わたしはかもめ2016年鴎の便り(7月)

便

7月12日

千葉ロッテ0−4福岡ソフトバンク(東京ドーム)

ソフトバンクが3連勝。1回に松田の先頭打者本塁打で先制し、4回に中村晃の犠飛、7回にカニザレスの適時打、8回に中村晃の適時打で1点ずつ加えた。武田は7回無失点でリーグトップに並ぶ9勝目。ロッテは散発3安打で4連敗。

123456789R
福岡ソフトバンク1001001104
千葉ロッテ0000000000

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「打つべき人が打てていない」/伊東監督[ニッカン]

ロッテは4連敗で再び自力優勝が消えた。好機に凡退する打線に、伊東勤監督は「こういう環境に慣れていない。選手が浮足立った。打つべき人が打てていない」と嘆いた。「(現状を打破する)そういう人は、いつも探している。どういう手を使っても勝つ。妥協しません」と、不振の清田と高浜が再調整。代わって、福浦が昇格する。

7回6安打3失点で4敗目の涌井については「一振りで1点はダメージが大きかった。今のチーム状況を考えるとダメ」。

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ロッテ福浦が今季初昇格へ、不振清田らは2軍再調整[ニッカン]

ロッテ福浦和也内野手(40)が13日に今季初昇格することが決まった。

ソフトバンク戦は散発3安打の0封負け。4連敗で再び自力優勝が消えた。初の東京ドーム主催試合で球団史上最多4万4411人を集めたが、好機に凡退する打線に、伊東監督は「こういう環境に慣れていない。選手が浮足立った。打つべき人が打てていない」と嘆いた。

「(現状を打破する)そういう人は、いつも探している。どういう手を使っても勝つ。妥協しません」と、前半戦最終戦を前に決断した。不振の清田と高浜が再調整。代わって、福浦が昇格する。2軍でここまで打率2割9分3厘と元気。通算2000安打まで88本のベテランの出番だ。

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千葉移転25年ロッテ八木沢元監督「船出指揮誇り」[ニッカン]

ロッテは千葉移転25周年記念として、球団史上初めて東京ドームで主催。試合前には、中堅後方の大型スクリーンに25年間の歴史を振り返る映像が流された。

映像では、ゆかりの人々がメッセージを寄せた。千葉移転時の監督である八木沢荘六氏は「初代監督として、チームの船出に指揮を執れたことを誇りに思います」と話した。

続いて、小宮山悟氏、日本ハム黒木投手コーチ、日本ハム小坂2軍内野守備コーチ、阪神西岡、オリックス西村ヘッドコーチら球団OBもメッセージを寄せた。

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「千葉ロッテ」最初の先発・小宮山悟氏が始球式[ニッカン]

ロッテOBの小宮山悟氏(50=日刊スポーツ評論家)が始球式を務めた。現役時の背番号14のユニホームで登場。きれいな球筋で捕手田村のミットにボールを収めると、満員のスタンドから歓声が起きた。

大役を終えると「満員に膨れ上がった球場での始球式は非常に気持ちが良く、いい思い出になりました。残念ながら前半戦を3位で折り返すことが決まってしまいましたが、ここからなんとか頑張ってもらって、マリンでCSを迎えられるよう応援していきたいと思っています」と話した。

千葉移転25周年を記念し、球団初の東京ドームでの主催試合が実現。小宮山氏は、ロッテ(当時オリオンズ)がQVCマリン(当時千葉マリン)で最初の公式戦主催試合を行った1991年7月31日の西武戦で先発した。また、千葉をフランチャイズとし、千葉ロッテマリーンズとなってからの初の公式戦(1992年4月4日オリックス戦)でも先発を務めた。

小宮山氏の1球から千葉でのロッテの歴史がスタートしたことを踏まえての人選だった。

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ロッテヨガ、ソフトバンク戦は座ったまま魚のポーズ[ニッカン]

ロッテは12、13日のソフトバンク2連戦でもYOGAタイムを行う。

12日は東京ドームで実施。7回裏終了後、ビジョンでマリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんが「座ったまま魚のポーズ」を披露する。

北原さんは「両手をお尻の下に敷いていきます。吸いながら背中を大きく伸ばし、吐いて上体を後ろにそらせていきます。ひじを曲げて、さらに頭を後ろに倒していきましょう。ここで呼吸を続けていきます。このポーズは呼吸を安定させ、不眠の改善にもつながるポーズです。さあ、今日は東京ドームでのヨガタイム!4万人を超えるファンの皆さんと一緒にヨガを楽しみたいと思います。最後にホークス戦2連勝を願って、ナマステ(ありがとうございます)!」と呼び掛けた。

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ロッテ、カンパイガールズがデビュー曲を今日披露[ニッカン]

ロッテは12日、この日のソフトバンク戦(東京ドーム)の試合前に、マリーンズ カンパイガールズがデビュー曲「カンパイ娘」をグラウンドで披露することを発表した。また、お笑いコンビのレギュラーが漫才を行う。午後6時頃を予定している。

マリーンズカンパイガールズのリーダー今井さやかは「東京ドームで歌うことが出来るなんて、本当に光栄です。急に決まったお話でビックリなのですが、満員のお客様の前で精一杯頑張ります。レギュラーのお2人の漫才も楽しみです!それでは皆様、今日もみんなでう〜ぐびぐび!マリーンズ カンパイガールズです!東京ドームでも美味しいビールを飲んでください」と意気込みを語った。

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ロッテ、39年ぶり都内での主催試合、史上最多動員も今季初4連敗[サンスポ]

本拠地移転&マリーンズ誕生25周年として、1977年9月4日の阪急戦(神宮)以来、39年ぶりの東京都内での主催試合。球団史上最多の4万4411人を動員したが、投打に精彩を欠き、伊東監督は「緊張しちゃったのか、選手は浮き足立っていた」と嘆いた。今季初の4連敗で首位ソフトバンクとは今季最大の9ゲーム差。「明日(13日)は前半戦の最後。どんな手を使っても勝つ」と語気を強めた。

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ロッテ・清田&高浜、いずれも打撃不振のため2軍降格[サンスポ]

ロッテ・清田育弘外野手(30)、高浜卓也内野手(27)がソフトバンク15回戦(東京ドーム)の試合後、2軍降格となった。いずれも打撃不振のため。

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ロッテ、今季初の4連敗…伊東監督も嘆き「浮足立っていた」[サンスポ]

ロッテは投打に力負けし、今季初の4連敗を喫した。球団史上初の東京ドームでの主催試合。4万4411人の観客が集まった中で振るわず、伊東監督は「見せ場はつくりたかった。浮足立っていたし、空回りしている気もした」と嘆いた。

球宴前最後の13日の試合に向け、伊東監督は「どういうことがあっても勝たないと。妥協はしない」と言った。打撃不振が続く清田と腰に不安を抱える高浜の2軍降格を決め、打線のてこ入れを図る。

大嶺祐
「真っ直ぐでしっかり勝負できたのは良かった。球速はそこまで出てなかったけど、先発の時とは指のかかりが違った。」(5月8日以来の1軍登板で1回無失点)

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東京ドームでもヨガろう!ロッテ12日のお題は「座ったまま魚のポーズ」[サンスポ]

ロッテで話題の『YOGAタイム』。12日、初主催試合となる東京ドーム(ソフトバンク戦、午後6じ30分、チケット完売)でのお題は「座ったまま魚のポーズ」。本拠地・QVCマリンでの名物企画は本来、5回表終了時の“開演”だが、12日は7回裏終了後に行う(13日のQVCマリンは通常通り5回裏に実施)。

YOGAガールの北原絵里菜さん
「両手をお尻の下に敷いていきます。吸いながら背中を大きく伸ばし、吐いて上体を後ろに逸らせていきます。ひじを曲げて、更に頭を後ろに倒していきましょう。ここで呼吸を続けていきます。このポーズは呼吸を安定させ、不眠の改善にもつながるポーズです。さあ、今日は東京ドームでのヨガタイム!4万人を超えるファンの皆さんと一緒にヨガを楽しみたいと思います。最後にホークス戦2連勝を願って、ナマステ(ありがとうございます)!」

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[球界ここだけの話]ロッテ・デスパイネは「嫌米愛国者」の祖母を崇拝、日本球界で生涯全う!?[サンスポ]

結局のところ、キューバ出身の選手で“当たり”だったのはロッテのアルフレド・デスパイネ外野手(30)という声がもっぱらだ。

2014年、『キューバ第3の至宝』として来日。第1が先に来日していた巨人・セペダ、第2がDeNA・グリエルが至宝順位だったが、現在、第1と第2は日本にいない。第2にいたっては兄弟ごと消え、今年2月に2人とも米国に亡命。かたや「デスパ、イイ〜ネ!!」というお立ち台でのフレーズは、今年の流行語大賞も狙える(とイイ〜ネ!?)。

それはともかく、デスパイネの活躍は今なお、米国球界でも調査対象。ロッテとの2年&5億円という契約は今季で切れるため、年齢的にも魅力があるのは当然かもしれない。

しかし、デスパイネに“その気”はない。正確に記せば、「色々と事情がある。今はないな」と答えた。キューバではスポーツ省の公務員という立場。ロッテには“派遣社員”みたいなもので、多くは語れないようだ。

そこで、地下組織を総動員して調べてみた結果、驚くべき事情が判明した。デスパイネに絶大な影響を与えているのは、母方の祖母ということが分かった。

祖母は今年で70歳超え。デスパイネは仕事で忙しい両親に代わりに、幼少の頃から祖母に育てられた。日本でいえば、典型的な「おばあちゃん子」で、さらに祖母は生粋の“嫌米愛国者”。有能な選手がMLBを目指し、米国へ次々に亡命するニュースが流れる度に、「オマエだけはやめておくれ」と涙目で諭されたと聞く。

さらにデスパイネによると、キューバを出ていった亡命者は、何があっても最低8年間、母国に戻れない“条例(掟!?)”があるらしい。「メジャーでプレーしたい気持ちがないとはいわない。でも、祖母は高齢だ。その間(8年間)、命にかかわる何かがあったらどうするんだ」と明かしたことがある。

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ロッテのカンパイガールズが12日に初の東京ドーム公演!歌と踊りでも酔わせます[サンスポ]

ロッテは12日、東京ドームでの初主催試合となるソフトバンク戦(午後6時30分、チケットは完売)の試合前、同球団から誕生した球界初の売り子アイドル『マリーンズカンパイガールズ』がデビュー曲の「カンパイ娘」をグラウンドで披露すると発表した。また、「あるある探検隊」のネタでおなじみの人気お笑いコンビ、レギュラーによる漫才もスタンドを盛り上げる。

カンパイガールズのリーダー、今井さやか
「東京ドームで歌う事が出来るなんて、本当に光栄です。急に決まったお話でビックリなのですが、満員のお客様の前で精一杯頑張ります。レギュラーのお2人の漫才も楽しみです!それでは皆様、今日もみんなで、う〜ぐびぐび!マリーンズカンパイガールズです!東京ドームでも美味しいビールを飲んでください。」

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4万4411人動員も…ロッテ、東京D初開催で「重症」今季初4連敗[スポニチ]

ロッテは12日のソフトバンク戦(東京ドーム)で零敗を喫し、今季初の4連敗となった。

球団初の東京ドームでの主催試合で千葉移転25年目の記念ロゴ入りユニホームが配布され、05年の実数発表後の最多となる4万4411人を動員したが、今季9度目の零敗。伊東監督は「お客さんが入っているのに見せ場がつくれなかった。流れが悪い。重症ですね」と話し「明日(13日)はどういう選手を使ってでも勝たなきゃいけない。もう妥協しません」と言い切った。規定打席到達者でリーグ最下位となる打率.215の清田が今季初めて2軍落ちすることが決定。清田は「しようがない。打てていないし」と話した。

高浜も降格が決定。この日は2番スタメンも3打数無安打だった。今季は49試合に出場し、打率.220。「腰を痛めてからスイングがおかしくなっている。とらえているのに詰まっていたり、真っ直ぐがファウルになっている」と振り返った。

昨季から今江、クルーズの内野2人が抜け、「今年のチャンスを逃したらあとがない」とキャンプから猛アピール。開幕スタメンを勝ち取った。だが、4月に打撃練習中に腰を痛めて2軍落ち。5月に復帰したものの、違和感は残っている。「前みたいなスイングができなくなった。腰の張りがあって、力をセーブしてしまう。全力で振っているつもりでも、マリンの打撃練習で柵越えが1本も入らなくなった」と話す。27歳は「全力でスイングスピードを上げる。(最短の)10日で(1軍に)戻ってこれるように」と話し、東京ドームを後にした。

涌井
「そんなに深い理由はない。」(7回3失点で4敗目。直球を続けて松田に先頭打者弾を浴びたことについて)

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ロッテ、今季初の4連敗…清田、高浜2軍降格、打線てこ入れ[スポニチ]

ロッテは投打に力負けし、今季初の4連敗を喫した。球団史上初の東京ドームでの主催試合。4万4411人の観客が集まった中で振るわず、伊東監督は「見せ場はつくりたかった。浮足立っていたし、空回りしている気もした」と嘆いた。

球宴前最後の13日の試合に向け、伊東監督は「どういうことがあっても勝たないと。妥協はしない」と言った。打撃不振が続く清田と腰に不安を抱える高浜の2軍降格を決め、打線のてこ入れを図る。

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ロッテOB小宮山氏が始球式、制球力健在、ストライク投球に沸いた[スポニチ]

12日のロッテ―ソフトバンク戦(東京ドーム)でロッテOBの小宮山悟氏(50)が始球式を務めた。

千葉移転25年目の記念ロゴ入りユニホームでマウンドに上がり、精密機械と言われた現役時代の制球力を見せつけるストライク投球。大きな拍手と「小宮山コール」を浴び「満員に膨れ上がった球場での始球式は非常に気持ちが良く、いい思い出になりました」と感激に浸り「残念ながら前半戦を3位で折り返すことが決まってしまいましたが、ここから何とか頑張ってもらって、マリンでCSを迎えられるよう応援していきたいと思っています」とロッテにエールを送っていた。

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ロッテ「カンパイガールズ」がデビュー曲熱唱、東京D開催盛り上げ[スポニチ]

ロッテの東京ドーム初主催試合となったソフトバンク戦の試合前、売り子アイドル「マリーンズカンパイガールズ」がデビュー曲「カンパイ娘」のライブを行った。

また、お笑いコンビ「レギュラー」が漫才を披露。持ちネタの「あるある探検隊」で野球観戦あるある「トイレに行ったら点入る」「ビールをこぼして気まずなる」と、爆笑を取っていた。

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ロッテ、東京DでもYOGAタイム実施、呼吸安定させるポーズ[スポニチ]

ロッテ初の東京ドーム主催試合となる12日のソフトバンク戦でも「YOGAタイム」が実施される。

今季から導入された試合中のヨガレッスン「YOGAタイム」。名物企画は東京ドームでも7回終了後に行われる。ソフトバンク2連戦のYOGAタイムは「座ったまま魚のポーズ」を伝授。ヨガインストラクターで「マリーンズYOGAガール」の北原絵里菜さんは「両手をお尻の下に敷いていきます。吸いながら背中を大きく伸ばし、吐いて上体を後ろにそらせていきます。肘を曲げて、さらに頭を後ろに倒していきましょう。ここで呼吸を続けていきます。このポーズは呼吸を安定させ、不眠の改善にもつながるポーズです。さあ、今日は東京ドームでのヨガタイム!4万人を超えるファンの皆さんと一緒にヨガを楽しみたいと思います。最後にホークス戦2連勝を願って、ナマステ(ありがとうございます)」と笑顔をはじけさせた。

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ロッテ、大嶺祐が1軍復帰、伊東監督「中継ぎで使う予定」[スポニチ]

ロッテ・大嶺祐が12日、1軍に昇格した。今季は開幕ローテーションを勝ち取ったが、調子が上がらず5月9日に2軍落ちしていた。

伊東監督は「中継ぎに疲れが出てきているので、中(中継ぎ)で使う予定。抑えてきたらいい場面の投入もある。そうなってくれたらいい」と配置転換する考えを明かした。

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東京D初主催で満員も完封負け…伊東監督「見せ場作れなかった」[報知]

ロッテのエース涌井が7回3失点と粘投も、今季初の4連敗を喫した。

本拠地の千葉移転25年を記念した初の東京D主催試合。実数発表で球団記録を更新する4万4411人を動員したが、3安打完封負けだ。首位ソフトバンクと9ゲーム差に開いた伊東監督は「見せ場を作れなかった。明日はどういう手や選手を使っても勝ちたい。妥協しない」と決意。打撃不振の清田と高浜を2軍に降格し、流れを変える。

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東京Dでも「YOGAタイム」開催!大型ビジョンで放映[報知]

ロッテのホームゲーム名物企画「YOGAタイム」が12日、東京Dで球団初の主催試合となるソフトバンク戦でも行われた。今回は「座ったまま魚のポーズ」。マリーンズYOGAガールこと北原絵里菜さんがポイントを解説した。

「両手をお尻の下に敷いていきます。吸いながら背中を大きく伸ばし、吐いて上体を後ろに逸らせていきます。ひじを曲げて、更に頭を後ろに倒していきましょう。ここで呼吸を続けていきます。このポーズは呼吸を安定させ、不眠の改善にもつながるポーズです」。

YOGAタイムは7回終了後に大型ビジョンで放映された。

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ロッテ、東京ドーム初主催で最多4万4411人も見せ場なし[デイリー]

ロッテの東京ドーム初主催で、観客動員数4万4411人は球団史上最多。だが、伊東監督が「見せ場をつくれなかった。こういう(大観衆の)環境でやれていない。空回り…残念」と話したように、1、2回の1死二塁を生かせずゼロを9個並べた。

指揮官は最後、「明日はどういう手、どういう選手を使っても勝つ」と力を込めて宣言した。

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ロッテ初の東京D主催試合で完敗、ソフトバンクに零封、4連敗[デイリー]

ロッテは球団初の東京ドームでの主催試合を白星で飾れず、4連敗を喫した。ソフトバンクは3連勝。

ソフトバンクは初回、先頭打者の松田が先頭打者本塁打となる19号ソロで先制すると、先発の武田は四回までロッテ打線を無安打に封じる安定した投球を披露した。集中打を許さないまま7回2安打無失点の好投で、ハーラートップタイの9勝目(3敗)を挙げた。

武田は6月27日の対戦で3回6失点でロッテ打線にKOされていたが、見事に雪辱を果たした。「悔しい気持ちで2週間やってきたので、借りを返せて良かったです」と静かに喜びをかみしめた。

ロッテは試合を通じても散発の3安打。4連敗となり、ソフトバンクとのゲーム差は9に開いてしまった。

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[千葉魂]監督の喝で気付かされた原点、細谷「気持ちでプレー」[千葉日報]

3打席凡退をして戻ってくると、交代を告げられた。7月5日のライオンズ戦(QVCマリンフィールド)のことだ。選手達が守備に就くべく散らばった後、閑散としたベンチで細谷圭内野手は指揮官に呼ばれた。伊東勤監督は厳しい表情で交代の理由を伝えた。

「気だよ!気持ちが入っていない。オマエは相手のピッチャーと闘っていない。自分と闘っている。結果のことばかり、気にして自分の中であれこれ考え過ぎてしまっている。結果的に本来、1番大事な気持ちの部分を忘れてしまっている。なにくそという気持ちが大事なんだよ」。

今シーズン、1番大事にしていたはずのことがいつの間にか、ないがしろになってしまっていた。指揮官の厳しい檄に、唇をかんだ。自分のことが情けなく感じた。

この日の練習前、細谷は小学校を訪問していた。千葉市立幸町第三小学校の生徒達の前で、夏休み直前のスピーチを行った。その場で、絶対に言いたいと決めていたことがあった。前夜から考え、伝えようと決めていた思いを子供達に自分の言葉で伝えた。

「夏休みはどんなことでもいいので、挑戦をしてください。それは何でもいい。新しいことにチャレンジをしてください。失敗をするかもしれないとか、そういう結果を怖れずに、失敗をしてもいいので挑戦をしてください。失敗は悪いことではない。それを糧に得ることも必ずあります」。

自身の小学校、中学校時代を思い返し、何が必要だったか、大事だったかを考えた。そして、子供達には失敗を怖れずに挑戦をすることの大事さを説いた。大きな拍手を浴びる中、この日、行われる試合で活躍をすることを約束して、学校を後にした。しかし、その日の試合。細谷は3打席、凡退をして交代を命じられた。その理由はこれまで1番、大事にしていたはずの「気持ち」。いつしか結果を追い求め、失敗を怖れていた姿勢が問われた。子供達に伝えたかった思い。それを自分自身が実践していなかったことを悔いた。悔しさがふつふつと湧いてきた。その目に指揮官は確かな手応えを感じていた。だから、すぐにチャンスを与えた。翌6日のライオンズ戦。代打で登場をした。空振りをしてもいいので、思いっ切り振っていくと決めていた。だから、1ストライク1ボールの3球目をフルスイングした。空振りに終わった直後、ベンチの指揮官と偶然、目が合った。両手をたたいて、力強くうなずいていた。細谷には「それでいいんだ。その気持ちが大事なんだ!」と言っているように聞こえた。だから、その直後も強気の姿勢で振り抜くことができた。強振した打球は大きな弧を描き、レフトフェンスに直撃した。勝ち越しの適時三塁打。「どうだ!」。ベンチに向って、右手を突きつけ、喜びを表現した。まさに気持ちのこもった一打だった。

「監督には本当に感謝をしています。大事なことを思い出させてくれた。ボクのスタイルは気持ちでプレーをすること。もう、絶対に忘れません」。

伊東監督は優しくもあり、時には厳しい指揮官だ。細谷に関しては、特に気持ちの面での指摘が多い。本人は、それを愛情と受け取っている。開幕当初、打撃練習でポンポンとなにげなく打ち返していると、厳しく指摘されたことがあった。「打撃練習の時に調整のように打つな。調整をしたければ、全体練習前に室内練習場で、1人でやれ。この場はもう試合だと思って、真剣に打ち返せ。そうでなければ打撃練習の意味はないぞ」。いつしか練習のための練習になっている自分に気が付かされた。試合前打撃練習という貴重な時間は、本来はそういうものではない。試合に備え、本番モードで気持ちを高めていく場。試合のような気持ちで打つことで、感覚は研ぎ澄まされていく。これまでも何度もその喝で、ハッとさせられてきた。

「伊東監督を胴上げしたい。これだけ、期待をして起用していただいている。その思いに応えないと男じゃないでしょ!これからも気持ちでプレーをする。失敗を怖れずに、挑戦し続ける。前に進む」。

小学校訪問をした際、学校側から「学校に張りたいので、なにか一筆、書いてください」と頼まれ、大きな画用紙を渡された。そこに細谷は「挑戦。失敗を怖れず、前に進もう」と書いた。それは子供達へのメッセージであり、自分自身への檄でもあった。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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