ロッテが連敗を3で止めた。1回に角中の適時打で先制すると3回に井上の適時二塁打、4回に細谷の適時打で加点した。石川が今季3度目の完封でリーグトップに並ぶ14勝目を挙げた。楽天は打線が沈黙した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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東北楽天 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
ロッテ石川歩投手(28)が今季初の無四球完封でリーグトップタイ14勝目を挙げた。
丁寧に投げ、楽天打線を散発4安打に抑えた。チームの連敗も3でストップ。伊東監督から「涌井と2人。うちの柱」と褒められた。
石川本人は「(好守の)野手の方に助けられて、こういう結果でした。無四球は普通です。14勝は、嬉しいです。次も勝てるよう頑張ります」と、淡々とした様子で話した。
ロッテ清田育宏外野手(30)が「7番右翼」で戦列復帰した。
8日の西武戦で頭部に死球を受け、翌日に脳振とう特例措置で登録抹消された。同措置により、10日たつ前に再登録となった。当初は19日の日本ハム戦からの復帰が見込まれていたが、伊東監督は「見ている限り、気になることはなかった。医者も大丈夫ということだった」と説明した。
ロッテ角中勝也外野手(29)が先制打を放った。
1回2死三塁で、楽天塩見の104キロを中前に落とした。三塁走者をかえし、「打ったのはカーブかスライダーですかね。とりあえず曲がっていました。ランナーが三塁だったので内容はともかく結果が出たのは良かったです。いい所に落ちてくれました」と話した。
ロッテ井上晴哉内野手(27)が適時二塁打を放った。
1−0の3回無死一、二塁で、楽天塩見から中越えに二塁打を放った。1点を加え、「ゲッツーを怖がらないで逆に強いゴロを打ってやろうというくらいの気持ちで打ちました。その結果いい角度で上がってくれたのかなと思います。チームに勢いの付く1点になればいいなと思います」と話した。
ロッテ細谷圭内野手(28)が3点目となる適時打を放った。
2−0の4回2死二塁で、楽天塩見から右前打を放ち、二塁走者をかえした。リードを広げる働きに、「右方向へ意識していたので、狙い通りのバッティングが出来ました。3点目が早く欲しかったので、すぐに取ることが出来て良かったです」と話した。
ロッテは15日、22日の楽天戦(QVCマリン、午後2時開始)で九十九里の焼きはまぐりの無料配布を行うと発表した。
午前11時からで、当日の観戦チケットを持っている先着2000人が対象。なくなり次第終了となる。場所は、球場正面向かい特設テント。九十九里漁業協同組合の協力で行われる。
なお、悪天候等の理由で、実施前々日の9月20日に漁に出られなかった場合などは中止になる可能性がある。また、当日は7回裏終了後から試合終了30分まで「九十九里 地はまぐり」の販売を球場正面向かい特設テントにて行う。
ロッテは15日、楽天22回戦(コボスタ宮城)に3−0の勝利。連敗を「3」で止め、クライマックスシリーズ(CS)進出へ、さらに前進した。“絶景エース”の石川歩投手(28)が、無四球の4安打完封で、和田(ソフトバンク)に並ぶ14勝目をマーク。防御率(2.13)とともにリーグトップに立ち、13勝以上にタイトル獲得の権利がある勝率(.737)と合わせ「投手3冠」に躍り出た。
「野手のおかげ。自分の投球はいつも通り。特に何もないです。タイトル?(今後)投げずに取れるなら、投げずに取りたいです」。
己の才能に無関心。欲もない。表情を変えず119球を振り返ったが、球団にとっては大記録。3冠なら1960年に小野正一(当時大毎)が達成して以来。木樽正明、成田文夫、村田兆治ら往年の名投手も成し得なかった偉業だ。
56年前の世相を振り返れば、大ヒット食品としてロッテのクールミントガムがランクイン。迎えて今年はロッテのキシリトールガムが断トツの売り上げトップ。ガムが取り持つ小野さんと石川の縁もロッテならでは!?
頭部死球を受けて9日に脳振とう特例措置で出場選手登録を外れていたロッテの清田が戦列に戻り「7番・右翼」で先発した。4打数無安打と快音は出なかったが「不安なくできた」と表情は明るかった。
4回無死一塁ではペレスが放ったライナー性の打球を好捕し、飛び出した走者もアウトにする好プレーを見せた。「石川が頑張っていたし、僕もチャンスで打てていなかった。できることをやれて良かった」と、ほっとした様子だった。
ロッテ・石川歩投手(28)が9回4安打無四球で完封し、ソフトバンク・和田に並ぶリーグトップタイの14勝目(5敗)を挙げた。
今季3度目の完封に石川は「野手の方に助けられて、いい結果が出たと思います」とヒーローインタビューで淡々と話した。
インタビュアーに無四球について問われると「無四球は当たり前だと思うんで…」と防御率、勝ち星でリーグトップに立つ石川は余裕の返答だった。
ロッテの井上が3回に適時二塁打を放った。無死一、二塁で中堅手の頭を越える一打とし「ゲッツーを怖がらないで、強いゴロを打とうというくらいの気持ちで打った。その結果、いい角度で上がってくれたのかな」と振り返った。
左手首痛で登録を外れたデスパイネに代わって、14日に1軍に昇格したばかり。チームトップの24本塁打をマークしている主砲を欠く中、持ち前の長打力を発揮した。
ロッテは15日、昨年に実施し大好評だった九十九里の焼きハマグリの無料配布を22日の楽天戦(QVCマリン、午後2時試合開始)にて行うことを発表した。
配布は午前11時から始まり、当日の観戦チケットをお持ちの方で先着2000人が対象でなくなり次第終了。場所は球場正面向かい特設テントで九十九里漁業協同組合の協力で行われる。
なお、悪天候等の理由で、20日に漁に出られなかった場合などは中止になる可能性がある。また、当日の7回裏終了後から試合終了30分まで「九十九里 地はまぐり」の販売を球場正面向かい特設テントにて行う。
唯一のピンチも動じなかった。ロッテ・石川は3−0の4回に初安打を許し、2死から失策で二、三塁のピンチを招いたが、「2死だったので割り切って投げた」と宝刀の外角シンカーで島内を捕邪飛に仕留めて無失点。そのまま119球を投げ4安打に封じ、今季3度目の完封を初の無四球でマークした。
リーグトップの防御率を2.13まで下げ、自己最多の14勝もソフトバンク・和田に並ぶ1位だ。勝率でもリーグ規定の13勝以上の投手では和田と並びトップの.737。それでもタイトルには無関心だ。「投げずに獲れるもんなら獲りたい」と真顔で言って笑いを誘った。最多勝と最優秀防御率の2冠を達成すれば、球団では1960年の小野正一以来56年ぶり。マイペースを貫き、気づけば球団史に残る記録を残そうとしている。
8月5日のオリックス戦(京セラドーム)では1点リードの9回2死で志願して降板。この日も終盤は「もうダメです」と“降板志願”を繰り返したが、落合投手コーチに「行けるところまで行ってくれ」と説得された。「嫌だなって思いながら」リーグ最多タイの5度目の完投。守護神・西野が離脱し、代役守護神・益田も右肘痛を抱える中、価値ある完投だ。
先発は残り2試合の見込み。伊東監督は「涌井と2人で投手の柱。もっと欲を出して欲しいけどね」と笑った。チームはCS進出へのクリンチナンバーを5に減らした。短期決戦ではロッテの2本柱は脅威となる。
ロッテの清田が右翼の守備で魅せた。4回無死一塁でペレスの飛球を前進しスライディングキャッチ。飛び出した一塁走者もアウトにし併殺に仕留めた。
「石川が頑張っていたんで」。8日の西武戦(西武プリンス)で頭に死球を受け9日に出場選手登録を抹消されたが、脳振とう特例措置により通常の10日間を待たずに復帰。打撃は4打数無安打に終わり「内角が気になってしまった」と反省していた。
ロッテが小刻みに得点を重ねて楽天に快勝、連敗を3で止めた。
初回2死三塁から角中の適時打で先制すると、3回無死一、二塁から井上の適時二塁打、4回2死二塁から細谷の適時打でリードを広げた。先発石川が楽天打線を4安打に抑えて今季3度目の完封、リーグトップに並び自己最多更新となる14勝目を挙げた。
楽天は連打が出ず完敗を喫した。
ロッテは15日、昨季の大好評企画「九十九里の焼きはまぐり無料配布」を再び実施すると発表した。22日の楽天戦(QVCマリン)で先着2000人に配布する。
球場脇で「九十九里・地はまぐり」の販売も行う。なお、悪天候などで20日に漁に出られなかった場合は中止の可能性もあるというガチンコ企画だ。
勝利を決めたロッテ・石川が、グラブをポンとたたいて喜びをかみしめた。「野手に助けられました。14勝?嬉しいです」。無四球で投げきった119球を誇ることもないが、4安打で今季3度目の完封勝利は輝かしい結果だ。リーグトップの14勝と、13勝以上が条件となる最高勝率(7割3分7厘)でソフトバンク・和田に並んだ。そして防御率2.13と合わせ、現時点で3冠に躍り出た。
最速は142キロと伸びなかった。それでも、右腕の引き出しは多い。「(球速が)出ないなりにできたと思います」。宝刀のシンカーが低めに決まり、カーブでカウントも取った。外国人選手には臆せず内角攻め。4回も守備のミスから2死二、三塁のピンチを背負ったが、慌てず島内を捕邪飛に仕留めた。この日の石川にとって3点は十分すぎる援護だった。
3部門でタイトルを獲得すれば、大毎時代の1960年に小野正一が果たして以来、チームでは56年ぶりの快挙になる。だが、石川には欲がない。試合前には、緊張からブルペンで吐き気を催す。この日も7回から「もうダメです」と言うほどだ。だが、マウンドに上がれば超一流。それを知っている落合投手コーチは「(中継ぎを)準備させとくよ」と右腕を安心させておき、実は誰も用意しなかった。結果は見ての通り。文句なしの快投だった。
伊東監督も「最多勝も見えているし、もっと欲を出して欲しいよね」と話すが、右腕はいつも通り控えめだ。「投げずに(タイトルを)取れるならそうしたいです」。4位・楽天を直接たたいて8.5差に広げた。CS進出目前のロッテだが、無欲な男の偉業達成も目の前にある。
ロッテ・石川が今季3度目の完封勝利となる9回4安打無失点の好投で、リーグトップタイの14勝目。「嬉しいです。次も勝てるように頑張りたいです」。
防御率もリーグトップを独走する2.13。CSへ向けて頼もしさが募る。
ロッテは15日、昨年、好評だった「九十九里の焼きはまぐり」の無料配布を22日の楽天戦(QVCマリン・14時試合開始)で実施すると発表した。
なお、悪天候等の理由で20日に漁に出られなかった場合などは中止になる可能性がある。また当日、7回裏終了後から試合終了30分まで「九十九里地はまぐり」の販売を球場正面向かい特設テントにて行う。