わたしはかもめ2016年鴎の便り(6月)

便

6月29日

福岡ソフトバンク7x−6千葉ロッテ(ヤフオクドーム)

ソフトバンクが今季3度目のサヨナラ勝ち。1‐6の8回に柳田からの4者連続適時打に相手の失策が重なって一気に追い付き、延長10回2死一塁から今宮が試合を決める左中間二塁打を放った。ロッテは救援陣が崩れた。

12345678910R
千葉ロッテ00022020006
福岡ソフトバンク0000010501x7x

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伊東監督、西野打たれサヨナラ負けも「粘りはした」[ニッカン]

ロッテはサヨナラ負けを喫した。

6−6の10回、西野が2死一塁で今宮に左中間へ二塁打を打たれ、敗れた。

伊東勤監督(53)は「しょうがない。結果的にサヨナラ負けだが、粘りはした。これで1勝1敗。明日、勝ち越せるように」と気持ちを切り替えていた。

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ロッテ・デスパイネ14号2ラン「完璧に打てた」[ニッカン]

ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(30)が14号2ランを放った。

2−0の5回2死一塁で、ソフトバンク千賀の143キロを左翼席上段へ運んだ。「前の打席までは変化球が多かったので、この打席はストレートを待っていたよ。狙ったところにボールが来てくれれば、100マイルだろうが何キロでも打ち返す自信はあるよ。完璧に打つことが出来たね。次の打席もしっかり狙っていくよ」と話した。

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ロッテ・ナバーロ先制8号「スライダーを1本狙い」[ニッカン]

ロッテのヤマイコ・ナバーロ内野手(28)が先制の8号2ランを放った。

4回1死一塁で、ソフトバンク千賀のスライダーをバックスクリーンに放り込んだ。「前の対戦から俺にはスライダーが多かったから、スライダーを1本狙いだよ。内側からのスライダー、スライダー。おい、これ以上は勘弁してくれ。試合に集中したいんだ。ただ、狙い通りでいいスイングが出来たことは確かだね」とコメントした。

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ロッテ、7・7西武戦「チケット・ビール半額デー」[ニッカン]

ロッテは29日、「チケット・ビール半額デー」の開催を発表した。

7月7日の西武戦(QVCマリン、午後7時開始)で実施。当日は、チケット価格が半額(一部スペシャルシート等を除いた席種で、ブロンズ試合設定の一般チケット価格の半額)となり、ビールも半額(球場内で販売する生ビールが通常700円の半額350円)となる。さらに、ビールジョッキの形状をした紙製の乾杯ビールハットを来場者先着1万5000人の成人へ配布する。

アルフレド・デスパイネ外野手(30)は「このビールハットはとてもイイネ!当日はビールもチケットも半額?イイネ!イイネ!」とコメントした。

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ロッテ、3発飛び出すも逆転負け…伊東監督「最後まで気を抜かずにやらないと」[サンスポ]

ロッテはナバーロとデスパイネの両外国人が計3本の2ランを放ったが、勝利には結び付かなかった。6−1の8回に3番手の松永が1死から四死球を与えた後に柳田に適時打を許し、代わった益田が内川から3者連続で適時打を浴びた。内川の中前ではねた当たりを守備固めの岡田が後逸するミスも重なった。

延長10回にサヨナラ負け。伊東監督は「すんなり終わるとは思わなかった。最後まで気を抜かずにやらないといけない。選手は粘りも出ている」と悔しさをにじませつつも前向きに話した。

ナバーロ
「悪い試合ではなかった。集中して打席に入れている。自分のスイングができている。」(4回と7回に2ラン)
デスパイネ
「完璧に打つことができた。狙ったところに球が来てくれれば、何キロでも打ち返す自信はある。」(5回に千賀から2ラン)

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ロッテのルーキー・関谷、鷹相手に6回1失点も…4勝目はお預け[サンスポ]

ロッテのルーキー関谷がソフトバンク戦に初登板し、6回1失点と好投した。「とにかく何も考えずに打者に向かう気持ちだけでマウンドに上がった」と気迫を込め、4−0の6回に柳田の適時内野安打で1点を失ったものの、その後の1死一、二塁のピンチを併殺で切り抜けた。

これまでのように序盤に失点せず、無四球と制球も安定していた。6−1の8回に救援陣が追い付かれて4勝目が消えたが、先発の役目を十分に果たした。

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ロッテ・ナバーロ、先制の2戦連続弾「狙い通りにいいスイングができた」[サンスポ]

ロッテのナバーロが千賀から豪快な一発を放った。0−0の4回1死一塁から中越えに均衡を破る先制2ラン。打った瞬間からゆっくり一塁へ歩き出すほどの完璧な当たりに「狙い通りにいいスイングができた」とご満悦の様子だった。

これまでの打席で「スライダーが多かったから、スライダーを1本狙いだよ」とデータも生かして見事に仕留め、大事なソフトバンク戦で2戦続けてアーチをかけた。

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ロッテが7・7西武戦でチケット&ビール半額デーを開催!!ビール党のデスパイネ仰天[サンスポ]

プロ野球ロッテは29日、7月7日の西武戦(QVCマリン、午後7時開始)で、「チケット・ビール半額デー」を開催すると発表した。当日はチケット価格が半額(一部シート等を除く)となり、ビールも半額(球場内で販売する生ビールが通常700円→350円)となる。さらに当日はビールジョッキの形状をした紙製の乾杯ビールハットを来場者の先着1万5000人の成人に配布する。

大のビール党で知られるデスパイネ
「このビールハットはとてもイイネ! 当日はビールもチケットも半額? イイネ! イイネ!」

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ロッテ、5点差守れず…サヨナラ負け、30日にも自力V消滅[スポニチ]

ロッテは5点差を追いつかれ、延長10回の末に今季4度目のサヨナラ負けを喫した。

ナバーロの2本の2ランなどで6−1としたが、8回に松永、益田がつかまり、4安打3四死球に失策が絡んで5失点。最後は守護神・西野が2死からの連打で屈した。伊東監督は「ちゃんと粘ったし選手はみんな一生懸命やった。勝ち越せるようにしたい」と切り替えを強調。1勝1敗で迎える30日の3戦目に敗れると自力優勝が消滅する。

ナバーロ
「集中して打席に入れた。悪い試合ではなかったと思う。」(来日初の2本塁打を含む3安打4打点)
関谷
「何も考えずに打者に向かう気持ちだけでマウンドに上がった。」(6回7安打1失点も4勝目はお預け)

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ロッテ、関谷、6回1失点好投も4勝目ならず、リリーフ陣打たれる[スポニチ]

ロッテのルーキー関谷がソフトバンク戦に初登板し、6回1失点と好投した。「とにかく何も考えずに打者に向かう気持ちだけでマウンドに上がった」と気迫を込め、4−0の6回に柳田の適時内野安打で1点を失ったものの、その後の1死一、二塁のピンチを併殺で切り抜けた。

これまでのように序盤に失点せず、無四球と制球も安定していた。6−1の8回に救援陣が追い付かれて4勝目が消えたが、先発の役目を十分に果たした。

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ロッテ、ナバーロ、2戦連続弾で先制、狙い通りスライダー捉える[スポニチ]

ロッテのナバーロが、ソフトバンク戦の4回に2試合連続となる8号先制2ランを放った。

均衡を破る一発に「打ったのはスライダーだね。前の対戦から俺にはスライダーが多かったから一本狙いだよ。内側からのスライダー、スライダー。おい、これ以上は勘弁してくれ。試合に集中したいんだ。ただ、狙い通りでいいスイングが出来たことは確かだね」とコメントした。

ナバーロは7回にも9号2ランを放って貴重な追加点を挙げた。

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ロッテ、7・7はチケット&ビール半額!デスパ興奮「イイネ!」[スポニチ]

ロッテは7月7日の西武戦(QVCマリン)を「チケット・ビール半額デー」と銘打って開催する。

当日は一部の席を除きチケットが半額となり、生ビールも700円が350円に半額となる。さらに、ビールジョッキの形をした乾杯ビールハットを先着1万5000人に配布する大盤振る舞い。「デスパ、いいね!」のフレーズで人気のビール大好きデスパイネは「このビールハットはとてもイイネ!当日はビールもチケットも半額?イイネ!イイネ!」と興奮気味に言った。

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8回5点差を追いつかれ延長10回サヨナラ負け…30日●なら自力V消滅[報知]

ロッテは8回に5点差を追いつかれ、まさかの延長10回サヨナラ負け。30日も敗れれば自力V消滅という崖っぷちに立たされた。中継ぎエースの内が体に張りを訴えているため登板できず、守護神・西野が2イニング目に力尽きた。

それでも伊東監督は「(6回1失点の)関谷は素晴らしい投球だった。相手には十分、プレッシャーをかけられていると思う」と前向き。次戦での巻き返しに目を向けた。

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7・7はチケットとビール半額デー…デスパイネ「イイネ!」[報知]

ロッテは7月7日の西武戦(QVC)で「チケット・ビール半額デー」を開催すると29日、発表した。チケット価格が半額(一部スペシャルシート等を除く)となり、ビールも半額の350円)となる。

さらに、当日はビールジョッキの形状をした紙製の「乾杯ビールハット」を先着1万5000人にプレゼント。ビール党で知られるデスパイネは「このビールハットはとてもイイネ!当日はビールもチケットも半額?イイネ!イイネ!」とノリノリだった。

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ロッテ、今季4度目のサヨナラ負け[デイリー]

ロッテが8回に5点差を追いつかれ、最後は今季4度目のサヨナラ負けを喫した。

伊東監督は8回に松永が1死から今宮、吉村に与えた連続四死球を「ミスが出た。あれが全てだった」と振り返った。悔しい敗戦となったが「選手にも粘りが出てきていますし、明日は何とか勝ち越せるように」と切り替えた。

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ロッテ新人の関谷は6回1失点の好投[デイリー]

先発したロッテの関谷が6回1失点で勝利投手の権利を持って、マウンドを2番手の大谷に譲った。

失点は6回、先頭の今宮の二塁打から柳田の適時内野安打で許した1点のみ。ナバーロの8号、9号、デスパイネの14号とそれぞれの2点本塁打で6点の援護を受け、大きなリードを保ったまま、降板した。

相手の先発、千賀は今季6勝負け知らずだったが、関谷も開幕3連勝と負け知らず。ルーキーとして、開幕4連勝となれば、1956年の小野正一以来、60年ぶりの球団タイ記録に並ぶ。

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ロッテ、ナバ&デス砲アベック弾[デイリー]

ロッテのナバーロが4回、先制の8号2ランを放った。1死一塁で、ソフトバンクの先発・千賀の真ん中に入ってきたスライダーを中越えに運んだ。

5回にはデスパイネが左翼席へ14号2ランを放ち、今季無傷の6連勝の千賀から両助っ人が一発攻勢。

ルーキーとして開幕4連勝の球団タイ記録を狙う先発の関谷へ強力な援護弾となった。

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ロッテ、チケット・ビール半額デー開催[デイリー]

ロッテは29日、7月7日の西武戦(QVCマリン・19時試合開始)で、「チケット・ビール半額デー」を開催することを発表した。

当日はチケット価格が半額(一部スペシャルシート等を除いた席種で、ブロンズ試合設定の一般チケット価格の半額)となり、ビールも半額(球場内で販売する生ビールが通常700円の半額、350円)となる。

さらに当日はビールジョッキの形状をした紙製の乾杯ビールハットを来場者の先着15000人の成人へ配布する。

デスパイネは「このビールハットはとてもイイネ!当日はビールもチケットも半額?イイネ!イイネ!」と笑っていた。

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コリジョン見直しへ…シーズン途中異例の運用変更[ニッカン]

本塁での危険な接触を防ぐために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、日本野球機構(NPB)が運用基準の見直しを検討していることが29日、分かった。7月4日のプロ野球実行委員会で議論し、後半戦からの見直しを目指す。

これまで捕手(または本塁カバーに入った野手)は走者の進路に入れないという運用指針を厳しく適用してきたが、ルールの解釈や適用の判断を巡って現場に困惑があり、判定を不服としてNPBに意見書や質問書が提出される事態が相次いだ。新たな基準では実際に衝突が起きたかどうかが重視される。走路に入っても衝突が生じなかった場合は、アウトの判定を変えずに捕手に警告を与える場合もある。

NPBは検討の材料として、リプレー検証を行った例をDVDにまとめ、各球団やプロ野球選手会に送った。6月28日までの時点でルールの適用は4件あったが、このうち3件は新基準では適用外になるという。5月11日の阪神−巨人(甲子園)では阪神の原口捕手が走路に入ったとされ、判定がセーフに覆った。「審判員の間でも意見が分かれる」(NPB関係者)微妙な事例だったが、新基準では衝突がなかったのでコリジョンルール適用外となる見通しだ。

当初は今季終了後に修正点を議論する予定だったが、異例ともいえるシーズン中の変更に乗り出した。

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コリジョン基準見直しへ、衝突なければ判定そのまま[ニッカン]

本塁での危険な接触を防ぐために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、日本野球機構(NPB)が運用基準の見直しを検討していることが29日、分かった。7月4日のプロ野球実行委員会で議論し、後半戦からの見直しを目指す。

これまで捕手(または本塁カバーに入った野手)は走者の進路に入れないという運用指針を厳しく適用してきたが、ルールの解釈や適用の判断を巡って現場に困惑があり、判定を不服としてNPBに意見書や質問書が提出される事態が相次いだ。新たな基準では実際に衝突が起きたかどうかが重視される。走路に入っても衝突が生じなかった場合は、アウトの判定を変えずに捕手に警告を与える場合もある。

NPBは検討の材料として、コリジョンルール適用を巡ってリプレー検証を行った例をDVDにまとめ、各球団やプロ野球選手会に送った。6月28日までの時点でルールの適用は4件あったが、このうち3件は新基準では適用外になるという。

NPB関係者は「ケガ人が出ていないのはルールの成果だが、現場には戸惑いもある。これから重要な試合も増えるし、混乱があるのであれば議論していきましょうということ」と話した。

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NPB動いた!後半戦からコリジョン見直しへ…衝突なければ判定変わらず[サンスポ]

混乱の収拾へ、シーズン途中でも動く!本塁での危険な接触を防ぐために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、日本野球機構(NPB)が運用基準の見直しを検討していることが29日、分かった。日本プロ野球選手会など7月4日のプロ野球実行委員会で議論し、後半戦からの見直しを目指す。

NPBが、早くも動いた。今季から導入されたコリジョンルールについて、2月の春季キャンプ前に、今季はルールを厳格に適用し、シーズン後に検証を行う方針を各球団と確認していた。

その方針を前倒しして、これまでの事例を検証し、7月4日の実行委員会で新たな運用基準について議論する。NPBと12球団、日本プロ野球選手会(嶋基宏会長=楽天)との間で合意が得られれば、後半戦から運用を見直す可能性が出てきた。

コリジョンルールは、走者が本塁上のクロスプレーで危険な衝突をすることを禁じ、捕手(野手)を守るために導入された。一方で捕手も、ブロックと走者を塞ぐことを禁じられた。

今季はこれまで、衝突によるアウト判定は起きておらず、逆に守備側が走路を塞いだとしてセーフに覆る例が4件起きた。また走路を塞いだように見えながら適用されないケースもあり、ルールの解釈や適用の判断をめぐり、阪神、西武、ヤクルトなどが、NPBに意見書、質問書を提出する事態が相次いでいた。

そこでNPBは、「実際に衝突が起きたかどうか」を重視して判定する新たな基準の検討を始めた。捕手が走路に入っても衝突が生じなかった場合は、アウトの判定を変えず、捕手に警告を与える場合もあるという。すでにリプレー検証を行った例をDVDにまとめ、各球団や選手会に送付。新基準では、今季これまで適用された4件中3件が適用外になるという。

NPB関係者は「ケガ人が出ていないのはルールの成果だが、現場には戸惑いもある。これから重要な試合も増えるし、混乱があるのであれば議論していきましょうということ」と説明した。別の関係者は「審判員からも『適用が難しい』という意見が出ていたのは事実。ただ『なぜシーズン中に変更するのか』と言われるのも困る」と話した。

21〜23日付サンケイスポーツでの集中連載で、NPBの井野修規則委員会委員(審判技術委員長)は「(世間が)悪法だというのなら、我々も悪法のままでいいとは思わない。当然、来季に向けた検討はします。日本風というか、現状に合わせるのがルール」と、柔軟に対応する意向を示していた。

ルールを適用すべきなのは、何よりも危険な接触プレーが第一だと判断した形だ。安全確保と野球の醍醐味を両立し、ルールを成熟させることが、プロ野球にとって急務だ。

◇コリジョンルールで大もめVTR

初の「コリジョンサヨナラ」
6月14日の広島−西武(マツダ)。2−2で迎えた9回の広島の攻撃で、2死一、二塁から赤松の中前打で二走・菊池が本塁突入。当初はアウトの判定も、リプレー検証後、捕手・上本が走路を塞いだとしてコリジョンルールが適用され、セーフに覆った。サヨナラ負けを喫した西武・田辺監督は「いっぱいいっぱいのプレーで(反則を)取られたら、野球にならない」と怒り心頭だった。
適用されずアウトのまま
同15日のヤクルト−ソフトバンク(神宮)。7回にヤクルトが2点目(スコアは2−5)を挙げ、なお無死二、三塁。坂口の一ゴロで三走・荒木が本塁へ突入。捕手・鶴岡はファウルラインの延長線上に立ち、明らかに走路を塞いでいたが、アウト。審判団は約4分間のリプレー検証を行ったものの、判定は覆らず。ヤクルト・真中監督は「映像を見たが、ラインをまたいでいるのは明らか。どういう経緯での判断なのか、説明もない」と怒りが収まらなかった。

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コリジョン見直し、燕選手会はシーズン終了後の再検討求める声多数[サンスポ]

本塁での危険な接触を防ぐために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、日本野球機構(NPB)が運用基準の見直しを検討していることが29日、分かった。

日本プロ野球選手会も各球団で意見集約を始めている。ヤクルト選手会(川端慎吾会長)はこの日、広島戦(マツダ)の前に選手から意見を集めた。川端会長は「(ルール導入が)初めてのことで、みんなが混乱している。改善案が出たとしても、また混乱する。選手の大半は『今年1年はこのままで』という意見だった」と、シーズン終了後の再検討を求める声が多かったと明かした。

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コリジョンルール、異例のシーズン中見直しへ、後半戦から新基準[スポニチ]

異例の見直し!本塁での危険な接触を防ぐために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、日本野球機構(NPB)が運用基準の見直しを検討していることが29日、分かった。ルールの解釈や適用の判断をめぐり、現場から不満の声が続出したためで、新基準では、実際に衝突が起きたかどうかを判断基準とする。7月4日のプロ野球実行委員会で議論し、早ければ同18日の後半戦開幕からの見直しを目指すが、突然の変更となれば、賛否の声が上がりそうだ。

現場やファン、球界OBから「野球がつまらなくなる」などの意見も出たコリジョンルール。関係者の話を総合すると、来月4日の実行委員会で見直しを図るべきかの方向性を固めた上で、早ければ後半戦開幕となる同18日から新基準の運用を図る。アグリーメント(申し合わせ事項)の改正はなく、あくまで運用面の変更となる。

「ケガ人が出ていないのはルールの成果だが、現場には戸惑いもある。重要な試合も増えるし、混乱があるのであれば議論していきましょうということ」とNPB関係者は明かした。

新基準では実際に衝突が起きたかどうかが重視される。走路に入っても衝突が生じなければ、アウト判定は変えず、捕手に警告だけを与える場合もある。これまでは、捕手(または本塁カバーに入った野手)は走路に入ったかどうかを基準としてきた。そのため明らかにアウトのタイミングでも走路進入を理由に、リプレー検証でセーフに判定が覆る事例もあった。

シーズン途中に運用を見直す背景には、判定を不服とした球団からNPBに意見書や質問書が提出される事態が相次いだことがある。5月11日の阪神−巨人戦(甲子園)では、阪神・原口捕手が走路に入ったとされ、判定がセーフに覆ったが「審判員の間でも意見が分かれた」(NPB関係者)という。優勝がかかったシーズン後半やポストシーズンに向け「このままでは、どう判定しても疑義が生じる」との声も出ていた。

NPBは検討材料として、コリジョンルールによるリプレー検証を行った今季全11件をDVDにまとめ、各球団やプロ野球選手会に送った。関係者によると、アウト判定からセーフに覆った4件のうち、新基準では3件は適用外になるという。

シーズン途中の見直しには、現場から賛否の意見がある。同ルール適用によるサヨナラ負けを喫した西武の田辺監督は「捕手の動きを見て、しっかりとした判断をしてもらいたい。(見直しは)当然」と話す。一方で、捕手出身のロッテ・伊東監督は「1年間貫き通すことが大事。コロコロ変えてしまうと対応できない」。ある選手は「1度決めたものを変更すれば、戸惑う部分は絶対にある。見直すなら選手会とNPBがしっかりと話し合って、来季から新ルールでやった方がいい」と否定的な考えを語った。

基準を見直しても、微妙なプレー自体が減る訳ではない。さらなる混乱を避けるためにも、現場への周知徹底が不可欠となる。

コリジョン(衝突)ルール
本塁でのクロスプレーによるケガを防ぐため、捕手のブロックや走者の体当たりを禁止するルール。大リーグが先行して導入し、日本は今季から取り入れた。公認野球規則(ルールブック)では運用の基準は各所属団体が定めるものとされ、プロ野球では守備側の選手が三塁ファウルラインに沿った走路に入ることが原則的に禁じられている。

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コリジョンルール、判定への不満が頻出、シーズン中に異例の見直し[スポニチ]

日本野球機構(NPB)がコリジョンルールの運用を見直す背景には、判定への不満が頻出したことがある。当初は今季終了後に修正点を議論する予定だったが、異例とも言えるシーズン中の変更に乗り出した。

コリジョンルールでは原則的に捕手は走者の進路に入れず、捕球のためやむを得ず入る時は接触を避けるようにプレーしなければならないとされる。この点の解釈を巡り、各球団が不満を募らせるケースが相次いだ。

5月11日の阪神−巨人(甲子園)では阪神の原口捕手が走路に入ったとされ、判定がセーフに覆った。だが「審判員の間でも意見が分かれる」(NPB関係者)微妙な事例で、阪神は判定を不服として意見書をNPBに提出。その後、西武やヤクルトもコリジョンルールが絡む判定への質問書、意見書を提出した。大きなケガ人が出ていないのは成果と言えるものの、評論家からも否定的な意見が目立った。

新たな基準では実際に衝突があったかどうかが判断のポイントになり、阪神のケースは適用外となる見通しだ。だが、基準を見直しても微妙なプレーがなくなる訳ではなく、判定を巡るトラブルは今後も起こり得る。過度の混乱を避けるためには、現場への周知を徹底しルールへの理解を深める努力が必要だ。

コリジョン(衝突)ルール
本塁でのクロスプレーによるケガを防ぐため、捕手のブロックや走者の体当たりを禁止するルール。米大リーグが先行して導入し、日本は今季から取り入れた。公認野球規則(ルールブック)では運用の基準は各所属団体が定めるものとされ、プロ野球では守備側の選手が三塁ファウルラインに沿った走路に入ることが原則的に禁じられている。

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コリジョンルール、シーズン中異例の見直し…後半戦から新基準へ[報知]

本塁での危険な接触を防ぐために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、日本野球機構(NPB)が運用基準の見直しを検討していることが29日、分かった。新たな基準では、実際に衝突が起きたかどうかが重視される。本塁で捕手(または本塁カバーに入った野手)が走路に入っても衝突が生じなかった場合、アウトの判定を変えずに捕手に警告を与える場合もある。後半戦からの見直しを目指す。 今季のプロ野球で問題化していたコリジョンルールが見直されることになった。

これまでは、捕手(または本塁カバーに入った野手)は走者の進路に入れないという運用指針を厳しく適用してきた。新たな基準では、実際に衝突が起きたかどうかが重視される。走路に入っても衝突が生じなかった場合は、アウトの判定を変えない方向だ。

典型的な例が5月11日の阪神・巨人戦(甲子園)だ。この試合では、阪神の原口捕手が走路に入ったとされ、判定がアウトからセーフに覆った。だが「審判員の間でも意見が分かれる」(NPB関係者)微妙な事例だった。新基準では、実際に衝突があったかどうかが判断のポイントになるため、衝突が生じなかった阪神のケースは適用外となる見通しだ。

NPBは今回、ルール適用を巡ってリプレー検証を行った例をDVDにまとめ、各球団やプロ野球選手会に送った。6月28日までの時点でルールの適用は4件あったが、関係者によると、新基準では6月12日のオリックス・DeNA戦のクロスプレーだけが適用対象になるという。

このルールでは、解釈や適用の判断を巡って現場に困惑があった。約10分ものリプレー検証を経てサヨナラ勝ちが決まるケースもあった。判定を不服としてNPBに意見書や質問書の提出が相次いだ。当初は今季終了後に修正点を議論する予定だったが、異例とも言えるシーズン中の変更に乗り出した。NPB関係者は「ケガ人が出ていないのはルールの成果だが、現場には戸惑いもある。これから重要な試合も増えるし、混乱があるのであれば議論していきましょうということ」と話した。

元々、ルール導入は選手会や球団の「故障につながる危険な接触プレーはなくしたい」という要望も加味して適用された。一定の成果が挙がっていることや、シーズン終盤の混乱を避けたい思いもあるとみられる。7月4日の12球団実行委員会で議論し、7月18日の後半戦から見直す予定だ。

コリジョン(衝突)ルール
本塁でのクロスプレーによるケガを防ぐため捕手のブロックや走者の体当たりを禁止するルール。米大リーグが先行して導入し、日本は今季から取り入れた。公認野球規則(ルールブック)では運用の基準は各所属団体が定めるものとされ、プロ野球では守備側の選手が三塁ファウルラインに沿った走路に入ることが原則的に禁じられている。
西武・渡辺シニアディレクター
「それだけ弊害が出ているということ。見直すことは悪いことじゃない。」
西武・田辺監督
「ウチとしては当然だと思う。しっかり見直してやってもらいたい。」
ロッテ・伊東監督
「今年はこれでやると決めたなら、途中で変えるべきではない。現場も対応できないし、ファンにどう説明するのか。」

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コリジョンルール、基準見直しへ[デイリー]

本塁での危険な接触を防ぐために今季から導入された「コリジョン(衝突)ルール」について、日本野球機構(NPB)が運用基準の見直しを検討していることが29日、分かった。7月4日のプロ野球実行委員会で議論し、後半戦からの見直しを目指す。

これまで捕手(または本塁カバーに入った野手)は走者の進路に入れないという運用指針を厳しく適用してきたが、ルールの解釈や適用の判断を巡って現場に困惑があり、判定を不服としてNPBに意見書や質問書が提出される事態が相次いだ。新たな基準では実際に衝突が起きたかどうかが重視される。

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[千葉魂]どんな場面でも全力疾走を、デスパイネが見せた懺悔[千葉日報]

打撃練習を見守る指揮官のところに、おもむろに駆けつけた。帽子を取ると、頭を下げた。その瞬間、伊東勤監督は困惑した。巨体のデスパイネ外野手が体を小さくして、神妙な表情で自分の前で立ち尽くしている。通訳が終わると、やっと状況を理解した。そして笑顔で握手を求めた。

「オレも長いこと、プロ野球の世界にいて、監督もやっているけど、初めての経験だったなあ。外国人選手があのプレーで自分から謝りに来るなんてね」。

デスパイネがどうしても謝罪をしたかった場面。それは浅いファウルフライを打ち、明らかにファウルゾーンで打球が処理され、アウトとなった状況。誰もが、ファウルフライアウトと思ったとはいえ、そこで諦めてしまい、全力疾走を怠った自分が許せなかった。何よりも指揮官が若手野手などにいつも全力プレーを求め、厳しく接していることを知っていた助っ人は、チームの主砲である自分が、模範となるべき姿を見せることができなかったことを悔やみ、責めた。だから、一夜明け、グラウンドに顔を出すや謝った。「2度とあのような態度はとらない。申し訳なく思う。たとえ、どんな打球であれ、諦めずに全力疾走をしなくてはいけない」と頭を下げ、自らに言い聞かせるように誓った。

「打球としては完全なファウルゾーンでのファウルフライ。だから、責めるつもりは全くなかった。でも、そうやって、わざわざ自分から言ってきてくれた心意気が嬉しかったね。彼は本当に真面目だし、チームのことを考えてくれている。色々な面で気を抜くことはないし、いつも全力でチームプレーに徹してくれている。心強い存在だよ」。

伊東監督はそう言って目を細めた。試合前のアップを一生懸命に取り組む背番号「54」の背中を頼もしそうに見つめた。交流戦明けの試合のない練習日に、こんなこともあった。「疲れもあると思うから、別メニューで調整してもいいよ」。そう声を掛けた指揮官に、デスパイネは首を横に振った。そして、ナバーロ内野手と2人、率先して全体練習に加わるとアップから最後のメニューまで全力で取り組んだ。

それは、伊東野球が外国人選手を含めたチーム全体に浸透をしている証なのかもしれない。いつも助っ人選手たちとのコミュニケーションには人一倍、気を使っているからこそ、培われた土壌。それは韓国の斗山ベアーズのヘッドコーチ時代に自らが感じた体験があるからだ。

「異国の地で仕事をするのは本当に大変だよ。みんなが思っている以上につらい。言葉は通じない。文化、考え方の違いも当然、ある。そうなると、ふとした時に寂しさを感じる時がある。その時の経験があるから、オレはちょっとした会話でいいから声を掛けるようにしているんだ。お互いの考え方を理解したいと思っている」。

だからこそ、ちょっとした会話を大事にする。食事はどうか?グラウンド外でどのように過ごしているか?家族は元気か?ストレッチなどをしている合間を見つけては、そっと声を掛ける。指揮官はそんな小さな時間を大切にしている。来日、まもなく日本の野球に戸惑うナバーロを監督室に呼んで、アドバイスをしたこともあった。

「デスパイネもナバーロも本当によくやってくれている。打線を活性化させてくれている。これからも厳しい戦いは続くし、これからホークスを追い抜くためには、どうしても彼ら外国人選手達の力は必要になってくる。チーム全員で1つになって、束になってぶつかっていきたい」。

ペナントレースは精神と肉体を消耗する夏場のヤマ場へと向かって進んでいる。その中でマリーンズは「逆転のロッテ」と呼ばれるように諦めない野球で攻め続け、数多くの逆転勝ちを手中に収めてきた。どんな場面でも全力疾走を怠らない。そのような小さなことが徹底され、積み重ねられていることこそが、今のマリーンズの強さの証でもある。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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