ロッテがサヨナラ勝ち。0−2の7回に中村の6号2ランで追い付き、延長10回1死満塁で鈴木が中前打を放った。4番手の南が5勝目。ソフトバンクは延長10回にバント処理の失策が響いて2連敗。5番手のスアレスが6敗目を喫した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
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福岡ソフトバンク | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1x | 3x |
完璧なマウンドではなかったが、千葉ロッテの涌井は内角と外角に球を散りばめて粘投というらしさは見せた。
クライマックスシリーズで対戦するはずのソフトバンク打線に8安打を浴びて、5四死球を与えながら7回2失点。これで5試合連続で白星がなく、8月21日以来の11勝目はならなかったが「ゲームはつくれたのではないか」と振り返った。
1回2死一、二塁から松田に打ち取った飛球をしぶとく右前に落とされ、4試合連続で1回に得点を許した。その後は再三、先頭打者を出塁させて得点圏にも走者を進めたが、3回に浴びた本多のソロだけに失点はとどめた。
「反省するところはしっかり反省して、CSに向けてここから調子を良くしていけるようにしっかり調整する」と誓う。
千葉ロッテの香月一が「9番・三塁」でプロ初出場し、3回の初打席で初安打を放った。緩いカーブを引きつけて、逆らわずに左前へ。一塁上で笑みを見せ「最初の打席で1本出て素直にうれしい。ボールは実家に送る」と喜んだ。
大阪桐蔭高から入団した2年目の20歳は、イースタン・リーグで3位の打率2割8分1厘を今季マーク。「点が取れていない。打線に活を入れたい。結果を残せばCS出場の可能性もある」と送り出した伊東監督の期待に早速応えた。
また価値ある一振りだ。24日に9回に同点2ランを放っていた、千葉ロッテの中村が0−2の7回に2ラン。外角高め149キロを左翼席に運び「前の2打席もストレートで入ってきていたので初球からストレート1本で狙った」と話した。
3、5回に中前打を放っており、4安打した5月5日以来の猛打賞も達成。レギュラー取りを狙った2年目の今季は試合前まで打率1割8分9厘と低迷。「最近、状態というか感覚的にも良くなってきているので、この感じを続けていきたい」。
韓国ロッテグループの裏金疑惑を捜査しているソウル中央地検は26日、横領と背任の疑いでグループ会長の重光昭夫氏(韓国名・辛東彬=61)の逮捕状を請求した。昭夫氏は創業者で千葉ロッテマリーンズオーナー重光武雄氏(同・辛格浩=93)の次男で、球団のオーナー代行。
ロッテ山室晋也球団社長(56)は、重光オーナー代行の逮捕状が請求されたことによる球団経営への影響を否定した。報道を受け、QVCマリンで取材陣に対応。「今までと同じで、特に(影響は)ないと思う」と話した。球団経営の大半は同社長に託されている。ただ、監督人事など案件によっては、オーナー代行の決裁が必要。今後、逮捕に至れば球団経営に影響が出るのでは、との指摘には、同社長は「球団の親会社は日本のロッテ。球団の取締役には(日本ロッテの)佃社長も入っているので、意思決定は出来る」と答えた。
ロッテがサヨナラ勝ちを収めた。
2−2の10回、敵失などで1死満塁とし、鈴木大地内野手(27)が中前にサヨナラ打を放った。お立ち台で「みんながつないでくれて、美味しいところをありがとうございます」と笑顔。CSへ向けての意気込みを問われると「期待してもらった方が、僕は頑張れる。期待して下さい」と答え、歓声を浴びた。
ロッテ南昌輝投手(27)が5勝目を挙げた。
2−2の延長10回表に4番手で登板。ソフトバンク松田、長谷川、江川から3者連続空振り三振を奪った。その裏、鈴木のサヨナラ打で勝利投手となった。
お立ち台では「接戦だったので、CSに向けても抑えたかった。盤石にして、CSに向かっていきたい」と決意表明。伊東監督は「良かったね。フォークが落ちていた。状態が戻った」と評価した。
ロッテ香月一也内野手(20)がプロ初打席で初安打を放った。
この日、プロ2年目で初昇格。早速、「9番三塁」でスタメン起用された。0−2の3回2死走者なしで、最初の打席が回ってきた。カウント1−1から、ソフトバンク摂津の3球目、外のカーブを捉え、ライナーで左前に落とした。
記念のボールは手元に戻ってきた。「初めての1軍での試合なので無我夢中です。どの球を狙ってとかはなかったのですが、最初の打席で1本出て素直に嬉しいです。本当に打てて良かったです。次の打席からもヒットが打てるように、必死にボールに食らい付いていきます。(ボールは)実家に送ります」と喜んだ。
ロッテ香月一也内野手(20)が26日、プロ初昇格を果たした。
2年目の今季は、2軍戦で112試合に出場。規定打席到達者ではイースタン・リーグ3位となる打率2割8分1厘、6本塁打、52打点を残した。
伊東監督は「これだけ点が取れていない。少しでも打線にカツを入れる意味でも使う。若い人の姿を見て、どう思うか。もちろん、結果を出せばCSでも使う可能性はある。思い切ってやって欲しい」と期待の言葉を並べた。
また、同じく2年目の宮崎敦次投手(23)も初昇格。今季は、2軍戦51試合に投げ、2勝1敗、防御率3.02だった。伊東監督は「ずっと報告はあった。状態は良いし、試合数も投げている。左の中継ぎは手薄なところ」と期待した。
ロッテ中村奨吾内野手(24)が同点の6号2ランを放った。
0−2の7回無死一塁で、ソフトバンク3番手岩崎の初球を捉え、左翼越えに放った。この日は、これで3打席連続安打。「打ったのはストレートです。前の2打席もストレートで入ってきていたので、初球からストレート1本で狙っていきました。振ったところにきてくれましたね(笑)。最近、状態というか感覚的にも良くなって来ているので、この感じを続けていきたいです。逆転出来るように頑張ります。猛打賞は何ヶ月ぶりでしょうね」と話した。
ロッテ先発の涌井秀章投手(30)は、7回8安打2失点で勝ち負けは付かなかった。
初回、松田に右前へ先制打を許した。3回には、本多にソロを打たれた。4回以降も得点圏に走者を背負う場面はあったが、追加点は与えなかった。
降板後に「ゲームはつくれたのではないでしょうか。反省するところはしっかり反省して、CSに向けてここから調子を良くしていけるように、しっかり調整していきます」と話した。
ロッテ石川歩投手(28)の最多勝がなくなった。26日、出場選手登録を抹消。そのため、公式戦での登板がなくなった。
リーグトップ15勝のソフトバンク和田を1勝差で追っており、首脳陣はもう1試合、投げさせたい意向があった。伊東監督は「(石川の方から、投げないと)直訴してきた。(最多勝の)チャンスだからと言ったんだけどね。(石川本人が)目いっぱいの感じだった」と説明。自ら、タイトルよりも、CSへ向けた調整を優先した。
ロッテは26日、QVCマリン正面ロビーで「おもてなしプロジェクト」9月間度の表彰を行った。
よりよい接客対応を行うことを目的に、昨年より月1回の表彰を実施。今回は、警備クルー2人、インフォメーションセンタークルー2人、ストアクルー1人、ファンクラブクルー1人、チケットクルー1人、飲食クルー1人、ボランティアクルー1人の計9人が表彰され、表彰状、観戦チケット、南昌輝投手(27)のサイン色紙がプレゼントされました。
山室球団社長は「昨年の4月より始まったおもてなしプロジェクトですが、本当に皆様には笑顔を絶やさず対応をするという文化が根付いてきたと強く実感をしており、嬉しく思います。残り試合は少ないですが、クライマックスシリーズ、日本シリーズへとつながる大事な試合ですので、最高の笑顔でおもてなしをさせていただき、ファンの方に喜んでもらいたいと思っています」とコメントした。
表彰式に参加した南は「いつも素晴らしい笑顔、ありがとうございます。残り試合は少ないですが、一緒に頑張っていきましょう。そしてクライマックスシリーズを勝ち抜いて、必ずマリンに戻ってきます。その時はまた一緒に戦いましょう」と話した。
プロ野球ロッテの山室晋也球団社長は26日、韓国ロッテグループの裏金疑惑で、ソウル中央地検が重光昭夫オーナー代行について横領と背任の疑いで逮捕状を請求したことを受け「球団経営に影響はないのではないか」と話した。
監督人事など重要案件についてはオーナー代行の判断を仰ぐが、大半のことは球団で決定していると説明。また、重光オーナー代行らに球団を手放す意向がないことを確認しているとした。ロッテ球団の親会社は韓国ロッテグループなどを傘下に収めるロッテホールディングスとなっている。
サヨナラ勝ちにも伊東監督は不満顔だ。「涌井のリズムがどうにも悪い。間合いは長いし、あれでは乗っていけない」と7回2失点のエースに辛口の採点だったが、これは“手応え”を感じているときでもある。
リリーフ陣が地道につなぎ、勝機を引き寄せた。3番手・大谷は右膝の故障からこの日、再登録された。8月2日以来の登板で1回無失点に抑え、延長10回に登板した南は3者連続三振。“強いロッテ”がクライマックスシリーズ(CS)を目前に戻ってきた。
しかも、相手はファーストステージで対戦することが濃厚なソフトバンクだ。試合前まで7勝14敗1分けだったが、「1番いい形で勝った」と指揮官。CSの前哨戦と位置づける3連戦の頭を取り、最後は「何かを見つけられたらいいですね」と不敵な笑みを浮かべた。
細谷が7回にヘッドスライディングで遊撃内野安打とし、プロ11年目で初のシーズン100安打を達成した。
「駆け抜けた方が速いのは分かっていたけど、自然に気持ちが出てしまった」。直後に中村の同点2ランが生まれ、チームは延長10回にサヨナラ勝ち。ブレーク中の28歳は「100安打は通過点。まだまだ先は続きます。サンキュー!」と締めた。
プロ野球ロッテの山室晋也球団社長は26日、韓国ロッテグループの裏金疑惑で、ソウル中央地検が重光昭夫オーナー代行について横領と背任の疑いで逮捕状を請求したことを受け「球団経営に影響はないのではないか」と話した。
監督人事など重要案件についてはオーナー代行の判断を仰ぐが、大半のことは球団で決定していると説明。また、重光オーナー代行らに球団を手放す意向がないことを確認しているとした。ロッテ球団の親会社は韓国ロッテグループなどを傘下に収めるロッテホールディングスとなっている。
ロッテの2年目の香月一が「9番・三塁」でプロ初出場を果たし、3回の初打席で初安打をマーク。摂津のカーブを引きつけ、左前へはじき返し「最初の打席で1本出て、素直に嬉しい。本当に打てて良かった」と喜んだ。
大阪桐蔭高出身の20歳。2月のキャンプ中に亡くなった父に電話で「今年中に1軍に上がる」と約束していた。その決意に「頑張れよ」と励まされたことが最後の会話になったという。晴れ舞台で活躍し「いい姿を見せられて良かった」と感慨深げだった。
ロッテの涌井は7回まで毎回の走者を背負いながらも2失点と粘り「試合はつくれたのではないか」と息をついた。一方で4試合続けて1回に失点する課題も残り「クライマックスシリーズ(CS)に向けて調子を良くしていけるように、しっかり調整していく」と気を引き締めた。
伊東監督はこれがレギュラーシーズン最後の登板と説明。「短期決戦は序盤の失点が響く。そういうことにならないように」とCSでの好投に期待を込めた。
プロ11年目でブレーク中のロッテ・細谷圭内野手(28)が、ソフトバンク23回戦(QVCマリン)の6回先頭で遊撃内野安打。最後は一塁に闘魂のヘッドスライディングで、初のシーズン100安打を達成した。
「飛んだところが今宮だったし、駆け抜けた方が速いのはもちろん、分かってましたけど、自然に気持ちが出てしまいました」。
体が勝手に反応した“メモリアル打”。これが直後、中村の同点6号2ランを呼び、最後はサヨナラ勝ちでソフトバンクをうっちゃった。
「格好をつける訳ではありませんが、100安打は通過点。まだまだ先は続きます。クライマックスシリーズも含めて、頑張らないといけません。サンキュー、幕張!!」とお約束のフレーズで締めた。
ロッテの石川が26日、出場選手登録を外れた。パ・リーグトップの和田(ソフトバンク)と1勝差の14勝を挙げているが、今季最終戦が行われる5日までに再登録することができず、最多勝の可能性がなくなった。防御率2.16はリーグ1位で、タイトル獲得の可能性を残している。
石川は24日の登板後、疲労を理由にクライマックスシリーズまで登板を望まない意向を口にしていた。伊東監督は「そうそう(最多勝の)チャンスはないからという話はしたけど、来年頑張りますと言っていた」と残念そうだった。
ロッテは26日、ソフトバンク23回戦(QVCマリン)の試合前、同球場内で、「おもてなしプロジェクト9月」の月間表彰を行った。これはよりよい接客対応を行うことを目的に、昨季から月1回の表彰を行っており、今回は今年の第6回目。
警備クルー2人、インフォメーションセンタークルー2人、ストアクルー1人、ファンクラブクルー1人、チケットクルー1人、飲食クルー1人、ボランティアクルー1人の9人が表彰され、表彰状と観戦チケット、南のサイン色紙がプレゼントされた。
既に3位が確定しているロッテが、CSに弾みをつける劇勝だ。2−2の延長10回1死満塁で鈴木がサヨナラ中前打。ソフトバンクとはここまで7勝14敗1分けと大きく負け越していただけに、伊東監督は「この先戦う相手。次につながるゲームがしたかった。いい勝ち方」と満足そうだった。「CS前哨戦」とも言える3連戦の初戦を獲り、殊勲の鈴木も「凄く自信になる。相手が嫌なイメージを持ってくれたら」と胸を張った。
2点を追う7回には中村が6号同点2ランを放った。試合前まで打率.189と絶不調の男は、3安打2打点で「打率が打率なので割り切って振ろうと心掛けている」と吹っ切れた様子。右膝を痛めていた中継ぎの大谷も8月2日以来の登板で9回の1イニングを無失点に抑えた。CSに向けて、戦力が整ってきた。
リーグ2位の14勝を挙げているロッテ・石川が残り試合で登板機会がないため、出場選手登録を抹消された。左肘痛で離脱しているトップのソフトバンク・和田に1差だったが、これで最多勝の可能性が消えた。
伊東監督は「投げないと直訴してきた。“そうそう(最多勝の)チャンスはない”と話したら“来年頑張ります”と言っていた」と明かした。最多勝よりもCS調整を優先。ただ、最優秀防御率(2.16)のタイトルは確実だ。
プロ野球ロッテの山室晋也球団社長は26日、韓国ロッテグループの裏金疑惑で、ソウル中央地検が重光昭夫オーナー代行について横領と背任の疑いで逮捕状を請求したことを受け「球団経営に影響はないのではないか」と話した。
監督人事など重要案件についてはオーナー代行の判断を仰ぐが、大半のことは球団で決定していると説明。また、重光オーナー代行らに球団を手放す意向がないことを確認しているとした。ロッテ球団の親会社は韓国ロッテグループなどを傘下に収めるロッテホールディングスとなっている。
ロッテの涌井は7回まで毎回の走者を背負いながらも2失点と粘り「試合はつくれたのではないか」と息をついた。一方で4試合続けて初回に失点する課題も残り「クライマックスシリーズ(CS)に向けて調子を良くしていけるように、しっかり調整していく」と気を引き締めた。
伊東監督はこれがレギュラーシーズン最後の登板と説明。「短期決戦は序盤の失点が響く。そういうことにならないように」とCSでの好投に期待を込めた。
ロッテが延長10回の末にソフトバンクにサヨナラ勝ちした。2−2の延長10回1死満塁で鈴木が中前打。すでに2年連続の3位は確定しているが、CSで対戦する可能性がある相手には負けられない。伊東監督は「この先(CSで)戦う相手。3連戦で何か見つけられたらいい。次につながるゲームがしたかった」と話した。
打線に勢いをつけたのは2年目・香月一。大阪桐蔭出身の20歳は「9番・三塁」で先発すると、3回のプロ初打席で摂津のカーブを引きつけて右前へ運ぶプロ初安打をマークした。「(カーブは)狙っていなかった。いい感じで安打が打てて楽になった」と振り返った。
伊東監督も「元々緩い球を拾うバットコントロールがいい。うまく打った。ほかの内野手もピリピリしてくる」と相乗効果を期待。守備では風に流されたファウルゾーンへの飛球を落球し、9回の第4打席はサファテの150キロ台の直球に手が出ず見逃し三振に倒れた。「あんな速い球見たことなかった。投げた瞬間ミットに入っていた」と苦笑していた。2年目のシーズン終盤、ようやく1軍での一歩を踏み出した。
リオデジャネイロ五輪のレスリング女子69キロ級で金メダルを獲得した土性沙羅(21)が26日、ロッテ―ソフトバンク戦の始球式を務めた。
胸に日の丸が入った赤のTシャツでマウンドに上がり、投球はワンバウンドとなったが大きな拍手を浴びた。「ノーバンを狙っていたので悔しいです。緊張しました」と話した。阪神ファンの21歳は、17日の阪神−DeNA戦でも大役を務めノーバウンド投球を披露。ノーバンとはいかなかったが、「楽しかったです。ありがとうございました」と笑顔を見せた。
ロッテの石川が26日、残り試合で登板機会がないため出場選手登録を抹消された。CSに向けた調整に入る。
防御率はリーグトップの2.16、ソフトバンク・和田に1差の14勝だったが、レギュラーシーズンが終わっている6日まで再登録ができないため、初の最多勝の可能性はなくなった。タイトル狙いの登板も考えられる中で、コンディションを優先した形だ。伊東監督は「“投げさせないでくれ”と直訴してきた。まだまだ大事な試合はあるので気持ちを切らさないようにして欲しい」と話した。
ロッテは26日、よりよい接客を目指して昨季から行っている「おもてなしプロジェクト」の9月の月間表彰を行った。
今回は警備クルー2人、インフォメーションセンタークルー2人、ストアクルー1人、ファンクラブクルー1人、チケットクルー1人、飲食クルー1人、ボランティアクルー1人の計9人が表彰され、表彰状と観戦チケット、南のサイン色紙が贈られた。
山室晋也球団社長は「昨年の4月より始まったおもてなしプロジェクトですが、本当に皆さまには笑顔を絶やさず対応をするという文化が根付いてきたと強く実感をしており、嬉しく思います。残り試合は少ないですが、クライマックスシリーズ、日本シリーズへとつながる大事な試合ですので、最高の笑顔でおもてなしをさせていただき、ファンの方に喜んでもらいたいと思っています」と挨拶。
表彰式に参加した中継ぎ右腕の南は「いつも素晴らしい笑顔ありがとうございます。残り試合は少ないですが、一緒に頑張っていきましょう。そしてクライマックシリーズを勝ち抜いて、必ずマリンに戻ってきます。その時はまた一緒に戦いましょう」と話した。
ロッテが延長10回、鈴木大地遊撃手(27)のサヨナラ打でソフトバンクにサヨナラ勝ちを飾った。この日、初の1軍昇格したプロ2年目の香月一也三塁手(20)は「9番・三塁」で初スタメン。プロ初打席で初安打を放った。
一塁を回ると20歳らしい笑顔を見せた。外角の緩いカーブを左前に運び、記念の一打となった。「(変化球は)狙っていない。最初の打席で1本出て素直に嬉しいです」。伊東監督は「良かった。緩い球を拾う(バット)コントロールが良い選手」と笑顔を見せた。
1軍昇格は父との約束だった。今年2月、石垣島での春季キャンプ中に父・昌美さんが病気で亡くなった。電話で交わした最後のやりとりは「今年中には、1回は1軍に上がろう」だったという。9ヶ月越しに父との約束を果たした。「父に(1軍での姿を)見せたかったという思いはあります。まだまだこれからです」。若き背番号57は、父との約束を胸に、プロの舞台で確かな一歩を踏み出した。
プロ2年目のロッテ・香月一也三塁手(20)が、26日のソフトバンク戦(QVC)でプロ入り初安打を放った。
この日、初の1軍昇格を果たすと「9番・三塁」でスタメン出場。3回2死のプロ初打席で、外の変化球を左前に運んだ。ルーキーは「初めての1軍での試合なので無我夢中です。どの球を狙ってとかはなかったのですが、最初の打席で1本出て素直に嬉しいです。本当に打てて良かったです」と初安打を喜んだ。
リオ五輪女子レスリング69キロ級金メダリストの土性沙羅(21)が、26日のロッテ―ソフトバンク戦(QVC)で始球式を行った。
「ノーバン狙います!」と宣言していたが、一塁側にそれてワンバウンドした。「ノーバンを狙っていたので、悔しいです。緊張しました。でも楽しかったです」とコメントした。
ロッテは、CSで対戦濃厚のソフトバンクにサヨナラ勝ちした。0−2の7回に中村が6号同点2ラン。延長10回には鈴木がサヨナラの中前打を放った。「この3連戦で何かつかみたかった」と伊東監督。今季は大きく負け越しているが、苦手意識の払拭に手応えを得た。
打線が振るわない中、2年目の香月一を「9番・三塁」で1軍初起用。「よかった。彼が打つことで他の内野手がピリピリしてきた」と3回にプロ初安打を放った20歳をほめていた。
韓国ロッテグループの裏金疑惑を捜査しているソウル中央地検は26日、創業者の重光武雄(韓国名・辛格浩)氏(93)の次男でグループ会長でプロ野球・千葉ロッテマリーンズオーナー代行の昭夫(同・辛東彬)氏(61)について、横領と背任の疑いで逮捕状を請求した。聯合ニュースによると、裁判所は28日ごろ、逮捕状発付の可否を判断する見通し。
韓国では、昭夫氏が逮捕されれば日本のグループ経営陣が影響力を強め「韓国5位の財閥が日本人に左右される」との懸念も出ており、検察は逮捕状請求に慎重との見方もあったが、財閥の不正捜査に強い姿勢で臨む方針を鮮明にした。
聯合ニュースは26日、脱税などの疑いを持たれている武雄氏と事実婚相手の徐美敬氏、武雄氏の長男で横領などの疑いを持たれている宏之(同・辛東主)氏(62)について、地検は在宅起訴する方針だと伝えた。
地検は、昭夫氏が日本のグループ系列会社に名ばかりの役員として籍を置き不当に報酬を得たり、一部の系列会社に多額の損失を肩代わりさせたりしたとして、20日に横領や背任の疑いで昭夫氏から事情聴取。捜査関係者によると、昭夫氏は容疑を否認している。
ロッテグループは「逮捕状の請求は残念だ。裁判所が賢明に判断するよう期待する」とするコメントを出した。
韓国ロッテグループの裏金疑惑で26日、ソウル地検がプロ野球・ロッテの重光昭夫オーナー代行の逮捕状を請求した件に関し、山室晋也球団社長(56)は「推移を見守っていくしかない。(球団には)直接の影響はないと思う」と話した。
野球協約上では、オーナー資格審査する規定はなく、オーナーの定義は親会社および球団で要職を務める者とされているのみだ。都内で取材に応じたプロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(74)は「現時点で、お話しすることはありません」と話すにとどめ、今後の推移を見守る構えだ。
ロッテ・香月一がプロ初安打を放った。伊東監督の「打線に少しでもカツを」という期待に応えた。 3回2死後、摂津のカーブを左へ運んだ。大阪桐蔭出身でプロ2年目。この日が1軍初スタメンで初出場だった。
香月一は「無我夢中で、最初の打席で1本出て素直に嬉しい」と振り返り、「ボールは実家に送ります」と笑顔がはじけていた。
ロッテ・石川が26日、出場選手登録を外れた。リーグトップのソフトバンク・和田と1勝差の14勝を挙げているが、今季最終戦が行われる5日までに再登録することができず、最多勝の可能性がなくなった。防御率2.16はリーグ1位で、タイトル獲得の可能性を残している。
石川は24日の登板後、疲労を理由にCSまで登板を望まない意向を口にしていた。
ロッテの石川が26日、出場選手登録を外れた。パ・リーグトップの和田(ソフトバンク)と1勝差の14勝を挙げているが、今季最終戦が行われる5日までに再登録することができず、最多勝の可能性がなくなった。防御率2.16はリーグ1位で、タイトル獲得の可能性を残している。
石川は24日の登板後、疲労を理由にクライマックスシリーズまで登板を望まない意向を口にしていた。伊東監督は「そうそう(最多勝の)チャンスはないからという話はしたけど、来年頑張りますと言っていた」と残念そうだった。
ロッテは26日、「おもてなしプロジェクト」の9月月間表彰を行った。これはよりよい接客対応を行うことを目的に、昨年から月1回の表彰を実施。今年、第6回目となった。
警備クルー2人、インフォメーションセンタークルー2人、ストアクルー1人など9人が表彰された。表彰状と観戦チケット、投手・南のサイン色紙がプレゼントされた。
山室社長は「昨年の4月より始まったおもてなしプロジェクトですが、本当に皆様には笑顔を絶やさず対応をするという文化が根付いてきたと強く実感をしており、嬉しく思います」と労をねぎらい、ファンサービスに向けてこう呼びかけた。
「残り試合は少ないですが、クライマックスシリーズ、日本シリーズへとつながる大事な試合ですので、最高の笑顔でおもてなしをさせていただき、ファンの方に喜んでもらいたいと思っています」とコメント。
表彰式に参加した南は「いつも素晴らしい笑顔ありがとうございます。残り試合は少ないですが、一緒に頑張っていきましょう。そしてクライマックシリーズを勝ち抜いて、必ずマリンに戻ってきます。その時はまた一緒に戦いましょう」と力強く話していた。