10月4日10月4日ロッテが逃げ切りシーズン勝ち越しを決めた。1回に角中、福浦の適時打で2点を先行。4回に鈴木の二塁打、7回は岡田の三塁打で加点した。唐川が5回無失点の好投で6勝目。楽天は美馬の初の10勝目はならず、5位が確定した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 |
| 千葉ロッテ | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | x | 4 |
クライマックスシリーズ（CS）に向けて、弾みのつく好投だった。千葉ロッテの先発唐川は5回を被安打2の無失点。中継ぎ陣に調整の場を与えるために58球で降板したが、「次に向けて不安を残さず投げられた」と言い切った。
1回は2死後、制球を乱し連続四球を与えた。続く銀次を遊ゴロに仕留めて切り抜けると、その後はテンポ良くアウトを重ねた。2、4回は先頭打者に安打を浴びたが、いずれも併殺を奪って二塁を踏ませなかった。
立ち上がりは「突っ込み気味で球が失速していた」。だから、2回からは腕の位置を「気持ち低く」して投げた。落合投手コーチは「腕の振りを微調整してからスライダーもフォークも切れが出てきて、いい球が増えてきたと思う」と言った。
8日から始まるソフトバンクとのCSファーストステージ。第1、2戦の先発は涌井と石川の二枚看板が務める。唐川とスタンリッジの2人が、第3戦か勝ち上がった時のファイナルステージ初戦に先発する見込み。「落ち着いて自分の投球ができていた」。伊東監督は唐川に信頼を感じているようだった。
千葉ロッテは1回に打線がつながり、4安打を集めて2点を先制した。
清田が初球をたたいて中堅右へ二塁打を放つと、岡田が内野安打で続いて角中が中前へ先制適時打。デスパイネは併殺打に倒れたが、福浦が低めのフォークボールを巧みにすくい上げて中前打で追加点をもたらした。
本塁打での得点より、つながりが今季のチームの形。打率と安打数でトップに立っている角中は「これからCSがあるので、1打席1打席集中してやっていけたらいい」。福浦は「何とかバットに当たってくれて良かった。ランナーも三塁だったし、残さなくて良かった」と話した。
ロッテ清田がシーズン勝ち越しの先陣を切った。初回、先頭で外寄りの初球148キロを力強く右中間へ。角中の適時打で先制のホームを踏むと、3回も先頭で内角高め147キロを左翼手後方へ運んだ。2打席連続の二塁打。伊東監督「今日の収穫は清田。本人にとっても今後につながると思う」と安堵した。
相手投手が因縁の美馬だった。9月21日の楽天戦、清田は美馬から左側頭部に死球を受けた。9月は8日の西武戦でも頭部死球を受け、脳振とうで登録を抹消。「一瞬、うわっと思うことはあるけど、CSなら相手も厳しくくるので」。恐怖心に打ち勝ち、インコースにも対応して核弾頭の役割を果たした。
1番清田、2番岡田、3番角中。3者連続安打で鮮やかに先制点を奪った。指揮官は「清田にめどが立ったらこの形はあると思う」と、8日から始まるソフトバンクとのCSファーストステージへ向けても手応えを得た。「1打席目で打てればチームがのれる」と清田。チームは今季71勝で貯金3とし、シーズン勝ち越しも決めた。
ロッテが1回に2点を先取した。
まずは1回無死一、二塁、角中勝也外野手（29）がリーグトップの今季177安打目となる中前適時打。さらに2死三塁から、ベテラン福浦和也内野手（40）も中前適時打を放った。
2試合連続適時打の角中は「打ったのはカーブかスライダーですかね。順位も決まっているし、タイトルもほぼ決まっていて、これと言って特にないんですけど、これからCSがあるので、1打席1打席集中してやっていけたらいいかなと思います」。
この適時打が通算1931安打目となった福浦は「打ったのはフォークです。何とかバットに当たってくれて良かった。ランナーも三塁だったし、残さなくて良かったよ」とコメントした。福浦は第2打席にも左前打を放った。
ロッテの先発、唐川侑己投手（27）が5回2安打無失点と好投した。
初回に2死から2連続四球を与えたが、三塁は踏ませず。2回と4回は先頭を出したものの、いずれも後続を併殺に打ち取った。
「立ち上がりはよくなかったのですが、2回から修正でき、ゲームをつくることができました。前回登板の反省をしっかり生かすことができたと思います。CSで自分へ回ってきた時に、しっかり投げられるように準備しておきます」と振り返った。
ロッテ鈴木大地内野手（27）が、4回1死一塁から右中間へ適時二塁打を放った。一塁走者のベテラン福浦和也内野手（40）が全力疾走で生還。リードを3点に広げた。
鈴木は「打ったのはストレートだと思います。福浦さんが本当によく走ってくれたおかげです。CSへ向けて調子を上げていきたいですし、残り試合も勝ちたいので、しっかりした野球を最後までやっていきたいです」とコメントした。
ロッテは4日、開幕カードから5回表終了後にビジョンで行っている「マリーンズYOGAタイム」を、QVCマリンで実施されるソフトバンクとのクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージのパブリックビューイングでも行うと発表した。
10月8日、9日はマリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんがQVCマリンに登場。試合前の11時20分から30分間、グラウンド一塁側ベンチ前でレッスンを行う。また5回表終了後のYOGAタイムは、ビジョンでの放送ではなく、北原さんがグラウンドで実演する。
北原さんは「まもなくクライマックスシリーズが始まりますね。私もマリーンズの球団公式チアパフォーマーであるM☆Splash！！として活動していた2010年に、3位から下克上で日本一になったことを鮮明に覚えています。あの時のように皆さんと一緒に応援をして、下克上からの日本一を目指しましょう。YOGA「つなぐ」という意味があります。10月8日、9日は試合前にグラウンドでYOGAができるイベントもご用意しておりますので、気持ちを1つにつなぎ、マリーンズを一緒に応援しましょう！お待ちしております！」とコメントした。
ロッテは4日、楽天24回戦（QVCマリン）に4−2で勝ち、シーズン勝ち越しを決めた。6試合ぶりに先発した福浦和也内野手（40）が、2安打1打点の活躍。8日からのクライマックスシリーズ（CS）・ファーストステージに向け、『史上最大の下克上V』を知る男が上り調子だ。
「ベテランらしい」巧打を見せたのは1回2死三塁。美馬のフォークボールを右手1本ですくい上げ、中前に適時打を運んだ。4回には通算1932安打目の左前打で出塁し、鈴木の右越え二塁打で「ベテランらしからぬ」激走を見せ、一気に生還。「1打席1打席集中している。ホームまでかえれてよかったよ」と笑みを浮かべた。
CSファーストステージを戦うソフトバンクは千賀、武田と右投手が並ぶため、先発出場の可能性が高い。リーグ3位から日本一になった2010年当時の先発メンバーで、現チームに残るのは41歳の井口と福浦のみ。短期決戦の勝ち方を知る23年目の左打者は「シーズン中と同じペースで試合に入っていくこと。1戦目がすごく大事」と“下克上の極意”をチームに伝える。
「誰か『持ってるやつ』が絶対いますから」と福浦。ロッテのファーストステージ突破率は100％。リーグ3位から、CSをかきまわす。
ロッテの清田が9月21日に頭部死球を受けた美馬から2安打を放った。怖さを感じさせず、1回に初球の外角速球に踏み込んで右中間を破る二塁打とし「一発で仕留められたことに価値がある」。3回は内角に抜けてきた速球をさばいて左翼線への二塁打とした。
3試合続けて1番打者で起用した伊東監督は「本人にとっても次につながるいい安打だった」と評価。クライマックスシリーズに向け、清田は「何とか1打席目に打てればチームも乗れる」と意気込んだ。
ロッテの福浦が技ありの適時打を放った。1回に1点を先制し、なお2死三塁。美馬の地面すれすれのフォークボールを右手1本ですくい上げ中前へ運んだ。「何とかバットに当たってくれて良かった。ランナーも三塁だったし、残さなくて良かった」と喜んだ。
通算2000安打を目指す23年目の左打者。4回には高めの速球をたたいて三塁線を破る左前打を放ち、通算1932安打とした。
ロッテは4日、今季の開幕カードから実施している「YOGAタイム」（5回表終了後、大型ビジョン、QVCマリン）を、ソフトバンクホークスとのクライマックスシリーズ（CS）ファーストステージのパブリックビューイングにて行うと発表した。8日、9日はYOGAガールの北原絵里菜さん（インストラクター）が、特別ゲストとしてPV会場のQVCマリンに登場する。ヨガり倒して、鷹を倒す！！詳細は次の通り。
第3の男が頼もしい姿を見せた。ソフトバンクとのCSファーストS第3戦に先発予定のロッテ・唐川は初回に2四球と不安定な立ち上がりを見せたが、そこから「意識的に腕を下げて修正できた。しっくりきた」と2回以降は無四球。2、4回は先頭に安打を許しながら併殺で切り抜けた。
5回を散発2安打無失点で6勝目。「次に向けて不安を残さないで投げられた」と、うなずいた。8月下旬に腰痛を発症して1ヶ月間の2軍調整を挟んだが、不安を感じさせない58球だった。伊東監督も「落ち着いて投げていた。次（CS）に備えて大丈夫だと思う」とゴーサインを出した。
第一関門の相手となるソフトバンクは得意にしている。過去5年で3度日本一の王者に対し11〜13年に6連勝、14、15年も4連勝をマーク。通算12勝7敗と大きく勝ち越す。今季の対戦は2試合で0勝1敗だが、ここへ来て「鷹キラー」だった全盛期の球威と切れも戻った。短期決戦に向けて「やることは変わらない。淡々と投げられたらいい。初回から1人ずつという意識でやっている」。エース・涌井、石川に続く先発3番手が決まった。
9月17日に尿管がんのために78歳で死去した元監督の山本一義氏を追悼し、試合前に黙祷を行い、ロッテナインはユニホームの左袖には喪章を着け、球場には半旗を掲げた。
山本氏は、伊東監督が西武に入団した1982年から2年間、ロッテの指揮を執った。伊東監督は「挨拶程度しか話したことはないけど、南海でコーチをしていたのは覚えている」と振り返っていた。
ロッテが楽天に快勝。1試合を残し貯金を3とし、2年連続のシーズン勝ち越しが決定した。伊東監督は「貯金をいっぱい使ったけど、残って良かったな」と笑顔で話した。最多15の貯金は終盤の失速で減ったものの、31年ぶりの2年連続Aクラス入りを果たした。
二塁の守備に不安があったナバーロも二遊間の当たりを捕球して素早いジャンピングスローを披露。指揮官も「今日みたいな守備をしてくれた安心できる。何で最初からやらないんだ」と苦笑い。好守で信頼を勝ち取りつつある。打撃は無安打に終わったものの、デスパイネとナバーロが並ぶ打線は相手の脅威となる。「ナバパイネ」でソフトバンクを撃破し、CSファーストSを突破してみせる。
ロッテの清田が9月21日に頭部死球を受けた美馬から2安打を放った。怖さを感じさせず、1回に初球の外角速球に踏み込んで右中間を破る二塁打とし「一発で仕留められたことに価値がある」。3回は内角に抜けてきた速球をさばいて左翼線への二塁打とした。
3試合続けて1番打者で起用した伊東監督は「本人にとっても次につながるいい安打だった」と評価。クライマックスシリーズに向け、清田は「何とか1打席目に打てればチームも乗れる」と意気込んだ。
ロッテは投打がかみ合い、1試合を残して2年連続のシーズン勝ち越しを決めた。
初回、先頭・清田から3連打となる角中の中前適時打と、福浦の適時打で2点を先制。4回にも鈴木の左中間への適時二塁打でリードを広げた。
先発の唐川は5回を2安打無失点で6勝目（6敗）。ソフトバンクとのCSファーストSでは第3戦（ヤフオクドーム）の先発が予想され、順調な仕上がりを見せた。
6回以降はリリーフ陣の4投手が1イニングずつの継投で逃げ切った。
5日のロッテ−楽天戦（QVCマリン）がセ、パ両リーグを通じてレギュラーシーズン最後の試合となる。
ロッテは4日、今季導入した試合中のヨガレッスン「マリーンズYOGAタイム」をQVCマリンで実施されるソフトバンクとのCSファーストSのパブリックビューイング（PV）で行うと発表した。
8、9日にヨガインストラクターで「マリーンズYOGAガール」の北原絵里菜さんが特別ゲストとしてQVCマリンに登場し、ヨガレッスンを行う。北原さんは「まもなくクライマックスシリーズが始まりますね。私もマリーンズの球団公式チアパフォーマーであるM☆Splash！！として活動していた2010年に3位から下克上で日本一になったことを鮮明に覚えています。あの時のように皆さんと一緒に応援をして日本一を目指しましょう。さてYOGAには“つなぐ”という意味があります。10月8日、9日は試合前にグラウンドでYOGAが出来るイベントもご用意しておりますので、気持ちを1つにつなぎ、マリーンズを一緒に応援しましょう！お待ちしております！」とコメントした。
ロッテはCSでも「1番・清田」の起用が濃厚となった。美馬から初回に二塁打で先制に貢献。9月21日の同カード（QVC）で頭部死球を受けた相手から2安打をマークした。背番号1は「（相手は）気にしながら投げていたかもしれません。明日も気持ちよく臨みたい」と控えめだが、伊東監督は「同じ投手から2本打ったことは収穫。清田のめどが立てば（CSも）この形でいける」と話した。
ロッテ第3の男が快投で名乗りを上げた。唐川は、楽天打線を5回2安打無失点で今季6勝目をマーク。CSへ余力を残す58球でマウンドを降りた右腕は「次に向けて、不安を残さずに投げられたと思います」と満足げに、自身のレギュラーシーズン最終登板を振り返った。
ソフトバンクと敵地で戦う第1Sで涌井、石川に続く3番手のポジションを確実にした。初回に2四球を与えピンチを作ったが、2回以降は突っ込みすぎるフォームを修正。球にもキレが戻り、安打で出した走者も2併殺で打ち取る本来の投球を見せた。チームのシーズン勝ち越しを決める好投に、伊東監督も「落ち着いた投球ができていた。次に備えて、もう大丈夫でしょう」と太鼓判を押した。
2010年の“下克上日本一”を知る男だ。中日と対戦した同年の日本シリーズ第4戦（千葉マリン）で先発。3回1/3を5安打2失点で勝敗は付かなかった（延長11回で3−4敗戦）ものの、その経験は何にも代え難い。開幕こそ出遅れたが、ここに来て唐川がローテを担う意味は6勝6敗の数字以上に大きい。
今季の交流戦で対戦したヤクルト・山田が「カットボールがエグかった。久しぶりに、これは打てないと思った」と舌を巻く実力を秘めた右腕が万全でCSに入る。「今シーズンは初回から1人1人を抑えようという気持ちでやってきた。やることは変わりません」。控えめな言葉が逆に頼もしかった。
ロッテは4日、開幕カードから5回表終了後にビジョンで行っている「マリーンズYOGAタイム」を、QVCで行われるソフトバンクとのクライマックスシリーズ（CS）第1ステージ（1S、8日からヤフオクDで開幕）のパブリックビューイング（PV）で行うことを発表した。
8、9日は、マリーンズYOGAガールの北原絵里菜さんが特別ゲストとしてPV会場のQVCに登場。11時20分から30分間、グランドでYOGA体験、5回表終了後にグラウンド一塁側ベンチ前でレッスンを行う。
北原さんは「まもなくクライマックスシリーズが始まりますね。私もマリーンズの球団公式チアパフォーマーであるM☆Splash！！として活動していた2010年に3位から下剋上で日本一になったことを鮮明に覚えています。あの時のように皆さんと一緒に応援をして下剋上からの日本一を目指しましょう。さてYOGAには「繋ぐ」という意味があります。10月8日、9日は試合前にグラウンドでYOGAが出来るイベントもご用意しておりますので、気持ちを1つに繋ぎ、マリーンズを一緒に応援しましょう！お待ちしております！」とコメントした。
ロッテ・伊東監督が声を弾ませた。「今日は唐川。落ち着いて自分の投球ができた」。
CSファーストS第3戦の先発が濃厚な右腕が5回を2安打無失点。1回2死から連続四球を出したが、「2回以降は修正できた。上半身と下半身の連動です。次に不安を残さず投げることができました」と唐川は収穫を強調した。
ロッテが勝って、連敗を3で止めた。今季は71勝68敗3分けとなり、1試合を残し勝ち越しを決めた。
先発の唐川は5回2安打無失点で6勝目（6敗）を挙げた。4−2の9回は益田が無失点で締めて14セーブ目を挙げた。
打線は初回、角中、福浦の適時打で2点を先制。4回は鈴木の適時二塁打、7回は岡田の適時三塁打で加点した。
お立ち台に立った唐川は「CSもあるので、いいピッチングができればと思っていた」と話した。5日の楽天戦がシーズン最終戦で、8日からソフトバンクとのCSファーストSを迎える。「明日以降、負けないと思いますので、応援よろしくお願いします」とファンに呼び掛けた。
楽天はシーズン5位が確定。先発の美馬は7回1/3を4失点で9敗目（9勝）を喫し、自身初の2桁勝利はならなかった。
ロッテは4日、開幕カードから5回表終了後、ビジョンで実施している「マリーンズ・YOGA・タイム」をQVCマリンで開催するソフトバンクとのCS第1ステージ・パブリックビューイングでも行うと発表した。
10月8、9日はマリーンズYOGAガール・北原絵里菜さんが特別ゲストとしてPV会場のQVCマリンに登場する予定。
北原絵里菜さんは「間もなくクライマックスシリーズが始まりますね。私もマリーンズの球団公式チアパフォーマーであるM☆Splash！！として活動していた2010年に3位から下克上で日本一になったことを鮮明に覚えています。あの時のように皆さんと一緒に応援をして下克上からの日本一を目指しましょう」とコメントし、さらにこう呼びかけた。
「さてYOGAには『繋（つな）ぐ』という意味があります。10月8日、9日は試合前にグラウンドでYOGAができるイベントもご用意しておりますので、気持ちを1つに繋ぎ、マリーンズを一緒に応援しましょう！お待ちしております！」。
プロ野球を統括する日本野球機構（NPB）の理事会と12球団による実行委員会が4日、東京都内で開かれた。暴力団関係者ら反社会的勢力の球場への立ち入りを防ぐため、選手や球団関係者の招待者らに対しての身元確認の厳格化などを確認した。
巨人の野球賭博事件では9月に暴力団幹部らが逮捕され、改めて反社会的勢力の遮断の必要性が印象づけられた。熊崎勝彦コミッショナーは「野球賭博の根絶、違法薬物や反社会的勢力の遮断の手を緩めない」と暴力団排除の姿勢をより強めていくと強調した。
日本野球機構（NPB）の理事会と、12球団による実行委員会が4日、東京都内で開かれ、NPBは暴力団の排除を進めるために、球場への招待者などの身元確認を強化するよう、12球団に要請した。
巨人の野球賭博事件では9月に暴力団幹部らが逮捕された。反社会的勢力遮断への取り組みが必要との認識は球界全体にある。野球協約を改定し、暴力団対策に関する条文を盛り込むことも検討していく。熊崎勝彦コミッショナーは「野球賭博の根絶、違法薬物の遮断、反社の遮断の3つにはいささかも手を緩めない」と話した。
日本野球機構（NPB）の理事会と12球団による実行委員会が4日、都内で行われ、野球協約の条文改正を前提に、暴力団対策に関する規定などを明確化させる方針を確認した。井原敦事務局長は「試合観戦契約約款には、排除対象者が『暴力団員もしくは暴力団員をやめて5年』といった細かい表現があるが、野球協約にはない」と説明。すでに、9月12日に行われたオーナー会議で条文改正の必要性を報告済みで、今後、12球団で議論を進めていく。
また、NPBは暴力団排除活動をさらに徹底するために、来季から球場への招待者の身元確認を強化するよう12球団に要請した。
日本野球機構（NPB）の機構理事会とプロ野球12球団の実行委員会が4日、都内で行われ、来季から暴力団排除の取り組みで、各球団が球場の招待者などの身元確認を強化する方針を確認した。
さらに、試合観戦約款には排除対象者の詳細記述があることから、NPB・井原事務局長は「野球協約にはそこがない。今後の検討課題」と、野球協約でも選手らに関係を禁じる暴力団対策を条文で明確化するなどの協約改定も検討していく。
昨年からの巨人選手による野球賭博問題に熊崎コミッショナーは「野球賭博の根絶、違法薬物の遮断、反社の遮断にはいささかも手を緩めない」とした。