ロッテの非交流戦士「マジワラン」が帰ってきた。
8日からのCSファーストステージでは、QVCマリンでパブリックビューイングを実施。球場やオフィシャルグッズショップに、交流戦名物となっている挑発ポスターが、CS用にリニューアルされて掲示される。
今年の交流戦では、非交流戦士「マジワラン」が、セ・リーグ各球団を模した敵ロボットを撃破。挑発文句で人気を博した。ソフトバンクとのファーストステージで再登場。キャッチコピーは「二刀流とも、神ってるとも戦いたい! 新たな下克上の幕開けだ。1stステージ突破率100% 下克上戦士 マジワラン」だ。
ファーストステージを勝ち上がり、ファイナルステージで二刀流の日本ハム大谷と、さらに日本シリーズで神ってる広島鈴木と対戦するぞ、というもの。同時に、15秒程度のCGアニメが、試合前にQVCマリンのビジョンでお披露目される。
球団担当者は「クライマックスシリーズの盛り上げの一環で掲示させていただきます。マリーンズと言えば挑発ポスターという印象がありますし、今年の交流戦の挑発ポスターで登場した非交流戦士マジワランが大変好評だったことからその続編というイメージで制作しました。ファイナルステージに進出した場合のポスター、CGはすでに製作を開始しています。よりあおる内容になるかもしれません」と、自信たっぷりに話していた。
ロッテは8日から、QVCマリンでCSファーストステージのパブリックビューイングを行う。それに合わせて、球団オフィシャルグッズショップであるマリーンズストアで「目指せ日本一!マリーンズ応援イベント」を開催する。
レプリカユニホーム全品50%OFFなど、値引きを実施。また、マリーンズストアでの1会計につき5000円(税込み)以上購入した人に、2016年度のユニホーム配布日に配ったピンストライプかビジターのどちらか好きなユニホームをプレゼントする。
エースで先手必勝だ。ロッテは7日、ヤフオクドームで前日練習を行った。伊東監督は第1戦先発に涌井を指名。「彼の経験値を買って、良い投球を望んでいます」と期待を寄せた。今季の成績(10勝、防御率3.01)だけなら、石川(14勝、同2.16)が上。それでも、迷わなかった。
「CSは独特の雰囲気、緊張感がある」と指揮官。第1戦となれば、緊張感はさらに増す。それでも、平常心で臨めるのが涌井の強みだ。西武時代を含め、CS、日本シリーズは通算12試合で4勝1敗、防御率1.73。レギュラーシーズン以上の安定感を発揮する。練習を終えた涌井は「緊張しないことはないけど、持っている力を出せばいい。普通に朝起きて、ユニホームを着て、野球をすればいい」と、サラリと言った。
レギュラーシーズンは最後に4試合連続で初回に失点。立ち上がりがカギとなりそうだが「シーズンでも、初回から飛ばしてない訳じゃない」と不安を一蹴。さらに、今回がポストシーズン初先発のソフトバンク千賀を念頭に「CSで何試合も投げているので、気持ちの余裕がある。分はある」と言い切った。経験豊富な右腕で頭を取る。
8日のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第1戦に先発するロッテ涌井秀章投手(30)が7日、ヤフオクドームでの全体練習に参加。ダッシュなどで軽めの調整を行った。
2戦先取の超短期決戦。大事な初戦でソフトバンク千賀滉大投手(23)と投げ合う。涌井は「シーズンと違うことをする訳じゃない。普通通りに投げます」と落ち着いた様子を見せた。伊東勤監督(54)は「経験もある。いいピッチングをしてくれることを期待してます」と話した。
ロッテ伊東勤監督(54)と鈴木大地主将(27)が7日、ヤフオクドームで、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージの共同記者会見に出席した。
ロッテは3位通過だが、07年にCSが導入されて以降、ファーストステージで敗退したことは1度もない。8日の初戦を前に、伊東監督は「レギュラーシーズンではかなり水をあけられた感があって、相性的には不利かもしれない。でも短期決戦なんで、何が起こるか分かりません。いい流れを先に握れるように、最初から仕掛けていきたい。負ける余裕なんてうちにはない」と、得意の“下克上”へ意気込みを語った。キーマンにはアルフレド・デスパイネ外野手(30)、ヤマイコ・ナバーロ内野手(28)の両外国人を挙げ「彼らの集中力がいい方に出てくれれば」と期待した。
鈴木は「僕らは挑戦者。失うものは何もない」と話し、「勝てばもっと先に挑戦できる権利を取れる。全員で頑張りたい」と引き締めた。
ロッテは7日、球界初の売り子アイドルグループ「マリーンズカンパイガールズ」が新たなチャレンジ企画に挑戦すると発表した。
クライマックスシリーズ(ファースト、ファイナル合わせて最大9試合)の期間中にQVCマリンで開催されるパブリックビューイングにおいて、カンパイガールズ6人の合計ビール販売数が1試合400杯以上を5日達成すると、単独ライブが開催できる。試合数が5日間より少なければ、自動的にチャレンジ失敗となる。
カンパイガールズのリーダー今井さやかは「嬉しいことにカンパイチャレンジをリベンジさせて頂けることになりました。夏は目標を達成することができませんでしたが、応援してくださる皆さんのためにも今回こそ私達も下克上スピリットで、絶対に達成できるように頑張りたいと思います。現地に行けない皆さん、私達と一緒に千葉から応援しましょう!それでは、最後にウ〜グビグビ。マリーンズカンパイガールズです!」とコメントした。
カンパイガールズは7月30日から9月4日までのQVCマリンでの20試合のうち、10試合以上で、メンバー6人合計で1日1000杯の売り上げを達成するとワンマンライブ開催と水着のカレンダーが発売が出来るという目標に挑戦した。だが、16試合が経過した時点で達成が5回で、20試合での10試合達成が不可能となり、企画が打ち切りとなっていた。
ロッテ細谷圭内野手(28)が7日、9月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。
9月24日のオリックス戦で、3−3の10回裏無死満塁で左前にサヨナラ打を放った。チームは、この試合に勝ったことで3位が確定。CS出場を決めた。
記念品と賞金30万円を贈られた細谷は「サヨナラの場面に立つことが少ない中、こういう結果になって嬉しいです」と笑顔で話した。自身プロ初のサヨナラ打だった。
また、バットに当てた直後にガッツポーズをしたことには「ちょっと早めにガッツポーズをする癖がある。外野の前に落ちてくれて、ホッとしました」と打ち明けた。
ロッテは7日、QVCマリンで行うCSのパブリックビューイングの際に、「下克上グッズ」を販売すると発表した。次の通り。
ロッテは、8日にヤフオクドームで開幕するクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)を翌日に控えた7日、同球場で全体練習を行った。パ・リーグ3位から「下克上」の日本一へ、第1戦に“アジャパイネ”こと井上晴哉内野手(27)を「5番・一塁」で先発起用することが判明した。一方、同2位のソフトバンク・工藤公康監督(53)は、ベストメンバーでのファーストステージ突破を宣言した。
今季7戦して4敗。天敵中の天敵、千賀撃ちへ、伊東監督が“奇襲オーダー”を組む。“アジャパイネ”こと井上の「5番・一塁」。CS初出場の和製大砲で勝負に出る。
「ウチはあくまで挑戦者の立場です。ここまで来たら選手1人1人の“気持ち”の問題。強い方が先(ファイナルステージ)に進める」。
まずは先手必勝。そして立ち会い勝負。「1回表からの得点を狙う」伊東監督は、打線の核となる中軸を3番・角中、4番・デスパイネ、5番・井上で形成する。
理由は千賀との相性だ。今季3試合で対戦して7打数3安打の打率.429、1本塁打、1打点。ヤフオクドームでも今季6試合で18打数6安打の打率.333、2本塁打、5打点。2本塁打は、いずれも特大弾だった。
「漢字だけでは、いかにも貧弱。打線にカタカナが欲しい」とこぼしていた伊東監督だったが、左手首痛が回復したデスパイネ、“改心”したナバーロがCSに間に合った。そこに“アジャパイネ”も加わる形だ。
「何で相性がいいのか分かりません。ただ、相手に合わせず、自分のタイミングで振ることは意識しています」。
決戦前日も井上は平常心。フリー打撃でも快音を連発した。振り返れば3月25日、日本ハムとの開幕戦(QVCマリン)で、大谷を攻略する1回の2点二塁打を放ったのが井上だった。“今季2度目の開幕戦”も井上が攻撃のカギを握る。
球団の後方支援がエスカレート。ロッテが「下克上茶漬け」に続き、交流戦名物「挑発ポスター」のCS仕様を登場させることが7日、分かった。
キャッチコピーは『二刀流とも、神ってるとも戦いたい! 新たな下克上の幕開けだ』。既にソフトバンクを無視した内容で、今夏に登場した交流戦士「マジワラン」が下克上戦士として登場。8日からパブリックビューイング(PV)が行われるQVCマリンの各所に掲示する。
福岡で行われた試合の「挑発ポスター」といえば、1974年に太平洋がロッテ戦(平和台)で作った乱闘シーンの写真によるものが有名だ。球団関係者によると、種類は1パターンで約100部を製作。CSでは2007、10、15年に続く4度目という。
初陣の先発を託されたロッテ・涌井は7日、入念に最終調整。「変に意識することはない。何点取られても最終的にチームが勝てばいい」と落ち着いた表情。今季、ソフトバンク戦は8試合で2勝2敗、防御率3.60は他球団より悪い。一方でレギュラーシーズンで7度の開幕投手、CSでの初戦先発も4度目と経験豊富で「何試合も投げているので気持ちの余裕はある」。短い登板間隔で回れるエースは、フル回転が期待される。
明日8日からのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ開幕に先立ち、ソフトバンク・工藤公康監督(53)とロッテ・伊東勤監督(54)が公式会見に出席。『超短期決戦』を前に黄金期の西武でバッテリーを組んだ両指揮官が早くも火花を散らした。
レギュラーシーズンで日本ハムに大逆転を許し、ポストシーズンに執念を燃やす工藤監督は「選手達を信頼している。熱く戦ってくれることを信じている」と引き締まった表情。右手薬指骨折で離脱していた『トリプルスリー男』柳田が復帰することもあり、キーマンには「キャプテン(内川)も含めたクリーンアップ」とし、「相手先発から1点でも早くとることが大事」と話した。
また、ソフトバンクに12.5ゲーム差の3位から『下克上』を狙う伊東監督は「チャレンジャー精神で向かっていく。ここまで聞いたら個々の気持ちの強さが一番大事」。キーマンにはデスパイネ、ナバーロの両外国人を挙げ「若い選手が多いので2人に牽引してもらいたい」と期待を寄せた。
会見中には、「クールな指揮官」と紹介された伊東監督が「ボクは全然クールじゃないんですよ」などと、朗らかに話し笑いを誘う場面もあったが、並んで座っていた工藤監督はニコリともせず厳しい表情のまま。エースと正捕手として80〜90年代の西武黄金期を担い、1991年の第1回「バッテリー賞」を受賞した2人だけに、強烈なライバル意識も感じさせた。
また、会見中には第1戦の先発投手について両監督から涌井(ロッテ)、千賀(ソフトバンク)とアナウンスがあった。
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は8日にセ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕する。セはレギュラーシーズン2位の巨人と3位DeNAが東京ドームで顔を合わせ、パは2位のソフトバンクと3位ロッテがヤフオクドームで対戦する。
7日は各チームが調整し、巨人は先発が予想されるマイコラスが軽く体を動かし、DeNAは横浜スタジアムでリラックスした様子で汗を流した。予告先発はパのみが実施し、ソフトバンクは千賀、ロッテは涌井と発表された。
ロッテはCSの最初のステージで敗退したことがない。短期決戦を控えた伊東監督は「初回の1番打者がキーになる」とポイントを挙げた。
シーズン終盤に1番を任されていた清田は、打撃不振に苦しんだ時期もあったが「気にせず、新しい気持ちで入りたい」と新たな戦いに向けて仕切り直す。千賀に対しては「球も速いし、スライダーやフォークボールも人と違う。追い込まれるときつい」と積極的な打撃の必要性を強調した。
セ・パ両リーグが制定する月間「スカパー!サヨナラ賞」の9月度受賞者が7日に発表され、パ・リーグからはロッテ・細谷圭内野手(28)が選出。賞金30万円と記念品が贈られた。
細谷は9月24日のオリックス戦(QVCマリン)で3−3の延長10回、無死満塁から左前にサヨナラ打を放った。チームはこの勝利で今季の3位が確定し、球団史上初となる2年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。
細谷は今季、プロ11年目でブレークを果たし、初のシーズン100安打を達成した。サヨナラ打もキャリア初。今季、ロッテからは5月度の井口資仁内野手(41)に続き、2人目の同賞受賞者で、8日からのCSに弾みをつけた。
会見に臨んだ細谷は「選んでいただき光栄です。あの場面は打つことに必死で、勝てばCSが決まるとか、全く頭の中にありませんでした。賞金30万円の使い途?これから考えます。こういう場に慣れてないので、面白いことが言えません。ごめんなさい」と苦労人らしいコメントで周囲をなごませた。
ロッテは7日、同球団から誕生した球界初の売り子アイドル「カンパイガールズ(カンパイG)」が、「単独ライブ」の実現を目指したビール売り上げの“リベンジマッチ”に挑むことを発表した。
カンパイGは、8日から行われる本拠地・QVCマリンでのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ、パブリックビューイング(PV)で行う試合前のグラウンドでの生ライブに続き、スタンドでも本業(!?)のビールを販売。CS(ファースト、ファイナル各ステージ合わせて最大9試合)の期間中、メンバー6人の合計ビール販売数が1試合・400杯以上を5日達成すると、単独ライブが開催できるというもの(試合数が5日間より少なければ自動的にチャレンジ失敗となる)。
カンパイGは、7月30日から9月4日までのQVCマリン主催20試合のうち、10試合以上で、メンバー6人合計で1日・1000杯の売り上げを達成をするとワンマンライブ開催と、水着のカレンダーが発売が出来るという目標に挑戦をしましたが16試合が経過した時点で達成が5回で、20試合での10試合達成が不可能となり企画が打ち切りとなっていた。
パ3位のロッテはエース・涌井で王手をかける。ヤフオクドームで最終調整し「とにかく何点取られても勝てばいい」と淡々と言った。柳田が復帰した相手打線に対しても「元々(柳田が)いることを想定している」と平常心で臨む。
CSでは通算9試合で3勝0敗、防御率1.37をマークしている「CS男」だ。昨季も日本ハムとのファーストS第3戦(札幌ドーム)に先発して勝利投手となり、ファイナルS進出を果たした。伊東監督は「特別な試合なので、彼の経験値を買って、いい投球してくれることを望んでいる」と期待した。短期決戦でも平常心で投げられる経験が強みだ。
14勝で勝ち頭の石川ではなく、涌井を初戦に起用した理由がある。落合投手コーチは「無理して行ってもらえる投手なので頭に持ってきた」。短い登板間隔でも投げられるため、ファーストSを突破した場合、中4日で13日のファイナルS第2戦に先発する見込み。さらに、17日の第6戦までもつれた場合は中3日で救援に回る可能性もゼロではない。昨季も中4日でレギュラーシーズン最終戦に先発して137球を投げ、そこから中5日でCSファーストS第3戦に先発。エースとして、勝負どころでは志願して「鉄腕」を発揮してきた。
9月26日のソフトバンク戦(QVCマリン)以来、中11日でマウンドに上がる右腕は「しっかり調整できた。(完投は)常に思っている。(救援が)みんな戻ってきたので、代わるなら楽な場面にしたい」。チームはファーストSに過去5度出場し突破率は100%。涌井は過去CS負けなし。敗退する要素は見当たらない。
ロッテの落合投手コーチが守護神に益田を指名した。今季21セーブの西野は右肘痛から復帰したばかりのため、後半戦で抑え役を務めた右腕をそのまま起用する。
今季14セーブの益田は「本塁打だけは打たれないようにしたい。抑えというより最後に投げるだけ」と平常心。落合コーチは「益田だけは決まっている。あとは出し惜しみしない」と中継ぎ陣を総動員する構えだ。
ロッテがCSに向けて恒例の「挑発ポスター」を発表した。
交流戦のポスターに登場した「非交流戦士マジワラン」が「下克上戦士」として再登場。ファイナルSで対戦する日本ハム・大谷や、日本シリーズで戦う可能性がある広島を意識し「二刀流とも、神ってるとも戦いたい!新たな下克上の幕開けだ」と文字が躍っている。QVCマリンで行われるパブリックビューイングではCGを駆使した「マジワラン」の挑発映像も流す。
ソフトバンク・工藤監督、内川主将、ロッテ・伊東監督、鈴木主将がCSファーストSの前日会見で火花を散らした。
伊東監督が「失うものは何もない。チャレンジ精神でぶつかる」と宣戦布告。工藤監督も「(就任)2年目でこのステージを戦うのは初めて。緊張しているが、選手を信頼し、熱く戦いたい」と一致団結を強調した。伊東監督が「短期決戦でデスパイネとナバーロの外国人特有の集中力がキーになる」と言えば、工藤監督は「柳田くんも今宮くんも帰ってきてくれてベストメンバーで戦えるんじゃないかと思います」と自信を見せた。
ロッテの細谷が7日、最も印象深いサヨナラ打を放った打者を表彰する9月の「スカパー!サヨナラ賞」に初選出された。
9月24日のオリックス戦(QVCマリン)で、3−3の10回無死満塁で左前にサヨナラ打を放ち、2年連続のCS出場を決めた。ナインからのウオーターシャワーを振り返り「水かける役が多かったけど、逆の立場になって楽しかった」。賞金の30万円については「考えていない。これからじっくり考えます」と笑った。
8日からはソフトバンクとのCSファーストSが始まる。シーズンでは12.5ゲーム差をつけられたが「チーム1つになって一戦必勝で行きたい」と闘志をみなぎらせた。
クライマックスシリーズファーストステージ(CSファーストS、8日開幕)を戦うソフトバンク・工藤公康監督、内川聖一主将、ロッテ・伊東勤監督、鈴木大地主将がヤフオクドームで記者会見に出席した。
シーズン2位で進出した工藤監督は「(就任)2年目でこのステージを戦うのは初めて。緊張しているが、選手を信頼し、熱く戦いたい」と団結心を強調。対する3位の伊東監督は「失うものは何もない。チャレンジ精神でぶつかる」と意気込んだ。会見で工藤監督は千賀の初戦先発を発表。伊東監督も涌井の先発を明言した。
互いのチームのキーポイントとして、工藤監督は「柳田くんが戻った強力打線。ここにいる内川くんがいますが、クリーンアップ」。伊東監督は「強いてあげれば外国人。デスパイネとナバーロ。短期決戦では外国人特有の集中力を見せて欲しい」と話した。最後は並んで写真撮影に応じたが、言葉を交わすこともなく、西武黄金期にバッテリーを組んだ両監督が静かな火花を散らした。
ロッテは7日、QVCマリンで8日から行われるCSファーストステージのパブリックビューイング(PV)で、試合前にライブを行う球界初の売り子アイドル「マリーンズ カンパイガールズ」が新たな企画に挑戦すると発表した。
CS期間中にメンバー6人の合計ビール販売数が1試合400杯以上を5日達成すると、単独ライブが開催できるというもの。ファーストステージで敗退し、5日間に達しなければ自動的にチャレンジ失敗となる。
シーズン中も初の単独ライブと水着カレンダー発売をかけて売り上げノルマを設定したチャレンジ企画を行ったが、失敗に終わっていた。
カンパイガールズのリーダー・今井さやかは「嬉しいことにカンパイチャレンジをリベンジさせていただけることになりました。夏は目標を達成することができませんでしたが、応援してくださる皆さんのためにも今回こそ私達も下克上スピリットで、絶対に達成できるように頑張りたいと思います。現地に行けない皆さん、私達と一緒に千葉から応援しましょう!」と呼び掛けた。
ロッテは7日、CS期間中にQVCマリンで行われるパブリックビューイング(PV)で「下克上茶漬け」などの下克上グッズを販売すると発表した。
球場内の飲食店「千客万来」で下克上茶漬けを販売。福岡を食うという意味を込めて明太子がトッピングされている。値段は650円。下克上タオルや下克上Tシャツも発売する。
秘密兵器の「アジャ」が帰ってきた。ロッテ・井上は4月下旬に2軍落ちしたものの、左手首痛のデスパイネの代役として8月に緊急昇格し、チャンスをつかんだ。
今季の全2本塁打をヤフオクドームで放ち、同球場で6試合18打数6安打の打率.333、5打点。ソフトバンク戦の打率も.308をマークしている。
「ヤフオクドームにはいいイメージがある。一発があると投手に怖いって思わせることができる」。
イースタン・リーグでは打率.342で首位打者を獲得。しかも、規定打席に足りない45打席を凡退しても打率が2位を上回る圧倒的な数字で、例外規定を適用して認定された形だ。
貴重な長距離砲は自身初のCSに向けて、「社会人でも(トーナメントを)経験したけれど、短期決戦はデータよりも、その日の調子がいいかどうかが大事」と力を込める。一塁には井口、福浦という百戦錬磨のベテランもいるが、「アジャ」には一振りで流れを変えるだけのパワーがある。
ロッテが、交流戦名物となっている挑発ポスターのCS版を2年連続で製作した。「二刀流とも、神ってるとも戦いたい!新たな下克上の幕開けだ。1stステージ突破率100%」などのコピーで、QVCなどに掲示する。
球団関係者は「盛り上げの一環。ファイナルステージに進出した場合のポスターは製作を開始しています。よりあおる内容になるかもしれません」と説明した。
ソフトバンクとロッテが対決するパ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(S)は、8日にヤフオクDで開幕する。2010年と同じ3位からの下克上日本一を目指すロッテは、エース・涌井秀章投手(30)が先発。これまでCS負けなしの3勝0敗を誇る経験豊富な右腕は「何球投げようが勝てばいい」と完投でチームを勢いに乗せる覚悟を明かした。迎え撃つソフトバンクは、得意の先行逃げ切りで、一気の突破を狙う。
日本一へと続く新たな戦いの幕開けを前にしても、涌井の表情は何1つ変わらない。いや、変えない。シーズンに続く“開幕投手”を務めるエースは「いつも通りですね。寝て、起きて、野球をやる。最後まで投げるのは、いつも考えていること」と、託されたマウンドに最後まで立つ決意だ。
今季は10勝7敗。数字の上では石川の14勝に及ばなかったが、3本勝負の初戦という大一番で力を発揮できるのは、この男しかいない。登板2日前の6日にいつも通りブルペンで投げ込み、この日はリラックスした表情で調整。伊東監督は「(初戦は)特別な試合。涌井の経験値を買いました。いきなり(初回から)ギアを上げていくでしょう」と大きな期待を寄せている。
それだけの実績が背番号16にはある。西武時代を含めてCS通算9試合で3勝0敗。46イニングを投げて防御率1.37と抜群の成績を残している。昨季の第1S第3戦では143球を投げ、7回途中1失点と好投。日本ハムを下し、最終S進出を決めた。レギュラーシーズンでチームが1度も勝てなかった千賀との投げ合いにも「たくさん(CSで)投げてきているので、そこには分があると思います」と自信をのぞかせた。
戦列に復帰する柳田についても、涌井には想定内。今季ソフトバンク戦で2勝2敗、防御率3.60の右腕は「いつも(柳田が)いる打線をイメージしているので、それは大丈夫です」と言い切った。シーズンでは12.5差をつけられた相手だが、ロッテは過去5度の第1Sを全て突破。さらに、パの第1Sは2010年から6年連続で3位球団が勝っているというデータも後押しする。短期決戦の鬼は、数字以上に大きな仕事をマウンドで果たすだろう。
「2016日本通運クライマックスシリーズ パ 共同記者会見」が7日、ヤフオクドームで行われ、ソフトバンクの工藤公康監督(53)、内川聖一主将(34)、ロッテの伊東勤監督(54)、鈴木大地主将(27)が出席。10日からヤフオクDで行われるクライマックスシリーズ(CS)第1ステージ(S)の意気込みを語った。
シーズン3位のロッテ・伊東監督は「失うものは何もない。(ソフトバンクと)レギュラーシーズンでは、かなり水をあけられた。短期決戦、何が起こるか分からない。後手後手に回ったら勝ち目がないので、仕掛けていきたい。先手必勝ですね。(キーマンは)デスパイネとナバーロ。2人に牽引してもらいたい」と決戦へ闘志を燃やした。鈴木主将は「短期決戦なので相手どうこうより、自分達がどう頑張れるか。勝たないと終わり。逆に勝てばもっともっと先に挑戦できる権利がある。全員で頑張りたい」と、05、10年に続く三度目の下克上へ意気込んだ。
対するシーズン2位のソフトバンク・工藤監督は「柳田、今宮も戻ってきて、ベストメンバーで戦える。(キーマン?)ウチは強力打線で柳田が帰ってきたので、クリーンアップ。やるからには絶対に勝つ。みんなで熱く1つになって戦っていきたい」と、ロッテを迎え撃つ覚悟を口にした。内川主将は「ここまで来たら2位も3位も関係ない。有利なのは地元でやれることくらい。試合の中で勝てる雰囲気をつくっていきたい。シーズン前、自主トレから日本一3連覇を目標にしてきた。その気持ちを持って戦いたい」と、日本シリーズ3連覇の目標に向けて決意を語った。
ロッテの細谷圭内野手(28)が、9月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。
9月24日のオリックス戦(QVC)で、延長10回に放ったサヨナラ打が評価されて初受賞。ロッテは、この日にクライマックスシリーズ出場を決めた。細谷は「サヨナラの場面で、打席が回ってきてこういう結果が出た。素直に嬉しい」と笑顔で振り返った。
ロッテの売り子アイドルグループ「カンパイガールズ」が、8日からビール売り上げチャレンジ企画に再挑戦することになった。QVCで開催するクライマックスシリーズ(CS)のパブリックビューイング(PV)で、第1ステージ(S)と最終Sを合わせた期間中(最大9試合)に、6人合計で1日400杯のノルマを設定。5日間ノルマをクリアすれば、単独ライブ開催のご褒美が与えられるというものだ。
今夏には20試合のうち10試合で1日1000杯を売り上げる企画に挑戦したが、失敗。今回はそのリベンジを目指す。しかし、ロッテのCSが5日間に満たなければ自動的にチャレンジ終了。少なくともチームの最終S進出が条件となる。リーダーの今井さやかは「夏は目標を達成することができませんでしたが、応援してくださる皆さんのためにも今回こそ私達も下克上スピリットで、絶対に達成できるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。 なお、第1SのPV開催前には生ライブを開催予定。
CSファーストS第1戦(8日・ヤフオクドーム)を前に、エースはどこまでもクールだった。気負いも緊張感もない。確かな実績を背に、ロッテ・涌井秀章投手は静かに言った。
「これといって特別ありません。(チームが)勝てればいいと思っています」。
昨年の日本ハムとのCSファーストS第3戦。7回途中1失点で勝利投手となり、ファイナルS進出の原動力となった。
そして今年は先陣を切る。8月21日の西武戦で10勝目を挙げた後、5試合勝てないままシーズンを終えたが、以後は間合い、投球フォームを修正してきた。「しっかり調整してきたので、気持ちに余裕がある」と自信を持って臨む。
「1人でも多く投げて、楽な場面で次につなげればいい」。立ち上がりからギア全開で挑み、優位な場面で勝利のバトンを渡す絵図を整えた。
「イニングや球数を抑えることはない。明日の試合だけを考えていく」と落合投手コーチ。エース右腕の躍動が、次のステージに導く。
ロッテは第1戦に涌井を立て、主導権を握りにいく。9月26日のソフトバンク戦で7回2失点と好投したエースは「何球投げても、何点取られても、最終的にチームが勝てばいい」と気負わずに話した。
ソフトバンクは柳田の復帰で打線に厚みが増すが「もともとやるときは(柳田が)いることを想定してやっている。帰ってきてどうこうというのはない」と意に介さなかった。
不安要素はシーズン終盤、立ち上がりに失点するケースが目立ったことか。伊東監督は「本人も気をつけて臨んでくれると思う。経験もあるし、いい投球をしてくれると期待している」と信頼を口にした。
千葉ロッテの第1戦の先発を託された涌井はキャッチボールなどで調整し「とにかく勝てばいい。何球投げても、何点取られても…。自分のいい投球をしようとかは考えていない」とチームの勝利だけを強調して、闘志を燃やした。
今季の成績では第2戦が濃厚な石川が上回るが、伊東監督は「特別な試合。経験値を買った。いい投球をしてくれる」と期待を込める。ソフトバンク打線は主軸の柳田が戻ってくるが、涌井は「元々想定してやっている」と頼もしかった。
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は8日にファーストステージが開幕する。レギュラーシーズン3位の千葉ロッテは2位ソフトバンクとヤフオクドームで対戦する。7日に前日会見が行われ、伊東勤監督は「失うものはない。チャレンジャー精神で向かっていくだけ」と抱負を述べた。鈴木大地主将は「いつも通りやったらかなわない。気持ちを全面に出して、1つになって戦えば必ずいい試合ができる」と意気込んだ。
レギュラーシーズンで12.5ゲーム差をつけられた。直接対決も8勝16敗1分けと大きく負け越した。伊東監督は「後手後手に回ったら勝ち目がない。どんどん仕掛けていきたい。先手必勝」ときっぱり。「初戦から、がむしゃらに向かっていくだけ」と語った。
キーマンについてはデスパイネとナバーロの助っ人を挙げた。「チームは若い選手が多いので、牽引してもらいたい。短期決戦で外国人選手はシーズン中とは違う集中力を出してくれる」と期待を寄せた。
鈴木主将は「シーズン中はやられた。短期決戦は余計なことを考えず、自分達がどう頑張れるか」と意欲を燃やし「勝てばもっと先に挑戦できる。千葉で応援してくれる人もいる。その思いも持ちながら、全員で頑張りたい」と力を込める。
ソフトバンクの工藤監督はロッテについて、涌井、石川の先発二枚看板を警戒。「素晴らしい投手から1点でも早く取ることがすごく大事」と話していた。