わたしはかもめ2016年鴎の便り(8月)

便

8月23日

千葉ロッテ1−4北海道日本ハム(QVCマリン)

日本ハムが逃げ切った。1回に大谷の適時打と陽岱鋼の3ランで4点を先制。バースは6回1失点で6月20日以来の6勝目、宮西が6年ぶりのセーブを挙げた。ロッテは失策が失点につながり、打線も10安打で1得点に終わった。

123456789R
北海道日本ハム4000000004
千葉ロッテ0100000001

◇失策に失投、最悪の結果

1回に先発のスタンリッジが、いきなり4点の先行を許した。終わってみれば、千葉ロッテの失点はこの回だけ。「初回で決まったような形になった」と伊東監督。悔やまれるのは、やってはいけないことが重なったことだった。

1死二塁から大谷に内角の変化球を右前に運ばれた。先制点を献上したが、中田を右飛に仕留めて2死。続く田中賢にも三ゴロを打たせたが、さばこうとした鈴木がはじいて失策。チェンジとはいかず、悪い流れで陽岱鋼を迎えた。その3球目。真ん中低めの直球をコンパクトに振り抜かれると、右翼席に消えてしまった。

1失点で済んでいたところで、痛い3点を追加された。新人の平沢が遊撃手で17日の楽天戦から先発出場しており、三塁に回っている鈴木。平凡な当たりだっただけに、悔やみきれないまずいプレー。監督は「上位のチームにミスしたら負け」と、いつもの言葉を口にした。そしてスタンリッジも「失投だった」と話したように、味方のミスをカバーしたい局面で最悪の結果を招いた。

打線も直後の攻撃で1死一、二塁から4番デスパイネが併殺打に倒れると、10安打で1点のみ。日本ハム、ソフトバンクの2強と顔を合わせる6連戦は黒星発進。伊東監督は「気迫みたいなものが少し欠けている」と奮起を促した。

◇平沢、本拠地で初安打

千葉ロッテの新人、平沢が0−4の2回に3試合連続となる適時打を放った。2死一、二塁で速球を逆方向に打ち上げると、相手の遊撃手と左翼手が交錯して捕球できず。記録は二塁打となり、1点を返した。

17日の楽天戦でプロ初打席から24打席目で初安打を放つと、これで6試合連続安打。これまでは全て敵地だっただけに「いい所に飛んでくれましたね。ラッキーです。ああいう形でしたけど、マリンで初ヒット、初打点を挙げられて良かったです」と話した。

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ロッテ・スタンリッジ7敗…味方失策で不運も神対応[ニッカン]

ロッテ先発のジェイソン・スタンリッジ投手(37)は、7回4安打4失点(自責1)で7敗目を喫した。

初回、1死二塁から大谷に右前へ先制打を許した。2死となり、田中賢に三ゴロを打たせたが、鈴木が失策。続く陽に3ランを打たれた。ただ、2回以降は追加点を与えず、安打も3回からは許さなかった。

試合後は落ち着いた様子で「こういう試合もある。味方の守備に助けてもらうこともあるんだから。自分が言えるのは、(本塁打を打たれた)陽への球が不用意だったということ。2回からは思ったところにコントロールできた」と話した。

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ロッテ伊東監督トホホ10残塁「集中力欠けている」[ニッカン]

ロッテ伊東勤監督(53)は、10残塁の打線を嘆いた。

2回に平沢の適時二塁打で1点を挙げたのみ。2回以外にも4イニングで得点圏に走者を進めたが、1本が出なかった。伊東監督は「ここというところでの集中力が欠けている。アウトのなり方が悪い。打たされてアウト。食らいついていくというのがない。残念ですね」と、上位2チームとの6連戦初戦を落とし、無念そうだった。

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ロッテ平沢初マリン打!ラッキー相手交錯…初打点[ニッカン]

ロッテ平沢大河内野手(18)が適時二塁打を放った。

0−4の2回2死一、二塁で、日本ハム・バースの高め真っ直ぐを振った。左翼前方へのフライとなったが、滑り込んで捕球を試みた左翼西川と、打球を追いかけた遊撃中島が交錯。両者とも捕球できず、記録は安打となった。

平沢は本拠地初安打。「いいところ飛んでくれましたね。ラッキーです。ああいう形でしたけど、マリンで初ヒット、初打点をあげられて良かったです。負けている場面だったので、チャンスで回って来たら1本打ちたいと思っていました。1点でも返すことが出来て良かった」とコメントした。

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ロッテ、逆転優勝日本一への後押し企画を実施[ニッカン]

ロッテはオフィシャルショップであるマリーンズストアで、逆転優勝、日本一への後押し企画を実施する。

8月23日〜9月4日のQVCマリンでのホーム9試合で「目指せ日本一!マリーンズ応援セール第2弾」を開催。レプリカユニホームや背番号Tシャツなど、多数の商品を割り引きで販売する。

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ロッテ・伊東監督、敗戦に嘆き節…「気迫欠けている」[サンスポ]

1回の4失点が重くのしかかっての敗戦。伊東監督は「上のチームに向かっていく姿勢がみえなかった。必死にはやっているのだろうけど、気迫が欠けている」と嘆いた。

敵の倍以上となる2桁の10安打を放ちながらも、2回の1得点だけ。日本ハム、ソフトバンクと続く上位との6連戦を「ラストチャンス」と位置づけて臨んだだけに「頭(初戦)は取りたかった」と悔しさをにじませた。

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ロッテ、ミスから敗北、伊東監督「ここという時に集中力が欠けている」[サンスポ]

ロッテはミスが敗北につながった。1回、大谷に先制打を許した後の2死一塁で三塁手の鈴木が正面のゴロをはじく失策。陽岱鋼にその直後に3ランを許した。この失点が重くのしかかり、伊東監督は「上位のチームにミスしたら負けるというのは、誰が見ても明らか」と手厳しかった。

打線も相手の倍以上の10安打を放ちながら1点にとどまった。得点圏に走者を進めても後が続かず、監督は「ここという時に集中力が欠けている。打たされたようなアウトだったり、内容が悪い」と嘆いた。

スタンリッジ
「不用意な失投だった。こういう試合もあるし、味方の守備で助けられることもある。」(1回、味方の失策の直後に陽岱鋼に3ランを浴び)
平沢
「いいところに飛んでくれた。マリンで初安打、初打点を挙げられて良かった。」(2回に本拠地初安打となる適時二塁打)

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ロッテが逆転Vへ後押しセール実施…9・4までのホーム9試合で[サンスポ]

ロッテのオフィシャルショップであるマリーンズストアでは23日から、チームの逆転優勝、日本一への後押し企画として9月4日までの全ホーム9試合において「目指せ日本一!マリーンズ応援セール第2弾」を開催する。

前回、8月9日〜14日のお盆ウィーク6連戦にて第1弾として実施し大反響があり、またチームも4勝2敗とミラクル的な快進撃を見せたことを受けての応援セール第2弾実施となった。レプリカユニフォームネーム無し(CHIBA/マリンフェスタ)各種5200円→4000円(税込)。背番号Tシャツ各種2800円→1960円(税込)など。その他、多数の商品をセールしている。

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ロッテ・ルーキー平沢、QVCで初安打&初打点「運が良かった」[スポニチ]

本拠で待望の1本が出た。ロッテのドラフト1位新人・平沢がQVCマリンで初安打、初打点をマーク。0−4の2回2死一、二塁で遊撃後方に飛球を放つと、遊撃・中島と左翼・西川が交錯して落球。適時二塁打となり「ラッキー。マリンで初ヒット、初打点を挙げられて良かった」と喜んだ。

17日の楽天戦(コボスタ宮城)でのプロ初安打から6試合連続安打となり、高卒新人では99年の広島・東出以来17年ぶり。18歳は「運が良かっただけ」と謙虚に話したが、3試合連続の適時打は並のルーキーではできない。

しかし、4回2死一、二塁では空振り三振に倒れ、6回の守備では田中賢のゴロを処理した後に一塁へ悪送球。チームもわずか1得点で敗れ「ボール球を振って三振した。守備も1軍レベルじゃない。まだまだ課題は山積み」と反省を繰り返していた。

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ロッテ、ミスから敗北、伊東監督「ミスしたら負けるのは明らか」[スポニチ]

ロッテはミスが敗北につながった。1回、大谷に先制打を許した後の2死一塁で三塁手の鈴木が正面のゴロをはじく失策。陽岱鋼にその直後に3ランを許した。この失点が重くのしかかり、伊東監督は「上位のチームにミスしたら負けるというのは、誰が見ても明らか」と手厳しかった。

打線も相手の倍以上の10安打を放ちながら1点にとどまった。得点圏に走者を進めても後が続かず、監督は「ここという時に集中力が欠けている。打たされたようなアウトだったり、内容が悪い」と嘆いた。

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ロッテ、初回の失点で黒星「気迫が欠けているように見える」[スポニチ]

ロッテは日本ハム3連戦の初戦を落とした。初回に失策が絡んで4失点。2回にルーキー・平沢の適時打で1点を返したものの、3回以降は無得点に終わった。10安打を放ちながら1点止まりの拙攻に伊東監督は「淡々とゲームが進んだ。上(のチーム)に対して向かってくいく姿勢が見えなかった。気迫が欠けているように見える」と厳しい口調で言った。

2位・日本ハム、首位・ソフトバンクとの6連戦。指揮官は逆転優勝に向けて「最後のチャンスというくらいの気持ちで戦う」と話していたが、2位とは8.5ゲーム差に広がってしまった。「ミスしたら負けるのは明らか。ガタガタっていくのは、若い選手が多いっていうのは言い訳になるけど…。乗り切って欲しい」。上位相手の6連戦の初戦を落とし、正念場を迎えた。

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ロッテ、「目指せ日本一応援セール」第2弾開催[スポニチ]

ロッテは「ミラクルマリーンズ」を合言葉に23日から9月4日のホーム9試合で「目指せ日本一!マリーンズ応援セール第2弾」を開催する。

第1弾は8月9〜14日の6連戦で実施し、チームは4勝2敗と勝ち越した。今回も逆転優勝を後押しするために、応援グッズのセールを行う。

レプリカユニホーム各種5200円が4000円、背番号Tシャツ各種2800円が1960円など期間限定の大サービスを敢行する。

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平沢、本拠初安打&初打点!「マリンで打てて良かったです」[報知]

ホームの歓迎は格別だった。ロッテ・平沢が遊撃後方に打ち上げた打球は、相手野手の交錯でグラウンド上に転がった。「ああいう形でしたけど、マリンで打てて良かったです」。大歓声を受け素直に結果を喜んだ。2回2死一、二塁からの適時二塁打。QVC初安打&初打点で、プロ初安打から6戦連続安打を決めた。

6試合連続スタメンで、これで3戦連続の適時打とプロのスピードにも慣れてきた。遊撃の守備では6回に田中賢のゴロを一塁へ悪送球するなど、まだまだ粗削りだが、センスは伊東監督が認めるところ。「打撃の感じはいい。使ってみたいという気持ちになる」と、レギュラーへの道を一歩ずつ進んでいる。

チームは10安打を放ちながら高卒ルーキーが挙げた1点にとどまり、指揮官は「上位(チーム)に対して向かっていく姿勢が見えない」と嘆く。この日唯一の光明が、18歳の活躍だった。

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オフィシャル店で「目指せ日本一!」セール開催へ[報知]

ロッテは23日、オフィシャルショップ「マリーンズストア」で「目指せ日本一!マリーンズ応援セール第2弾」を開催すると発表した。23日から9月4日までの主催9試合で行われる。

お盆期間の6連戦に実施した第1弾が好評で、チームも4勝2敗と好調だったことから応援セール第2弾が決まった。レプリカユニホームが通常5200円のところ4000円(税込)になるなど、多数の商品がセール価格で販売される。

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ロッテ拙攻10残塁、伊東監督「集中力がない」[デイリー]

ロッテが上位2チームとの6連戦の初戦を落とした。伊東監督は「初回で決まったような形。上に対し、向かっていく気持ちが見えなかった」と嘆いた。

何度かチャンスはあったが10残塁の拙攻で、得点は2回に平沢の適時二塁打で挙げた1点のみ。「集中力がない。若い選手が多いというのは言い訳」と奮起を求めた。

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ロッテが逆転優勝後押し企画、応援セール第2弾実施[デイリー]

ロッテは23日、オフィシャルショップ・「マリーンズストア」でミラクルマリーンズの逆転優勝、日本一への後押し企画として同日から9月4日の全ホーム9試合において、「目指せ日本一!マリーンズ応援セール第2弾」を開催すると発表した。

8月9日〜14日のお盆ウィーク6連戦で、第1弾として実施し反響があった。また、チームも4勝2敗と快進撃を見せたことを受けての応援セール第2弾となった。

その他、多数の商品をセールする。

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「侍招集期間をFA日数に」選手会が特例要望[ニッカン]

日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が23日、都内で行われた。

来春にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催されることもあり、日本代表に関して意見を交換した。選手会の森忠仁事務局長は「代表選手について招集から解散までの日数をFA期間にカウントできないか伝えました」と、FA特例を要望したことを明らかにした。

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選手会、代表招集から解散期間のFA資格日数加算をNPBに要望[スポニチ]

日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が23日、東京都内で行われ、選手会は日本代表に参加した選手のサポートとして、代表招集から解散までの期間をフリーエージェント(FA)資格日数に加算できるよう要望した。

森忠仁事務局長は「代表選手に対し、何らかのセーフティーネットを設けて欲しい」と語った。

来年3月に第4回WBCがあり、選手会は代表選手の調整期間確保のため来シーズンの開幕を遅らせるよう求めたが、12球団は予定通り3月31日の開幕を決めていた。12球団は来月の実行委員会でサポート態勢について話し合う模様だ。

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[千葉魂]「1軍で投げられる幸せ」、南、クビ覚悟から飛躍[千葉日報]

3人の若手投手が1つのグループにまとめられていた。昨秋に行われた千葉県鴨川市での秋季キャンプ。南昌輝投手、川満寛弥投手、二木康太投手はいつも同じグループでの練習を義務づけられていた。それは首脳陣の来季、飛躍して欲しいという期待の表れだった。そしてこのチャンスを誰よりも生かそうと燃えていたのが南だった。

「去年は1度も1軍に上がることがなかった。だから昨シーズンから1軍投手コーチになった落合コーチ、小林コーチにあのキャンプで自分のピッチングを見せたいと思っていた。この機会に絶対、アピールしようと思っていた」。

与えられた練習メニューはハードだった。単調な作業が延々と続くメニューもあれば、肉体を酷使する練習もあった。その1つ1つを南はアピールの場だと思い、歯を食いしばって取り組んだ。今でも語り継がれる練習がある。午後のメニューとして1時から始まったノックはいつまでも続いた。南、川満、二木のうち誰か1人でもミスをすると振り出しに戻り、延々と続くノック。2時間、3時間続いたが終わることはなかった。「もう、やめるか?諦めるか?」。落合英二投手コーチの誘惑の声に、負けじ魂を燃やした。4時間後の5時。真っ暗になったグラウンドに3人は立ち尽くしていた。ようやくノルマをこなした若者の目は充実感にあふれていた。

「あのノックは下半身の強化などの意味合いもあったと思いますが、自分の中ではメンタルを強化できたと思っています。あの秋のキャンプを乗り越えたことが1つの自信になった」。

課せられた練習メニューを終えると1人、ブルペンに足を運び、同じ作業を繰り返した。それはカーブの習得。投げる時に腕が縮む欠点を修正すべく連日、ブルペンで黙々と投げた。そんな影の努力とこのキャンプに懸ける意気込みを誰よりも感じ取っていたのが落合投手コーチだった。この時点で、来季の新たな戦力候補として頭に強くインプットした。

「彼らから耐える心、我慢をする心を感じました。それをあの子からは強く感じました。長いシーズンになると疲れることや、結果が出なくて苦しい時があります。そういう時にそういう心のある選手が大事になってきます。私はきっと南は次のシーズンで大きな力になると秋のキャンプでの姿を見て思っていました」。

投手コーチの期待通りのシーズンとなった。1軍に抜擢された春季キャンプでアピールをすると開幕1軍入り。試合に負けている場面などでの登板が多かったが、そこで結果を出した。そして主力セットアッパー陣が続々と離脱する夏場。救世主のごとく、投球を見せ続けた。勢いのあるストレートとフォーク。効果的だったのはあの秋のキャンプで覚えたカーブだった。

「カーブを、自信を持って投げられるようになったのは自分にとっても大きい。それと偶然の副産物なのですが、カーブをしっかりと投げられるようになってからストレートも良くなった」。

大学4年次に右肩を痛め、プロ1年目はほとんど投げることすらできなかった。2軍戦での登板すらできなかったリハビリの日々。5年目の昨年は1軍に呼ばれることは1度もなくシーズンが終わった。8月頃、1人、覚悟を決めた。「正直、クビになると思っていました。覚悟をしていました」。それでも腐ることなく練習に励み、2軍で結果を出し続けた。その背水の思いが、首脳陣に伝わった。来季契約だけではなく、1軍戦力として期待をかけられた。南もまた秋季キャンプでの小さなチャンスをものにし今、マリーンズには欠かせないセットアッパーとして大きく羽ばたいている。

「今は1イニングを必死に抑えようという思いだけでやっている。それがチームの勝ちに貢献できたら幸せ。今年は本当に毎日、試合が終わってからの疲労感が違う。でもそれは充実した疲労感。1軍で投げることができる幸せを感じている」。

南は投げる前にマウンド付近でホームに背を向けて少し、しゃがみ込む。そこで深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。昨年、1度は野球人生が終わるかもしれないと思ったあの時の悲壮感を思い出す。するとどんなピンチの局面もプレッシャーにも負けない強い気持ちが生まれる。南は耐える心、我慢をする心、そして地獄を見た男にしか分からない野球ができる幸せを知っている。だからそのボールには魂が込められている。安定した投球でマリーンズを勝利に導く。
(千葉ロッテマリーンズ広報・梶原紀章)

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