本塁打ですから…」[サンスポ]

石川が5回8安打5失点と苦しみながらも8勝目(2敗)を挙げた。西武戦7連勝中と抜群の相性を誇っていたが、自己ワーストの4被弾と乱調。「今日の投球では何もないですね。安打で点を取られた訳でなく、失点全てが本塁打ですから…」と肩を落とした。しかし、降板直後にチームが逆転し、自身6連勝が転がり込んだ。

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ロッテ・細谷が“群馬対決”制す「先輩の意地で打ちに行った」[サンスポ]

ロッテの細谷が、出身地の群馬で行われた試合で3安打1打点と活躍した。両親に加え中学、高校時代の恩師やチームメートの前で勇姿を見せ「取りあえずほっとした」と笑みを浮かべた。

6点を奪って逆転した6回は、同じ群馬出身の高橋光から適時打を放ち「先輩の意地で打ちに行った」とにやり。一発攻勢の西武と対照的に、連打で崩した攻撃に「うちのつなぐ野球で逆転できたのは、いい勢いがついた」と手応えをにじませた。

鈴木
「思ったより打球が伸びてくれた。交流戦明けの最初の打席にしては良かった。」(2回に4月1日以来の4号ソロ)
加藤
「(無死一、二塁だった)前の打席でバントを失敗して流れを止めてしまったので、何とかしたい気持ちだった。」(6回に適時打)

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ロッテ・石川、4本塁打許し反省「次回までに立て直したい」[サンスポ]

ロッテの石川はプロ3年目で最多となる4本塁打を浴びて5回5失点ながら味方の援護で8勝目を手にした。新人だった2014年9月から続く西武戦の連勝を8に伸ばしたが「ずっと良くない感覚で投げていた。修正できないままだった」と険しい表情だった。

低いマウンドに加え、試合前から降り続いた雨の影響で「砂も重くなっていた」と言う。ただ、環境を言い訳にはせず「技術不足。次回までにしっかり立て直したい」と投球の改善を期した。

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ロッテ12年目の“初勝利”交流戦明け初戦やっと勝った[スポニチ]

小雨が降る群馬で、ロッテ打線がヒットの雨を降らせた。1−5の6回2死無走者からの猛攻だった。1点を返し、なお2死二塁で1番・細谷。太田商時代に「群馬のゴジラ」と呼ばれた男は、プロ初の凱旋試合に燃えていた。前橋育英で甲子園優勝投手になった高橋光から左前適時打を放つと客席からは大歓声が湧き起こる。「群馬の先輩の意地。それだけです」と笑った。さらに打線がつながり、ナバーロの逆転左前2点打で一挙6得点の逆転劇だ。

細谷は7回に三塁内野安打、9回に右中間フェンス直撃の二塁打を放ち、今季8度目の猛打賞。「細谷コール」が止まらない。客席では両親をはじめ中学・高校時代の監督、チームメートら30人を超える知人が声援を送っていた。上毛新聞敷島球場は高校3年夏の群馬大会決勝で敗れた場所。準決勝では高校最後の一発となる通算46号を放った。「客席のおじさんが手を出さなければ場外ホームランだった」と、いまも鮮明に覚えている。

あれから11年。今季の安打は背番号と同じ「59」となった。過去10年間で記録した56安打をシーズン前半で超えた。28歳は「受け身になるんじゃなく、発散するだけにしようと割り切っていけた。とりあえずホッとした」と白い歯を見せた。

チームは昨季まで交流戦明け初戦に11戦全敗。呪いのジンクスを振り払った伊東監督は「一瞬(連敗が)よぎったよ。勝つのと負けるのとではえらい違い。良い形で(次に)つなげられた」と声を弾ませた。貯金は今季最多タイの13。交流戦勝率2位の勢いのまま、最高の再スタートを切った。

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石川4被弾5失点もプロ初6連勝「真っ直ぐもシンカーも…」[スポニチ]

ロッテの石川が5回5失点ながらも、プロ初の6連勝で8勝目を飾った。

森の2発を含む自己最悪の4被弾。雨でぬかるんだ地方球場特有の低いマウンドにも苦労したが「それより自分の技術不足。真っ直ぐもシンカーも良くなかった」と反省。打線に助けられる形で、14年から続く西武戦の連勝を8に伸ばした。

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細谷、故郷に錦!猛打賞で快勝「群馬の先輩の意地」[報知]

ロッテの群馬出身・細谷が故郷に錦を飾った。2点を追う6回に同郷の後輩・高橋光から左前適時打を放つなど今季8度目の猛打賞をマーク。

両親や中学高校時代の恩師を招待していただけに「群馬の先輩の意地。それだけです」と胸を張った。この回2死無走者から6安打を含む8者連続出塁で4点差を逆転。プロ11年目で昨季まで通算56安打が、今季はこれで59安打。交流戦明け初戦の連敗も11で止め「いい結果が出てうれしい」と笑顔を見せた。

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鈴木、4号ソロで反撃ののろし「思ったより打球が伸びた」[報知]

19日の巨人戦(東京D)で右足首を痛めていた鈴木が、反撃ののろしを上げた。2点を先取された直後の2回先頭。高橋光の真ん中の直球を右翼席へ4号ソロを放った。

練習休日だった23日もQVC室内で患部の状態を確認しながら打撃練習を行うなど調整した効果が出た。4月1日のオリックス戦(京セラD)以来のアーチに「思ったより打球が伸びてくれた。交流戦明け最初の打席にしてはよかった」と胸をなで下ろしていた。

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ロッテ逆転勝利で“再開連敗”止めた[デイリー]

ロッテは6回に打者11人で6点を奪って逆転勝利。リーグ戦再開初戦は05年から11連敗していたが、やっとストップした。

伊東監督は「(途中まで)頭によぎった」そうで、「すごい試合。負けなくてよかった。6回はよくつないだ」とホッとした表情。「明日につなげていくことが大事」と最後は気を引き締めていた。

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ベテラン井口も実感する、千葉ロッテの変化−ベンチから響く声が、逆転の雰囲気を作り出す[ベースボールチャンネル]

◇ベテランが感じる手応え

ペナントレースからの勢いをそのままにソフトバンクが2年連続の最高勝率で交流戦を終えた。

今季の戦いぶりで印象に残ったのは、セリーグの首位・広島とソフトバンクを追いかけるロッテの奮闘ぶりだ。特にロッテは、最終日の巨人戦に敗れるまで7連勝を挙げるなど、勝負強さを発揮していた。

ロッテは交流戦前のペナントの節ではソフトバンクとの対戦で3連敗を喫したが、伊東勤監督は「交流戦の間は、パリーグのことは忘れて戦います。一戦一戦、先を観ずに大事に戦っていく」と断言、そしてその言葉通りの結果を残した。

そのロッテの好調の要因の1つに挙げられるのがベンチの雰囲気である。

若手、中堅、ベテランがわけ隔てなく声を出し、どんな展開でも明るい雰囲気を醸し出している。

開幕の頃から続く昨年までにはない空気だ。

「伊東監督や立花コーチがよく言うんですけど、凡打してもベンチに帰ってきて、声を出せと。そういうのが浸透してきていて、試合に出ている選手も出ていない選手もよく声が出ている。そういう意味ですごく明るくなっていると思います」。

そう語ったのは、ベテランの井口資仁選手である。

井口はスタメンの試合数が減ったとはいえ、経験豊富な頼れるチームのジョーカー的存在だ。外国人の不調、あるいはチームのレギュラーの不調の代役、ここ一番での代打と井口は今季も活躍している。

しかし、その井口は、昨季から居座ることが多くなったベンチの雰囲気にただならぬ違和感を覚えていた。意識改革が必要と井口は昨オフ、こんな話をしている。

「今のチームは控え選手がベンチの後ろで休んでいたり、ベテランが端っこにいるようなところがある。それを変えないといけないと思ってやってきました。とにかく、試合中は僕がベンチの真ん中に座って声を出すように心がけました。自分が見本を示さなくてはいけないと」。

◇侍JAPANの経験をチームに持ち帰った清田

今のロッテは若い選手が多い。

主将の鈴木大地はしっかりもののキャプテンだが、清水雅治コーチ曰く「大地以外は人任せな選手が多いチーム」というのが実情なのだ。自身のプレーに没頭するのはいいが、周りが見えない若さゆえの脆さもあったのだった。

「去年までは一部だけが声を出していて、他が声を出していないというのがありました。今年はベンチの端から端まで声を出している。自然と声が出ていますし、下を向いているやつがいれば『声出せよ』というのも出てきている」と井口は変化を感じている。

とはいえ、井口の場合はそれを率先して口にしていくというタイプではない。

むしろ、背中で感じろと姿勢で見せていくプレイヤーである。

そこで、今季、違う姿勢を見せているのが清田育宏だ。

昨季は、130試合に出場し、打率317、15本塁打をマーク。今年3月侍JAPANの台湾との親善試合では代表入りを果たすなどチームの中核にいるプレイヤーだ。今季はややスタートに苦しんでいるが、実は、ベンチでの貢献度はかなり大きい。「清田さんの存在が大きい」とキャプテンの鈴木だけでなく、若手の三木亮や中村奨吾などが口にしているほどだ。

清田はあえて自分が前に出ることを意識しているとこう語る。

「チーム全体に若い選手が多いんで、その中で自分が声を出すことによって空気を作りたいと思っています。みんなが声を出しやすい空気を作っていければ、チーム全体が変わると考えるようになりました」。

清田がそんな思考を持つようになったのは、侍ジャパンでの経験だ。

ある選手の姿勢に、清田は刺激を受けたのだ。

その選手とはソフトバンクの松田宣浩選手である。

「侍JAPANでは2試合しかなかったんで、技術的にどうのこうのっていうのは分からないんですけど、誰がどうみても、すごいなと思えたのは松田さんでした。即興で作られたチームを1つにまとめるのって難しい作業だと思うんですよ。でも、松田さんがすごい声を出してくれて、やりやすい雰囲気を作ってくれた」。

特に、初代表だった(社会人では経験あり)清田にとっては、年齢的に上の方だということもあり、どういう立ち位置を保っていいのか分からなかった。やり難さを感じながらの代表参加だったのだが、それら全てを松田が変えてくれたのだ。

「松田さんが常に元気を出してくれていました。『うるさいなぁ』と思って聞いている部分もあるんですけど(笑)、逆にそれがチームのムード、雰囲気を作ってくれていました。そういうのってすごいなと思って、これはチームに帰ってもやるべきだと思いました。僕が声を出すことによって、若手も声を出しやすくなるような雰囲気を作っていければと思ってやっていますね」。

声を出すという部分にだけフィーチャーすると、「根性論」にも聞こえなくない。ただ、雰囲気をいい方向に向けて、チームが1つになるというやり方は、日本人らしい組織の作り方でもあるだろう。

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